セカンドキャリアとは?50代から準備しないと後悔する3つのこと

セカンドキャリアとは?50代から準備しないと後悔する3つのこと
うさみほ

セカンドキャリアって何?50代から何を準備すればいいの?

セカンドキャリアとは、定年や子育ての区切りのあとに選ぶ、人生後半の2つ目の働き方・生き方のことです。

50代のうちに「お金・スキル・人とのつながり」の3つを準備しておくと、あとで後悔しにくくなります。

回答

セカンドキャリアは定年後の再雇用・転職・独立・地域の仕事・学び直しまで幅広い

50歳の平均余命は男性約33年・女性約38年で、人生後半はとても長い

準備しないと後悔しやすいのはお金・スキル・人とのつながりの3つ

学び直しには教育訓練給付金や無料の講座も使える

この記事は、筆者が、厚生労働省・日本年金機構・総務省統計局・内閣府などの公式ページを2026年9月24日に開いて確かめてまとめました。

この記事を読めば、50代の今から何を始めればいいかが3つに絞れます。

「もっと早く準備しておけばよかった」と後悔しないための順番で書いたので、上から読んでみてください。

目次

セカンドキャリアとは

セカンドキャリアは、会社員として長く働いた人が、定年の前後に選ぶ「次の働き方・生き方」を指す言葉として広く使われています。

法律で決まった言葉ではないので、再雇用で同じ会社に残ることも、まったく別の仕事を始めることも、どちらもセカンドキャリアです。

仕事だけでなく、地域の活動や学び直しを中心にした暮らし方まで含めて考えると、選べる道が広がります。

セカンドキャリアの形中身向いている人
再雇用・継続雇用今の会社で契約を結び直して働く慣れた仕事を続けたい人
転職新しい会社に雇われて働く別の業種に挑戦したい人
独立・業務委託経験を生かして仕事を請け負う専門の知識や人脈がある人
地域の仕事シルバー人材センターなどで短い仕事をする月に数日だけ働きたい人
学び直し・社会活動講座やボランティアで新しい役割を持つやりがいを大切にしたい人
セカンドキャリアの主な形(うさみほが整理)

考える人が増えている理由

令和7年の簡易生命表では、50歳の平均余命は男性32.82年・女性38.41年です(出典:厚生労働省「令和7年簡易生命表の概況」)。

50歳から数えても、30年以上の時間があるということになります。

働く人も増えていて、65歳以上の就業者は943万人と22年続けて増え、過去最多になりました(出典:総務省統計局「統計からみた我が国の高齢者(統計トピックスNo.149)」)。

会社には、65歳までの雇用を確保することと、70歳までの就業機会を確保する努力が求められています(出典:厚生労働省「高年齢者雇用安定法の改正~『継続雇用制度』の対象者を労使協定で限定できる仕組みの廃止~」・厚生労働省「高年齢者雇用安定法の改正~70歳までの就業機会確保~」)。

「定年=引退」ではなく、「定年=次の働き方を選ぶ区切り」に変わってきているのです。

女性のセカンドキャリア

セカンドキャリアは、会社員の定年だけの話ではありません。

子育てや介護が一段落したあとに、もう一度働く・学び始めるのも、立派なセカンドキャリアです。

ブランクがあっても、これまでの家庭や地域での経験は、人と接する仕事や地域の活動で生かせます。

パートで働きながら新しいことを学ぶなど、自分のペースで組み合わせられるのも人生後半の良さです。

定年後の仕事との違い

「定年後の仕事」は、主に60歳を過ぎてからどこで働くかという話を指します。

セカンドキャリアは、それより前の50代から、お金・学び・人間関係まで含めて人生後半をどう過ごすかを考える、もう少し広い言葉です。

具体的な仕事の探し方は、定年後の仕事の探し方をまとめた記事で詳しく読めます。↓

セカンドキャリアを50代から準備しないと後悔する3つのこと

セカンドキャリアで「こうしておけばよかった」と感じやすいのは、次の3つです。

どれも、定年の直前になってからでは間に合いにくく、50代のうちから少しずつ準備できることばかりです。

50代から準備したい3つのこと

お金:60歳以降の収入と年金の見込みを知っておく

スキル:会社の外でも使える力を1つ身につける

人とのつながり:会社以外の居場所を持つ

お金

いちばん後悔の声が多いのは、定年後の収入が思っていたより少なかったというお金の問題です。

再雇用では給料が下がることが多く、60歳以降の賃金が60歳のときの75%未満に下がると、雇用保険の「高年齢雇用継続給付」の対象になることがあります(出典:厚生労働省「令和7年4月1日から高年齢雇用継続給付の支給率を変更します」)。

