
Claude Code Skillsは、繰り返し同じ指示を貼り付けている作業を、1つのファイルにまとめて呼び出せるようにする仕組みです。
公式ドキュメントには「SKILL.mdというファイルを作れば、Claudeがそれを道具として使えるようになる」と書かれています。
この記事では、Claude Code Skillsの使い方を、公式ドキュメントの記載どおりに手順で並べました。
- Claude Code Skillsを作る4ステップ
- 置き場所(個人用・プロジェクト用)の違い
- フロントマターで指定できる項目
- 呼び出し方(自動と手動)
- 動かないときの確認ポイント
仕様は更新されます。
最新の内容は必ずClaude Code公式ドキュメントのSkillsページでご確認ください(本記事の情報は2026年9月4日時点で公式ドキュメントを確認したものです)。
Claude Code Skillsの使い方は4ステップ(結論)
結論から書きます。
Claude Code Skillsの使い方は、フォルダを1つ作って、その中にSKILL.mdを1枚置くだけです。
公式ドキュメントに載っている手順は次の4つです。
- スキル用のフォルダを作る(例:
mkdir -p ~/.claude/skills/summarize-changes) - そのフォルダに
SKILL.mdを置き、先頭に---で囲んだフロントマターを書く - フロントマターの
descriptionに「何をするスキルか・いつ使うか」を書く - Claude Codeを起動して、
/フォルダ名で呼び出す
フォルダ名がそのままコマンド名になります。
~/.claude/skills/deploy/を作れば/deployで呼べる、という対応です。
特別なインストールや設定ファイルの編集は要りません。
Claude Code自体をまだ入れていない場合は、先に公式のクイックスタートの手順を済ませてください。
なおフロントマターの一部の項目はAgent Skillsという共通仕様に沿ったもので、Claude Code以外のツールでも使われています。
Claude Code Skillsの使い方①|置き場所を決める
最初に決めるのは置き場所です。
どこに置くかで、誰が使えるかが変わります。
公式ドキュメントには4つの場所が記載されています。
| 置き場所 | パス | 使える範囲 |
|---|---|---|
| 個人用 | ~/.claude/skills/<skill-name>/SKILL.md | 自分の全プロジェクト |
| プロジェクト用 | .claude/skills/<skill-name>/SKILL.md | そのプロジェクトだけ |
| プラグイン | <plugin>/skills/<skill-name>/SKILL.md | そのプラグインを有効にした場所 |
| 組織全体 | 管理設定のディレクトリ | 組織の全ユーザー |
名前がぶつかったときの優先順位も決まっています。
公式ドキュメントには、組織用が個人用を上書きし、個人用がプロジェクト用を上書きすると記載されています。
たとえば~/.claude/skills/とプロジェクトの.claude/skills/の両方にdeployがある場合、/deployで動くのは個人用のほうです。
チームで共有したいスキルは、プロジェクトの.claude/skills/に置いてバージョン管理に入れる方法が公式に案内されています。
Claude Code Skillsの使い方②|SKILL.mdを書く
SKILL.mdは2つの部分でできています。
---で囲んだYAMLのフロントマターと、その下に続くマークダウンの本文です。
公式ドキュメントに載っている最小の例が次の形です。
---
name: api-conventions
description: API design patterns for this codebase
---
When writing API endpoints:
- Use RESTful naming conventions
- Return consistent error formats
- Include request validation
フロントマターの項目はすべて任意で、推奨されているのはdescriptionだけです。
descriptionは、Claudeが「いつこのスキルを使うか」を判断する材料になるためです。
なお公式ドキュメントには、フロントマターは---がファイルの1行目にあるときだけ読まれる、という注意も書かれています。
フロントマターでよく使う項目
| 項目 | 必須 | 内容(公式ドキュメントの記載) |
|---|---|---|
name | 任意 | 一覧に出る表示名。省略するとフォルダ名になる |
description | 推奨 | 何をするか・いつ使うか。Claudeが呼び出しを判断する材料 |
when_to_use | 任意 | 呼び出しのきっかけになる言い回しや例を追記する |
disable-model-invocation | 任意 | trueにするとClaudeが自動で読み込まなくなる(自分で/名前を打つときだけ動く) |
user-invocable | 任意 | falseにすると/メニューに出ず、Claudeだけが使える |
allowed-tools | 任意 | そのターンのあいだ、許可を聞かずに使えるツール |
argument-hint | 任意 | 入力補完に出す引数のヒント(例:[issue-number]) |
paths | 任意 | このスキルが自動で読み込まれるファイルをglobで限定する |
本文は短く保つことが公式ドキュメントで推奨されています。
読み込まれたスキルの内容はその後の会話に残り続けるため、行数がそのままコストになるという説明です。
目安として「SKILL.mdは500行以内に収める」という記載もあります。
Claude Code Skillsの使い方③|呼び出す
呼び出し方は2通りあります。
どちらも公式ドキュメントに記載されています。
| 呼び出し方 | やること | 止め方 |
|---|---|---|
| 自分で呼ぶ | /スキル名と入力する | user-invocable: falseを書くと/メニューから消える |
| Claudeが自動で呼ぶ | descriptionに合う内容を普通に頼む | disable-model-invocation: trueを書くと自動では動かなくなる |
