AIで間取り図を作る方法|リフォームを頼む前に希望をまとめる手順と限界

AIで間取り図を作る方法|リフォームの相談前に希望をまとめる手順と限界
としかつ

子どもが出ていって、部屋が2つも余っていてねえ。
AIで間取りを考えられるって聞いたが、本当かね?

うさみほ

紙に書く前に、AIに何案か出してもらいましょう。
言葉で希望を伝えるだけで、間取りの案を並べてくれます。

AIで間取りを考えたいなら、いまの家の広さと「困っていること」を言葉で伝えて、案を3つ出してと頼むのがいちばん早道です。

図面を描く技術も、専用のソフトも要りません。

回答

AIは間取りの案を言葉と簡単な図で出すのが得意

正確な寸法の図面を作るのは苦手(そのまま工事には使えない)

使い道はリフォーム会社に相談する前の下書き

老後を考えるなら段差・手すり・引き戸を先に伝える

工事の前には必ず専門の会社に見てもらう

この記事は、筆者が厚生労働省・国土交通省・ChatGPTの料金ページを2026年9月24日に開いて確かめてまとめました。

この記事を読めば、AIに間取りの案を出してもらう手順から、リフォーム会社への相談の持っていき方までわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

「そのうち考えよう」と先延ばしにしているうちに、体のほうが先に変わってしまうことがあります。

工事の判断はあとでいいので、考えを形にするところだけでも今日やってしまいましょう。

目次

AIで間取りを考えるとできること

AIの間取りは、図面を引く道具ではなく、考えを整理して案を並べる相棒だと考えるとうまくいきます。

何ができて、何ができないのかを先に分けておきましょう。

やりたいことAIでできるかひとこと
部屋の使い方の案を出す得意何案でも出してくれる
家具の置き方を考える得意動線まで言葉で説明してくれる
ざっくりした間取り図を描くできる見た目のイメージ止まり
寸法の合った図面を作る苦手数字がずれることが多い
工事の費用を出す苦手地域と時期で変わるため当てにしない
法律や条例の判断できない自治体とリフォーム会社に確かめる
AIの間取りでできること・できないこと(うさみほが整理)

