
NotebookLM(ノートブックエルエム)の使い方でつまずく原因は、操作が難しいからではありません。
①読ませたい資料(ソース)を先に入れる → ②入れた資料の中だけで質問する、この順番が逆になっているだけです。
NotebookLMは、あなたが入れた資料の中にある情報しか答えません。
これは筆者の感想ではなく、Googleの公式ヘルプにそう書かれています。
さらに大きな話として、公式ヘルプの中での名前が「Gemini Notebook」に変わっていました。
この記事は、2026年8月24日にGoogleの公式ヘルプを実際に開いて確認した内容だけで構成しています。
NotebookLMの使い方は「資料を先に入れて、その中だけで質問する」で決まります
結論からお伝えします。
NotebookLMの使い方は、読ませたい資料を先にアップロードして、その資料の範囲内だけで質問する、という2手だけです。
ChatGPTのように「何でも聞ける相手」だと思って開くと、最初の1回でつまずきます。
Googleの公式ヘルプ「Gemini Notebook でチャットを使用する」には、「Gemini Notebook のチャットの回答では、ソースに含まれているデータのみが使用されます」とはっきり書かれていました。
同じページには、「短編小説の結末を書き換えて」のようなクリエイティブな依頼をすると「この質問には答えられません」と返る場合がある、という説明もあります。
つまり答えてくれないのは故障ではなく、そういう設計だということです。
逆に言うと、資料さえ入れてしまえば、そこから先はかなり乱暴に質問しても答えが返ってきます。
- やること①:ノートブックを作って、PDFやWordやWebページをソースとして入れる
- やること②:入れた資料について質問する(引用がどこから来たか画面で追える)
- やらないこと:資料を入れずに一般知識を聞く(答えない設計になっている)
この記事では、この2手を実際の画面の順番どおりに分解していきます。
「NotebookLMが見つからない」は不具合ではありません【公式ヘルプの名前が変わっています】
ここがこの記事でいちばんお伝えしたいところです。
2026年8月24日にGoogleの公式ヘルプセンターを開いたところ、ヘルプ記事の中の製品名がすべて「Gemini Notebook」に置き換わっていました。
ヘルプセンターのURLも support.google.com/notebooklm から support.google.com/gemininotebook へ転送されます。
ヘルプの目次に並んでいる見出しも、「Gemini Notebook を使ってみる」「Gemini Notebook でチャットを使用する」「Gemini Notebook でノートブックを作成する」という書き方です。
つまり検索して出てきた解説記事のスクリーンショットと、いま自分が開いている画面の名前が一致しなくても、それは間違ったページを開いたわけではありません。
ここを知らないと、「別のツールを開いてしまったのでは」と疑って時間を溶かすことになります。
よくある誤解①:資料を入れなくても質問に答えてくれる
これは誤解です。
公式のよくある質問ページには、質問に答えられない理由のひとつとして「ソースにない情報:アップロードされたソースに含まれる情報に基づいて質問に回答します。答えがソース資料にない場合は回答できません」と書かれています。
答えが返ってこないときは、質問の書き方ではなく資料が足りていないと考えるほうが早く解決します。
よくある誤解②:ノートブックをまたいで横断検索できる
これもできません。
公式の「ノートブックを作成する」ページには、「各ノートブックは独立して機能します。複数のノートブック内の情報に同時にアクセスすることはできません」と明記されていました。
ですから、あとで一緒に聞きたい資料は最初から同じノートブックに入れておくのが正解です。
プロジェクトごと・案件ごとにノートブックを分けるのが、公式の想定している使い方になります。
よくある誤解③:YouTubeの動画なら何でも読み込める
ここは条件がかなり細かく決まっています。
公式の「ノートブックの新しいソースを追加または検索する」ページには、「字幕付きの公開 YouTube 動画のみがサポートされています」「動画のテキスト文字起こし部分のみがソースとしてインポートされます」と書かれています。
さらに「アップロードから 72 時間が経過していない動画はインポートできない場合があります」「発話が含まれていない動画はサポートされていません」という記載もありました。
読み込みに失敗したときは、まずこの3点を確認してください。
NotebookLMの使い方【ステップ1】入れられる資料の種類と上限を先に押さえる
最初にやることは、手元の資料がそもそも入るのかを確かめることです。
ここを飛ばすと、アップロードのたびにエラーが出て「使えないツール」という印象で終わってしまいます。
公式ヘルプに書かれていた対応形式と上限を、そのまま表に整理しました。
| 入れられるもの | 公式に書かれている条件 |
|---|---|
