
Claude(クロード)の使い方で最初に覚えることは、2つだけです。
①質問に「立場・目的・欲しい形」を書き足す → ②繰り返し使う資料は「プロジェクト」に置く、この順番です。
解説記事でいちばん抜け落ちているのが②です。
「プロジェクトは有料プランの機能」というのは誤解で、無料アカウントでも最大5つまで作れます。
これは筆者の推測ではなく、Anthropicの公式ヘルプセンターにそのまま書かれている一文です。
この記事では、その公式の記載を引用したうえで、使い始めからプロジェクトの作り方までの手順と、そのままコピペできるプロンプトを3つ載せています。
内容は2026年8月24日にAnthropicの公式ヘルプセンター(日本語版)を実際に開いて確認したものだけで構成しています。
Claudeの使い方は「具体的に書く」と「プロジェクトに置く」の2つで決まります
結論からお伝えします。
Claudeは、Anthropic社が開発した大規模言語モデル(LLM)で、文章を書く・要約する・翻訳する・画像を読み取るといった仕事を、会話しながら任せられる道具です。
公式ヘルプの「Claudeを始める」には、上手に使うコツとして「具体的にする:リクエストが具体的であるほど、Claudeはより良くサポートできます」と書かれていました。
もうひとつが、資料の置き場所です。
毎回おなじ前提を貼り直しているうちは、Claudeの使い方としては半分しか使えていません。
- 質問に「立場・目的・欲しい形」を書き足す(単語だけを投げない)
- 繰り返し使う資料はプロジェクトのナレッジに置く(毎回の貼り直しをやめる)
この2つ目を「有料プランの話でしょう」と読み飛ばしてしまう方が、とても多いです。
ところが、公式の記載はそうなっていません。
まずそこを確認しておきましょう。
「Claudeのプロジェクトは有料じゃないと使えない」は誤解です【公式ヘルプの記載】
Claudeの使い方を解説した記事を読んでいると、プロジェクト機能が有料プランの目玉として紹介されていることがあります。
ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。
プロジェクトそのものは、無料アカウントでも使えます。
有料プランでしか使えないのは、プロジェクトの一部の拡張機能と、共有機能です。
公式ヘルプの記載を、2026年8月24日にひとつずつ開いて確認しました。
公式が「無料ユーザーは最大5つのプロジェクトを作成できます」と書いている
Anthropicのヘルプ記事「プロジェクトとは何ですか?」の冒頭に、次の一文がありました。
「プロジェクトはすべてのユーザー(無料のClaudeアカウントを持つユーザーを含む)が利用できます。無料ユーザーは最大5つのプロジェクトを作成できます。」
この記事の最終更新日は2026年7月23日と表示されていました。
つまり、無料アカウントのままでも、仕事ごとに5つの作業部屋を持てるということです。
同じページには、プロジェクトの中身についてこう説明されています。
「プロジェクトを使用すると、独立したワークスペースを作成でき、各ワークスペースには独自のチャット履歴とナレッジベースがあります」という記述です。
関連する資料をアップロードしておくと、そのプロジェクト内のすべてのチャットが、その資料を前提にして動きます。
有料プランで変わるのは「容量」と「共有」の2点だけ
では、有料プランにすると何が変わるのでしょうか。
同じ公式ページには、はっきりと分けて書かれていました。
- RAGを使用した拡張プロジェクトナレッジ=Pro・Max・Team・Enterpriseのみ。ナレッジがコンテキスト制限に近づくと自動でRAGモードに切り替わり、容量を最大10倍に拡張すると記載
- コラボレーションと共有=TeamおよびEnterpriseプランのみ。組織の他のメンバーとプロジェクトを共有できると記載
裏を返せば、ひとりで使うぶんには、無料アカウントのプロジェクトでも仕組みは同じということです。
変わるのは、置ける資料の量と、他人と共有できるかどうかです。
公式は「プロジェクトの中身はキャッシュされる」とも書いている
もうひとつ、見落とされがちな記述があります。
「使用制限のベストプラクティス」というヘルプ記事です。
そこには「プロジェクト内のコンテンツはキャッシュされ、再利用時に制限にカウントされません」と書かれていました。
同じ資料を毎回チャットに貼り直すと、そのぶん使用量を消費します。
プロジェクトに置いておけば、その消費が抑えられるという説明です。
「無料だとすぐ止まる」と感じている方ほど、先にここを直すべき、ということになります。
Claudeの使い方ステップ1|どこから使うかを決める(3つの入口を比較)
ここからは手順です。
公式ヘルプの「Claudeを始める」では、アクセス方法としてウェブ・デスクトップ・モバイルの3つが案内されていました。
それぞれ向き不向きがあるので、表にまとめます。