表のとおり、AIが強いのは「案を出すところ」までです。

決める・測る・工事する、の3つは人にしかできない仕事だと考えてください。

紙に書くよりAIが早い理由

間取りを考えるのがむずかしいのは、案がひとつしか思いつかないからです。

AIに頼むと、同じ条件で3案でも5案でもすぐに並べてくれます。

並べて見比べると、自分が何を大事にしたいのかがはっきりしてきます。

「日当たりよりも、台所とお風呂の近さが大事だった」と気づくのは、たいてい案を見比べたときです。

紙に1案ずつ書いていては、この気づきまで何日もかかってしまいます。

家族と話すときにも使える

間取りの話は、家族で意見が割れやすいものです。

AIが出した案を並べて見せると、「私はこっち」と言いやすくなるものです。

口で説明するより、案の紙を3枚並べるほうが話が進みます。

離れて暮らす子どもに、そのまま送って意見を聞くのもよいでしょう。

「親がどう暮らしたいのか」が案の形で見えるので、子どもの側も意見を言いやすいはずです。

口頭で伝えた話は忘れられますが、紙に残った案は何度でも見返せます。

AIに間取りを作ってもらう手順

AIで間取りの案を出してもらう手順は、次の5つです。

STEP
いまの家の情報を書き出す

部屋数・おおよその広さ(畳数)・階数を書き出します。

STEP
困っていることを1行で書く

「2階の部屋が余っている」「お風呂が遠い」など、事実だけを書きます。

STEP
AIに条件を伝えて案を頼む

「この条件で間取りの案を3つ」と頼みます。

STEP
気に入った案を1つ選ぶ

選んだ案について、さらに細かく聞いていきます。

STEP
図にしてもらう

「簡単な間取り図にして」と頼み、イメージを画像にします。

手順1:いまの家の情報を書き出す

最初に、いまの家のことをメモにします。

必要なのは、部屋の数・だいたいの広さ・階数・家族の人数の4つだけです。

広さは「6畳くらい」「20畳くらい」といった大ざっぱな言い方でかまいません。

正確な数字が要るのは、実際に工事をする段階になってからです。

間取り図が手元にあるなら、写真に撮ってAIに送ってもかまいません。

手順2:困っていることを1行で書く

次に、いま困っていることを書き出します。

大事なのは、解決策ではなく「事実」を書くことです。

困りごとの書き方の例

2階の子ども部屋が2つとも空いている。

寝室が2階にあり、階段の上り下りがつらくなってきた。

台所から洗面所まで遠く、家事のたびに往復している。

玄関に段差があり、荷物を持つと危ない。

「和室を洋室にしたい」と解決策から書くと、AIはその前提だけで考えてしまいます。

困りごとだけを書くと、思いつかなかった案まで出してくれます。

手順3:AIに条件を伝えて案を頼む

としかつ

AIに何をどう言えばいいのか、それが分からんのだよ。

うさみほ

情報を並べて「間取りの案を3つ」と頼むだけでかまいません。
文章が下手でも、AIはきちんと読んでくれます。

書き出したメモをそのまま貼りつけて、最後に「間取りの案を3つ出してください」と付けます。

文章として整っていなくても、箇条書きのままで通じます。

案が出てきたら、良いところと気になるところを1つずつ書き出してみましょう。

手順4:気に入った案を1つ選ぶ

3案のうち、いちばん気になったものを1つ選びます。

選んだ案について「この案の弱点は?」と聞くと、見落としを教えてくれます。

案を選んだあとに聞く4つ

この案の弱点はどこですか。

冬の寒さと夏の暑さはどうなりますか。

掃除や洗濯の動きはどう変わりますか。

10年後に体が弱ったとき、この間取りで困ることはありますか。

暮らしの目線の質問を重ねるほど、案は自分のものになっていきます。

この往復こそが、AIを使っていちばん得をするところです。

手順5:図にしてもらう

最後に「この案を簡単な間取り図にして」と頼みます。

ただし、AIが描く図は寸法が合っていないことが多いので、あくまで雰囲気をつかむためのものです。

部屋の位置関係が分かる程度でも、じゅうぶん役に立ちます。

画像の作り方そのものに慣れていない人は、ChatGPTで画像を作る使い方の記事を先に読んでみてください。↓

AIに間取りを頼むときの言い方

AIの間取りは、伝える情報の量で結果が変わります。

そのまま使える例文を用意しました。

そのまま使える頼み方(基本)

あなたは、住宅のリフォームに詳しい設計者です。

築30年の木造2階建てで、1階に居間・台所・和室、2階に6畳の部屋が2つあり、夫婦2人で暮らしています。

階段の上り下りがつらくなってきました。

この条件で、暮らしやすくする間取りの案を3つ出してください。

それぞれの案について、良い点と気になる点も書いてください。

最後の1行を足すだけで、案の質がぐっと上がります。

良い点と気になる点の両方を頼むのが、この例文のいちばんの要点です。

模様替えだけしたいとき

工事をせず、家具の置き方を変えるだけでも暮らしは変わります。

その場合は「工事はせず、家具の配置だけで解決する案を3つ」と頼みます。

家具を動かすだけでできること

通り道を広げて、夜のトイレを歩きやすくする。

よく使うものを腰の高さに集めて、かがむ回数を減らす。

寝室を1階の部屋に移して、階段の上り下りをなくす。

お金をかけずに試せるので、まずここから始める人も少なくありません。

置き場所を変えるだけで、通り道が広くなって転びにくくなることもあります。

実家をどうするか考えるとき

親の家をどうするかで悩んでいる人も多いものです。

「2階を使わない前提で、1階だけで暮らせる間取りに」と条件を付けて頼んでみてください。

1階だけで生活が完結する形は、将来を考えるうえで大きな安心になります。

物の多さが気になるなら、「収納を増やす案」と「物を減らす前提の案」を両方出してもらうのも手です。

実家の話は、親と子で見ているものが違うことがよくあります。

AIに「親の立場で見た良い点」と「子の立場で見た良い点」を分けて書いてもらうと、話し合いがこじれにくくなります。

AIの間取りで老後のことを考えるときに伝えること

AIの間取りを50代・60代で考えるなら、いまの不便より10年後の体に合わせるほうが得です。

AIに条件として伝えておきたいのは、次の4つです。

老後を見すえて伝える4つの条件

段差をなくす(玄関・敷居・浴室)

手すりを付けられる壁を残す

引き戸にする(開き戸より通りやすい)

寝室とトイレを近づける

この4つは、あとから直すと費用も手間も大きくなります。

どうせ工事をするなら、同じタイミングでやってしまうほうが安くすみます。

介護保険で対象になる工事

厚生労働省のページでは、介護保険の住宅改修の対象として「手すりの取付け」「段差の解消」などが挙げられています(出典:厚生労働省「福祉用具・住宅改修」)。

ほかに「滑りの防止及び移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更」「引き戸等への扉の取替え」「洋式便器等への便器の取替え」、そしてこれらに付帯して必要となる住宅改修も対象とされています(出典:厚生労働省「福祉用具・住宅改修」)。