既定では、どちらの方法でも呼び出せる状態になっています。
公開や送信のように「勝手に動かれると困る」処理はdisable-model-invocation: trueを付けておく使い方が、公式ドキュメントで例として挙げられています。
逆に、背景知識としてだけ使いたいものはuser-invocable: falseを付けて、Claudeだけが読むようにできます。
Claude Code Skillsの使い方④|資料ファイルを足す
スキルのフォルダには、SKILL.md以外のファイルも置けます。
公式ドキュメントには次のような構成例が載っています。
my-skill/
├── SKILL.md (required - overview and navigation)
├── reference.md (detailed API docs - loaded when needed)
├── examples.md (usage examples - loaded when needed)
└── scripts/
└── helper.py (utility script - executed, not loaded)
長い資料をSKILL.mdに全部書かず、別ファイルに分けておくという考え方です。
別ファイルは必要になったときだけ読み込まれるため、毎回のコストになりません。
SKILL.mdの中から「どのファイルに何が書いてあるか」をリンクで示しておくと、Claudeが必要な時だけ開けます。
Claude Code Skillsが動かないときの使い方の見直し
公式ドキュメントのトラブルシューティングには、確認する順番が書かれています。
上から順に見ていきます。
descriptionに、実際に打つ言葉が入っているかを確認する- 「使えるスキルは何ですか」と聞いて、一覧に出るかを確認する
descriptionに近い言い方に変えて頼み直す/スキル名で直接呼んでみる
フロントマターのYAMLが壊れている場合は、本文だけが読み込まれてdescriptionが空になる、と公式ドキュメントに記載されています。
この状態でも/スキル名では動くため、「手で打てば動くのに自動では動かない」ときは、まずフロントマターを疑う流れになります。
逆に呼ばれすぎるときは、descriptionを具体的にするかdisable-model-invocation: trueを足す、と案内されています。
Claude Code SkillsとCLAUDE.md・プラグインの使い分け
似た仕組みが複数あるため、使い分けを整理します。
公式ドキュメントの記載をもとに並べたのが次の表です。
| 仕組み | 読み込まれるタイミング | 向いている中身 | 公式ページ |
|---|---|---|---|
| Claude Code Skills | 使うときだけ | 手順・チェックリスト・長い参考資料 | Skills |
| CLAUDE.md | セッションの最初に毎回 | 短い前提・コーディング規約・事実 | Memory |
| プラグイン | 有効にした場所で | スキル・フック・サブエージェントをまとめて配る | Plugins |
| フック | 指定した動作の前後 | 自動整形・lintなどのシェルコマンド | Hooks |
| サブエージェント | 呼ばれたとき | 並行して走らせたい別作業 | Subagents |
公式ドキュメントには、スキルを作る目安として「同じ指示を何度も貼り付けているとき」「CLAUDE.mdの一部が事実ではなく手順に育ってきたとき」と書かれています。
CLAUDE.mdは毎回読まれるのに対し、スキルは使うときだけ読まれるという違いが判断の軸です。
長い参考資料をCLAUDE.mdに書くより、スキルに移すほうがコストの面では軽くなります。
Claude Code Skillsの使い方に関するよくある質問
Q. Claude Code Skillsを使うのに追加の料金はかかりますか?
スキルはローカルのファイルを置くだけの仕組みで、公式ドキュメントに追加料金の記載はありません。
Claude Code自体の利用条件は公式の概要ページをご確認ください。
Q. Claude Code Skillsのファイル名は必ずSKILL.mdですか?
はい。公式ドキュメントでは、スキルのフォルダにSKILL.mdを置く形で説明されています。
フォルダ名がそのまま/で呼ぶ名前になります。
Q. 以前のカスタムコマンドはどうなりますか?
公式ドキュメントには、カスタムコマンドがスキルに統合されたと記載されています。
.claude/commands/deploy.mdと.claude/skills/deploy/SKILL.mdはどちらも/deployになり、既存の.claude/commands/のファイルはそのまま動くとされています。
Q. Claude Code Skillsを消すにはどうしますか?
個人用・プロジェクト用のスキルは、そのフォルダを削除すると外れます。
プラグイン由来のものは、プラグイン側を無効化またはアンインストールする、と公式ドキュメントに記載されています。
Q. スキルを編集したらClaude Codeを再起動する必要がありますか?
公式ドキュメントには、スキルのフォルダは監視されていて、追加・編集・削除はセッション中に反映されると記載されています。
ただし、セッション開始時に存在しなかったスキル用のフォルダを新しく作った場合は、再起動が必要とされています。
Claude Code Skillsの使い方まとめ
この記事で確認した内容を整理します。
- Claude Code Skillsは、フォルダを作って
SKILL.mdを1枚置くだけで作れる - 置き場所は個人用
~/.claude/skills/とプロジェクト用.claude/skills/が基本 - フロントマターで必須の項目は無く、推奨は
descriptionだけ - 呼び出しは
/スキル名の手動と、Claudeによる自動の2通り - 自動で呼ばれたくないものは
disable-model-invocation: trueを付ける
フロントマターの全項目や高度な使い方は、公式ドキュメントのSkillsページに一覧で載っています。
コマンドの一覧はコマンドリファレンス、設定項目は設定リファレンスが公式の参照先です。
本記事の情報は2026年9月4日時点で公式ドキュメントを確認したものです。


コメント