70代の趣味の見つけ方|体力が落ちても続くものと80代まで楽しむ選び方

70代の趣味の見つけ方|体力が落ちても続くものと80代まで楽しむ選び方
としかつ

70代の趣味なんて、今さら見つかるものかね?
膝も痛いし、覚えも悪くなってきたよ。

うさみほ

それが、数字を見るとまるで違うんです。
いまの70代は、体力テストの点が上がり続けている世代ですよ。

70代の趣味は、体力の落ち方に合わせて選び直せば、80代になっても続けられます。

内閣府の白書には、それを後押しする数字が並んでいます。

回答

70代の体力テストの合計点は向上傾向(内閣府)

運動習慣がある人は現役世代より多い

選ぶ基準は座ってもできる・ひとりでもできる

月1回でも人に会うものを1つ混ぜる

道具と会費は小さく始める

この記事は、筆者が内閣府「令和7年版高齢社会白書」を2026年9月24日に開いて確かめてまとめました。

この記事を読めば、いまの体力に合った趣味を選び直せるようになるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

としかつ

体力テストの点が上がっているとは、意外だねえ。

うさみほ

昔の70代とは、まるで別の世代です。
同じ年齢でも、できることがずいぶん増えているんですよ。

70代で始めたことでも、10年続ければ立派な年季が入ります。

いま始めれば、80代の自分に一つ渡せます。

目次

70代の体力と趣味に関する数字

70代の趣味を考える前に、いまの70代がどういう世代なのかを数字で見ておきます。

体力テストの点は上がり続けている

内閣府の白書によると、令和5年度の65〜69歳、70〜74歳、75〜79歳の新体力テストの合計点は、男女とも向上傾向にあるとされています(出典:内閣府「令和7年版高齢社会白書」健康・福祉)。

この体力テストは、握力、上体起こし、長座体前屈、開眼片足立ち、10m障害物歩行、6分間歩行で測られます(出典:内閣府「令和7年版高齢社会白書」健康・福祉)。

つまり、同じ70代でも、昔より動ける人が増えているということです。

「もう歳だから」と引く理由は、数字の上では見当たりません。

もちろん個人差は大きく、20代のころと同じには動けません。

それでも、10年前の70代より条件は良いということです。

運動習慣は現役世代より多い

運動習慣のある人の割合は、65〜74歳で男性39.7%・女性33.1%、75歳以上で男性48.0%・女性36.8%とされています(出典:内閣府「令和7年版高齢社会白書」健康・福祉)。

これは20〜64歳の男性28.5%・女性22.7%と比べて高い水準です(出典:内閣府「令和7年版高齢社会白書」健康・福祉)。

働き盛りの世代より、70代・80代のほうが体を動かしているということです。

周りが動いていないのではなく、動いている人が見えていないだけかもしれません。

年代運動習慣のある人(男性)運動習慣のある人(女性)
20〜64歳28.5%22.7%
65〜74歳39.7%33.1%
75歳以上48.0%36.8%
運動習慣のある人の割合(内閣府「令和7年版高齢社会白書」より・令和5年)

