AIで音楽を作るツールを調べていると、必ずといっていいほど名前が挙がるのがUdioです。
ただ、画面が英語なうえに、クレジットや商用利用のルールが何度も変わってきたため、いざ使おうとすると手が止まりやすいツールでもあります。
そこでこの記事では、Udioの公式サイト・公式ヘルプセンター・公式の利用規約に書かれている内容だけを読み解いて、使い方の手順と、いま現在のルールを整理しました。
他社ツールとの優劣や、どちらが優れているかといった比較はここでは扱いません。
この記事の情報は2026年9月15日時点のものです。
最新の仕様はUdio公式サイトとUdio公式ヘルプセンターでご確認ください。
【結論】Udioの使い方は「言葉で書く→長さを選ぶ→Createを押す」の3手
結論から書きます。
Udioの基本的な使い方は、作りたい曲を短い文章で書き、曲の長さを選び、Createを押すだけです。
公式ヘルプのCreate Your First Songは、この3ステップだけで最初の1曲が作れると説明しています。
楽譜も、楽器も、歌える人も要りません。
ただし、作った曲をダウンロードして商売に使うことは、現在の利用規約では認められていません。
ここがUdioを使ううえで最も大きな前提になるので、本記事の後半でそのまま条文を引いて説明します。
Udioを運営しているのはどこかを公式の利用規約で確認する
運営元は、公式の利用規約の冒頭にはっきり書かれています。
Udioの利用規約には、udio.comとunchartedlabs.aiのウェブサイトはUncharted Labs, Inc.のために運営されていると記載されています。
同じ規約のDMCA(著作権侵害の申立て)の項には、宛先としてニューヨーク州ニューヨークのレキシントン街750番地9階という住所が書かれています。
つまりUdioは、アメリカの企業が運営しているサービスということになります。
この規約の版は「Last Revised on November 12, 2025」=2025年11月12日に最後に改訂された版だと本文冒頭に明記されています。
規約の日付は、後述する権利まわりの話を読むときに効いてくるので、覚えておいてください。
Udioの使い方を始める前に押さえておく基本情報
公式サイト・公式ヘルプ・公式規約に書かれている基本情報を1つの表にまとめます。
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 運営会社 | Uncharted Labs, Inc.(利用規約に記載) |
| 利用できる年齢 | 16歳以上(16歳未満は登録も利用も不可と規約に明記) |
| アカウント | 聴く・共有するだけなら不要。作るには必要 |
| 無料アカウントの数 | 1人1つまで(有料アカウントは複数可) |
| 1回の生成で作られる曲数 | 2曲 |
| 選べる曲の長さ | 32秒/2分10秒 |
| 公式のアプリ | ウェブ版(udio.com)とiOSアプリのみ |
| 出力のダウンロード | 利用規約で禁止されている |
この表の中でいちばん見落とされやすいのが、年齢の条件とダウンロードの扱いです。
とくにダウンロードについては、以前の情報を書いた解説記事がいまも大量に残っているため、古い前提のまま使い始めてしまいがちです。
Udioのアカウントを作る手順
公式ヘルプのCreating a Udio accountに、登録の手順が書かれています。
- udio.com を開く
- 画面の左上にある「Sign up」を押す
- 表示された方法のうち、使いたいものを選ぶ
登録に使える方法として公式ヘルプが挙げているのは、Google・Discord・X(旧Twitter)・Apple・メールアドレスの5つです。
同じページには「音楽を聴いたり共有したりするのは誰でもできるが、音楽を作るにはUdioのアカウントが必要」という趣旨の説明があり、作る側に回るときだけ登録が要る形だと分かります。
もうひとつ、地味ですが重要な条件があります。
公式ヘルプには「登録・管理してよい無料アカウントは1つだけ。有料アカウントは複数持ってかまわない」と書かれています。
無料枠を増やす目的でアカウントをいくつも作る、という使い方は想定されていないということです。
Udioの使い方①|テキストから曲を作る3ステップ
