
Figma AIとは、デザインツールのFigmaに組み込まれた、画像・テキスト・デザインづくりを助けるAI機能のまとまりです。
画像の背景を消す、文章を翻訳する、プロンプトから画面のたたき台を作る、といった作業をFigmaの中でそのまま頼めます。
クリスFigma AIって、デザインを全部AIが作ってくれるってこと?



全部お任せというより、下ごしらえを手伝ってくれるイメージです。
白紙から最初の案を出したり、面倒なレイヤー名の整理を一瞬で済ませたりと、手間のかかる部分を引き受けてくれます。
Figma AIは1つの製品ではなく、Figmaの製品全体に入ったAI機能の呼び名
AI機能はAIクレジットという共通の単位で動き、シートごとに毎月の割り当てがある
画像・テキスト・デザインのAIツールは有料プランで使える
無料のスタータープランでも、Figma Makeを月500クレジットの範囲で試せる
この記事を読めば、Figma AIで何ができて、自分のプランとシートでどこまで使えるのかまで分かるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Figma AIとは|Figmaの製品全体に入ったAI機能の総称
Figma AIは、特定の1つの機能ではなく、Figmaの各製品に入っているAI機能をまとめた呼び名です。
FigmaのAI機能は、Figmaのすべての製品に入っています(出典:Figma AI(Figma 公式))。
デザイン用のFigma Design、ホワイトボードのFigJam、プレゼン用のFigma Slidesなど、ふだん使う画面の中にAIのボタンがあります。
これとは別に、プロンプトからアプリを作る「Figma Make」というAI専用の製品も用意されています。
| 項目 | Figma AIの基本情報 |
|---|---|
| どんなもの | Figmaの製品全体に組み込まれたAI機能のまとまり |
| 提供元 | Figma |
| 主な機能 | テキストの書き換え・翻訳・要約、画像の作成と編集、First Draft、Figma Make |
| 動く単位 | AIクレジット(シートごとに毎月の割り当て) |
| AIツールを使えるプラン | 有料プラン(Figma Makeはスタータープランでも試せる) |
| 入り口 | Figma Designではツールバーの[アクション] |
Figma DesignでAIツールを使うには、有料プランの中でも「フルシート」が必要です。
シートとは、Figmaの製品を使うための席のようなもので、フル・Dev・コラボ・閲覧の種類があります。



「シート」っていう考え方がよく分からない……。



チームの中で「誰がどの製品をどこまで使えるか」を決める券のようなものです。
デザインを作る人はフルシート、見てコメントするだけの人はコラボシート、というふうに役割で分けます。
どのシートを持っているかで、使えるAIツールの範囲が変わる点を先に押さえておきましょう(出典:Figma AIについて(Figma ヘルプセンター))。
Figma AIでできること|テキスト・画像・デザインの3分野
Figma AIの機能は、テキスト・画像・デザインの3つに分けると整理しやすくなります(出典:FigmaデザインでのAIツールの使用(Figma ヘルプセンター))。
テキストの書き換え・翻訳・要約
デザインの中の文章を、トーンを変えて書き換えたり、ほかの言語に翻訳したり、短く要約したりできます。
仮置きのダミー文を、本物らしい内容に置き換える機能もそのひとつです。
文字を打ちかけると、前後の内容に合わせて続きを提案してくれる機能もFigma Designに入っています。
画像の作成と編集
プロンプトから画像を作ったり、手元の画像を言葉で指示して編集したりできます。
背景の削除と解像度を上げる機能もあり、写真の切り抜きや荒い画像の手直しをFigmaの中で完結できます。
画像づくりには、ChatGPT Images 2.0やNano Bananaなど複数のモデルから選べる仕組みです。
ロゴやイラストをAIで作る専用ツールと比べたい人は、Recraftの使い方をまとめた記事も参考になります。↓