| PDF・Word(docx) | 対応。1ソースあたり最大50万語/1ファイル最大200MB |
| テキスト(txt)・マークダウン(md) | 対応。コピーして貼り付けたテキストもソースにできる |
| PowerPoint(pptx)・CSV | 対応 |
| Googleドキュメント | 対応。ドライブから取り込むと数分ごとに自動で同期される |
| Googleスライド | 最大100枚のスライドまで |
| Googleスプレッドシート | 10万トークンに制限、と公式に記載 |
| 画像 | jpg・png・webp・heic など。種類によっては正常に動かない場合があると公式に注記 |
| 音声ファイル | mp3・wav・m4a など。取り込み時に文字起こしされてテキストとして保存される |
| ウェブURL | テキスト部分のみ。画像・埋め込み動画・ペイウォールのページは非対応 |
| YouTube URL | 字幕付きの公開動画のみ。文字起こし部分だけが入る |
| ePub | 対応 |
件数の上限も決まっています。
公式には「最大 50 個のソースを含めることができます(無料ユーザーの場合)」と書かれていました。
また、よくある質問のページには「100 件のノートブック(1 ノートブックあたり最大 50 件のソース、1 ソースあたり最大 50 万語)の利用」という記載もあります。
ページ数の上限については、公式に「ページ数の上限はありません」と明記されていました。
つまり厚いPDFでも、語数とファイルサイズさえ超えなければ入るということです。
NotebookLMの使い方【ステップ2】ノートブックを作って答えを受け取るまでの6手順
ここからは実際の画面の流れです。
公式の「ノートブックを作成する」ページに書かれている順番を、そのまま番号にしました。
- NotebookLMを開く(Googleアカウントでログインした状態で開きます)
- 「ノートブックを新規作成」を選ぶ(案件ごと・テーマごとに1つ作るのがコツです)
- ポップアップで「ソースをアップロード」を選ぶ(ここでPDFやWordを渡します)
- ソースを追加し終えたら、チャットパネルを見る(すべてのソースから生成された概要が出ます)
- 質問する(回答の中の引用にカーソルを合わせると、引用元の全文が確認できます)
- 残したい答えは「メモに保存」を選ぶ(表や引用の形式のまま保存されます)
この6手のうち、いちばん効くのは5番の「引用をたどる」という操作です。
公式ヘルプには「引用部分を選択すると、引用元の該当箇所に自動的に移動する」と書かれています。
AIの答えをそのまま信じるのではなく、1クリックで元の文に戻れるという点が、他のAIチャットとの決定的な差です。
回答が長すぎる・堅すぎるときはチャット設定を変える
チャットパネルの「チャットを設定」から、会話のスタイルと回答の長さを変えられます。
公式に載っていたスタイルは「デフォルト」「学習ガイド」「カスタム」の3つです。
「カスタム」では「博士課程の学生のように回答して」のような役割指定ができる、という例が公式に挙げられていました。
回答の長さは「デフォルト/長め/短め」から選びます。
NotebookLMの使い方【ステップ3】Studioパネルで音声・図・スライドに変換する
NotebookLMがただの検索ツールと違うのは、この右側のパネルです。
公式には「[Studio] パネルでは、ソースに基づく出力が生成されます」と説明されています。
2026年8月24日時点で公式ヘルプに並んでいた出力は次のとおりです。
| 作れるもの | どんな場面で効くか(公式の説明より) |
|---|---|
| 音声解説 | 2人のAIホストが資料を掘り下げて話す形式。移動中に耳で復習したいとき |
| 動画解説 | 資料を映像として説明させたいとき |
| マインドマップ | 資料の構造を1枚で見たいとき |
| レポート | よくある質問・学習ガイド・概要説明資料などから選べる。Googleドキュメントへ書き出し可 |
| データテーブル | Googleスプレッドシートへ書き出すと、1枚目に表・2枚目に引用文献が入る |
| フラッシュカード/クイズ | 覚える必要がある資料を反復したいとき |
| スライド資料 | 資料をそのまま説明用に組み替えたいとき |
| インフォグラフィック | 数字や流れを図で見せたいとき |
音声解説には形式の選択肢があり、公式には「詳細」「概要」「批評」「議論」の4つが挙げられていました。
「概要」を選ぶと、1人のホストが要点を2分以内にまとめると書かれています。
自分が書いた企画書に対して「批評」を選ぶ、という使い方は、公式が想定している用途のひとつです。
なお公式は「音声解説は、音声も含め AI によって生成されるため、不正確な情報や音声の乱れが含まれる場合があります」とも注意しています。
もうひとつ実務で効くのが、5件以上ソースを入れると自動でラベル付けと分類が行われるという点です。
ラベルは手動で追加・名前の変更・削除・移動ができると公式に書かれていました。
そのままコピペで使えるNotebookLMのプロンプト3つ
