
クリスChatGPTのエージェントって、ふつうの会話と何が違うんですか?
名前だけ聞いても、何を任せていいのか想像がつかなくて。
ChatGPT エージェント(エージェントモード)は、ChatGPTが自分用の仮想コンピューターを使い、調べものからWeb上の操作までを最後まで進める機能です。
ツールメニューから選ぶか、入力欄に「/agent」と打てば始められます。
使えるのは有料プランだけで、月の上限はPlusが40回・Proが400回です。
購入のように結果が残る操作の前には、かならずこちらに確認を求めてきます。
2026年7月からは、長い仕事を任せる「ChatGPT Work」という新しいエージェントも加わりました。



会話は「答える」まで、エージェントは「やり終える」までが仕事です。
ブラウザを開いて、クリックして、入力して、結果を持ってきてくれます。
ChatGPTのエージェントとは?仮想コンピューターで作業を進める機能
ChatGPTのエージェントは、2025年7月17日にOpenAIが発表した機能です。
発表時の案内によると、ChatGPTは「自分のコンピューター」を使い、複雑な作業を始めから終わりまで受け持ちます。
土台になったのは、Webを操作するOperatorと、調べてまとめるDeep Researchという2つの機能です。
Operatorの機能はいまエージェントモードに統合され、Operatorのサイトは使えなくなりました。



作業の途中でも、いつでも割り込んで指示を足せます。
割り込んだあとは、それまでの続きから作業を再開してくれますよ。
発表の中身はIntroducing ChatGPT agent(OpenAI 公式ブログ)で読めます。
AIエージェントという考え方そのものはAIエージェントとはで整理しています。↓


ChatGPTのエージェントでできること
エージェントには、作業のための道具がひとそろい用意されています。
| 道具 | どんなときに使うか |
|---|---|
| 画面で見るブラウザ | ボタンを押す・フォームに入力するなど、人と同じ操作をする |
| 文字だけのブラウザ | 操作のいらない調べものを手早く読む |
| ターミナル | ダウンロードしたファイルを加工する |
| API | 対応サービスの機能を直接呼び出す |
| コネクター(アプリ) | GmailやGoogleカレンダーなど、つないだアプリの情報を使う |
どの道具を使うかはエージェントが自分で選び、同じ作業の中で切り替えながら進めます。
発表時には、たとえば次のような頼み方が例として挙がっていました。
- カレンダーを見て、最近のニュースをもとに次の打ち合わせの要点をまとめる
- 4人分の和朝食の材料を考えて、買い物まで進める
- 競合3社を分析して、スライドにまとめる
調べた結果をスライドや表計算のファイルにして渡すこともできます。
答えには、出典のリンクか画面のスクリーンショットが付きます。