デザインづくりの手助け
「First Draft」を使うと、言葉で説明したアイデアが編集できるデザインになる流れです(出典:Figma AIでのFirst Draftの使用(Figma ヘルプセンター))。
レイヤー名の変更をワンクリックで済ませたり、デザインにプロトタイプの動きを付けたりする機能もあります。
説明文やスクリーンショットから、チームやFigmaコミュニティのデザインを探すAI検索もその1つです。
FigJamでは、付箋の並べ替えと要約、ボードや図表の生成、AIアシスタントの「Jambot」が用意されています。
エージェントとMCPサーバー
ベータ版のFigmaエージェントは、デザインの生成やリミックス、単純作業の自動化、デザインへのフィードバックを手伝うAIです(出典:Figma AI(Figma 公式))。
Figma MCPサーバーは、外部のAIエージェントにFigmaの中身へのアクセスを許可して、コードの生成などに使ってもらう仕組みです(出典:料金プラン(Figma 公式))。
プロンプトからシェーダー効果や塗りを作る機能(ベータ版)や、画像・動画・音声のAIワークフローをまとめた新製品「Figma Weave」も並んでいます。
Figma AIの代表格Figma Make|プロンプトから動くプロトタイプ
Figma AIの中でも目立つのが、プロンプトからアプリを作るFigma Makeです(出典:Figma Makeを探る(Figma ヘルプセンター))。
アイデアや既存のFigmaデザインを、実際に動くプロトタイプやWebアプリ、インタラクティブなUIに変えられます。
画面は、AIと会話する「AIチャット」と、動いているアプリを確かめてコードも直せる「プレビュー」の2つに分かれた画面構成です。
できあがったものは、専用のURLでWebサイトとして公開することもできます。
| シート | チームでのMakeファイル作成 | ドラフトでのMakeファイル作成 | 公開・共有 |
|---|---|---|---|
| フル | ○ | ○ | ○ |
| Dev・コラボ・閲覧 | ― | ○(お試し) | ― |
無料のスタータープランでも、Figma Makeを試すことができます。
ただしスタータープランでは、Webに公開できるのはFigmaコミュニティにも公開する場合だけです。
共同作業できるMakeファイルも、スタータープランでは3つまでに限られています。
コードを書く前に構成の計画を立てるプランモードもあり、計画を承認して[構築]を押すと、構築の分のクレジットが別にかかります(出典:AIクレジットの仕組み(Figma ヘルプセンター))。
ブラウザだけでAIにアプリを作らせるツールは、Bolt.newとは何かを整理した記事でも取り上げています。↓


Figma AIが使える製品の違い|Design・FigJam・Slides・Sites・Buzz
Figma AIのツールは製品ごとに入っているものが違い、主なものを並べると次のようになります。
| AIツール | Design | FigJam | Slides | Sites | Buzz |
|---|---|---|---|---|---|
| テキストの書き換え・翻訳・要約 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 画像の作成・編集・背景削除 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| トーンを調整 | ― | ○ | ○ | ― | ― |
| コンテンツを置換 | ○ | ― | ― | ○ | ― |
| First Draft・レイヤー名を変更 | ○ | ― | ― | ― | ― |
| AI検索 | ○ | ― | ○ | ― | ― |
| ボードと図表の生成・Jambot | ― | ○ | ― | ― | ― |
テキストと画像の基本的なツールは、5つの製品すべてに入っています。
デザインの設計に関わるFirst Draftやレイヤー名の変更は、Figma Designだけの機能です。
FigJam・Slides・BuzzのAIツールは、フルシートだけでなくDev・コラボシートでも使えます。
ホワイトボードの上でAIを使う別のツールとしては、Miro AIとは何かを整理した記事もあわせてどうぞ。↓


Figma AIのAIクレジットの仕組み|シートごとの毎月の割り当て
Figma AIの機能は、すべてのAI機能で共有するAIクレジットを使って動きます(出典:AIクレジットの仕組み(Figma ヘルプセンター))。
すべてのシートに毎月のクレジットが付いていて、数はプランとシートの種類で決まります。
| シート | スターター | プロフェッショナル | ビジネス | エンタープライズ |
|---|---|---|---|---|
| フルシート | 月500 | 月3,000 | 月3,500 | 月4,250 |
| Dev・コラボ・閲覧シート | 月500 | 月500 | 月500 | 月500 |
スタータープランと閲覧シートには、1日150クレジットまでという上限も別にあります。
シートのクレジットは毎月リセットされ、翌月には繰り越せません。
ほかの人に分けたり譲ったりすることもできず、お金に換えることもできない扱いです。
どの機能でどれだけ減るかは、機能の種類ごとに目安が示されています。
| AI機能 | 1回あたりのクレジット |
|---|---|
| AI検索・レイヤー名の変更 | 無料 |
| 背景を削除 | 画像ごとに1〜5 |
| 画像解像度の向上・画像の拡張 | 画像ごとに5〜10 |
| 画像の作成・編集 | モデルにより画像1枚あたり2〜16 |
| インタラクションを追加 | 1回につき20 |
| Figma Make | 内容によって変わる(例:ゼロからアプリを作ると約100以上) |



Figma Makeでアプリを作ったら、無料の500クレジットはすぐなくなっちゃう?



