
クリスGemini Code Assistって、無料で使えるAIのコーディング助手ですよね。
今から始めても大丈夫ですか?
Gemini Code Assistは、VS CodeなどのエディタにGeminiを組み込んで、コードの補完・生成・チャットができるGoogleのAIツールです。
ただし2026年6月18日に、無料の個人向け版は終わりました。
今使えるのは組織向けのStandardとEnterpriseの2つ
料金は1ユーザー月$19から(Standardの年契約)
無料の個人向け版とGoogle AI Pro・Ultraでの利用は2026年6月18日に終了
個人の移行先として案内されているのはAntigravity
この記事は、筆者がGoogleの公式ドキュメントと料金ページを2026年9月24日に開いて確かめてまとめました。
この記事を読めば、自分がGemini Code Assistを使える立場かどうかと、使えるなら最初の1行を書かせるまでの流れが分かります。
Gemini Code Assistとは何か
Gemini Code Assistは、ソフトウェア開発の作業をAIで手伝うGoogleのサービスです(出典:Gemini Code Assist Standard と Enterprise の概要(Google Cloud 公式ドキュメント))。
書いている途中のコードの続きを出したり、コメントから関数を丸ごと作ったりできます。
単体テストの作成や、コードの説明・デバッグの手伝いにも対応しています。
| できること | 中身 |
|---|---|
| コード補完 | 書いている途中で続きを薄い文字で出す |
| コード生成 | コメントや指示から関数やブロックを作る |
| チャット | エディタの横でコードについて質問する |
| スマートアクション | 選んだコードを右クリックして修正や説明を頼む |
| エージェントモード | 複数のファイルにまたがる作業を段取りから進める |
| ソースの引用 | 既存のコードを長く引用したときに出典を示す |
対応しているのは、VS Code・JetBrains系(IntelliJ・PyCharmなど)・Android Studio・Cloud Shellエディタ・Cloud Workstationsです(出典:Gemini Code Assist Standard と Enterprise の概要(Google Cloud 公式ドキュメント)・Gemini Code Assist の法人向けページ(Google 公式))。
言語は、Java・JavaScript・Python・C・C++・Go・PHP・SQLなど、よく使われるものの大半に対応しています。



Geminiのアプリとは、別のものなんですか?



中で動いているAIは同じGeminiです。
違うのは、プログラムを書く道具の中で使うように作られていることです。
Geminiそのものの仕組みは、Geminiとは何かを整理した記事にまとめています。↓


Gemini Code Assistの個人向け版は2026年6月18日に終了



「個人なら無料で使える」と紹介している記事を見かけました。
今は違うんですか?



そこがいちばん大事なところです。
無料の個人向け版は、2026年6月18日で使えなくなりました。
2026年6月18日から、Gemini Code Assistの拡張機能は個人向け版・Google AI Pro・Google AI Ultraのリクエストを処理しなくなりました(出典:Gemini Code Assist の一般ユーザー アカウント(Google for Developers))。
この変更で、拡張機能に個人アカウントの「Login with Google」で入ることもできません。
同じ扱いは、ターミナルで使うGemini CLIにも当てはまります。
一方で、StandardとEnterpriseの契約で使う場合は、これまでどおり変わりません。
| 使い方 | 2026年6月18日以降 |
|---|---|
| 個人向けGemini Code Assist(無料) | 使えない(Antigravityへ移行) |
| Google AI Pro/Ultraの特典 | 使えない(Antigravityへ移行) |
| Gemini Code Assist Standard | これまでどおり使える |
| Gemini Code Assist Enterprise | これまでどおり使える |
GitHub上で動く個人向けのコードレビューも、2026年6月18日から新しく入れられなくなり、2026年7月17日に提供が終わりました(出典:Gemini Code Assist on GitHub の一般ユーザー版(Google for Developers))。
ネットの古い記事にある「個人なら無料で使える」という説明は、2026年6月18日以降は当てはまりません。
Gemini Code AssistのStandardとEnterpriseの違い
Gemini Code Assistは、Gemini for Google Cloudの一部として、2つのエディションで提供されています(出典:Gemini for Google Cloud の料金(Google Cloud 公式))。
Standardは基本の機能をまとめたもので、Enterpriseはそこに組織向けの機能を足したものです。
| 機能 | Standard | Enterprise |
|---|---|---|
| コードの補完・生成・チャット | ○ | ○ |
| 手元のコード全体をふまえた回答 | ○ | ○ |
| ソースの引用と知的財産の補償 | ○ | ○ |
| Firebase・BigQuery・Cloud Runとの連携 | ○ | ○ |
| 自社の非公開コードに合わせた提案 | ― | ○ |
| ApigeeとApplication Integration | ― | ○ |
| Gemini Cloud Assist | ― | ○ |
Enterpriseのコードのカスタマイズは、GitHub・GitLab・Bitbucketにある自社の非公開コードをもとに候補を出す機能です。