調べるだけじゃなくて、買い物や入力までやってくれるんですね。



そうなんです。
ただ、お金が動くような操作の前には止まって「進めていいですか?」と聞いてくるので、勝手に決済されることはありません。
ChatGPTのエージェントモードを始める手順
始め方はシンプルで、特別な設定はいりません。
入力欄のツールメニューから「エージェントモード」を選びます。
入力欄に「/agent」と打っても同じように始められます。
何を、どこまで、どんな形で仕上げてほしいかを書きます。
期限や予算、使ってほしいサイトなどの条件も、ここで一緒に伝えます。
足りない情報があると、エージェントは作業を止めて聞いてきます。
購入や送信のような大事な操作の前にも、確認を求めてきます。
作業が終わると、会話の中に結果と出典が並びます。
気になる点があれば、同じ会話で続けて直しを頼めます。
技術的な知識はいらず、途中で方向を変えたり止めたりも自由です。
Web版・スマホアプリ(iOS/Android)・パソコン用アプリ(macOS/Windows)のどれでも使えます。
手順の元になっているのはChatGPT agent(OpenAI 公式ヘルプ)です。
頼み方に迷ったら、次の形を下敷きにしてみてください。
- (来月の土曜)に(横浜駅から30分以内)で(4人)が入れる(和食)の店を3つ探して予算と空き状況を表にまとめ、予約はせずに候補を出したところで止めてください。
- (家計簿アプリ)の候補を3つ調べ、各社の公式サイトの情報を優先して、料金・対応する銀行・スマホでの使いやすさを比べた表を作ってください。
「どこで止めてほしいか」まで書いておくと、予約や購入の手前で確実に手を止めてくれます。
ChatGPTのエージェントにログインが必要な作業を任せる手順
予約サイトや会員ページのように、ログインが必要な作業もあります。
そのときエージェントは作業を止めて、こちらにブラウザの操作を渡してきます。
エージェントが止まったら、「…」から「Take over browser」を選びます。
IDやパスワードは、引き受けたブラウザに自分で入力します。
この間は画面のスクリーンショットが取られません。
ログインが済んだら操作をエージェントに返します。
エージェントは、止まる前の続きから作業を再開しようとします。
パスワードは会話に書かないのが基本です。
大事な入力は、この引き受け(takeover)の画面で自分で行いましょう。
発表時の案内によると、引き受けている間に入力したパスワードなどを、ChatGPTは集めたり保存したりしません。
一度ログインしたサイトのCookieは、ふつうのブラウザと同じく次回以降も残る扱いです。
残したくないときは、ChatGPTのデータ設定からサイトのログインとCookieを消せます。
ChatGPTのエージェントを定期的に動かす手順
一度うまくいった作業は、くり返し動かすように設定できます。
まずは通常どおりエージェントに作業を頼み、結果まで受け取ります。
終わった作業の時計のアイコンから、毎日・毎週・毎月のどれかを選びます。
登録した予定は「chatgpt.com/schedules」で一覧できます。
ここから中身の編集、一時停止、削除まで可能です。
会話の右上の「…」から「Edit schedule」を選んでも、予定を直せます。
毎週月曜の朝に数字のレポートを作る、といった決まった仕事に向いた使い方です。
ただし、予定で動いた分も月の回数に数えられる点には気をつけてください。
ChatGPTのエージェントは無料で使える?料金と月の回数
エージェントモードは、いまのところ有料プランだけの機能です。
| プラン | 月額(米ドル表記) | エージェントモードの月の上限 |
|---|---|---|
| Free | $0 | 使えない |
| Plus | $20 | 40回 |
| Pro | $100から | 400回 |
| Business・Enterprise | 料金ページで確認 | 40回 |
金額はChatGPTの料金ページ(OpenAI 公式)、回数はChatGPT agent(OpenAI 公式ヘルプ)の記載です。
月額$8のGoプランは、公式ヘルプの上限一覧に載っていません。
Business・Enterpriseで従量の料金体系(flexible pricing)を使う場合は、1回30クレジットの計算です。
数えるのは最初の依頼だけという点も覚えておくと便利です。
途中の聞き返しへの返事や、ログインの手続きは回数に入りません。
たとえばPlusで毎週1回の予定を1つ動かすと、それだけで月に4〜5回分を使う計算になります。
一方で、同時に動かせる作業の数などには、別に常識的な範囲の制限があります。
プラン全体の金額はChatGPTの料金の記事で整理しています。↓


ChatGPTのエージェントモードとChatGPT Workの違い
2026年7月9日、OpenAIは「ChatGPT Work」を発表しました。
Workは、長く込み入った作業を受け持つためのエージェントです。
| 比べる点 | エージェントモード | ChatGPT Work |
|---|---|---|
| 始め方 | ツールメニューか「/agent」 | 画面の切り替えで「Work」を選ぶ |
| 得意なこと | Webを操作して作業を終わらせる | 調査・分析から文書や資料の完成まで |
| 作れるもの | スライド・表計算のファイル | 文書・表計算・プレゼン・レポート・Site |
| 使える量 | 月40回(Plus)など回数の上限 | Codexと同じ使用量の仕組み |
| Free・Go | 使えない | パソコン用アプリで制限つき |
Workの条件はChatGPT Work and Codex(OpenAI 公式ヘルプ)と料金ページで確かめられます。
料金ページでは、PlusとProはWorkをパソコン・Web・スマホで使え、FreeとGoはパソコン用アプリだけの制限つきです。
2026年8月25日の更新で、Workのブラウザはログインが必要なサイトでも作業できるようになりました。
この機能を使えるのはPlusとProのプランです。
- 1回だけ・くり返し・きっかけつきのどれかで作業を動かす
- Gmailの新着メールやSlackの新しい投稿などをきっかけに動かす(FreeとGoは対象外)
- 変化がないかを見張り続ける
OpenAIの「エージェント」の紹介ページは、いまはChatGPT Workの案内に変わっています。
一方で、エージェントモードの公式ヘルプも引き続き公開されています。
更新の流れはChatGPT Release Notes(OpenAI 公式)で追えます。