ここからが本題です。
公式ヘルプのCreate Your First Songが示している手順は、次の3つだけです。
- 曲を言葉で説明する=スタイル・雰囲気・テーマを考えて、Homeページのテキストボックスに短い説明(Prompt)を打ち込む
- 長さを選ぶ=Clip Lengthのところで「2 minutes」を選ぶ(最初の1曲は2分が推奨されている)
- Createを押す=あとは自動で生成される
公式ヘルプが挙げている入力例は「Song about New York, jazz」「Song about a rainy day, 80s pop」といった短いものです。
長い作文はいらず、テーマとジャンルを並べるだけで最初の1曲は作れるという設計になっています。
何を書けばいいか思いつかないときのために、サイコロのアイコンを押すとランダムな案が入る仕組みも用意されていると説明されています。
長さの初期値は32秒で、公式ヘルプは最初の1曲では2分を選ぶよう案内しています。
選べる長さとして書かれているのは2分10秒と32秒の2種類です。
そして、1回のプロンプトで生成されるのは1曲ではなく2曲だと明記されています。
打ち込んだプロンプトはテキストボックスに残るので、少しだけ変えて作り直す、という進め方がしやすくなっています。
Udioのプロンプトの書き方を公式ガイドで確認する
公式ヘルプには、プロンプトの書き方だけを扱ったPrompt Like a Masterという記事があります。
そこで挙げられている「良いプロンプトに入れる要素」は次の3つです。
- テーマや自由な文章(例=「A song about summer rain」)
- ジャンルのタグ(例=jazz、mellow、warm)
- 任意でスタイルの参照(例=「in the style of Billie Holiday」)
書く前に考えておく観点として、公式ガイドは5つを並べています。
| 観点 | 公式ガイドの問いかけ |
|---|---|
| ムード | Happy, dreamy, dark, nostalgic?(陽気か、夢見心地か、暗いか、郷愁か) |
| ジャンル | Rock, jazz, pop, electronic? |
| テンポ | Slow and smooth or fast and energetic?(ゆっくり滑らかか、速く元気か) |
| 楽器 | Acoustic guitar, violin, synths? |
| テーマ | その曲の背景にある物語 |
公式ガイドに載っている実例のプロンプトは、次のような書きぶりです。
- Dreamy, ambient piano with soft violin and ocean waves
- High-energy 80s rock with electric guitar solos and powerful vocals
- Soulful blues with a slow, smoldering electric guitar solo and husky vocals
ジャンル名だけを置くのではなく、楽器と情景をひとつづきの文にしているのが共通点です。
強調したい要素がある場合のコツとして、公式ガイドは「強調したいものがあるなら、その言葉をプロンプトの中で繰り返す」と書いています。
また、年代の音(1970s、1980sなど)を足す、技術的な用語ではなく情景や場面で書く、といった手も紹介されています。
さらに、自由な文章を使わず決まったタグだけで指定するManual Mode(マニュアルモード)という精密な指定方法があることにも触れられています。
Udioで自分の歌詞を使う手順
歌詞を自分で書きたい場合の手順は、公式ヘルプのCreate a Song with Your Own Lyricsにまとまっています。
- Createのページへ移動する
- 「Write Your Lyrics」のところでCustomを選ぶ
- 曲の説明を入れて「Write for me」を押すとAIが歌詞を書く/または自分の歌詞をLyrics Editorに直接入力・貼り付ける
つまり、歌詞は「AIに書かせる」「自分で書く」のどちらでも進められます。
公式ヘルプは、生成された歌詞が気に入らないときに使える機能としてExtended Editorを挙げています。
