
AIアシスタントのGrokを使ってみたいけれど、無料でどこまで触れるのか、課金すると月にいくらかかるのかが分かりにくい。
そう感じている方に向けて、xAIの公式ドキュメントに書かれている内容だけを整理しました。
この記事の情報は2026年9月8日時点のものです。
金額はすべて米ドル建てで、公式は税の扱いを明記していないため、税抜表示とみて見積もります。
最新の金額はxAI公式のAPI料金ページでご確認ください。
【結論】Grokの料金は「無料で始めて、足りなければ枠を買い足す」形
結論から書きます。
公式ドキュメントのGrok概要ページには、Grokは無料で始められる(Grok is free to start)と明記されています。
有料のSuperGrokプランに入ると、週ごとの利用枠(weekly usage allowance)が付きます。
この枠は、チャット・画像生成・動画生成・音声・コーディングなど、どのGrok製品に使ってもかまいません。
週の枠を使い切ったときは、追加クレジットを買うか、上位プランへ上げるかを自分で選びます。
つまりGrokの料金は「毎月いくらか」だけでなく「週にどれだけ使うか」で決まる設計です。
- 入口は無料。サインインしなくても始められる範囲がある
- 有料はSuperGrok。週ごとの利用枠が付く
- 枠を超えたら追加クレジット(最低5ドル)か、プランのアップグレード
- 開発者向けのxAI APIは、上記とは別に使ったトークン量で課金される
Grokの料金を決める6つの入口を一覧で比較する
公式ドキュメントを読むと、Grokにお金を払う経路は6つに分かれています。
| 課金の入口 | 何で金額が決まるか | 公式ドキュメントの記載 |
|---|---|---|
| 無料のGrok | 無料枠の範囲内 | Grokは無料で始められる、と概要ページに記載 |
| SuperGrok(有料プラン) | 週ごとの利用枠 | 週の利用枠が付き、全製品で共有できる |
| Extra Usage Credits | 購入した金額分 | Webから最低5ドル単位で購入でき、1年で失効 |
| X Premium+ | Xの購読 | Grok 4はSuperGrokとPremium+の購読者が使えると発表ページに記載 |
| xAI API(テキスト) | 入出力のトークン量 | 100万トークンあたりの単価 |
| xAI API(ツール) | ツールの呼び出し回数 | 1,000回あたりの単価 |
この6つを混ぜて考えると必ず金額が合わなくなります。
まず「自分は個人としてアプリを使うのか、開発者としてAPIを叩くのか」を分けてから読み進めてください。
Grokを無料で使える範囲はどこまでか
公式ドキュメントの概要ページには、Grokがどこで使えるかが書かれています。
Webのgrok.comと、iOS・Androidのアプリです。
一度サインインすれば、会話・設定・購読の状態がすべてのプラットフォームで同期されると記載されています。
無料で何ができるかについては、公式FAQに手がかりがあります。
週の利用上限に達したときの説明として、チャットと音声についてはGrokの無料枠の上限が引き続き使えると書かれています。
さらに、その無料枠は週の利用枠とは別扱いで、独自のスケジュールでリセットされるとも記載されています。
- 無料枠が用意されているのはチャットと音声の2つ
- 無料枠は有料プランの週の利用枠とは別の枠として扱われる
- 無料枠は独自のスケジュールでリセットされる
- 有料の週の枠を使い切っても、無料枠の分は残る
一方で、無料枠が1日何回なのかという具体的な数字は、公式ドキュメントには記載がありませんでした。
回数の目安を知りたい場合は、アプリの設定内にある使用状況の画面で確認するのが確実です。
Grokの有料プラン(SuperGrok)の月額は公式ページから確認できなかった
ここは正直に書きます。
Grokの公式料金ページは2026年9月8日時点で価格表を機械では確認できませんでした。
最新の料金は公式サイトでご確認ください。
ただし、プランの構成そのものは公式ドキュメントから読み取れます。
公式ドキュメントのGrok FAQには、SuperGrokという名前の有料購読と、SuperGrok Heavyという上位の購読が登場します。
SuperGrok Heavyについては、身に覚えのない高額な請求の原因として年額の購読である場合が多いという説明が置かれています。
つまりSuperGrok Heavyには年払いの選択肢があるということです。
またxAI公式のGrok 4発表ページには、Grok 4がSuperGrokとPremium+の購読者、およびxAI API経由で使えると書かれています。