エージェントモードとWork、どっちを使えばいいのか迷います…。



サイトでの予約や入力をさっと頼むならエージェントモード、資料づくりまで含む長い仕事ならWork、と分けると考えやすいですよ。
ChatGPTのエージェントとDeep Researchの違い
同じ「任せて待つ」機能に、Deep Researchもあります。
| 比べる点 | エージェントモード | Deep Research |
|---|---|---|
| 得意なこと | Webを操作して作業を終わらせる | 読んで比べて報告書にする |
| Webへの関わり方 | クリック・入力・フォーム送信までできる | 読むだけ |
| 無料プラン | 使えない | 制限つきで使える |
| 仕上がり | 作業の結果(予約・ファイルなど) | 出典つきのレポート |
Deep Researchの条件はDeep research in ChatGPT(OpenAI 公式ヘルプ)にまとまっています。
調べて報告してほしいだけなら、Deep Researchが先の候補です。
予約や入力のように、Webの上で手を動かしてほしいときにエージェントを選びます。
Deep Researchは無料プランでも回数を絞って使えるので、まず調べものはDeep Research、手を動かす作業はエージェントと段階を分ければ、エージェントの回数をむだにしません。
ChatGPTのエージェントを安全に使うための注意点
エージェントはメールやファイル、アカウントの設定にまで触れられます。
便利さと引きかえに、情報がもれる危険もあることを知っておきましょう。
とくに気をつけたいのが、プロンプトインジェクションという攻撃です。
これは、Webページにしかけた文章でエージェントをだまし、意図しない操作をさせる手口を指します。
- 購入のように結果が残る操作の前に、こちらの確認を求める
- メール送信など一部の操作は、こちらが見ている状態(Watch Mode)でしか進めない
- 銀行の送金のような危険の大きい作業は断る
- プロンプトインジェクションを見張る仕組みを動かしている
ただし、こうした守りがあっても危険はゼロになりません(出典:ChatGPT agent(OpenAI 公式ヘルプ))。
たとえば、会食の店探しを頼んだ途中で悪意のある書き込みを読み、メールのパスワード再設定コードを外に送らせようとする手口が、公式ヘルプで例に挙がっています。
- パスワードや個人情報は会話に書かず、引き受けの画面で入力する
- その作業に必要なアプリだけをつなぐ
- 「メールを見て全部処理して」のような、ぼんやりした頼み方を避ける
- 少しでもおかしいと思ったら、すぐに作業を止める
- 大事なサイトを使ったあとは、ブラウザのデータを消す
会話・閲覧の履歴・スクリーンショットは、自分で消すまで残ります。
消した会話とスクリーンショットは、90日以内にOpenAIのシステムからも削除される扱いです。
学習に使わせたくない場合は、設定の「Data Controls」で「Improve the model for everyone」をオフにします。
また、設定の「Security」でLockdown Modeをオンにしていると、エージェントモードは使えません(出典:Lockdown Mode(OpenAI 公式ヘルプ))。
ChatGPT全体の気をつけ方はChatGPTの危険性の記事にまとめています。↓


ChatGPTのエージェントに向いている作業・向いていない作業
回数に上限があるので、任せる作業は選んだほうが得です。
| 向いている | 向いていない |
|---|---|
| いくつものサイトを回って条件に合うものを探す | 1往復で済む質問 |
| 調べた結果を表やスライドにまとめる | 送金など、断られる危険の大きい作業 |
| 毎週くり返す情報集めやレポートづくり | ぼんやりした「全部やっておいて」という頼み方 |
| つないだアプリの予定やメールをもとにした下準備 | パスワードを会話に書かないとできない作業 |
「何を・どこまで・どの形で」をはっきり書ける作業ほど、エージェントは力を出します。
逆に、ゴールがはっきりしない頼み方は、思わぬ操作につながるので避けたほうが安全です。
AnthropicのClaude Coworkのように、ほかの会社も同じ方向の機能を出しています。
パソコンの中で作業するAIの例はClaude CoworkとClaude Codeの違いで整理しています。↓