Extended Editorでできることとして書かれているのは、歌詞の再生成、ひとつ前・ひとつ先のバージョンへの移動、生成履歴の確認、テキストエディタ上での手直しの4つです。
公式ヘルプに載っている曲の説明の例は「Walking on the beach under a sunny rain, synthwave, edm」といった形です。
なお、歌詞の文字数上限については、この公式ヘルプ記事には記載が見当たりませんでした。
Udioの歌詞で使えるガイダンスタグの一覧
歌詞を自分で書くなら、あわせて覚えておきたいのがガイダンスタグです。
公式ヘルプのLevel up your creations with ‘guidance tags'によれば、これは歌詞の中に角かっこで書き込んで、曲の構成や歌い方を指示するための目印です。
使い方として案内されているのは次の流れです。
- Createを押してプロンプトを入れる
- Customを選んで自分で歌詞を書く
- 歌詞を書いている途中でスラッシュキー(/)を押すと、推奨タグの一覧が出る
- 頭文字を打つと候補が絞り込まれる
公式ヘルプに列挙されているタグを、性格ごとに分けて並べます。
| 種類 | 公式ヘルプに載っているタグ |
|---|---|
| 曲の骨組み | Verse/Chorus/Intro/Outro/Bridge/Pre-chorus/Post-chorus/Interlude |
| 聴かせどころ | Hook/Pre-hook/Post-hook/Refrain/Pre-refrain |
| 展開の作り方 | Drop/Pre-drop/Build/Breakdown |
| 演奏だけの部分 | Instrumental/Instrumental Break/Instrumental Bridge/Solo |
| 歌い方・声 | Choir/Spoken Word/Announcer/Ensemble |
| そのほか | All/Sample/Break |
ここで大事なのは、これが決まりきったリストではないという点です。
公式ヘルプは「これは網羅的な一覧でも、ハードコードされたものでもない」と断ったうえで、自分で見つけたタグを試すことをすすめています。
同じページには「人間はガイダンスと提案を出し、最終的な判断はAIがする」という趣旨の説明もあります。
タグは命令ではなく、あくまで希望を伝える目印だと考えておくのがよさそうです。
Udioで曲を伸ばすExtendの使い方
最初に作れる曲は最長でも2分10秒なので、フルサイズにしたいなら伸ばす操作が必要になります。
公式ヘルプのExtend Your Songによれば、Createのページで曲を選んで「Extend」を押すとExtend Modeに入ります。
Extend Modeでは、元のトラックのプレビューと操作パネルが表示され、つなぎ目が不自然にならないように調整できると説明されています。
元のプロンプトがあらかじめ入った状態になっており、そのまま使うことも、書き換えることも、リセットすることもできます。
足せる場所として挙げられているのは次の4種類です。
- Add Intro=いちばん前にイントロを足す
- Add Section(before)=元の曲の前にセクションを足す
- Add Section(after)=元の曲の後ろにセクションを足す
- Add Outro=いちばん後ろにアウトロを足す
加えて、つながりを滑らかにするために一部を切り取ってから伸ばす「Crop & Extend」も紹介されています。
伸ばせる回数には上限があり、公式ヘルプには合計10セクションまでと書かれています。
歌詞については、長い歌詞をセクションに分けて割り当てることも、歌詞を空欄のままにして演奏だけの部分にすることもできると説明されています。
公式ヘルプは、他の人が作った曲を伸ばして作り替える使い方にも触れています。
Udioのリミックス機能の使い方
すでにある曲の雰囲気を変えたいときに使うのがRemixです。
公式ヘルプのRemixing Your Musicは、リミックスを「細かな変更から大きな変更まで、曲に新しい表情を加えるもの」と説明しています。
手順は、Libraryへ行き、曲を選んで「Remix」を押し、Varianceのスライダーを調整してからもう一度「Remix」を押す、という流れです。