NotebookLMは「資料の中だけで答える」ので、プロンプトも資料を前提にした形にすると精度が上がります。
公式ヘルプにも「複数のソースを選択している場合は、クエリにソース名を含めると検索範囲を絞り込める」という助言がありました。
そのまま貼って使える形にしたものが下の3つです。
①長い資料を読む前に「読むべき場所」を出させる
あなたは資料の読み手を助ける編集者です。
選択しているソースだけを使って、次の形で整理してください。
【出力の形】
1. この資料が答えている問い(3つまで)
2. 結論にあたる段落がどこか(見出し名を挙げてください)
3. 数字が出てくる箇所(数字と、その数字が何を指すかをセットで)
4. 読み飛ばしても支障がない箇所
【ルール】
・ソースに書かれていないことは足さないでください
・推測が混じる場合は行頭に「推測:」と付けてください
・引用するときは原文の言い回しを変えないでください
②複数の資料の食い違いだけを抜き出す
選択しているソースを突き合わせて、「食い違っている点」だけを表にしてください。
【表の列】
論点 / ソースAの記述 / ソースBの記述 / どちらが新しい情報か
【ルール】
・一致している点は出力しないでください
・どちらにも書かれていない論点は出さないでください
・出典として、それぞれのソース名を必ず書いてください
・判断がつかない場合は「判断不能」と書いてください
③会議や打ち合わせの音声からタスクだけ取り出す
このソースは打ち合わせの記録です。
次の3つだけを出してください。
1. 決まったこと(箇条書き・5行以内)
2. 誰が・いつまでに・何をするか(表の形で)
3. 次回までに確認が必要なこと
【ルール】
・雑談は出力しないでください
・期限が言及されていない項目は「期限の言及なし」と書いてください
・発言者が特定できない場合は「発言者不明」と書いてください
音声ファイルは取り込みの時点で文字起こしされてテキストとして保存される、と公式に書かれています。
ですから録音データをそのまま入れて、③のプロンプトを投げるだけで議事録の下書きになります。
ただし公式は「音声の品質が低い場合は、インポートに失敗することがあります」とも注意しています。
NotebookLMを使うときに気をつける4つのこと
ここは公式に明記されているのに、見落とされやすい部分です。
①権利のない資料をアップロードしない
公式ヘルプには「権利がないドキュメントをアップロードしないでください」とそのまま書かれています。
さらに公式の「プライバシーと利用規約」ページには、「著作権を含む知的財産権を繰り返し侵害した場合、アカウントは停止されます」という記載もありました。
買った電子書籍や、他社から受け取った資料を入れる前に、社内のルールを確認してください。
②フィードバックボタンを押すと中身が人に見られる場合がある
これは知らないと事故になります。
公式には、高評価・低評価のフィードバックを送ると「特別なトレーニングを受けたチームがレビューします」と書かれています。
そのうえで「フィードバックには、機密情報や個人情報を含めないでください」と注意されていました。
一方で「Gemini Notebook のコンテンツは、ユーザーがフィードバックを送信しない限り、Google の基盤モデルのトレーニングに直接使用されることはありません」とも明記されています。
つまりボタンを押さなければ学習には使われない、というのが公式の説明です。
③消したメモは戻せない
公式のよくある質問に「現時点では削除したメモを復元する方法はありません」と書かれています。
大事な出力は、Googleドキュメントへ書き出しておくほうが安全です。
ただし公式は「エクスポートしたファイル内で行った変更は、元のコンテンツには同期されません」とも書いています。
④共有すると「隠したはずの資料」が見えることがある
これは公式が自分から注意している珍しい項目です。
チャットビューのリンクを共有した場合について、公式は「閲覧者は引き続きソースやアーティファクトにアクセスできる場合があります」と書いています。
「非表示になりますが、基本的なアクセス権が完全に失われるわけではありません」という説明でした。
見せたくない資料は、そもそも共有するノートブックに入れないのが確実です。
NotebookLMは無料でどこまで使える?公式に書かれている上限を確認しました
ここも公式のよくある質問ページに数字で書かれていました。
追加の支払いをしていない状態でも、かなりの範囲が使えます。
| 項目 | 公式に書かれている上限 |
|---|---|
| ノートブックの数 | 100件 |
| 1ノートブックのソース数 | 50件 |
| 1ソースの語数 | 50万語 |
| 1ファイルのサイズ | 200MB |
| 1日のチャット回数 | 50件 |
| 1日の音声生成 | 3件 |
| ページ数 | 上限なし(公式に明記) |
公式には、初めてソースを追加したときに自動でレポートや音声解説などが作られる場合があり、「これらが生成されるのは 1 回で、上限には影響しません」と書かれていました。