2025年4月1日以降に60歳になった人は、支給の上限が賃金の10%に変わりました(出典:厚生労働省「令和7年4月1日から高年齢雇用継続給付の支給率を変更します」)。

老齢厚生年金を受け取りながら働く場合は、給料と年金の合計が65万円(2026年度の基準額)を超えると、年金の一部または全部が止まります(出典:日本年金機構「在職老齢年金制度が改正されました」)。

将来の年金の見込み額は、日本年金機構のねんきん定期便やねんきんネットで確かめられます。

50代のうちにお金で確かめたいこと

年金の見込み額(ねんきん定期便・ねんきんネット)

会社の再雇用の条件(給料・働く日数・何歳まで)

退職金の額と受け取り方

定年後の毎月の生活費の目安

数字を先に知っておくと、「どのくらい働けば足りるか」がはっきりして、働き方を選びやすくなります。

スキル

2つ目は、会社の中でしか通じない経験だけで定年を迎えてしまうことです。

65歳以上で雇われて働く人(役員を除く)のうち、非正規の職員・従業員が76.1%を占めています(出典:総務省統計局「統計からみた我が国の高齢者(統計トピックスNo.149)」)。

肩書きよりも「何ができるか」で仕事を選ばれる場面が増えるので、会社の外でも使える力が1つあると心強くなります。

とくにパソコンやAIを使う力は、事務・業務委託・在宅の仕事など選べる道を広げるスキルです。

資格を取るなら、「持っていると仕事につながるか」を先に確かめてから選ぶと、時間とお金をむだにしません。

人とのつながり

3つ目は、会社を離れたとたんに、毎日話す相手がいなくなってしまうことです。

内閣府「令和4年版高齢社会白書」では、65歳以上の人の79.6%が、親しくしている友人・仲間を持っていると感じていると答えています。

そして、親しい友人・仲間を多く持っている人ほど、生きがいを「十分感じている」割合が高いという結果でした(出典:内閣府「令和4年版高齢社会白書」)。

同じ調査では、インターネットやSNSを使っている人のほうが、情報機器を使わない人よりも、生きがいを十分感じている割合が高くなっていました。

会社の外に、趣味の会・地域の活動・学びの場など、もう1つの居場所を50代のうちに作っておきましょう。

定年してから探し始めると、「知らない人ばかりの場に一人で入る」ハードルが高く感じられ、結局どこにも行かなくなってしまう人も少なくありません。

在職中から顔を出しておけば、定年のときにはすでに知り合いがいる状態で、次の暮らしにすっと移れます。

新しい仲間の作り方は、大人の友達の作り方をまとめた記事で紹介しています。↓

セカンドキャリアの選び方

セカンドキャリアは、次の5つの手順で考えると、迷わずに選べます。

STEP
これまでの経験を書き出す

担当した仕事・得意なこと・人からよく頼まれたことを、紙に書き出します。

STEP
お金の見込みを確かめる

年金の見込み額と、定年後に必要な生活費の差を計算します。

STEP
会社の制度を確かめる

再雇用の条件や、何歳まで働ける制度になっているかを人事の担当者に聞きます。

STEP
小さく試してみる

講座に通う・副業の規則を確かめたうえで小さな仕事を受ける・地域の活動に顔を出すなど、定年前に試しておきます。

STEP
相談先を使う

迷ったら、ハローワークなどの公的な窓口で相談します。

何を大事にしたいかで選ぶ

セカンドキャリアに正解はなく、収入・やりがい・自由な時間のどれを大事にしたいかで向き不向きが変わります。

大事にしたいこと向いている形
収入を保ちたい再雇用・転職
経験を生かしたい独立・業務委託・再雇用
無理なく働きたい地域の仕事・短時間のパート
新しいことに挑戦したい学び直し・転職
大事にしたいことと向いている形(うさみほが整理)

1つに決めきれないときは、「今の会社に残る」以外の道を1つだけ調べておくだけでも、選べる幅がぐっと広がります。

公的な相談先

全国の主なハローワークには、概ね60歳以上の人のための「生涯現役支援窓口」があり、在職中の人も相談できます(出典:厚生労働省「概ね60歳以上の求職者の皆さまへ(生涯現役支援窓口事業)」)。

