シニアの大学で学び直すには?放送大学と公開講座の学費と申し込みの流れ

シニアの大学で学び直す方法|放送大学と公開講座の選び方・学費・申し込みの手順
としかつ

シニアでも大学で学び直せるのかね?
この歳から入試なんて、さすがに無理だと思うんだがねえ

うさみほ

放送大学は学力の入学試験がありませんよ
1科目だけ選んで学生になることもできます

シニアが大学で学び直す道は、いまいくつも開かれています。

なかでも放送大学は、学力による入学試験がありません(出典:放送大学「放送大学なら、1科目から大学生に。」)。

回答

放送大学は学力による入学試験なし・必要なのは書類だけ

科目履修生なら入学料7,000円から1科目だけ学べる

大学の公開講座は入学の手続きなしで受けられる

自治体の高齢者大学は住んでいる市区町村の窓口で探す

この記事は、筆者が、放送大学と早稲田大学エクステンションセンターの案内ページを2026年9月24日に開いて確かめたうえでまとめました。

この記事を読めば、自分に合う入口が今日のうちに1つに絞れます。

迷ったときの決め方も書いたので、窓口に行く前に読んでおくと話が早く進みます。

目次

シニアが通える大学は4種類

シニアが学べる大学の入口は、大きく4つに分かれます。

自分がどれを求めているかで、選ぶ先が変わります。

放送大学

放送大学は、テレビ・ラジオ・インターネットで授業を受けられる大学です。

15歳以上のすべての人に開かれていると案内されています(出典:放送大学)。

学力による入学試験はなく、必要なのは書類だけです(出典:放送大学「放送大学なら、1科目から大学生に。」)。

卒業を目指すことも、1科目だけ学ぶこともできます。

放送大学の学び方

テレビ・ラジオで授業を受ける

インターネットで好きな時間に見る

学習センターへ行きたいときだけ出向く

テレビの前に座るだけで授業が受けられるので、通学の負担がありません。

全国に学習センターがあり、行きたいときだけ出向く形にもできます。

録画された授業を見る形なので、聞き逃しても巻き戻せます。

耳が遠くなってきた方には、この点がとくにありがたい仕組みでしょう。

大学の公開講座

早稲田大学エクステンションセンターのように、大学が一般向けに開いている講座があります。

入学の手続きは要らず、受けたい講座に申し込むだけです。

文学、歴史、語学、健康など、内容は大学ごとに大きく違います。

1回だけの講演もあれば、半年かけて学ぶ連続講座もある形です。

近所の大学が何を開いているかは、その大学のサイトで一覧になっています。

まずは1講座だけ受けてみて、雰囲気が合うかどうかを確かめる使い方が向いています。

科目等履修生・聴講生

普通の大学の授業に、科目単位で参加する制度もあります。

学生に混じって教室に座るので、キャンパスの空気そのものを味わえます。

募集の時期と条件は大学ごとに違うので、志望する大学のページで確かめてください。

若い学生と机を並べることに気後れする方もいますが、実際はほとんど気にされません。

社会人の受講者が混じるのは、いまの大学では珍しくない光景です。

若い人と同じ課題に取り組むことで、頭の使い方も変わってきます。

科目等履修生を考えるときの確認先

募集の時期と出願の条件

受けられる科目の範囲

自治体の高齢者大学

市区町村や都道府県が運営する、シニア向けの学びの場もあります。

名称は「高齢者大学」「いきいき大学」「シニア大学」など、地域によってまちまちです。

文部科学省「生涯学習・社会教育」も、公民館を生涯学習の拠点として位置づけています(出典:文部科学省「生涯学習・社会教育」)。

費用が抑えられていて、同じ地域の人と知り合えるのが強みです。

自治体の講座を探す窓口

生涯学習課に電話する

公民館の掲示板を見る

広報紙の募集欄を確かめる

地元の講座の探し方

探すときは、市区町村の生涯学習課か公民館に電話するのがいちばん早い方法になります。

広報紙に募集が載ることも多いので、捨てる前に目を通してみてください。

定員があって抽選になる講座もあるため、締め切りの確認は早めに済ませましょう。

落ちても次の期に申し込めるので、1回で諦める必要はありません。

同じ市内でも、公民館ごとに別の講座を開いていることがあります。

隣の地区まで足を延ばせば、選べる幅はさらに広がります。

歩いて行ける距離かどうかも、続けられるかを左右する条件です。

4つの入口の性格

放送大学=家で学ぶ・卒業も目指せる

公開講座=単発で気軽に・入学手続きなし

科目等履修生=キャンパスで学生に混じる

高齢者大学=地元で仲間ができる

学び直し全般を考えている方は、50代のリスキリングをまとめた記事も参考にしてください。↓

シニアに人気の放送大学の学費と入り方

4つのうち、いちばん始めやすいのが放送大学です。

3つの学生の種類

放送大学の学生には、目的の違う3つの種類があります。

全科履修生は大学卒業を目指す人、選科履修生と科目履修生は好きな科目だけを学ぶ人です(出典:放送大学)。

いきなり卒業を目指さなくても、学生になれるということです。

選科履修生は1年間、科目履修生は半年間の在籍になります。

まず半年だけ試すという入り方ができるのは、大きな安心材料でしょう。

合わなければ、そこで終わりにしても損はありません。

入学料と授業料

入学料は、全科履修生が24,000円、選科履修生が9,000円、科目履修生が7,000円です(出典:放送大学「学費(授業料、入学料)」)。

授業料は、放送授業(2単位)が12,000円、面接授業(1単位)が6,000円です(出典:放送大学「学費(授業料、入学料)」)。

つまり、1科目だけなら2万円を切る金額から始められます。

習い事に月1万円を払うことを思えば、決して高い金額ではありません。

印刷教材の代金は授業料に含まれているので、教科書代を別に払う必要もありません。

手元に本が届くので、画面が苦手な方でも読み進められます。

書き込みながら読めるのは、紙の教材ならではの良さでしょう。

放送大学の学生の種類と入学料
種類入学料目的
全科履修生24,000円大学卒業を目指す
選科履修生9,000円好きな科目を1年間学ぶ
科目履修生7,000円好きな科目を半年学ぶ
出典:放送大学「学費(授業料、入学料)」