| 入口 | 公式の案内 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ウェブ | claude.ai にアクセスしてブラウザでチャットする、と記載 | まず触ってみたいとき。導入作業が要らない |
| デスクトップ | MacまたはWindowsで使うアプリをダウンロードすると記載 | 毎日使うとき。ブラウザのタブに埋もれない |
| モバイル | iOSまたはAndroid用のアプリでチャットできると記載 | 移動中に思いついたことを投げておくとき |
| 利用の条件 | 対応地域のいずれかにいること、18歳以上であることが必要と記載 | — |
どれを選んでも、アカウントと会話履歴は同じものが見えます。
ですから最初はウェブでかまいません。
使う頻度が上がってきたら、デスクトップ版を足すのが自然な流れです。
入力欄の「+」から、ファイルと機能を呼び出せる
公式ヘルプには、操作についてこう書かれています。
「左下の『+』ボタンをクリックするか、『/』と入力して追加オプションとコマンドを表示できます」という案内です。
Claudeの使い方でつまずく方の多くは、この「+」の存在に気づいていません。
ファイルの添付も、機能の切り替えも、ここから始まります。
Claudeの使い方ステップ2|プロジェクトを作って資料を置く3手順
ここが、この記事のいちばん実用的な部分です。
公式の説明にそって、3手順に整理しました。
- 仕事の単位でプロジェクトを作る(「請求業務」「採用面接」のように、まとまりで区切る)
- その仕事で毎回参照する資料を、プロジェクトのナレッジにアップロードする(公式は「関連するドキュメント、テキスト、コード、またはその他のファイル」と記載)
- プロジェクト指示に「役割」と「守ってほしいこと」を短く書く(公式は「より正式なトーンを使用するよう指示したり、特定の役割または業界の観点から質問に答えるよう指示したりできます」と記載)
3つ目のプロジェクト指示は、長く書くほど良いわけではありません。
公式ヘルプの「使用制限のベストプラクティス」には「プロジェクト指示を簡潔に保ち、重要な情報に焦点を当てます」とあり、細かい作業ごとの指示はチャット側に書くようすすめられていました。
アップロードできるファイルの種類と上限
資料を置く前に、対応形式を確認しておきましょう。
公式ヘルプの「Claudeにファイルをアップロード」に、一覧と上限がまとめられていました。
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 文書ファイル | PDF/DOCX/CSV/TXT/HTML/ODT/RTF/EPUB/JSON/XLSX |
| 画像ファイル | JPEG/PNG/GIF/WebP |
| チャットへの添付 | 1ファイル500MBまで/1つのチャットに最大20ファイル/画像は最大8000×8000ピクセル |
| PDFのページ数 | 1000ページまで。100ページ以下は図やグラフなどの視覚要素も分析、101〜1000ページはテキストのみ |
| プロジェクトのファイル | 1ファイル30MBまで。ファイル数は無制限だが、総量はコンテキストウィンドウに収まる必要があると記載 |
| 注意 | XLSXのアップロードは「コード実行とファイル作成」を有効にする必要があると記載 |
見落としやすいのが、プロジェクトに置くファイルは「テキスト抽出のみ」と明記されている点です。
図やレイアウトごと読ませたいPDFは、プロジェクトではなくチャットに直接添付するほうが確実です。
Claudeの使い方が一段変わるコピペ用プロンプト3つ
そのまま貼って使える形にしたプロンプトを3つ用意しました。
いずれも「分からないときは分からないと書く」逃げ道を、指示の中に入れてあるのが特徴です。
プロンプト1|プロジェクト指示にそのまま貼る「役割」の型
【あなたの役割】
(↓この下に、担当してほしい立場を1行で書く。例:中小企業の経理担当)
【この部屋で扱う仕事】
(↓この下に、扱う業務を1行で書く。例:請求書の作成と入金の確認)
【いつも守ってほしいこと】
・回答は結論から書いてください
・ナレッジに置いた資料に書かれていないことは、推測せず「資料に記載なし」と書いてください
・数字と固有名詞は、資料の表記のまま書き写してください
・専門用語を使うときは、初出でひとこと説明を添えてください
【出力の既定】
・長文の依頼でないかぎり、600字以内でまとめてください
・箇条書きが使える内容は、箇条書きにしてください
効いているのは「資料に記載なし」と書ける枠を先に与えている1行です。
この逃げ道があると、それらしく埋めた文章が減ります。
プロンプト2|長い資料を「使える形」に要約させる
添付した資料を読んで、次の形でまとめてください。
【読む相手】
(↓この下に、誰に見せる資料かを1行で書く。例:はじめて案件に入る新人)
【出力の形】
1. 30秒で読める要約(3行)