Varianceは、元の曲からどれだけ離れるかを決めるつまみです。
値を小さくすると元の構成を保ったまま小さな手直しになり、大きくすると変化が大きくなり、最大ではまったく別の曲に聞こえることもあると書かれています。
注意点として、32秒より短い部分をリミックスした場合でも、出来上がりは32秒になり、使われなかった時間は無音になると明記されています。
0分32秒以上の曲なら、32秒の一部分だけをリミックスするか、曲全体をリミックスするかを選べます。
歌詞を変える場合は、変更を反映させるためにVarianceを高めに設定する必要があるかもしれない、という注記もあります。
UdioのStyles(スタイル)の使い方
言葉で説明しづらい雰囲気を伝えたいときに使うのがStylesです。
公式ヘルプのStylesは、この機能を「1つか2つの音源、あるいは既存のUdioの曲をスタイルの参照にして、新しい曲を作れるもの」と説明しています。
説明するのではなく、見せて伝えるという発想です。
参照元として使えるものとして挙げられているのは、自分のUdioの曲、他の人のUdioの曲、アップロードした音声ファイル、Style Libraryの4つです。
参照が1つのときはStyle Strength(スタイルの強さ)のスライダーで調整し、初期値は80%だと書かれています。
100%にすると、Udioは何よりも参照元を優先しようとする、という説明が添えられています。
参照を2つ使って混ぜるStyle Blendingは、公式ヘルプによれば有料の購読者向けの機能です。
混ぜ具合は初期値の50対50か、そこから左右に15ポイントほど寄せたあたりが良い結果になりやすいと案内されています。
ひとつ強い制限があり、音声アップロードから作った曲(およびそれを参照して作った曲)はudio.com上で公開できないと明記されています。
UdioのVoices(声)の使い方
Stylesが曲全体の雰囲気を真似るのに対し、特定の歌声を指定するのがVoicesです。
公式ヘルプのVoicesによれば、Udioのライブラリにある声か、自分が以前に作った曲の声を使って、新しい曲を作れる機能です。
使える場所は限られており、ウェブ版(スマートフォンのブラウザを含む)では使えるが、iOSアプリでは使えないと書かれています。
誰でも使える範囲と、購読者だけの範囲も分かれています。
| 対象 | 公式ヘルプの記載 |
|---|---|
| 全メンバー | Playgroundで声のマッシュアップを作れる |
| 購読者 | Createの流れの中でVoice Controlを使い、自分の曲を声の参照にできる |
Playgroundでの手順は、メニューからPlaygroundを選び、声とスタイルを選び(サイコロでランダムにもできます)、歌詞の内容を書いてCREATEを押す、という流れです。
購読者向けのCreateの流れでは、Voice Controlをオンにして、ライブラリや自分の曲から声をドラッグして選び、必要なら声の強さを調整します。
2つの声を混ぜる「Create Blend」も用意されています。
制限として、自分の声をアップロードして使うことはできないと明記されています。
また、2025年6月より前に作られた曲、他の人が作った曲、音声アップロードを含む曲は、Voicesの参照には使えないと書かれています。
Udioに自分の音源をアップロードして使う方法
自分で録った音を素材にしたい場合の説明が、公式ヘルプのCreate Music with Your Own Audioにあります。
まず前提として、音声アップロードは有料の購読者だけが使える機能だと明記されています。
アップロードした音に対してできることとして挙げられているのは、次の5つです。
- Extend=アップロードした音の前後に新しい部分を足す
- Inpaint=アップロードした音の全体または一部を編集する
- Session=波形を中心とした編集画面を使う
- Remix=似た雰囲気の音楽を作る
- Style=アップロードした音の雰囲気に合わせて音楽を作る
権利の確認も求められています。
公式ヘルプには「アップロードすることで、あなたはその音声の権利を持っていることを確認したことになる」と書かれています。