必修科目がない

放送大学には必修科目がなく、興味のある科目から選んで履修できると案内されています(出典:放送大学「放送大学なら、1科目から大学生に。」)。

嫌いな科目を我慢して受ける必要はありません。

何かあったら休学できるとも書かれているので、体調の心配がある方でも始めやすい仕組みです(出典:放送大学「放送大学なら、1科目から大学生に。」)。

学ぶ意欲があれば、何歳からでも何度でも入学して学び続けられます(出典:放送大学)。

卒業したあとにもう一度入り直す方もいます。

年齢を理由に断られることがないというのは、この大学のいちばんの特徴です。

シニアが大学を選ぶときの決め方

シニアの大学選びでは、内容よりも先に決めたほうがいいことがあります。

家で学ぶか、出かけるか

これがいちばん大きな分かれ目です。

家で学びたいなら放送大学、人に会いたいなら公開講座や高齢者大学が向いています。

学ぶ内容より、通い方で決めるほうが失敗しません。

内容は途中で変えられますが、通い方は生活そのものだからです。

週に1回出かける時間が本当に取れるかを、先に考えてみてください。

介護や孫の世話がある方は、家で学べる形のほうが続きます。

予定が崩れても、自分のペースで取り戻せるからです。

卒業証書が要るか

学位が欲しいなら全科履修生、知識だけでいいなら科目履修生や公開講座です。

卒業を目指すと124単位が必要になり、年数もかかります。

まず1科目だけ受けて、続けたくなってから切り替える順番でも遅くありません。

科目履修生として取った単位は、あとから全科履修生になったときに生かせる場合があります。

切り替えの条件は、出願の前に大学へ確かめておくと安心です。

電話でもメールでも、丁寧に教えてもらえます。

聞きにくいことこそ、出願の前に片づけておくほうが気が楽になります。

いくらまで出せるか

学費は、年に数万円から数十万円まで幅があります。

最初の1年でいくらまで出すかを先に決めておくと、迷いが減ります。

自治体の高齢者大学は費用が抑えられていることが多いので、窓口で確かめてください。

金額を先に決めておくと、迷ったときに戻る場所ができます。

高い講座がよい講座とはかぎらない点も、覚えておいてください。

決める順番

家か外かを決める

証書が要るかを決める

出せる金額を決める

残った選択肢から内容で選ぶ

この順番で絞ると、候補は自然と1つか2つになります。

シニアが大学に申し込むまでの手順

シニアが大学に申し込むまでは、4段階で進みます。

STEP
学びたいことを言葉にする

「歴史」「英語」「パソコン」など、一言で十分です。

決まらない人は、この記事の後半の方法を使ってください。

STEP
入口を1つに絞る

家で学ぶか外に出るかを先に決めます。

それだけで候補が半分になります。

STEP
資料を取り寄せる

放送大学も公開講座も、無料で資料を送ってくれます。

紙で読むと、家族にも相談しやすくなります。

STEP
出願の期限を確かめる

学期の始まりに合わせた締め切りがあります。

1か月前には手続きを始めておくと慌てません。

この4段階のうち、止まりやすいのは1番目です。

学びたいことが決まらないという理由で、何年も先延ばしになっている方は少なくありません。

完璧に決めてから動く必要はなく、仮でよいので1つ選べば前に進みます。

学びたいことをAIに相談する

何を学ぶかが決まらないときは、AIに相談するという手があります。

コピーして使える相談の仕方

62歳です

来年から大学で学び直したいと思っています

これまでの仕事は経理で、趣味は歴史の本を読むことです。

向いている分野を3つ挙げて、それぞれの理由も教えてください。

出てきた答えの使い方

自分では思いつかない組み合わせが出てくるので、選択肢が広がります。

気に入らなければ「もっと実務に近いものを」と条件を足して聞き直してください。