ゼロからアプリを作る例で約100クレジット以上という目安なので、何度も作り直すと減りは早めです。
仕上がり後はプロンプトの下のアイコンで消費量を確かめられるので、使いながら感覚をつかんでいくのがおすすめです。
足りなくなったときは、管理者がサブスクリプションか従量課金で追加のクレジットを買えます。
2026年8月25日からは、追加クレジットのアドオンが同じ価格のまま増量されています(出典:AIクレジットの更新FAQ(Figma ヘルプセンター))。
Figma AIが使えるプランの違い|スターター・プロフェッショナル・ビジネス・エンタープライズ
Figma AIの使える範囲は、プランとシートの組み合わせで決まります。
日本向けの料金は日本円で決まっていて、年払いを選んだときの1シートあたりの月額は次のとおりです(出典:料金プラン(Figma 公式)・利用可能な請求通貨(Figma ヘルプセンター))。
| プラン | フルシート | Devシート | コラボシート |
|---|---|---|---|
| スターター | 無料 | ― | ― |
| プロフェッショナル | 2,400円/月 | 1,800円/月 | 450円/月 |
| ビジネス | 8,300円/月 | 3,750円/月 | 750円/月 |
| エンタープライズ | 13,600円/月 | 5,250円/月 | 750円/月 |
プロフェッショナルは月払いも選べ、1シートあたりの月額はフルシート3,000円・Devシート2,250円・コラボシート750円です。
表の金額に消費税は含まれず、日本の住所で登録したチームは購入時に消費税が加わります(出典:売上税とVAT(Figma ヘルプセンター))。
フルシートにはFigma Design・Figma Make・FigJam・Figma Slidesなど、すべてのFigma製品へのアクセスが含まれます。
製品を1つずつ買うことはできず、プランとシートの数を選んで契約する形です。
有料プランなら、シートを追加で買わなくてもファイルの閲覧とコメントをほかの人に許可できます。
ビジネスとエンタープライズでは、AIで作ったものへの著作権の保護を、契約の付属書を通じて追加料金なしで付けられます。
Figma AIを使い始める手順|First Draftで作る最初のデザイン
Figma AIの手ざわりをつかむなら、Figma DesignのFirst Draftから始めるのが分かりやすい流れです。
有料プランのフルシートで、編集可の権限があるFigma Designのファイルを開きます。
管理者がAI機能を止めている場合は、ボタンが表示されません。
ツールバーにある[アクション]をクリックします。
一覧から[First Draft]を選びます(出典:Figma AIでのFirst Draftの使用(Figma ヘルプセンター))。
必要なら[ライブラリ]で、Webサイトかモバイルアプリのワイヤーフレーム、または基本デザインを選びます。
「ペットフードのフードデリバリーアプリ」のように作りたい画面を入力して、[作成]をクリックします。
プロンプトの下のサムネイルをクリックすると、さまざまなテーマをプレビューできます。
気に入ったものがあれば、そのままアクションメニューを閉じて仕上げに進みます。
[変更を適用]をクリックすると、プロンプトで直すか、色・角の丸み・間隔・文字のスタイルを調整するかを選べます。
デザインの一部を選んでからプロンプトを書くと、選んだ部分だけに変更がかかります。
First Draftは、Webサイトやモバイルアプリによくある画面の形が得意です。
反対に、小説のレイアウトや誕生会の招待状のような、アプリらしくないものは苦手です。
残りのクレジットは、ファイルのメインメニューにある[AIバランス]でいつでも確かめられます。