Grokの上位モデルに触る道は、SuperGrok系の購読とX Premium+の2つに分かれていると理解しておくと迷いません。
Grokの週の利用枠は2026年6月から1つのプールにまとまった
公式FAQによると、有料ユーザー向けの上限の考え方が2026年6月から変わりました。
それまでは、チャット・Imagine・音声・Buildといった製品ごとに日次の上限が別々に設定されていました。
この形だと、片方の製品で上限に当たっているのに、もう片方の枠は余ったままという無駄が起きます。
新しい仕組みでは、製品をまたいで共有する週単位の利用プールが1つだけ与えられます。
- 週の利用プールは全Grok製品で共有される
- 1つの製品に全部使い切ってもよいし、複数に分けてもよい
- 製品によって消費する量が違う(チャットは少なく、高画質な動画生成や長時間のコーディングは多い)
- 使用状況は1か所でまとめて確認できる
- プールは毎週、設定画面に表示されるスケジュールでリセットされる
確認場所も公式FAQに書かれています。
設定(Settings)の使用状況(Usage)タブで、使用率のバー・製品別の内訳・リセット日時・追加クレジットの残高が見られます。
製品別の内訳は、API・Build・チャット・Imagine・音声の5つに分かれて表示されます。
GrokのExtra Usage Credits(追加クレジット)は5ドルから買える
週の枠を使い切った後の選択肢が、Extra Usage Creditsです。
公式FAQに書かれている条件は次のとおりです。
| 項目 | 公式ドキュメントの記載 |
|---|---|
| 購入できる場所 | Webのみ(モバイルのアプリ内課金は今後対応予定) |
| 最低金額 | 5ドルから(Web版の使用状況タブ) |
| 反映のタイミング | 購入すると即座にアカウントへ追加される |
| 消費の順番 | プランに含まれる週の利用枠を使い切った後に消費される |
| 有効期限 | 購入から1年で失効(別途の記載がある場合を除く) |
| 単価 | 標準レート。週の枠の実効レートより1アクションあたりは高い |
追加クレジットは割高だと公式が明記している点は、判断材料としてかなり重要です。
公式FAQは「毎回のように週の上限を超えるなら、プランを上げたほうが長期的には得になる可能性が高い」という趣旨の案内を出しています。
低いプランで、たまに足りなくなる程度なら追加クレジットが便利、という整理です。
自動でクレジットを足すAuto Top Upという設定もあります。
チャージする金額と1か月あたりの上限を自分で決められるので、使いすぎの歯止めとしても機能します。
料金の考え方が他のAIとどう違うかは、Claudeの料金を整理した記事やCopilotの料金を整理した記事と並べて見ると比較しやすくなります。
GrokのAPI料金は100万トークンあたりで決まる
開発者としてGrokを組み込む場合は、購読ではなくトークン課金になります。
公式ドキュメントのモデル一覧に掲載されている、プロンプトが20万トークン未満のときの単価は次のとおりです。
| モデル | コンテキスト | 入力(100万トークン) | キャッシュ入力 | 出力(100万トークン) |
|---|---|---|---|---|
| grok-4.6 | 500k | 2.00ドル | 0.50ドル | 6.00ドル |
| grok-4.5 | 500k | 2.00ドル | 0.30ドル | 6.00ドル |
| grok-4.3 | 1M | 1.25ドル | 0.20ドル | 2.50ドル |
| grok-4.20-0309-reasoning | 1M | 1.25ドル | 0.20ドル | 2.50ドル |
| grok-4.20-multi-agent-0309 | 1M | 1.25ドル | 0.20ドル | 2.50ドル |
| grok-build-0.1 | 256k | 1.00ドル | 0.20ドル | 2.00ドル |
注意したいのが、長いプロンプトを投げたときの扱いです。
公式ドキュメントには、プロンプトが20万トークンに達すると、そのリクエストの全トークンが長文レートで課金されると書かれています。
grok-4.6の長文レートは、入力が100万トークンあたり4.00ドル、出力が12.00ドルです。
つまり20万トークンの手前と直後で、単価がちょうど2倍になる設計です。
モデル選びの指針も公式に書かれており、コードもチャットもGrok 4.6を推奨しています。
詳細は公式のGrok 4.6のページと公式のクイックスタートに整理されています。