納得できる答えが出るまで、何度でも付き合ってもらえます。

人に相談すると遠慮が出る話も、AIが相手なら思ったまま書けます。

出てきた分野の中から、資料を取り寄せたいものを1つ選べば十分です。

AIの使い方がわからない方は、シニアのAI活用をまとめた記事から読んでください。↓

シニアが大学に通う前に知っておくこと

シニアが大学で学び直すとき、先に知っておいたほうがいいことが3つあります。

最初から卒業を目指さない

いきなり全科履修生になると、途中で息切れすることがあります。

1科目から始めて、続けられると分かってから広げるほうが確実です。

小さく始めて、あとから増やすのが、長く続ける人のやり方です。

半年で1科目終えられたという事実が、次の一歩を軽くします。

反対に、いきなり4科目取って1つも終わらないと、自信のほうが減ります。

学費以外の出費を見込む

教材費、交通費、パソコンやタブレットの費用も必要になります。

放送大学の場合、印刷教材は授業料に含まれています(出典:放送大学「学費(授業料、入学料)」)。

それでも、通学型の講座では交通費が毎回かかることを忘れないでください。

往復1,000円の講座に月4回通えば、それだけで年に5万円近くになります。

家族に先に伝えておく

学び直しは、家の中の時間の使い方を変える出来事です。

何曜日の何時に机に向かうかを先に伝えておくと、家族も協力しやすくなります。

黙って始めると、あとで気まずくなる恐れもあります。

夫婦で同じ講座に申し込むという選び方も1つでしょう。

始める前に確かめる3つ

1科目から始める

学費以外の出費も見込む

家族に曜日と時間を伝える

この3つを押さえておけば、途中でやめる理由がぐっと減ります。

シニアが大学で学び直して得られるもの

シニアが大学に通って得られるのは、知識だけではありません。

生活にリズムができる

決まった曜日に授業があると、一週間に骨組みができます。

定年後にいちばん困るのは、予定のない日が続くことでしょう。

何曜日は勉強の日と決まっているだけで、ほかの日の使い方まで変わってきます。

朝起きる理由が1つ増えるというのは、思っている以上に大きいはずです。

平日の昼間に出かける用事があると、一日の疲れ方まで変わってきます。

話す相手ができる

公開講座や高齢者大学では、同じ関心を持つ人が同じ部屋に座っています。

趣味の話から始まる付き合いは、職場の関係より長く続くことが多いものです。

肩書きも年齢も関係なく、学んでいることだけが共通点になります。

放送大学でも、学習センターの面接授業で顔を合わせる機会があります。

学び直しで増える人とのつながり

同じ講座に通う人

学習センターで会う人

先生に質問できる関係

家族との新しい話題

人と会う用事が週に1つ増えるだけで、暮らしの手ざわりが変わります。

話す相手が家族だけという状態から抜け出せるのは、健康の面でも意味があるはずです。

家族との会話が変わる

学んだことを家で話すと、会話の中身が変わってきます。

孫に聞かれたことに答えられると、こちらの気分も違うものです。

家の中で「知らない」と言う回数が減っていきます。

学んでいる人は、話していて面白いという評価は、年齢に関係ありません。

学んだことを形に残せる

放送大学なら単位という形で積み上がります。

公開講座でも、修了証を出すところがある形です。

紙の形で残ると、自分がやってきたことが目に見えるようになります。

履歴書に書く必要がなくても、自分のために積み上げる価値はあるでしょう。

孫に見せられる形が残るという言い方をする方もいます。

大人になってからの友達づくりについては、大人の友達の作り方をまとめた記事も参考にしてください。↓

シニアの大学についてよくある質問

シニアの大学について、よく聞かれる質問に答えます。

何歳まで入学できますか?