地域で短い仕事をしたい人は、原則60歳以上が入会できるシルバー人材センターという選び方もあります(出典:全国シルバー人材センター事業協会「入会を希望される方は」)。

定年後の生き方そのものを考えたい人は、定年後の生き方をまとめた記事も参考になります。↓

セカンドキャリアの準備を50代から始めるスケジュール

セカンドキャリアの準備は、一度にやろうとすると続きません。

年代ごとにやることを分けておくと、仕事や家のことが忙しい50代でも、少しずつ進められます。

時期やること
50代前半経験の書き出し・新しい学びを1つ始める・会社の外の居場所づくり
50代後半年金の見込み額と再雇用の条件を確かめる・学んだことを小さく試す
60歳前後働き方を決める・高年齢雇用継続給付の対象かを確かめる
65歳前後年金の受け取り方と、働く日数・時間を見直す
セカンドキャリアの準備スケジュールの例(うさみほが整理)

50代前半にやること

50代前半は、まだ時間に余裕がある時期です。

この時期に新しい学びを1つ始めておくと、50代後半に「試してみる」段階へ進みやすくなります。

週に1時間でもかまわないので、会社の仕事とは別のことに触れる時間を作ってみてください。

50代後半にやること

50代後半は、お金と制度の数字を具体的に確かめる時期です。

会社の再雇用の条件を人事の担当者に聞き、年金の見込み額と合わせて、定年後の収入の目安を出しておきましょう。

学んだことを、副業の規則を確かめたうえで小さな仕事にしてみたり、地域の活動で使ってみたりするのもこの時期です。

60歳前後にやること

60歳前後は、実際に働き方を決める時期です。

再雇用に進む人も、別の道を選ぶ人も、ハローワークの生涯現役支援窓口で一度相談しておくと、見落としが減ります。

今日からできる3つのこと

ねんきん定期便を出して年金の見込み額を見る

これまでの仕事で人から頼まれたことを3つ書き出す

興味のある講座や集まりを1つだけ調べる

学び直しでセカンドキャリアを広げる

セカンドキャリアの選択肢を広げるいちばんの近道は、50代のうちに新しいことを1つ学び始めることです。

国の給付金や無料の講座を使えば、お金をかけすぎずに学び直せます。

教育訓練給付金を使う

厚生労働大臣が指定した講座を修了すると、受講にかかった費用(教育訓練経費)の一部が教育訓練給付金として支給されます(出典:厚生労働省「教育訓練給付金」)。

講座の種類支給される額
専門実践教育訓練費用の50%(年間上限40万円)。条件を満たすと最大80%
特定一般教育訓練費用の40%(上限20万円)。条件を満たすと50%
一般教育訓練費用の20%(上限10万円)
出典:厚生労働省「教育訓練給付金」(令和6年10月以降に開講する講座の場合)

対象になるのは、雇用保険に加入していた期間が原則3年以上ある人です(出典:ハローワークインターネットサービス「教育訓練給付金」)。

初めて給付を受ける人は、一般教育訓練と特定一般教育訓練なら1年以上、専門実践教育訓練なら2年以上の加入で受けられます(出典:ハローワークインターネットサービス「教育訓練給付金」)。

受講を始める前に、住んでいる地域のハローワークで、自分が対象になるかを確かめておきましょう。

無料の講座で学ぶ

経済産業省とIPAが運営するマナビDX(経済産業省・IPA)には、受講料無料の講座もあります(出典:マナビDX(経済産業省・IPA))。

パソコンやデジタルの基本をお金をかけずに学びたい人は、ここから始めてみるのも1つの方法です。

お金をかけずに学び直す方法は、60代からのAIの学び直しをまとめた記事にもまとめています。↓

AIを学ぶとできることが増える

産経新聞(2026年9月4日)では、AIを学ぶ教室に通う52歳の会社員が、仕事のデータ分析と、趣味の小説づくりにAIを使い始めたことが紹介されていました。

同じ記事では、75歳の女性が講習会で同世代の仲間とLINEグループを作り、「新しい友達もできて、来てよかった」と話しています(出典:産経新聞(2026年9月4日))。

AIの学び直しは、スキルと人とのつながりという、後悔しやすい2つの準備を同時に進められる方法でもあります。

セカンドキャリアについてよくある質問

セカンドキャリアについて、よく聞かれる質問に答えます。

セカンドキャリアとは何ですか?