この表を見ると、年齢が上がるほど割合が高くなっています。

時間ができたぶん、体を動かす人が増えているのだと考えています。

趣味を選ぶときも、この流れに乗ってしまうのが得策です。

要介護の割合が変わるのは75歳から

要支援・要介護の認定を受けた人の割合は、65〜74歳では要支援1.4%・要介護3.0%です(出典:内閣府「令和7年版高齢社会白書」健康・福祉)。

これが75〜84歳では要支援6.0%・要介護11.6%と、75歳を境に上がります(出典:内閣府「令和7年版高齢社会白書」健康・福祉)。

言いかえれば、70代前半は多くの人が自由に動ける時期だということです。

70代前半のうちにやっておきたい3つ
  • 歩いて通える場所を1つ決める
  • 顔と名前を覚えてもらう
  • 家でもできる形を用意しておく

この数年のうちに、続けられる形を作っておくのが賢いやり方だと考えています。

体が動くうちに通う場所を決めておくと、少し弱ってからも足が向くものです。

反対に、弱ってから新しい場所を探すのは、なかなか骨が折れます。

顔なじみがいる場所なら、しばらく行けなくても戻りやすいものです。

70代のうちに「戻れる場所」を作っておくのが、いちばんの備えだと考えています。

70代の趣味の選び方の基準

70代の趣味を選ぶときは、若いころとは別の基準で選んでください。

好き嫌いより先に、続けられるかどうかで見ます。

どんなに好きでも、行くのがおっくうになれば続きません。

反対に、それほど好きでなくても、通いやすければ続きます。

STEP
①座ってもできるか

膝や腰の具合は、日によって変わります。

立ってやる日と座ってやる日の両方があるものだと、長く続きます。

STEP
②ひとりでもできるか

仲間ありきだと、相手の都合や体調で途切れます。

ひとりでも進められて、人とも会える形がいちばん強いです。

STEP
③家から30分以内か

遠い場所は、天気の悪い日に行かなくなります。

歩いて行ける、バス1本で行ける範囲から探してください。

STEP
④お金が月3,000円までか

高い会費や道具は、やめるときの足かせになります。

続くと分かってから、良いものに買い替えれば十分です。

この4つを満たすものなら、80代になっても続けられる見込みがあります。

逆に、1つでも欠けると2年以内にやめていることが多いと感じています。

70代の趣味でいちばん大事な条件
  • 体調の悪い日でも「軽くやる」形がある
  • 休んでも戻れる(出欠を取らない)
  • 上手下手を競わない

この3つがそろっていると、途中で休んでも自然に戻れます。

やめた趣味を数えない

若いころにやっていた趣味を再開しようとして、うまくいかないことがあります。

同じようにできないのが悔しくて、やめてしまうのです。

70代からは、前の自分と比べないのが続けるこつになります。

いまできる形に作り替えれば、それは新しい趣味です。

70代の趣味の具体例

70代の趣味になりやすいものを、体の使い方で分けて挙げます。

タイプ具体例70代に向く理由
座ってできる書道・写経・囲碁将棋・俳句体調の悪い日でも続く
座ってできるAI・パソコン・スマホ天気に関係なく家でできる
軽く歩くウォーキング・史跡めぐり・写真距離を自分で決められる
軽く歩く家庭菜園・園芸毎日少しずつ手が入る
声を使う合唱・詩吟・カラオケ呼吸と姿勢を使う
人に会う地域の見守り・子ども食堂役割があると続く
手を使う編み物・木工・絵手紙作ったものを人に渡せる
70代の趣味の具体例(うさみほが整理)

この中から、いまの体調で無理なくできそうなものに丸を付けてください。

丸が2つ以上付いたら、家から近いほうを先に始めます。

近さは、続くかどうかをいちばん左右する条件です。

迷ったときは、雨の日でもできるほうを選んでください。

天気に左右されないものが1つあると、暮らしのリズムが崩れません。

学ぶことも趣味になる

内閣府の白書では、65歳以上で何らかの学習活動に参加している人が28.4%とされています(出典:内閣府「令和7年版高齢社会白書」学習・社会参加)。

学習の内容は「家政・家事」12.0%、「芸術・文化」10.6%、「パソコンなどの情報処理」10.4%の順です(出典:内閣府「令和7年版高齢社会白書」学習・社会参加)。