AIに間取りを頼むときに、この6つの言葉をそのまま条件に足すと、制度に合った案が出てきやすくなります。

実際に使えるかどうかは要介護認定の状況などで変わるので、市区町村の窓口かケアマネジャーに確かめてください。

いま使えなくても、将来使えるようにしておく、という考え方で間取りを決めておくと安心です。

手すりの下地は先に入れる

たとえば手すりは、付けなくても「付けられる下地だけ入れておく」ことができます。

壁の中の下地は、あとから入れようとすると壁をはがすことになり、費用が何倍にもふくらみます。

いま数千円で済むことが、10年後には数万円になる、と考えておいてください。

補助や支援の制度を調べる

国土交通省は、住宅リフォームの支援制度をまとめたページを公開しています(出典:国土交通省「住宅リフォームの支援制度」)。

断熱や耐震など、年度によって使える制度が変わります。

AIに「この工事で使える制度は?」と聞くこともできますが、答えが古いことがあります。

金額や期限は、必ず自治体と公式ページで確かめてください。

AIの間取りでできないこと

AIの間取りには、はっきりした限界があります。

ここを知らずに使うと、あとで困ることになります。

できないことどうするか
柱や壁を抜いていいかの判断リフォーム会社か建築士に見てもらう
正確な寸法の図面実際に測ってもらう
工事費用の見積もり複数の会社から見積もりを取る
建築確認や条例の可否自治体の窓口に確かめる
水回りを動かせるかの判断配管を見てもらう
補助金が使えるかの判断自治体の最新の要項で確かめる
AIの間取りでできないこと(うさみほが整理)

とくに「この壁は抜けますか」という質問には、AIは答えられません。

家を支えている壁かどうかは、現場を見ないと分からないからです。

見積もりを取るときに渡すもの

会社に相談するときは、AIが出した案をそのまま渡すのではありません。

渡すのは、次の3つだけでじゅうぶんです。

リフォーム会社に渡す3つ

いま困っていることを書いた3行のメモ

AIが出した案のうち、気に入った1つの説明文

ゆずれない条件(予算の上限・工事できない時期など)

図よりも、この3つのほうが会社にとっては役に立ちます。

「何がしたいのか」がはっきりしている客のほうが、良い提案が返ってくるからです。

AIの案を持っていく相手

案がまとまったら、リフォーム会社に相談します。

国土交通省には、一定の要件を満たす事業者の団体を国が登録する住宅リフォーム事業者団体登録制度があります(出典:国土交通省「住宅リフォーム事業者団体登録制度」)。

登録された団体は相談窓口を設けて消費者からの相談に対応するとされています(出典:国土交通省「住宅リフォーム事業者団体登録制度」)。

会社を探すときの手がかりのひとつとして覚えておいてください。

近所の評判だけで決めると、あとから話が食い違ったときに頼れる先がありません。

団体に入っているかどうかは、会社のホームページや名刺で確かめられることがあります。

高い契約をすすめられたときの断り方は、高額な講座の勧誘で注意する点をまとめた記事の考え方がそのまま使えます。↓

AIの間取りを使うときの注意点

AIの間取りを使うときに気をつけることは、3つです。

どれも、知っていれば避けられるものばかりです。

図面をそのまま工事に出さない

AIが描いた図は、見た目のイメージです。

寸法が合っていないまま業者に渡すと、話がかみ合わなくなるおそれがあります。

渡すときは「AIで作ったイメージです」と一言添えてください。

大事なのは図の正確さではなく、「こういう暮らしがしたい」という中身が伝わることです。

実際、会社の側が知りたいのは、寸法よりも「なぜそうしたいのか」の部分です。

理由が分かれば、もっと安くて良い方法を提案してもらえることもあります。

住所や家族の情報を入れすぎない

個人情報保護委員会は、生成AIサービスの利用について注意喚起を公表しています(出典:個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について」)。

番地まで入った住所や、家族のフルネームは入れないほうが安心です。

会話をAIの学習に使われたくないときは、設定の「データコントロール」で「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにできます(出典:OpenAIヘルプ「データコントロールに関するFAQ」)。

間取り図の写真を送るときは、無料版だとアップロードが1日3ファイルまでである点にも気をつけてください(出典:OpenAIヘルプ「ファイルのアップロードに関するFAQ」)。

費用の話は当てにしない

AIは工事費用も答えてくれますが、地域と時期で大きく変わるので当てにはできません。

ChatGPTの料金ページでは、無料版でも通常のテキストチャットが使えるとされています(出典:ChatGPT 料金プランのページ)。

相談そのものはお金をかけずにできるので、費用の見当は会社に聞いたほうが確実です。

見積もりは1社で決めず、2社か3社から取るようにしてください。

同じ案を見せて見積もりを取れば、金額の差が何から来ているのかも見えてきます。

安いほうを選ぶためではなく、説明が納得できる会社を選ぶために比べる、と考えてください。

AIの間取りについてよくある質問

AIの間取りについて、よく聞かれる質問に答えます。

AIで作った間取り図はそのまま工事に使えますか?

