
Copilotの料金は、「どのCopilotの話をしているか」で完全に別物になります。
同じ名前で、追加料金が0円のものと、1人ごとに毎月払うものが同時に存在します。
そのため、金額を調べる前に「自分が使いたいのはどれか」を確定させる必要があります。
この記事は、2026年9月4日にMicrosoft LearnとGitHubの公式ページを実際に開いて確認した記載にもとづいて、料金の構造を整理したものです。
Copilotの料金は「どのCopilotか」で決まります
Copilotという名前は、Microsoftの複数の製品と、GitHubの製品で共通して使われています。
料金を調べていて話がかみ合わなくなるのは、ほとんどがここが原因です。
まず、名前と中身の対応を1枚にまとめました。
| 呼び名 | 何をするものか | お金のかかり方 |
|---|---|---|
| Copilot Chat | WordやTeamsなどから使うチャット | 対象のMicrosoft 365サブスクリプションに追加料金なしで含まれる |
| Microsoft Copilot(ライセンス) | 職場のデータにアクセスできる本体機能 | Microsoft 365のプランにアドオンとして追加購入 |
| GitHub Copilot | プログラムを書くための支援 | 1人あたり月額。無料プランもある |
| Microsoft Copilot Studio | 自分でCopilotを作る開発環境 | 独立した課金体系 |
この4つは、それぞれ別の料金表を見る必要があります。
全体像はMicrosoft LearnのCopilotのトップページから辿れます。
Copilot Chatの料金|対象プランなら追加料金はかかりません
まず、お金がかからない側から確認します。
Microsoft Learnのライセンスに関する公式ドキュメントには、Copilot Chatについて次の趣旨の記載がありました。
- Webベースのチャット…インターネットからの結果を表示する。対象のMicrosoft 365サブスクリプションに追加料金なしで自動的に含まれる
- 職場ベースのチャット…職場や学校のアカウントからアクセスできる結果を表示する。Copilotライセンスが必要
つまり、一般的な調べものだけなら、追加のお金を払わずに使える範囲があるということです。
一方で、社内のファイルやメールの内容をふまえた回答が欲しい場合は、有料のライセンスが必要になります。
「Copilotが無料だと聞いた」「いや有料のはずだ」という食い違いは、ほぼこの2種類のチャットを混ぜていることが原因です。
社内データを見に行くかどうかが、無料と有料の境目だと覚えておくと整理しやすくなります。
Microsoft 365のCopilotの料金|アドオンとして買う仕組みです
職場で使う本体のCopilotは、単体で買うものではありません。
公式ドキュメントには「Copilotライセンスはアドオンとして取得できます」と明記されています。
そして、土台となるMicrosoft 365のサブスクリプションを先に持っていることが前提になります。
公式ドキュメントに挙げられていた土台のプランは、たとえば次のようなものです。
| 区分 | 公式ドキュメントに挙げられていたプラン(抜粋) |
|---|---|
| ビジネス向け | Microsoft 365 Business Basic/Business Standard/Business Premium/Apps for business |
| 大企業向け | Microsoft 365 E3/E5/F1/F3、Office 365 E1/E3/E5/F3 |
| 教育向け | Microsoft 365 A1/A3/A5、Office 365 A1/A3/A5 |
| 政府機関向け | Microsoft 365 G3/G5/F1、Office 365 G1/G3/G5/F3 |
TeamsやExchange、SharePointなど、単体プランへのアドオンも認められている記載がありました。
教育機関向けは、教育ソリューション加入契約(EES)またはクラウドソリューションプロバイダー(CSP)経由という条件が付いています。
アドオンの金額は、契約形態(月払いか年払いか)や購入経路(直販か代理店か)、地域によって変わります。
そのため、この記事では金額を断定しません。最新の料金はMicrosoft公式のCopilot(ビジネス向け)ページとCopilotの製品トップでご確認ください。
機能の全体像はMicrosoft Learnの概要ページにまとまっています。
GitHub Copilotの料金|無料・10ドル・39ドル・100ドルの4段階です
プログラムを書く用途のCopilotは、金額が公式ページにはっきり出ています。
GitHub公式の料金ページに掲載されていた個人向けプランは、次のとおりでした(2026年9月4日時点・米ドル建て・1ユーザーあたり月額)。
| プラン | 月額(米ドル・1ユーザー) | 公式に記載されていた主な中身 |
|---|---|---|
| Free | 0ドル | 月2,000回のコード補完、Copilot CLI、コミュニティサポート。クレジットカード不要の記載 |
| Pro | 10ドル | コード補完と次の編集提案が無制限、クラウドエージェントとコードレビュー、モデルの選択、月15ドル相当のクレジット |
| Pro+ | 39ドル | 上位モデルの利用、監査ログ、Proの4倍以上の利用量、月70ドル相当のクレジット |
| Max | 100ドル | 新モデルへの優先アクセス、Pro+の2.9倍以上の利用量、月200ドル相当のクレジット |
認証を受けた学生には、学生向けプランの案内があるという記載もありました。
プランごとの機能差の詳細は、GitHub Docsの日本語ページで確認できます。
製品そのものの説明はGitHub Copilotの製品ページ、使い方はGitHub Docsのトップが入口です。
Copilot Studioの料金|「作る」と「動かす」で別に考えます
自分の会社専用のCopilotを作りたい場合は、Microsoft Copilot Studioという別の製品になります。