最初は「〇〇のお店の決済ページ」くらいの短いお題で十分です。
出てきた案を直していくうちに、どう頼めば思いどおりになるかが見えてきます。
Figma AIのデータの扱い|コンテンツトレーニングの設定
Figma AIを仕事で使うときは、自分たちのデザインがAIの学習に使われるかどうかを確かめておきたいところです。
- 管理者は、チームのコンテンツをAIモデルの学習に使うかどうかを選べる
- スタータープランとプロフェッショナルでは初期設定がオンになっている
- ビジネスとエンタープライズでは初期設定がオフになっている
学習の設定をオフにしても、AI機能そのものは使い続けられる仕組みです(出典:チームまたは組織のAI設定とコンテンツトレーニングを管理する(Figma ヘルプセンター))。
オフにすると、それ以降の新しいコンテンツや編集内容は学習に使われません。
学習にあたっては、コンテンツを匿名化し、テキストや画像から機密情報を取り除く手順がとられます。
設定の場所は、プロフェッショナルならチームの[管理者]→[設定]タブの[AI]の欄です。
Figma AIを使う前の注意点|正確さとベータ版の機能
Figma AIを使う前に、知っておきたい点がいくつかあります。
AIの出力には、誤りや誤解を招く内容が混ざることがあります(出典:Figma AIについて(Figma ヘルプセンター))。
AIで作ったものを発表するときは、AIで作ったことを周りに伝えるのがルールです。
AIの操作を取り消すとファイルは元に戻りますが、使ったクレジットは返ってきません。
Figma DesignのエージェントとWeaveツールは、いまはオープンベータ中で無料です(出典:AIクレジットの更新FAQ(Figma ヘルプセンター))。
数週間後に一般提供へ移ると、ほかのAI機能と同じようにクレジットを消費するようになります。
Figmaエデュケーションと政府機関向けのプランでは、AI機能が有効になっていません。
Figma AIのよくある質問
Figma AIについて、よく聞かれる質問に答えます。
- Figma AIは無料で使えますか?
-
無料のスタータープランでも、AIクレジットが月500(1日150まで)付き、Figma Makeを試せます。
画像やテキストのAIツールは有料プランで使える機能です。
- Figma AIのクレジットは繰り越せますか?
-
繰り越せません。
シートに付くAIクレジットは毎月リセットされ、使わなかった分は失効します。
- Figma AIのクレジットが足りなくなったらどうなりますか?
-
製品の中に通知が出て、追加のAIアクションができなくなります。
管理者が追加のクレジットを買うか、制限を上げるか、次のリセット日を待つことになります。
- Figma AIで作ったデザインは学習に使われますか?
-
管理者がコンテンツトレーニングの設定で選べます。
スタータープランとプロフェッショナルは初期設定がオン、ビジネスとエンタープライズは初期設定がオフです。
- Figma AIの残りクレジットはどこで確認できますか?
-
編集できるファイルを開き、メインメニューの[AIバランス]を選ぶと、使った数・残りの数・リセット日時を確認できます。
- Figma AIはどのシートで使えますか?
-
Figma DesignのAIツールはフルシートが必要です。
FigJam・Slides・BuzzのAIツールは、Devシートとコラボシートでも使えます。
閲覧シートでは使えません。
Figma AIのまとめ|ふだんのFigmaの中で使えるAI
Figma AIの要点を最後にまとめます。
- Figma AIはFigmaの製品全体に入ったAI機能の呼び名
- テキスト・画像・デザインのAIツールと、Figma Makeが中心
- すべてのAI機能はAIクレジットで動き、毎月リセットされて繰り越せない
- フルシートは月3,000〜4,250、それ以外のシートは月500のクレジット
- 無料のスタータープランでも、Figma Makeを月500クレジットの範囲で試せる
デザインの下ごしらえをAIに任せて、考える時間を増やしたい人にとって心強い機能です。
\自分のシートで使えるAIクレジットを確かめるなら/
スタータープランは無料(Figma公式)
プロフェッショナルのフルシートは月2,400円から(年払い・税抜)
- Figma AI(Figma 公式)
- Figma AIについて(Figma ヘルプセンター)
- Figma Makeに関するFAQ(Figma ヘルプセンター)
- FigmaデザインでのAIツールの使用(Figma ヘルプセンター)
- Figma AIでのFirst Draftの使用(Figma ヘルプセンター)
- 料金プラン(Figma 公式)
- Figma Makeを探る(Figma ヘルプセンター)
- AIクレジットの仕組み(Figma ヘルプセンター)
- AIクレジットの更新FAQ(Figma ヘルプセンター)
- 利用可能な請求通貨(Figma ヘルプセンター)
- 売上税とVAT(Figma ヘルプセンター)
- チームまたは組織のAI設定とコンテンツトレーニングを管理する(Figma ヘルプセンター)
※機能・プラン・クレジット数・金額はFigma公式サイトとFigmaヘルプセンターの内容です。
ブラウザで動く開発環境のAIも知りたい人は、Replitとは何かを整理した記事もどうぞ。↓











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