使えません。

AIが描く図は寸法が合っていないことが多く、見た目のイメージにとどまります。

実際の工事は、リフォーム会社や建築士に現場を見てもらったうえで進めてください。

間取りの相談は無料でできますか?

ChatGPTの料金ページでは、無料版でも通常のテキストチャットが使えるとされています。

案を出してもらうだけなら費用はかかりません。

いまの間取り図の写真を送ってもいいですか?

送れます。

ただし住所や表札が写り込んでいないかを確かめてください。

無料版はファイルのアップロードが1日3ファイルまでという上限があります。

この壁は抜けますか、とAIに聞けますか?

聞いても正しい答えは返ってきません。

家を支えている壁かどうかは現場を見ないと分からないので、必ずリフォーム会社か建築士に確かめてください。

老後を考えた間取りで、先に何を決めればいいですか?

段差をなくす、手すりを付けられる壁を残す、引き戸にする、寝室とトイレを近づける、の4つです。

あとから直すと費用も手間も大きくなります。

補助金が使えるかもAIに聞けますか?

聞くことはできますが、答えが古いことがあります。

国土交通省が住宅リフォームの支援制度をまとめたページを公開しているので、金額や期限は自治体と公式ページで確かめてください。

AIを暮らしのことに使いたい人におすすめのAI講座

AIの間取りをきっかけに、AIをもっと使えるようになりたい人へ、筆者が受講しているAI講座を紹介します。

無料の動画で独学する方法もありますが、同じ世代の仲間と学べる場があると途中で止まりにくくなります。

スタートAI

スタートAIは、株式会社スケールエーアイ(東京都新宿区)が運営するAIの教室で、利用者の約9割が50代以上です(出典:産経新聞(2026年9月4日))。

動画講座とオンラインセミナーのほか、月に1、2回は東京都内などで対面の講習会があります(出典:産経新聞(2026年9月4日))。

7月に新宿で開かれた講習会には約40人が集まったと紹介されています(出典:産経新聞(2026年9月4日))。

受講料は198,000円(税込)です(出典:スタートAI公式 特定商取引法に基づく表記)。

料金のくわしい中身は、スタートAIの料金を調べた記事にまとめています。↓

申し込む前に確かめたいこと

入会の前に、2時間半の無料ウェブセミナーで講座の中身を確かめられます(出典:スタートAI 無料ウェブセミナーの公式ページ)。

セミナーはZoomのライブ形式のみで、参加しても入会の強制はないと申込ページのよくある質問にあります(出典:スタートAI 無料ウェブセミナーの公式ページ)。

無料ウェブセミナーを受けられるのは1人1回までなので、パソコンかタブレットを用意して、メモを取れる日に申し込んでください。

当日の流れは、スタートAIの無料セミナーに参加した記事で紹介しています。↓

\まずは話を聞いてから決めたい人は/

入会の強制はないと申込ページに明記

参加無料・12冊のAI教材特典つき

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まとめ|AIの間取りは相談前の下書きに向いている

AIの間取りのポイントをまとめます。

この記事のまとめ
  • AIが得意なのは案を並べるところまで
  • 伝えるのは解決策ではなく困りごと
  • 老後を考えるなら段差・手すり・引き戸・寝室とトイレ
  • 図面の寸法は当てにしない
  • 工事の判断はリフォーム会社と自治体に確かめる

間取りの悩みは、考えがまとまらないから先に延びていくものです。

まずは今日、困っていることを3行書き出して、AIに案を3つ頼むところから始めてみてください。

\50代・60代からAIを始めたい人は/

パソコンかタブレットでの参加がおすすめ

参加無料・12冊のAI教材特典つき

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※制度の内容は、厚生労働省・国土交通省のページと、ChatGPTの料金ページの内容です。

制度や金額は年度で変わることがあるので、使う前に自治体の窓口でもご確認ください。

AIを何から始めればいいか迷っている方は、シニアのAIの始め方をまとめた記事もどうぞ。↓

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