2. 決まっていること(箇条書き。各行の末尾に、資料の該当ページ番号を付ける)
3. まだ決まっていないこと(箇条書き)
4. 私が次にやるべきこと(3つまで。実行できる粒度で)
【ルール】
・資料に書かれていないことは足さないでください
・ページ番号が特定できない項目は「ページ不明」と書いてください
・推測を書く場合は、行頭に「推測:」と付けてください
要約は、AIがいちばんそれらしく仕上げてしまう作業です。
だからこそ、ページ番号を書かせて後から自分で照合できる形にしておきます。
プロンプト3|回答をもらったあとに投げる「検算」の型
先ほどの回答を、自分で検算してください。
【やってほしいこと】
回答に書いた文を1つずつに分け、次の表にしてください。
・列1:あなたが書いた文
・列2:その根拠(添付資料のページ番号、または一般知識、のどちらか)
・列3:資料に「そのまま書いてある」か「複数の記述から推測した」かの区別
・列4:自信の度合い(高・中・低)
【ルール】
・根拠が特定できない文は、列2に「根拠なし」と書いてください
・「根拠なし」または「低」の文が1つでもあれば、表の下にその件数と一覧をまとめてください
・表の最後に、私が自分で確認すべき項目を3つまで挙げてください
これは、答えをもらったあとに続けて投げるプロンプトです。
そのまま資料に貼る前に1回はさむだけで、事故がかなり減ります。
Claudeの使い方で気をつけること4つ
便利な道具ですが、公式が先回りして注意書きを出している箇所があります。
知らずに使うと「思っていたのと違う」となる4つを挙げます。
①最新のできごとは知らない可能性がある
公式ヘルプの「Claudeのトレーニングデータはどの程度最新ですか?」には、モデルごとに知識のカットオフがあると書かれています。
2026年8月24日に開いた時点では、Claude Sonnet 5とClaude Fable 5が2026年1月まで、Claude Sonnet 4.6が2025年8月までのデータで学習された、と一覧に並んでいました。
公式はそのうえで「これらのモデルは、各カットオフ日以降に発生したイベントや情報を認識していない可能性があります」と明記しています。
最新の料金や制度を調べるときは、ウェブ検索を使うか、自分で公式ページを開いて確かめてください。
②写真やイラストは作れない
ここは誤解が多いところです。
公式ヘルプの「Claudeは画像を生成できますか?」には「Claudeは、画像生成ツールのような方法で写真やイラストを生成しません」と書かれていました。
ただし、同じページには続きがあります。
「図表、グラフ、インタラクティブなビジュアルを会話内で直接作成して、理解を支援することができます」とあり、これらはHTMLとSVGで生成されると説明されていました。
つまり絵は作れないが、図は作れるという整理になります。
③会話が長くなると、使用量を余計に消費する
公式ヘルプの「使用量と長さの制限はどのように機能しますか?」には、2種類の制限があると説明されています。
ひとつは、どれだけ使えるかを決める使用量制限。
もうひとつは、1つの会話がどれだけ長くなれるかを決める長さ制限です。
そのうえで「自動コンテキスト管理をトリガーする長い会話は、使用量制限をより多く消費します」と書かれていました。
話題が変わったら、新しい会話を始めるのが正解です。
④機能ごとに向き不向きがある
公式ヘルプの「ウェブ検索、拡張思考、リサーチはいつ使うべき?」に、使い分けの目安が書かれています。
公式の説明を、そのまま整理するとこうなります。
- ウェブ検索=1〜2回のツール呼び出しで答えられる、シンプルで事実的な問い(天気・最新のニュースなど)
- 拡張思考=ウェブの最新情報が要らない、複雑な推論(数学の問題、コードのデバッグなど)
- リサーチ=1〜3分間に5回以上のツール呼び出しが必要な、包括的な情報収集とレポート作成
迷ったときは、まず何も付けずに聞いてみてください。
答えが古そうだと感じたときだけ、ウェブ検索を足すのが手間の少ない使い方です。
Claudeは無料でどこまで使える?使い方の上限を公式の記載で整理
無料アカウントでどこまでできるのかを、公式の記載だけで整理します。
回数や容量が変わることがあるため、ここでは「できるかどうか」と「公式が書いている上限」だけを並べます。
| 無料アカウントでできること | 公式の記載 |
|---|---|
| チャットで質問する | 5時間ごとにリセットされるセッションベースの使用制限があると記載 |
| プロジェクトを作る | 無料ユーザーは最大5つまで作成できると明記 |
| ファイルを添付する | 文書10形式・画像4形式に対応。プランによる区別の記載なし |
| アーティファクト(成果物を別ウィンドウで作る機能) | Free・Pro・Max・Team・Enterpriseでサポートと記載。設定で「コード実行とファイル作成」をオンにする必要あり |
| プロジェクトのRAG拡張(容量を最大10倍に) | 有料プランのユーザーのみが利用できると明記 |