個人で少し試したいだけなら、どちらを選べばいいですか?



まずはStandardで足ります。
自社のコードに合わせた提案がほしい会社になってから、Enterpriseを考える順番です。
Gemini Code Assistの料金
Gemini Code Assistの料金は、1ユーザーあたりの月額で決まります(出典:Gemini Code Assist の法人向けページ(Google 公式))。
| エディション | 月契約 | 年契約 |
|---|---|---|
| Standard | 1ユーザー月$22.80 | 1ユーザー月$19 |
| Enterprise | 1ユーザー月$54 | 1ユーザー月$45 |
どちらのエディションも年契約と月契約から選べて、請求はどちらも毎月です(出典:Gemini for Google Cloud の料金(Google Cloud 公式))。
年契約は、1年分をあらかじめ約束する代わりに月あたりの金額が下がる仕組みです。
新しく契約するときは、Google Cloudの営業窓口に問い合わせる形になっています。
金額は米ドル建てで、円での請求額は為替で変わる
Enterpriseの一部の機能は、プレビューの間だけ追加料金なしで使える
契約の窓口は、組織のGoogle Cloudの管理者になる
Gemini Code Assistの1日の利用上限
Gemini Code Assistには、1ユーザーごとの1日の上限が決められています(出典:Gemini for Google Cloud の割り当てと上限(Google Cloud 公式ドキュメント))。
| 項目 | 上限 |
|---|---|
| コードの補完・生成のリクエスト | 1ユーザー1日6,000回 |
| チャットなどのリクエスト | 1ユーザー1日960回 |
| エージェントモードとGemini CLI(Standard) | 1ユーザー1日1,500回 |
| エージェントモードとGemini CLI(Enterprise) | 1ユーザー1日2,000回 |
| 1秒あたりのリクエスト | 2回 |
エージェントモードとGemini CLIの回数は、2つを合わせて数えられます。
手元のコードを読ませて答える機能は、100万トークンまで一度に扱えます。



上限に届いたら、どうなるんですか?



その日の上限を超えると、リセットされるまでその機能のリクエストが通らなくなります。
エージェントモードを長く使う人ほど、Enterpriseの枠が効いてきます。
Gemini Code Assistを使い始める手順
Gemini Code Assistは、組織の管理者が準備をしてから、使う人が拡張機能を入れる流れです(出典:Gemini Code Assist Standard と Enterprise を設定する(Google Cloud 公式ドキュメント))。
Google Cloudの営業窓口に問い合わせて、StandardかEnterpriseを契約します。
新しい契約は、最初から自動で割り当てる設定になっています。
30日使われていないライセンスは、ほかの人へ自動で回されます。
Google Cloudのプロジェクトで「Gemini for Google Cloud API」を有効にします。
少なくとも1つのプロジェクトで有効にするまで、使う人の画面には出てきません。
使う人に「Gemini for Google Cloud ユーザー」と「Service Usage コンシューマー」の2つのロールを付けます。
VS Codeなら拡張機能の画面で「Gemini Code Assist」を検索して、インストールします。
IntelliJならPluginsのMarketplaceから同じ名前で探せます。
手順の1から4は、ふつうは組織の管理者が受け持つ作業です。
入れ終わると、エディタの左のバーにGemini Code Assistのアイコンが出て、使えるようになります。



会社の管理者に頼むときは、何を伝えればいいですか?