定年や子育ての区切りのあとに選ぶ、人生後半の2つ目の働き方・生き方のことです。

再雇用・転職・独立・地域の仕事・学び直しなど、幅広い形があります。

セカンドキャリアの準備は何歳から始めればいいですか?

50代から始めるのがおすすめです。

年金の見込みや会社の再雇用の条件を確かめ、新しいスキルを1つ学び始めておくと、定年のときに選べる道が増えます。

定年後も今の会社で働けますか?

会社は65歳までの雇用を確保することになっていて、継続雇用制度を使う会社でも、今は希望すれば65歳まで働けます。

66歳以降は会社ごとに違うので、人事の担当者に確かめてください。

学び直しに使える国の制度はありますか?

厚生労働大臣が指定した講座を修了すると、受講にかかった費用の20〜80%が教育訓練給付金として支給されます。

雇用保険の加入期間などの条件があるので、ハローワークで確かめてください。

セカンドキャリアのために資格は取ったほうがいいですか?

資格そのものより、仕事につながるかどうかで選ぶのが大切です。

取る前に、求人でその資格が求められているかや、教育訓練給付金の対象講座かを確かめると、時間とお金をむだにしません。

セカンドキャリアの相談はどこでできますか?

全国の主なハローワークに、概ね60歳以上の人のための生涯現役支援窓口があり、在職中の人も相談できます。

セカンドキャリアにAIを生かしたい人におすすめのAI講座

セカンドキャリアの準備としてAIを学びたい人へ、筆者が受講しているAI講座を紹介します。

無料の動画で独学する方法もありますが、仲間と一緒に学べる場があると途中で止まりにくくなります。

スタートAI

スタートAIは、株式会社スケールエーアイ(東京都新宿区)が運営するAIの教室で、利用者の約9割が50代以上です(出典:産経新聞(2026年9月4日))。

動画講座とオンラインセミナーのほか、月に1、2回は東京都内などで対面の講習会があります(出典:産経新聞(2026年9月4日))。

学長の栗須俊勝さんは、AIの学習にはこれまでのキャリアや「上手い下手は関係ない」と話しています(出典:産経新聞(2026年9月4日))。

会社員時代の経験がそのまま生きる一方で、パソコンが得意でなくても始められるということです。

受講料は198,000円(税込)です(出典:スタートAI公式 特定商取引法に基づく表記)。

ほかのスクールとの比べ方は、スタートAIの料金を調べた記事にまとめています。↓

申し込む前に確かめたいこと

入会の前に、2時間半の無料ウェブセミナーで講座の中身を確かめられます(出典:スタートAI 無料ウェブセミナーの公式ページ)。

セミナーはZoomのライブ形式のみで、参加しても入会の強制はないと申込ページのよくある質問にあります(出典:スタートAI 無料ウェブセミナーの公式ページ)。

無料ウェブセミナーを受けられるのは1人1回までなので、パソコンかタブレットを用意して、メモを取れる日に申し込んでください。

当日の流れは、スタートAIの無料セミナーに参加した記事で紹介しています。↓

\まずは話を聞いてから決めたい人は/

入会の強制はないと申込ページに明記

参加無料・12冊のAI教材特典つき

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まとめ|セカンドキャリアは50代の準備で決まる

セカンドキャリアで後悔しないためのポイントをまとめます。

この記事のまとめ
  • セカンドキャリアは人生後半の2つ目の働き方・生き方
  • 50歳からでも30年以上の時間がある
  • 準備したいのはお金・スキル・人とのつながりの3つ
  • 学び直しには教育訓練給付金や無料の講座が使える
  • 迷ったらハローワークの生涯現役支援窓口で相談できる

「定年になってから考えよう」ではなく、50代の今、1つだけ始めてみることが、人生後半の後悔をいちばん小さくします。

AIを新しい武器にしたい人は、無料ウェブセミナーで雰囲気を確かめてから決めても遅くありません。

\判断は話を聞いてからで十分/

当日はQ&Aの時間がある

参加無料・12冊のAI教材特典つき

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※制度と統計は、厚生労働省・日本年金機構・総務省統計局・内閣府・経済産業省(IPA)の公式ページの内容です。

制度は見直されることがあるので、働き方や学び方を決める前に、最寄りのハローワークや年金事務所でもご確認ください。

AIの基本から知りたい方は、ChatGPTとは何かをまとめた記事もどうぞ。↓

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