| プロジェクトを組織で共有する | TeamおよびEnterpriseプランのみと明記 |
| 過去の会話を横断して検索させる | 有料プランのユーザーができる、と記載 |
公式ヘルプの「アーティファクトとは何か、どのように使用するのか?」には、既定ではオフになっている旨の注意も書かれていました。
「コード実行とファイル作成」をオンにしていないアカウントでは、アーティファクトはサポートされなくなりました、という記載があります。
設定を1回だけ見に行く価値はあります。
Claudeの使い方を覚えた次に来る壁と、その越え方
ここまでの手順を踏めば、Claude単体の使い方でつまずくことはほとんどなくなります。
次に来る壁は、別のところにあります。
「動かせるようになったけれど、自分の仕事のどこに差し込めばいいのか分からない」という壁です。
道具を1つずつ調べて覚えていく進め方だと、どうしても時間がかかります。
仕事で使う型をまとめて教わってしまうほうが早い、というのが正直なところです。
当サイトでは、AIを仕事に取り入れたい方向けの無料セミナーを受講してレビューしています。
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セミナーの内容と、受けるべき人・そうでない人は、こちらの記事で詳しくまとめています。


Claudeの使い方についてよくある質問
- Claudeは無料で使えますか?
-
使えます。
公式ヘルプには、無料のClaudeプランには5時間ごとにリセットされるセッションベースの使用制限があると書かれています。
送信できるメッセージ数は需要によって変わる、という説明も添えられていました。
- Claudeのプロジェクト機能は、無料アカウントでも使えますか?
-
使えます。
公式ヘルプに「プロジェクトはすべてのユーザー(無料のClaudeアカウントを持つユーザーを含む)が利用できます。無料ユーザーは最大5つのプロジェクトを作成できます」と書かれています。
有料プランのみとされているのは、RAGによる容量拡張と、組織内での共有です。
- Claudeで画像やイラストは作れますか?
-
写真やイラストは作れません。
公式ヘルプに「Claudeは、画像生成ツールのような方法で写真やイラストを生成しません」と明記されています。
一方で、図表・グラフ・インタラクティブなビジュアルはHTMLとSVGで会話内に作れる、とも書かれていました。
- ClaudeとChatGPTはどちらを使えばいいですか?
-
どちらか一方に決める必要はありません。
Claudeの公式ヘルプが挙げている得意分野は、執筆・要約・コーディング・翻訳・画像の分析・ブレインストーミングです。
写真やイラストを作りたい場面はClaudeの対象外なので、そこだけ別の道具を使う、という分け方が現実的です。
- パソコンが苦手でもClaudeを使えますか?
-
チャット欄に日本語で書いて送るだけなので、操作そのものは難しくありません。
公式ヘルプは「同僚や友人と話すように自然で会話的にClaudeに話しかけること」を最良のアプローチとして案内しています。
ただし利用には、対応地域にいることと、18歳以上であることが必要だと記載されています。
- Claudeは最新のニュースを知っていますか?
-
モデルごとに知識のカットオフがあります。
公式ヘルプには「これらのモデルは、各カットオフ日以降に発生したイベントや情報を認識していない可能性があります」と書かれています。
最新の情報が要る質問では、ウェブ検索を有効にするか、自分で公式ページを開いて確かめてください。
まとめ|Claudeの使い方は「プロジェクト」を覚えると一段変わります
最後に、この記事の要点を整理します。
- Claudeの使い方は「具体的に書く」と「プロジェクトに資料を置く」の2動作に集約される
- 公式ヘルプは「無料ユーザーは最大5つのプロジェクトを作成できます」と明記しており、プロジェクトは有料限定の機能ではない
- 有料プランで変わるのはRAGによる容量拡張(最大10倍)と、TeamとEnterpriseでの共有の2点
- プロジェクトに置いた資料はキャッシュされ、再利用時に制限にカウントされないと公式が記載している
- 添付は1ファイル500MB・1チャット20ファイル・PDFは1000ページまで。プロジェクトのファイルはテキスト抽出のみ
- 写真やイラストは作れないが、図表とグラフはHTMLとSVGで作れる。最新情報は知識カットオフに注意する
プロジェクトを1つ作るだけで、Claudeの使い方は目に見えて変わります。
そして同じ考え方は、資料作りやメールの下書きにもそのまま応用できます。
仕事で使うAIの型をまとめて覚えたい方は、無料のセミナーで中身を確かめてみてください。
\受けてから決めても遅くありません/


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