4人に1人以上が、何かしら学び続けているということです。

学びは天気にも体調にも左右されにくく、70代の趣味としてよく合います。

70代から学ぶときの3つのこつ
  • 1回で覚えようとしない(何度でも戻る)
  • 手順をメモに書き写す
  • 分からないところは飛ばして先へ進む

覚えられないから向いていない、ということはありません。

覚えるためではなく、その日おもしろかったと思えれば十分です。

メモを取りながら進めれば、忘れても何度でも戻れます。

頭を使う趣味は、頭を使う趣味をまとめた記事にもまとめています。↓

働くことを趣味のように続ける

内閣府の白書では、70〜74歳の就業率は男性43.8%・女性27.3%とされています(出典:内閣府「令和7年版高齢社会白書」就業・所得)。

週に2日、短い時間だけ働くことを張り合いにしている人もいます。

掃除、受付、植木の手入れなど、体力に応じた仕事があります。

シルバー人材センターなら、体力に合わせた仕事が見つかりやすいはずです。

お金より、行く場所と会う人がある点に値打ちがあります。

曜日が決まっていると、生活の張りにもなります。

休みたい週は休めるところを選べば、負担になりません。

70代が趣味を始めるときの最初の一歩

70代の趣味は、決めることより、行ってみることのほうが先です。

頭の中で比べているうちは、いつまでも始まりません。

広報紙を1枚もらってくる

市区町村の広報紙には、毎月かならず講座や行事の案内がのっています。

無料か数百円のものが多く、申し込みの手続きも簡単です。

公民館、図書館、地域包括支援センターの掲示板も同じです。

1回だけ参加して帰っても、誰も気にしません。

まずは「行ってみた」という事実を1つ作ってください。

見学だけと言って行く

入会を決めてから行こうとすると、足が重くなります。

電話でも窓口でも、見学だけでもいいですかと言えば、たいてい断られません。

見学のつもりで行って、その場で断れる自由を持っておくのが気楽です。

合わなければ、次の会を見に行けばよいだけです。

断るのが苦手な方は、家族の用事があると言って帰ってかまいません。

3か月だけと決めて始める

最初から一生続けるつもりでいると、はじめの一歩が重くなります。

3か月でやめてよい、と決めてから始めてください。

3つ試して1つ残れば大成功だと考えています。

残らなかった2つも、合わないと分かった分だけ前に進んでいます。

仲間づくりのこつは、大人の友達の作り方の記事にもまとめています。↓

70代の趣味を80代まで続けるための備え

70代の趣味を選ぶときは、80代の自分を想像してみてください。

80代の趣味を探す段になって慌てないためです。

移動の手段を先に考える

車を手放したあとに続けられるかどうかが、いちばんの分かれ目です。

歩いて行ける、バス1本で行ける、家でもできる。

この3つのどれかに当てはまるものを選んでおくと、あとで困りません。

送り迎えを家族に頼む前提のものは、遠慮が出てだんだん行かなくなります。

自分の足で行ける範囲かどうかを、始める前に一度確かめておいてください。

バス停から会場までの距離も、雨の日を想像して見ておくと確実です。

道具を軽くしておく

重い道具は、80代になると出すのがおっくうになります。

玄関やリビングに置いておける大きさのものを選んでください。

押し入れの奥にしまうものは、そのまま使わなくなります。

片づけに5分以上かかるものは、続きにくいと考えてよいです。

出すのに手間がかかるほど、やらない日が増えていきます。

机の上に出しっぱなしにできるものが、いちばん長続きするようです。

編み物かごや将棋盤を、居間の隅に置いておくだけで手が伸びます。

ひとりでも成り立つ形にしておく

仲間と始めたことも、10年経てば人が減ります。

会が解散しても、自分ひとりで続けられる形を残しておいてください。

会で習ったことを家でも少しやる、という形にしておくと安心です。

夫婦で続ける趣味については、夫婦でできる趣味の記事で紹介しています。↓

70代の趣味探しで気をつけること

70代の趣味を探すときに、気をつけたいことが3つあります。

体に合わない無理をしない

久しぶりに体を動かすと、はじめの1か月がいちばん危ないものです。

持病がある方は、始める前にかかりつけの先生に一言相談してください。

健康寿命は令和4年時点で男性72.57年、女性75.45年とされています(出典:内閣府「令和7年版高齢社会白書」健康・福祉)。

この数字は平均で、個人差はとても大きいものです。

自分の体の声のほうを優先してください。

体に無理をかけない3つの決まり
  • 痛みが出た日は休む
  • はじめの1か月は半分の量にする
  • 持病があるときは先生に一言相談する

痛みが出た日は休む、という決まりを先に作っておくと安心です。

休む決まりがあるほうが、かえって長く続けられます。

1週間休んだくらいで、身につけたものは消えません。

むしろ、休まずに無理をして、途中でやめてしまうほうが惜しい結果になります。

高い契約をその場で結ばない

趣味の教室や健康器具の勧誘で、高額な契約を勧められることがあります。

その場で決めず、必ず一度持ち帰って家族に話してください。

契約や勧誘で困ったときは、消費者ホットライン188から最寄りの窓口を案内してもらえます。

高額な講座の勧誘で見るところは、高額な講座の勧誘で注意する点の記事にまとめています。↓

人と比べない

同じ会に、何十年も続けている方がいるものです。

比べると気後れしますが、あちらも1年目があったと思ってください。

70代で始めた人は、70代で始めた人なりの楽しみ方があります。

急いで追いつこうとしないほうが、かえって長く楽しめます。

うまくなることより、通い続けることのほうが大事です。

10年続けた人は、10年前にただ始めただけの人です。

70代から始める人が言われてうれしい言葉
  • よく来ましたね
  • 去年より上手になりましたね
  • 来月も待っていますよ

この言葉をかけてくれる場所なら、長く続けられます。

反対に、来なかったことを責める場所は、合わなければ離れて構いません。

70代の趣味は、気持ちよく通えることがいちばんの条件です。

70代の趣味についてよくある質問

70代の趣味について、よく聞かれる質問に答えます。

70代から新しいことを始めても遅くないですか?