アップロードしてよい例として挙がっているのは、自分で演奏した楽器の録音、どんなソフトで作ったものであれ自分のオリジナル音源、ノックの音や金属音といった自分で録った生活音です。
一方で、市販の楽曲や著作権のある音源、使用権のない音声は認められていません。
アカペラの歌声については、禁止ではないものの現時点では対応していない、という説明が添えられています。
Udioのクレジットの数え方と、無料でどれくらい作れるか
Udioでは、曲を作るたびにクレジットを消費します。
公式ヘルプのCredits and credit limitsは、クレジットを「Udioで曲を作るためのもの」と定義しています。
数え方は少し独特なので、表で整理します。
| 操作・対象 | 公式ヘルプの記載 |
|---|---|
| 作成・延長・リミックス・インペイント・編集 | いずれも2曲が生成され、クレジットを消費する |
| 32秒の曲 | 2クレジット(1曲につき1クレジット) |
| 130秒の曲 | 4クレジット(1曲につき2クレジット) |
| トリミング(切り詰め) | 無料 |
| 無料アカウント | 1日10クレジット、加えて月100クレジットの上限 |
| 無料アカウントの130秒の曲 | 1日3曲まで |
| Standard | 月あたり最大2400クレジット |
| Pro | 月あたり最大6000クレジット |
| 繰り越し | 翌月に繰り越されない |
| 追加購入したクレジット | 期限切れにならない |
無料アカウントで2分の曲を作ると4クレジットなので、1日10クレジットの枠では2曲分の生成で使い切る計算になります。
そのうえで130秒の曲は1日3回までという別枠の制限もかかります。
公式ヘルプは、クレジットは繰り越されず、購読が終わればリセットされるとも書いています。
なお、StandardとProの月額そのものについては、価格ページがログインを前提とした作りになっており、今回は公式の表示を読み取れませんでした。
金額はUdioの価格ページでご確認ください。
Udioのサブスクリプション・トライアルの条件
有料機能を試したい場合、トライアルが用意されています。
公式ヘルプのThe subscription trialによれば、期間は開始から最大7日間です。
トライアル中に使えるものとして挙げられているのは、同時に6曲まで作れること、Voice Control、音楽と歌詞の編集、音声アップロードを手がかりにした生成、既存の曲をスタイル参照にすること、独自のカバーアートのアップロードです。
一方で、使えないものもはっきり書かれています。
クレジットの上限は増えず、2分の曲は1日3曲を超えて作れないと明記されています。
そして、いちばん注意が要るのが終了後の扱いです。
公式ヘルプは、7日間が終わる前に解約しないと、年間購読の満額が即座に請求されると説明しており、米国の例として96ドル(税別)という数字を挙げています。
月額ではなく年額が請求される形なので、続けるつもりがなければ期限の管理が要ります。
解約はudio.com/accountからでき、トライアルは1人につき1回だけと書かれています。
なお、通常の購読についても利用規約に自動更新の定めがあり、更新日の7日前までに解約する必要があること、支払い済みの期間分は原則として返金されないことが記載されています。
Udioの画面はどのように分かれているか
操作に迷わないために、画面の構成も押さえておきます。
公式ヘルプのExplore the Udio Interfaceには、次のような区分が書かれています。
| 場所 | 公式ヘルプの説明 |
|---|---|
| Home | 曲を作るためのプロンプト欄、検索バー、最近の作品、他の人の曲 |
| Create | 曲作りを細かく制御する画面。スライダーと入力欄で調整する |
| Library | 自分の曲のコレクション。検索・絞り込み・お気に入り・プレイリスト・ゴミ箱 |
| Player | どのページでも表示される再生バー。再生・シャッフル・ループ・共有・音量 |
| Following | フォローしている人の新しい曲を見る |
| Credits | 生成に使えるクレジットの残高 |
| Profile & Settings | プロフィール、購読、通知、アクセシビリティの設定 |