1日50回のチャットという枠は、資料を読み込む用途なら日常的にはあまり当たりません。
むしろ先に当たるのは、1ノートブック50件というソースの上限のほうです。
上限を引き上げたい場合はGoogle AIの有料プランがあり、公式には「Google AI プランにおけるソース上限と Premium 機能」という案内ページが用意されています。
また、Google AI UltraとGoogle AI Proの定期購入者はパソコンで追加機能が使える、という記載もありました。
具体的には、ウェブ検索・コードの実行・グラフや画像の作成・Excel(.xlsx)やPowerPoint(.pptx)の生成などです。
この追加機能は「ソースの有無にかかわらず使用できます」と書かれており、無料の状態とは考え方が変わります。
NotebookLMの使い方に慣れた次に来る壁は「自分の仕事のどこに差し込むか」
ここまでの操作は、慣れれば10分で身につきます。
実際に難しいのは操作ではなく、自分の仕事のどの工程をAIに渡すかを決めることです。
NotebookLMだけでも、議事録・提案書のたたき台・研修資料・調査メモまでは作れます。
ただ、そこから先の「どの業務をAIに寄せると利益が変わるのか」という設計は、ツールの使い方の記事では埋まりません。
その型をまとめて確かめたい方向けに、無料で中身を見られるセミナーがあります。
\まずは無料で中身を見てから決められます/


NotebookLMの使い方についてよくある質問
- NotebookLMは日本語で使えますか?
-
使えます。
公式ヘルプには「80 以上の言語に対応しています」と書かれており、音声の取り込みに対応している言語の一覧にも日本語が含まれていました。
出力する言語は設定から変更できます。
- NotebookLMに入れた資料はAIの学習に使われますか?
-
公式は「Gemini Notebook のコンテンツは、ユーザーがフィードバックを送信しない限り、Google の基盤モデルのトレーニングに直接使用されることはありません」と明記しています。
逆に言うと、高評価・低評価のボタンを押した場合は、その内容が人によるレビューの対象になると書かれています。
機密資料を扱っているときは、フィードバックボタンを押さない運用にしてください。
- NotebookLMでノートブックを複製できますか?
-
コピー権限があるノートブックであれば、非公開のコピーを作成できます。
対象になるのは、自分が所有しているノートブック、コピーが許可されて自分と共有されている非公開のノートブック、コピーを許可している一般公開ノートブックです。
なお、公式のよくある質問には「ノートブックを複製する:この機能はまだサポートされていません」という記載も残っており、画面によって挙動が異なる可能性があります。
- NotebookLMでソースの取り込みに失敗するのはなぜですか?
-
公式は失敗する条件を3つ挙げています。
「1ソースあたりの上限である 50 万語を超えている」「ファイルサイズの上限である 200 MB を超えている」「元の PDF ファイルがコピー プロテクトされている」の3つです。
ウェブページの場合は、ペイウォールがあるページが非対応であることも公式に書かれています。
- NotebookLMは仕事用のGoogleアカウントでも使えますか?
-
公式には「仕事用または学校用の Google アカウントを利用するユーザーの多くは Gemini Notebook にアクセスできます」と書かれています。
アクセスできない場合は、管理者側で「その他の Google サービス」の設定を有効にする必要があると案内されていました。
また、Workspaceのユーザーについては、アップロードやクエリが人間のレビュアーに確認されることはなく、AIモデルのトレーニングにも使われないと明記されています。
まとめ|NotebookLMの使い方は「資料を渡すところ」が9割
最後に、この記事の要点を整理します。
- NotebookLMは入れた資料の中だけで答える。公式が「ソースに含まれているデータのみが使用されます」と明記している
- 公式ヘルプの中では名前が「Gemini Notebook」に変わっている。画面の名前が違っても間違いではない
- ノートブックをまたいだ横断検索はできない。一緒に聞きたい資料は同じノートブックへ入れる
- 入る資料はPDF・Word・音声・YouTube字幕など幅広い。50万語・200MB・1ノートブック50件が上限
- Studioパネルで音声解説・マインドマップ・スライド資料まで作れる
- フィードバックボタンを押すと中身が人のレビュー対象になる。機密資料では押さない
操作は本当に単純で、資料さえ用意できれば今日から使えます。
そのあとに残るのは、自分の仕事のどこをAIに任せるかという設計の問題です。
その部分をまとめて確かめたい方は、無料のセミナーで中身を見てから判断してみてください。
\受けてから決めても遅くありません/


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