遅くありません。

内閣府の白書では、65〜69歳、70〜74歳、75〜79歳の新体力テストの合計点が男女とも向上傾向にあるとされています。

いまの70代は、昔の70代より動ける世代です。

体力に自信がなくてもできる趣味はありますか?

あります。

書道、写経、囲碁将棋、俳句、パソコンやAIなど、座ったままできるものを選んでください。

体調の悪い日でも「軽くやる」形が残るものが長続きします。

お金をかけずに始められますか?

始められます。

最初の3か月は月3,000円までと決めて試すのがおすすめです。

図書館、公民館、自治体の広報紙には、無料や数百円で参加できる行事がのっています。

80代になっても続けられますか?

移動の手段と道具の重さを先に考えておけば続けられます。

歩いて行ける、バス1本で行ける、家でもできる。

このどれかに当てはまるものを選んでおくと、車を手放したあとも困りません。

ひとりでできる趣味と仲間とやる趣味、どちらがいいですか?

両方を1つずつ持つのがおすすめです。

ひとりでできるものは体調に左右されず、仲間とやるものは外に出る理由になります。

月に1回でよいので、人に会うものを混ぜてください。

70代で運動を始めても大丈夫ですか?

持病がある方は、始める前にかかりつけの先生に相談してください。

内閣府の白書では75歳以上の運動習慣のある人の割合が男性48.0%・女性36.8%と、20〜64歳より高い水準になっています。

無理のない範囲で続けている人は多くいます。

70代の趣味にしやすいAIの学びとおすすめのAI講座

70代の趣味として学びを選ぶなら、AIは相性の良いものの1つです。

内閣府の白書でも、65歳以上の学習内容の上位に「パソコンなどの情報処理」が入っています(出典:内閣府「令和7年版高齢社会白書」学習・社会参加)。

天気にも体調にも左右されず、家で座ったまま進められます。

スタートAI

スタートAIは、株式会社スケールエーアイ(東京都新宿区)が運営するAIの教室で、利用者の約9割が50代以上です(出典:産経新聞(2026年9月4日))。

動画講座とオンラインセミナーのほか、月に1、2回は東京都内などで対面の講習会があります(出典:産経新聞(2026年9月4日))。

愛知県の75歳の女性は、同世代の女性たちとLINEグループを作り「新しい友達もできて、来てよかった」と話したと紹介されています(出典:産経新聞(2026年9月4日))。

受講料は198,000円(税込)です(出典:スタートAI公式 特定商取引法に基づく表記)。

料金のくわしい中身は、スタートAIの料金を調べた記事にまとめています。↓

申し込む前に確かめたいこと

入会の前に、2時間半の無料ウェブセミナーで中身を確かめられます(出典:スタートAI 無料ウェブセミナーの公式ページ)。

セミナーはZoomのライブ形式のみで、参加しても入会の強制はないと申込ページのよくある質問にあります(出典:スタートAI 無料ウェブセミナーの公式ページ)。

受けられるのは1人1回までなので、パソコンかタブレットを用意して、メモが取れる日に申し込んでください。

当日の流れは、スタートAIの無料セミナーに参加した記事で紹介しています。↓

\AIを暮らしで使ってみたい人は/

Zoomのライブ配信・2時間半

参加無料・12冊のAI教材特典つき

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まとめ|70代の趣味は続けられる形で選ぶ

70代の趣味について、最後にまとめます。

この記事のまとめ
  • 70代の体力テストの合計点は向上傾向
  • 運動習慣がある人は現役世代より多い
  • 選ぶ基準は座れる・ひとりでできる・近い・安い
  • 80代に備えて移動と道具を軽くしておく
  • 前の自分と比べない

70代で始めたことでも、80代で10年選手になれます。

まずは今日、家から30分以内で行ける場所を1つ調べてみてください。

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パソコンかタブレットでの参加がおすすめ

参加無料・12冊のAI教材特典つき

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※数字は、内閣府「令和7年版高齢社会白書」の内容です。

調査年によって数字は変わるので、最新の値は白書のページでもご確認ください。

定年後の時間の使い方は、定年後にやることがないと感じたときの記事もどうぞ。↓

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