Grokの画像・動画・音声の料金は生成量で決まる
画像と動画のImagine API、音声のVoice APIは、トークンではなく生成量で課金されます。
| モデルまたはモード | 単位 | 料金 |
|---|---|---|
| grok-imagine-image | 画像1枚 | 0.02ドル |
| grok-imagine-image-2.0 | 画像1枚 | 0.04ドル |
| grok-imagine-image-quality | 画像1枚 | 0.05ドル |
| grok-imagine-video | 動画1秒 | 0.050ドル |
| grok-imagine-video-1.5 | 動画1秒 | 0.080ドル |
| Speech to Speech(grok-voice-think-fast-2.0) | 音声1分 | 0.08ドル(1時間あたり4.80ドル) |
| Speech to Text | 音声1時間 | 0.10ドル(REST)/0.20ドル(ストリーミング) |
| Text to Speech | 100万文字 | 15.00ドル |
動画は秒課金なので、1本の長さがそのまま金額に直結します。
たとえばgrok-imagine-video-1.5で10秒の動画を作ると0.80ドルです。
画像1枚が0.04ドルであることを考えると、動画10秒は画像20枚分に相当する計算になります。
生成AIそのものの基本から確認したい方は生成AIの初心者向けの解説記事も合わせてご覧ください。
Grokのツール利用料は呼び出し1,000回あたりで加算される
Grokがサーバー側のツールを使うと、トークン代とは別に呼び出し料がかかります。
xAI公式のAPI料金ページに掲載されている単価は次のとおりです。
| ツール | 内容 | 1,000回あたりの料金 |
|---|---|---|
| Web Search | インターネットの検索とページの閲覧 | 5ドル |
| X Search | Xの投稿・プロフィール・スレッドの検索 | 5ドル |
| Code Execution | サンドボックスでのPython実行 | 5ドル |
| File Attachments | 添付ファイルの検索 | 10ドル |
| Collections Search(RAG) | アップロードした文書コレクションへの問い合わせ | 2.50ドル |
| Image Generation | 画像の生成と編集 | Imagine APIの単価に準拠 |
エージェントが何回ツールを呼ぶかは自分で決めるため、質問が複雑になるほど費用は増えます。
この点は公式ドキュメントにもそのまま明記されています。
なお、検索で見つかった画像や動画を解析するツールは、呼び出し料ではなくトークン課金になります。
料金の内訳を追いかけたいときは、公式のコスト追跡の項目とレート制限の説明を読むのが早道です。
制限の考え方は公式のレート制限ページにまとまっています。
Grokの料金を下げる公式の仕組みは3つある
公式ドキュメントには、支払いを抑えるための仕組みが3つ載っています。
1. Batch APIで最大20パーセント引きにする
大量のリクエストを非同期でまとめて処理する仕組みです。
多くは24時間以内に完了し、grok-4.3とgrok-4.20系の3モデルは20パーセントの割引が適用されます。
割引は入力・出力・キャッシュ・推論のすべてのトークン種別にかかります。
ただし一覧に載っていないモデルには割引がなく、画像と動画の生成は標準レートのままです。
2. プロンプトキャッシュで入力代を下げる
同じ前置きを何度も送る使い方では、キャッシュされた入力トークンの単価が効いてきます。
grok-4.6なら通常の入力が100万トークンあたり2.00ドル、キャッシュ済みなら0.50ドルです。
同じ内容を再計算させないだけで、入力の単価は4分の1になります。
3. Priority Processingを使わない判断をする
逆に費用が上がる設定もあります。
Priority Processingは応答を優先的に処理する代わりに、標準の2倍の単価で課金されます。
レイテンシを詰める必要がない用途では、標準のままにしておくのが無難です。
Grokの料金は購入した場所によって窓口が変わる
請求と返金の窓口は、どこで購読したかによって変わります。
公式FAQの記載を整理すると次のようになります。
| 購入した場所 | 解約・変更の窓口 | 返金の窓口 |
|---|---|---|
| Web(grok.com) | grok.comの請求管理から | xAIの返金リクエストフォーム |
| Apple App Store | Appleのサポート | Appleがすべて処理する |