| Updates & More | 公式ブログ、FAQ、価格、採用情報、プライバシーポリシーへのリンク |
最初の1曲はHomeのプロンプト欄から、細かく作り込むときはCreateから、という使い分けになります。
Libraryにはゴミ箱があり、消した曲を戻せると説明されている点も、覚えておくと安心です。
UdioのiOSアプリでできることとできないこと
スマートフォンで使いたい場合は、公式のiOSアプリがあります。
公式ヘルプのiOS appによれば、アプリはApp Storeから入手でき、すでに全ユーザーに公開されています。
ただしiPhone向けに最適化されており、iPadには最適化されておらず推奨もされていないと書かれています。
アプリでできることとして挙げられているのは、プロンプトと詳細設定を使った曲作り、スクロールして次々に聴く機能、プレイリストへの追加、曲の延長、共有といいねです。
一方で、ウェブ版にある機能のうち、音声アップロード、リミックス、インペイント、スタイル指定はまだ使えないと明記されています。
曲名での検索もできず、ジャンルからたどる形になるとのことです。
Androidについては、公式アプリは存在せず、Google Playストアで見かける「Udio」を名乗るアプリは非公認だと注意が書かれています。
公式ヘルプは、安全にアクセスできる方法はudio.comのウェブ版と公式iOSアプリの2つだけだと明言しています。
Udioの商用利用と権利の扱いを利用規約で読む
ここが、Udioの使い方を調べるうえで最も重要な部分です。
2025年11月12日改訂版の利用規約には、生成物(Output)について次の内容が書かれています。
- 第1.2条=生成物のコピーをダウンロードしてはならない。複製・送信・表示・公開・配布も不可で、YouTube・Facebook・Instagram・TikTok・Spotify・SoundCloudなどのプラットフォームへの掲載も挙げられている
- 第5.2条=禁止事項の一覧の中に「本サービス、生成物、他の利用者の生成物を、いかなる商業目的でも利用すること」が含まれている
- 第6.1条=生成物は、会社またはその関連会社・ライセンサーが所有し、今後も所有し続けると明記されている
- 同条=利用者は「生成物を、個人的かつ非商業的な目的にのみ使用できる。ただしアプリから生成物のコピーをいかなる目的でもダウンロードしてはならない」
読んだままに言えば、いまの規約は「Udioの中で作って、Udioの中で聴いて、リンクで共有する」使い方を前提としています。
第1.2条には、承認された第三者サービスへのハイパーリンク共有は違反にあたらない、という但し書きも置かれています。
つまり、ファイルを持ち出すのではなく、udio.comのURLを共有する形は想定されているということです。
ダウンロードが止まった経緯についても、公式ヘルプに記載があります。
公式ヘルプのUMGとの提携にともなう変更のページには、「音声・動画・ステムのダウンロードは無効化された」と書かれています。
もうひとつ、規約の免責の項にある一文も押さえておく価値があります。
第8.1条には「本サービスが生成する生成物は娯楽目的のみのものである」と書かれています。
同じ項には、AIの性質上、生成物が唯一無二とは限らず、他の利用者に同じまたは似た出力が出ることもある、という説明もあります。
Udioの公式ヘルプと利用規約で書きぶりが違う点
ここは読み手が混乱しやすいところなので、そのまま書きます。
公式ヘルプのAnswers to common usage questionsには、「あなたの入力に応じてUdioで生成したコンテンツについて、当社は所有権を主張しません」と書かれています。
一方、2025年11月12日改訂の利用規約第6.1条は、生成物を会社側が所有し続けると書いています。
この2つは、2026年9月15日時点でどちらも公式ページ上に併存しています。
どちらが優先されるかをUdioが公式に説明している記述は、今回確認した範囲では見当たりませんでした。
一般論として、利用者と運営者の権利義務を定めるのは利用規約のほうなので、判断に迷うなら規約側の文言を前提に考えるのが安全です。
同じ公式ヘルプ記事には、クレジット表記についての決まりも書かれています。