使いたいエディションと、自分のGoogleアカウントを伝えれば話が早いです。
ロールの名前もそのまま伝えると、管理者が迷いません。
Gemini Code Assistの基本の使い方
Gemini Code Assistの使い方は、大きく分けて4つあります(出典:Gemini Code Assist でコードを作成する(Google Cloud 公式ドキュメント))。
補完とコメントからの生成
コードを書いていると、続きの候補が薄い文字(ゴーストテキスト)で表示されます。
Tabキーで採用して、いらなければEscキーを押すか、そのまま書き続ければ消えます。
作りたい処理をコメントで書いたあとに押すのは、VS CodeならCtrl+Enter(MacはCtrl+Return)です。
コメントの横に生成されたコードが出るので、よければTabキーで取り込みます。
スラッシュで頼む
VS CodeでCtrl+I(MacはCommand+I)を押すと、Gemini Code Assistのメニューが開きます。
| コマンド | できること |
|---|---|
| /generate | 指示どおりにコードを作る |
| /fix | コードの問題やエラーを直す |
| /doc | コードに説明のコメントを付ける |
| /simplify | コードを簡単な形に書き直す |
チャットで質問する
左のバーのGemini Code Assistを開いて、「このコードを説明して」のように話しかけます(出典:Gemini Code Assist とチャットする(Google Cloud 公式ドキュメント))。
返ってきたコードは、「Insert at Cursor」でカーソルの位置へ、「Insert in New File」で新しいファイルへ入れられます。
チャットは話題ごとに分けられ、最大20件を超えると古いものから自動で消えます。



補完が出すぎて、かえって邪魔になりませんか?



自動の候補は設定で止められます。
止めたあとも、Ctrl+Enterで必要なときだけ呼び出せます。
VS Codeの設定のExtensionsにあるGemini Code Assistで、Inline Suggestionsの項目をOffにします。
Gemini Code Assistのエージェントモード
エージェントモードは、複数の手順が要る作業を、Geminiが段取りを立てて進めるモードです(出典:エージェント モードの概要(Google Cloud 公式ドキュメント))。
プレビューの扱いで、VS CodeとIntelliJで使えます。
ファイルを書き換える操作の前には、許可するかどうかを聞いてくる仕組みです。
複雑な作業では先に大まかなプランを見せてくれるので、承認してから進めてもらえます。
| できること | 中身 |
|---|---|
| 複数のファイルの編集 | プロジェクト全体を見ながら書き換える |
| 組み込みの道具 | grep・ファイルの読み書き・ターミナルなどを使う |
| MCPサーバー | 外部のツールをつないで機能を足す |
| 設計書からの生成 | 設計書やIssue、作業メモのコメントからコードを作る |
Gemini CLIの組み込みの道具は、すべてエージェントモードでも使えます。
Gemini Code AssistでGitHubのコードをレビューする
Gemini Code Assistには、GitHubのプルリクエストを自動で要約してレビューする使い方もあります(出典:Gemini Code Assist を使用して GitHub コードをレビューする(Google Cloud 公式ドキュメント))。
コメントに「/gemini」を付けて書くと、そのプルリクエストをふまえて質問に答えてくれます。
今案内されているのは、Google Cloudから入れる企業向けの版で、プレビューの扱いです。
1日に100件以上のプルリクエストを扱え、この回数はふだんのGemini Code Assistの上限とは別に数えられます(出典:Gemini for Google Cloud の割り当てと上限(Google Cloud 公式ドキュメント))。
安全のため、.github/workflowsのフォルダにあるファイルには、要約や修正の提案を出しません。
Gemini Code Assistが使えない個人の移行先
個人のアカウントで使っていた人向けに、GoogleはAntigravityへの移行を案内しています(出典:Gemini Code Assist の一般ユーザー アカウント(Google for Developers))。
Antigravityは、Googleのエージェント型の開発環境で、デスクトップのアプリとターミナル版のAntigravity CLIがあります。
Antigravityの利用上限と料金は、Antigravityの料金ページ(Google 公式)にまとまっています。



会社の契約がない人は、Gemini Code Assistをもう使えないということですか?