ChatGPTのエージェントでよくある質問
ChatGPTのエージェントは無料プランで使えますか?
エージェントモードは有料プランだけの機能で、無料プランでは使えません。
ChatGPTのエージェントはどこから始めますか?
入力欄のツールメニューからエージェントモードを選ぶか、「/agent」と入力します。
ChatGPTのエージェントは月に何回使えますか?
Plusは月40回、Proは月400回、BusinessとEnterpriseは月40回です。
ChatGPTのエージェントは途中の聞き返しも回数に入りますか?
途中の聞き返しは入らず、数えるのは最初の依頼と、予定で動いた分です。
ChatGPTのエージェントはスマホでも使えますか?
Web版のほか、iOSとAndroidのアプリ、macOSとWindowsのアプリでも使えます。
ChatGPTのエージェントに渡したパスワードは記録されますか?
ブラウザを引き受けて自分で入力している間はスクリーンショットが取られず、入力したパスワードもChatGPTに取り込まれません。
ChatGPTのエージェントを仕事に生かしたい人におすすめのAI講座
ChatGPTのエージェントのような機能を、仕事や暮らしの中で使いこなしたい人へ、AIを基礎から学べる講座を1つ紹介します。
独学でも始められますが、決まった順番で学べる場があると、途中で止まりにくくなります。
スタートAI
スタートAIは、プロンプトと代表的なAIツールの基本を、講義動画とテキストで学ぶ生成AIの学習カリキュラムです。
講義動画とテキストは30講義あり、個別サポートや、最新情報を扱うウェブセミナー(月10回)も付いています(出典:スタートAI「特定商取引法に基づく表記」)。
受講料は198,000円(税込)で、販売代行は株式会社スケールエーアイ(東京都新宿区)です(出典:スタートAI「特定商取引法に基づく表記」)。
入会の前に、2時間半の無料ウェブセミナーで講座の中身を確かめられます(出典:スタートAIの無料ウェブセミナー申込ページ)。
申込ページのよくある質問によると、セミナーではClaude CodeやCodex、Coworkなど話題のAIエージェントも初心者向けに整理して扱います。
セミナーはZoomのライブ形式のみで、参加しても入会の強制はありません。
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ChatGPTのエージェントのまとめ
この記事の要点をまとめます。
- 仮想コンピューターで、調べものからWeb上の操作までを進める機能
- ツールメニューか「/agent」で始める
- 有料プランだけで、月の上限はPlus40回・Pro400回
- 数えるのは最初の依頼だけ、予定で動いた分は数えられる
- ログインは引き受けの画面で自分が行い、その間はスクリーンショットが取られない
- 結果が残る操作の前には、かならず確認を求めてくる
- 長い仕事や資料づくりには、2026年7月に始まったChatGPT Workも選べる
まずは身近な調べもの1つで、確認の出方を見てみるのがおすすめです。
機能の最新の条件はChatGPT agent(OpenAI 公式ヘルプ)で確かめられます。



最初は「探して表にまとめる」くらいの小さな作業から任せると、エージェントのくせがつかみやすいですよ。
AIに任せられる仕事を広げたい人は、無料ウェブセミナーで雰囲気を確かめてから決めても遅くありません。
\判断は話を聞いてからで十分/
当日はQ&Aの時間がある
参加無料・12冊のAI教材特典つき
- ChatGPT agent(OpenAI 公式ヘルプ)
- ChatGPTの料金ページ(OpenAI 公式)
- ChatGPT Release Notes(OpenAI 公式)
- Introducing ChatGPT agent(OpenAI 公式ブログ)
- ChatGPT Work and Codex(OpenAI 公式ヘルプ)
- Deep research in ChatGPT(OpenAI 公式ヘルプ)
- Lockdown Mode(OpenAI 公式ヘルプ)
あわせて読みたい:ChatGPTとは?何ができるのかと仕組み↓


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