無料アカウントで作った曲を公に使うときは、トラック名やクレジット欄などに「Created with Udio」のようにUdioで生成したと分かる表記を入れる必要があるとされています。
有料の購読者は表記が必須ではないが、入れてくれると嬉しい、という書き方です。
そして「作った時点で購読していなかったなら、いま購読していても表記が必要」と注意が添えられています。
UdioとUMG・WMGの提携で変わったこと
ダウンロードの扱いが変わった背景には、大手レコード会社との提携があります。
ここでは、Udioの公式ヘルプに書かれていることだけを並べます。
公式ヘルプによれば、Universal Music Group(UMG)との提携は2025年10月29日のものです。
この提携に伴う変更として書かれているのは次の内容です。
- 購読者全員に期限のないクレジット1000が一度だけ付与された
- Standardの月あたり上限が1200から2400へ増えた
- Proの月あたり上限が4800から6000へ増えた
- Proは同時に5セット(合計10曲)を作れるようになった(以前は4セット)
- 音声・動画・ステムのダウンロードが無効化された
Warner Music Group(WMG)との提携については、公式ヘルプに専用のページがあります。
発表日は2025年11月19日で、ライセンス契約を結ぶとともに、両社の間にあった著作権をめぐる訴訟を解決する内容だと説明されています。
Udio側は「WMGがUdioを買収したわけではない」と明記しています。
提携で目指しているものとしては、参加を選んだアーティストの声やスタイルを使って、リミックス・カバー・新曲を作れるようにすることが挙げられています。
そのうえで、発表時点では利用者側に即時の変更はなく、モデル(v1、v1.5、v1.5 Allegro)も、Extend・Remix・Stylesといった機能も、udio.comのURLでの共有もそのままだと書かれています。
なお、Udio自身がAIと音楽の関係をどう考えているかは、公式ヘルプのAI and the Future of Musicにまとめられています。
そこには、モデルは大量の録音された音楽を「聴いて」学んでおり、著作物やアーティストの声を再現しないためのフィルターを実装し改良し続けていると書かれています。
Udioは日本語の歌詞に使えるのか
日本語で歌わせたい、という関心は多いと思います。
公式ヘルプのPrompt Like a Masterには、「いろいろな言語を試してみてください。英語だけが選択肢ではありません」という一文があります。
英語以外の言語が使えること自体は、この公式の記述から読み取れます。
ただし、日本語を名指しで対応言語として挙げた公式の一覧は、今回確認した範囲では見当たりませんでした。
対応言語の本数や、言語ごとの品質について書かれた公式ページも見つかっていません。
ここは推測で埋めず、「英語以外も試せると公式が書いている」までにとどめておきます。
実際に日本語がどう歌われるかは、無料の枠で1曲試してみるのがいちばん早い確認方法です。
Udioを使うときに気をつけたい点を公式情報から整理する
ここまで読んできた公式情報のうち、事前に知っておかないと困りやすいものをまとめます。
- 生成物はダウンロードできない(利用規約第1.2条・第6.1条、UMG提携にともなう変更)
- 商業目的での利用は禁止事項に挙げられている(第5.2条)
- 無料アカウントは1人1つまで(公式ヘルプ)
- 16歳未満は利用できない(第2条)
- 音声アップロードから作った曲はudio.com上で公開できない(公式ヘルプのStyles)
- 入力した内容も生成物も、モデルの学習や改善に使われうる(第1.1条)
- トライアルは7日を過ぎると年額がまとめて請求される(公式ヘルプ)
- 購読の解約は更新日の7日前まで(第3.3条)
- Android版の公式アプリは存在しない(公式ヘルプ)
とくに商用利用とダウンロードの2つは、少し前まで扱いが違っていたため、古い情報が残りやすいところです。
仕事で使う音源を探しているなら、Udioを候補に入れる前に、いまの利用規約の第5.2条と第6.1条を自分の目で読むことをおすすめします。
もうひとつ、生成される内容のばらつきについても公式の説明があります。
公式ヘルプのModel updatesは、モデルは毎日変わるわけではなく、更新の頻度は利用者が思うよりずっと低いと説明しています。