ここは、これまでの3つとは課金の考え方そのものが違います。
作ったものが実際に動いた分に応じて費用が発生する形が含まれるため、利用量の見積もりが先に必要になります。
課金とライセンスの考え方は、Microsoft Learnの公式ドキュメントにまとまっています。
個人で使うだけなら、ここは読まなくて構いません。
Copilotの料金を調べるときに間違えやすい3つの点
実際に調べてみて、つまずきやすいと感じた点を3つ挙げます。
- 「Copilotの料金」で検索すると、4種類の答えが混ざる…先に種類を決めてから調べる
- アドオンなので、土台のプラン代が別にかかる…Copilotの金額だけを見て予算を組むと足りなくなる
- GitHub Copilotの金額は米ドル建て…日本円での支払額は決済時のレートで変わる
特に2つめは、社内で稟議を出すときに指摘されやすいところです。
Copilot単体の金額ではなく、「土台のプラン+Copilot」を1人あたりの合計で出しておくと話が早くなります。
Copilotの料金を決める前に確認しておく順番
順番を決めておくと、無駄な比較をせずに済みます。
- 用途を1つに決める…文書作成の支援か、プログラムを書く支援か、自作のボットか
- いま持っている契約を確認する…Microsoft 365のどのプランを使っているかで、追加できるかどうかが変わる
- 無料で済む範囲を先に試す…Copilot ChatやGitHub CopilotのFreeで足りることもある
- 人数をかけ算する…1人あたりの月額なので、人数分で見積もる
この4手で、見るべき料金表が1つに絞れます。
料金やプランの中身は変更される場合があります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください(本記事の情報は2026年9月4日時点のものです)。
GitHub Copilotの料金を「クレジット」から読み解きます
GitHub Copilotの料金表を見ると、各プランに「クレジット」という項目が並んでいます。
これは、上位モデルやエージェント機能を使ったときに消費される、月ごとの利用枠のことです。
公式ページに記載されていた金額をそのまま並べると、次のようになります。
| プラン | 月額 | 付与されるクレジット | 月額に対する比率 |
|---|---|---|---|
| Pro | 10ドル | 15ドル相当 | 1.5倍 |
| Pro+ | 39ドル | 70ドル相当 | 約1.8倍 |
| Max | 100ドル | 200ドル相当 | 2.0倍 |
上のプランほど、払った金額に対して付与される枠の比率が大きくなる形になっています。
つまり、上位モデルを毎日たくさん使う人ほど、上のプランのほうが1回あたりの単価は下がるという設計です。
逆に、コード補完しか使わないのであれば、無制限と記載されているProで足りることになります。
Copilotの料金を人数分で見積もるときの計算のしかた
どのCopilotも、金額は「1ユーザーあたり」で表示されています。
そのため、社内で導入するときは次の順にかけ算します。
- 実際に使う人数を数える…全社員ではなく、毎週使う人だけを数える
- 土台のプラン代を1人あたりで出す…すでに払っている分は追加費用に含めない
- Copilotのアドオン代を足す…ここが今回新しく増える分
- 12倍して年額にする…年契約のほうが安くなる場合があるので、年で比べる
「全社員に配る」前提で見積もると、金額が一気に大きくなって稟議が通りにくくなります。
まず少人数で始めて、使う人が増えたら足すほうが、途中で判断を戻しやすくなります。
Copilotの料金以外に確認しておきたいこと
金額だけを見て決めると、あとから使えないことが分かる場合があります。
契約の前に、次の3点を確認しておくと安全です。
| 確認すること | なぜ必要か | どこで確認するか |
|---|---|---|
| いま使っているプランが対象か | アドオンを追加できるプランが決まっているため | Microsoft Learnのライセンスのページ |
| 管理者の権限があるか | ライセンスの割り当ては管理者の操作になるため | 社内のIT担当者 |
| 扱うデータの範囲 | 社内データを参照する機能かどうかで必要な契約が変わるため | Microsoft Learnの概要ページ |
特に3つめは、個人で試すぶんには関係ありませんが、業務で使うときは先に決めておく必要があります。
Copilotの料金に関するよくある質問(FAQ)
Copilotは無料で使えますか?
種類によります。Copilot Chatは対象のMicrosoft 365サブスクリプションに追加料金なしで含まれるという記載があり、GitHub Copilotにも0ドルのFreeプランがあります。一方で、職場のデータを参照する機能には有料のライセンスが必要です。
Copilotだけを単体で契約できますか?
Microsoft 365のCopilotについては、公式ドキュメントに「アドオンとして取得できます」と記載されており、対象のMicrosoft 365サブスクリプションを持っていることが前提とされています。
GitHub CopilotのProとPro+は何が違いますか?
公式の料金ページでは、Pro+(月39ドル)に上位モデルの利用と監査ログ、Proの4倍以上の利用量が含まれると記載されています。付与されるクレジットも、Proの月15ドル相当に対してPro+は月70ドル相当と記載されていました。
Copilotの料金は日本円でいくらになりますか?
GitHub Copilotの表示は米ドル建てのため、日本円での支払額は決済時のレートによって変わります。Microsoft側の日本円表示は、公式の価格ページでご確認ください。
Copilotの料金体系はどこを見れば最新ですか?
Microsoft側はMicrosoft Learnのライセンスのページと公式の製品ページ、GitHub側は公式の料金ページが一次情報です。


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