放送大学は年齢の上限を設けていません。

学ぶ意欲があれば何歳からでも何度でも入学できると案内されています。

入学試験はありますか?

放送大学には学力による入学試験がありません。

必要なのは書類だけだと案内ページに明記されています。

高卒でなくても入れますか?

放送大学の選科履修生と科目履修生は、15歳以上であれば出願できます。

全科履修生は高等学校卒業などの資格が要ります。

学費はいくらかかりますか?

科目履修生なら入学料7,000円、放送授業1科目(2単位)12,000円からです。

卒業を目指す全科履修生は入学料24,000円です。

パソコンがなくても学べますか?

放送授業はテレビやラジオでも受けられます。

ただし出願や成績の確認はインターネットを使うほうが早いので、スマホかタブレットがあると楽です。

通学しなくてもいいですか?

放送大学は自宅学習が基本です。

面接授業は学習センターに出向きますが、必要な単位数の範囲で選べます。

途中でやめたくなったらどうなりますか?

放送大学は休学の制度があります。

体調や家庭の事情で続けられなくなったときは、退学ではなく休学を選べます。

公開講座と大学の授業は何が違いますか?

公開講座は入学の手続きが要らず、単発で受けられます。

単位や学位は基本的に出ません。

地元の高齢者大学はどこで探しますか?

市区町村の生涯学習課や公民館が窓口です。

名称が地域ごとに違うので、電話で「シニア向けの講座はありますか」と聞くのが早道です。

学んだことを仕事に生かせますか?

生かせます。

ただし資格取得を目指すなら、その資格の受験資格を満たす科目かどうかを先に確かめてください。

シニアがAIを学び直すのにおすすめのAI講座

シニアの大学選びと並行して、AIを学びたいという方も増えています。

独学で止まってしまう人のために、筆者が受講しているAI講座を紹介します。

スタートAI

スタートAIは、株式会社スケールエーアイ(東京都新宿区)が運営するAIの教室で、利用者の約9割が50代以上です(出典:産経新聞(2026年9月4日))。

動画講座とオンラインセミナーのほか、月に1、2回は東京都内などで対面の講習会があります(出典:産経新聞(2026年9月4日))。

学長の栗須俊勝さんは、AIの学習に「上手い下手は関係ない」と話しています(出典:産経新聞(2026年9月4日))。

受講料は198,000円(税込)です(出典:スタートAI公式 特定商取引法に基づく表記)。

金額の内訳は、スタートAIの料金を調べた記事にまとめています。↓

申し込む前に確かめたいこと

入会の前に、2時間半の無料ウェブセミナーで中身を確かめられます(出典:スタートAI 無料ウェブセミナーの公式ページ)。

セミナーはZoomのライブ形式のみで、参加しても入会の強制はないと申込ページのよくある質問にあります(出典:スタートAI 無料ウェブセミナーの公式ページ)。

無料ウェブセミナーを受けられるのは1人1回までなので、メモを取れる日に申し込んでください。

\AIから学び直したい人は/

Zoomのライブ配信・2時間半

参加無料・12冊のAI教材特典つき

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まとめ|シニアの大学は1科目から始められる

シニアが大学で学び直す道をまとめます。

この記事のまとめ
  • 放送大学は学力による入学試験なし
  • 科目履修生なら入学料7,000円から
  • 公開講座は入学手続きなしで受けられる
  • 選ぶ順番は家か外か→証書が要るか→金額
  • まずは1科目だけ始める

この歳からでは遅いと思い込んでいた方ほど、資料を1通取り寄せた日から変わるはずです。

まずは、学びたいことを一言だけ紙に書いてみてください。

その一言が決まれば、あとは入口を選ぶだけになります。

資料の請求は無料なので、迷っている段階で取り寄せてかまいません。

頭を使う趣味も探したい方は、頭を使う趣味をまとめた記事もあわせてどうぞ。↓

\独学で止まってしまった人は/

当日はQ&Aの時間がある

参加無料・12冊のAI教材特典つき

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参考文献

※学費と制度は、放送大学ほか各校の案内ページの内容です。

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