出来上がりが日によって違うのは、生成AIがそもそも確率的なものだからだ、というのが公式の説明です。
再現性を高めたいなら、マニュアルモードと同じプロンプト・同じシードを使う方法が案内されていますが、同じ入力がいつまでも同じ出力になることは保証できないとも書かれています。
Udioの使い方についてよくある質問
Udioの使い方でいちばん簡単な手順は何ですか
公式ヘルプのCreate Your First Songによれば、Homeページのテキストボックスに作りたい曲の短い説明を打ち、Clip Lengthで長さを選び、Createを押すだけです。1回の生成で2曲が作られます。
Udioは無料で使えますか
公式ヘルプには、無料アカウントには1日10クレジットと、月100クレジットの上限があると書かれています。32秒の曲は2クレジット、130秒の曲は4クレジットを消費し、130秒の曲は1日3曲までという制限も記載されています。
Udioで作った曲は商用利用できますか
2025年11月12日改訂の利用規約第6.1条には、生成物を使えるのは個人的かつ非商業的な目的に限る、と書かれています。第5.2条の禁止事項にも、生成物を商業目的で利用することが挙げられています。
Udioで作った曲をダウンロードできますか
できません。利用規約第1.2条は生成物のコピーをダウンロードしてはならないと定めており、公式ヘルプのUMG提携にともなう変更のページにも、音声・動画・ステムのダウンロードが無効化されたと書かれています。
Udioで曲を長くするにはどうしますか
公式ヘルプのExtend Your Songによれば、曲を選んでExtendを押すとExtend Modeに入り、Add Intro、Add Section(前・後)、Add Outroから足す場所を選べます。伸ばせるのは合計10セクションまでです。
Udioは日本語の歌詞に対応していますか
公式ヘルプには「いろいろな言語を試してください。英語だけが選択肢ではありません」と書かれていますが、日本語を名指しした対応言語の一覧は今回確認した範囲では見当たりませんでした。
Udioにスマートフォンのアプリはありますか
公式のiOSアプリがApp Storeにあります。iPadには最適化されていません。Android版の公式アプリは存在せず、Google Playストアで見かけるUdioを名乗るアプリは非公認だと公式ヘルプが注意しています。
Udioは何歳から使えますか
利用規約第2条に、サービスを利用するには16歳以上である必要があり、16歳未満は登録も利用もできないと明記されています。
Udioの使い方のまとめ
公式情報から読み取れた内容を、最後にもう一度並べます。
- Udioの使い方は「説明を書く→長さを選ぶ→Createを押す」の3手
- 1回の生成で2曲が作られ、長さは32秒か2分10秒から選ぶ
- プロンプトにはテーマ・ジャンル・任意でスタイル参照を入れ、強調したい語は繰り返す
- 歌詞はCustomから自分で書くか、Write for meでAIに書かせる
- 歌詞の中でスラッシュキーを押すと、VerseやChorusなどのガイダンスタグが出る
- Extendで合計10セクションまで伸ばせる
- Remix・Styles・Voicesで、雰囲気や歌声を変えたり参照したりできる
- 音声アップロードは有料の購読者だけで、その曲はudio.com上で公開できない
- 無料は1日10クレジット・月100クレジットまで、繰り越しはない
- 利用規約では、生成物のダウンロードと商業目的の利用が禁止されている
Udioは、思いついた曲を数十秒で形にできるところが強みです。
一方で、出来上がったものを持ち出して使うことは、いまの規約では想定されていません。
この線引きを理解したうえで、まずは無料の枠で試してみるのがよいと思います。
生成AIの全体像から押さえたい方は生成AIとは何かの記事もあわせてご覧ください。
公式ヘルプセンターはhelp.udio.com、利用規約はudio.com/terms-of-serviceです。
この記事の内容は2026年9月15日に公式サイト・公式ヘルプ・公式の利用規約で確認したものです。料金や仕様、規約は変わりますので、最新の情報は公式ページでご確認ください。


コメント