はい、そうなります。
個人で続けたい人は、Antigravityに移るのが公式の案内です。
会社でStandardかEnterpriseの契約がある人はGemini Code Assistのまま
個人の無料版やGoogle AI Pro・Ultraで使っていた人はAntigravityへ
AIが前提のエディタを比べたい人は、Windsurfの中身を整理した記事も参考になります。↓


Gemini Code Assistでよくある質問
Gemini Code Assistについて、よく聞かれる質問に答えます。
- Gemini Code Assistは無料で使えますか?
-
無料では使えません。
無料の個人向け版は2026年6月18日に終わり、今はStandardかEnterpriseの有料契約が要ります。
- Google AI Proに入っていれば使えますか?
-
使えません。
Google AI ProとUltraでの利用も、2026年6月18日に終わりました。
個人の人向けには、Antigravityへの移行が案内されています。
- どのエディタで使えますか?
-
VS Code・IntelliJやPyCharmなどのJetBrains系・Android Studio・Cloud Shellエディタ・Cloud Workstationsで使えます。
- 日本語で質問しても大丈夫ですか?
-
チャットには、日本語でそのまま質問を打ち込めます。
コードの中のコメントを日本語で書いて、そこから生成させることもできます。
- ライセンスが足りないとどうなりますか?
-
契約したライセンスがすべて割り当て済みだと、ライセンスのない人が使おうとしたときに、ライセンスが必要という案内のエラーが出ます。
30日使われていないライセンスは、自動でほかの人へ回される仕組みもあります。
- 他人のコードをそのまま出してしまうことはありますか?
-
既存のコードを長く引用した場合は、出典を示す仕組みがあります。
設定で、引用元と一致する候補を出さないようにすることもできます。
Gemini Code AssistのようなAIツールを仕事に生かしたい人向けのAI講座
Gemini Code AssistのようなAIツールを、仕事で使いこなせるようになりたい人へ、学べる講座を1つ紹介します。
独学で止まりがちな人は、講座で順番どおりに学ぶ方法もあります。
スタートAI
スタートAIは、株式会社スケールエーアイが販売する生成AIの学習カリキュラムです(出典:スタートAI公式 特定商取引法に基づく表記)。
プロンプトと代表的なAIツールの基本を学ぶ講義動画とテキストが30講義あり、個別サポートも付きます。
受講料は198,000円(税込)です(出典:スタートAI公式 特定商取引法に基づく表記)。
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まとめ|Gemini Code Assistの要点
Gemini Code Assistのポイントをまとめます。
- 今使えるのはStandardとEnterpriseの有料版だけ
- 料金はStandardの年契約で1ユーザー月$19から
- 無料の個人向け版とGoogle AI Pro・Ultraでの利用は2026年6月18日に終了
- 使い始めは、管理者の準備のあとに拡張機能を入れる
- 個人で使っていた人の移行先はAntigravity
まずは自分の会社に契約があるかを確かめてから、拡張機能のインストールに進むのがいちばんの近道です。
※料金と上限は、Gemini Code Assist の法人向けページとGemini for Google Cloud の割り当てと上限の内容です。
ターミナルで動くAIも気になる人は、Claude Codeの無料枠を調べた記事で比べられます。↓


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- Gemini Code Assist Standard と Enterprise の概要(Google Cloud 公式ドキュメント)
- Gemini Code Assist の法人向けページ(Google 公式)
- Gemini Code Assist の一般ユーザー アカウント(Google for Developers)
- Gemini Code Assist on GitHub の一般ユーザー版(Google for Developers)
- Gemini for Google Cloud の料金(Google Cloud 公式)
- Gemini for Google Cloud の割り当てと上限(Google Cloud 公式ドキュメント)
- Gemini Code Assist Standard と Enterprise を設定する(Google Cloud 公式ドキュメント)
- Gemini Code Assist でコードを作成する(Google Cloud 公式ドキュメント)
- Gemini Code Assist とチャットする(Google Cloud 公式ドキュメント)
- エージェント モードの概要(Google Cloud 公式ドキュメント)
- Gemini Code Assist を使用して GitHub コードをレビューする(Google Cloud 公式ドキュメント)
- Antigravityの料金ページ(Google 公式)









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