| Google Play | Google Playから解約 | xAIが処理する |
| X Premium | X側の管理画面 | X(xAIではない)が処理する |
X Premium+のGrok利用は、Xアカウントに紐づいたアカウントにだけ適用されます。
Web版とアプリで別のログインを使っていると、購読が反映されていないように見えることがあります。
公式FAQは、これは二重課金ではなく同じアカウントでサインインできていないだけの場合が多い、と説明しています。
もう1点、覚えておきたい条件があります。
xAIのAPIクレジットは返金不可と公式に明記されています。
APIを試すときは、少額をチャージして様子を見るのが安全です。
Grokの料金についてよくある質問
Grokは無料でも使えますか。
公式ドキュメントには、Grokは無料で始められると記載されています。さらに、有料プランの週の利用枠を使い切った後もチャットと音声については無料枠の上限が使えると書かれています。ただし無料枠の具体的な回数は公式ドキュメントに記載がないため、アプリの使用状況の画面でご確認ください。
SuperGrokの月額はいくらですか。
Grokの公式料金ページは2026年9月8日時点で価格表を機械では確認できませんでした。公式ドキュメントから読み取れるのは、SuperGrokとSuperGrok Heavyという2段階の購読があること、SuperGrok Heavyには年額の選択肢があることまでです。最新の金額は公式サイトでご確認ください。
週の利用枠を使い切ったらどうなりますか。
公式FAQによると、有料の機能は週のリセットまで一時停止します。ただし完全に止まるわけではなく、無料枠のチャットと音声は引き続き使えます。その場で続けたい場合は、Extra Usage Creditsを購入するか、上位プランへ変更するか、自動チャージを有効にする3つの選択肢があります。
Extra Usage Creditsはいくらから買えますか。
Web版の使用状況タブから5ドル単位で購入できると公式FAQに記載されています。購入したクレジットは即座に反映され、プランに含まれる週の枠を使い切った後から消費されます。有効期限は購入から1年です。
APIの料金が急に高くなるのはなぜですか。
長文コンテキストの課金が働いている可能性があります。公式ドキュメントには、プロンプトが20万トークンに達すると、そのリクエストの全トークンが長文レートで課金されると書かれています。grok-4.6の場合、入力は100万トークンあたり2.00ドルから4.00ドルへ、出力は6.00ドルから12.00ドルへ変わります。
身に覚えのない高額な請求はAPIの利用料ですか。
公式FAQは、必ずしもAPI利用とは限らないと説明しています。大きな請求はSuperGrok Heavyの年額購読であることが多いため、購入日と購読履歴を先に確認するよう案内されています。判断がつかない場合は、請求番号を添えてサポートへ問い合わせる流れです。
Grokの料金のまとめ
最後に、公式ドキュメントから確認できた内容をまとめます。
- Grokは無料で始められると公式ドキュメントに明記されている
- 有料のSuperGrokは週ごとの利用枠で管理され、全製品で共有する
- 2026年6月から製品ごとの日次上限をやめ、週単位の共有プールへ変わった
- 枠を超えたら最低5ドルのExtra Usage Creditsを買うか、プランを上げる
- 追加クレジットは標準レートのため、1アクションあたりは割高だと公式が明記している
- APIはgrok-4.6が入力2.00ドル・出力6.00ドル(100万トークンあたり・20万トークン未満)
- 20万トークンに達すると単価が2倍になるので、長文の投げ方には注意する
- ツールはWeb Search・X Search・Code Executionが1,000回あたり5ドル
- Batch APIで最大20パーセント引き、Priority Processingは2倍
金額の判断でいちばん大事なのは、自分がアプリの購読者なのか、APIの利用者なのかを分けて考えることです。
この2つを混ぜたまま比較すると、どのプランが妥当なのかは判断できません。
用途が決まっているなら、まず無料枠で必要な機能が足りるかを試し、足りない部分だけを有料の枠で埋める順番が無駄になりません。
この記事の内容は2026年9月8日に公式サイト・公式ドキュメントで確認したものです。料金や仕様は変わりますので、最新の情報は公式ページでご確認ください。


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