ChatGPTの危険性は?50代・60代が知っておきたい6つのリスクと安全に使う設定

ChatGPTの危険性は?50代・60代が知っておきたい6つのリスクと安全に使う設定

ChatGPTの危険性は、使う側がいくつかの設定と決まりごとを知っておけば、大きく減らせます。

道具そのものを怖がるより、どこに落とし穴があるかを先に知っておくほうが安心です。

この記事では、OpenAIの利用規約とヘルプ、個人情報保護委員会・国民生活センター・警察庁の資料(2026年9月23日に確認)だけをもとに整理しました。

回答
  • 答えは間違うことがあるので、お金・健康・契約は必ず別の窓口で確かめる
  • 住所や口座番号などの個人情報は入力しない
  • データコントロールで学習への利用をオフにできる
  • 多要素認証でアカウントの乗っ取りを防ぐ
  • 「AIで稼げる」勧誘や有名人の広告には乗らない
うさみほ

うさみほです。
「ChatGPTって危ないんでしょ?
」とよく聞かれます。
危ないのは道具より使い方のほう。
ひとつずつ見ていきましょう。

目次

ChatGPTの危険性は6つに分けると整理できる

ChatGPTの危険性として語られる話は、大きく6つに分けられます。

それぞれ、防ぎ方もはっきりしています。

危険性何が起きるか防ぎ方
答えの間違い事実と違う答えが返ってくる大事なことは別の窓口で確かめる
入力した情報の扱い入力内容が学習に使われうる個人情報を入れない・設定を見直す
アカウントの乗っ取り他人にログインされる多要素認証を設定する
偽アプリ・偽サイト本物に似せたものに入力してしまう提供元の名前を確かめる
AIを口実にした勧誘高額な講座や投資に誘われるその場で契約しない
頼りすぎ自分で判断しなくなる最後は自分で決める
ChatGPTの6つの危険性と防ぎ方(2026年9月時点・筆者作成)

このうち、ChatGPTそのものの性質から来るのは「答えの間違い」と「入力した情報の扱い」の2つです。

残りの4つは、ChatGPTの人気を利用した外側の危険と言えます。

外側の危険ほど、お金の被害に直結しやすい点は覚えておいてください。

ChatGPTがどんなものかを先に知りたい方は、こちらの記事から読むと理解が早くなります。

ChatGPTとは何かをやさしく説明した記事。↓

ChatGPTが「怖い」と言われる理由

ChatGPTを「なんとなく怖い」と感じる方は少なくありません。

その気持ちは自然なもので、理由を分けてみると、正体が見えてきます。

人と話しているように感じる

ChatGPTは、人が書いたような自然な文章で返事をします。

音声会話を使えば、声でやりとりすることもできます。

そのため、相手が機械だと分かっていても、人と話しているような感覚になりやすいのです。

けれども、ChatGPTは、たくさんの文章から学んだパターンをもとに、続きの言葉を組み立てて返事をしています。

意思を持ってこちらをだまそうとしているわけではありません。

中で何が起きているか見えない

入力した言葉がどこに送られ、どう使われるのかは、画面を見ているだけでは分かりません。

見えないものは不安になります。

この不安には、先に紹介した「データコントロール」と「一時チャット」の仕組みを知っておくことで、ある程度こたえられます。

ニュースで悪い使われ方を見る

AIで作った偽の画像や声を使った手口のニュースを見ると、AIそのものが怖く感じられます。

ただ、悪用しているのは人です。

道具の怖さと、人の悪さを分けて考えると、何に気をつければいいかがはっきりします。

怖さの正体と向き合い方
  • 人のように話す → 機械だと知ったうえで使う
  • 中が見えない → 設定と入れない情報を決めておく
  • 悪用のニュース → 勧誘や広告のほうを疑う

ChatGPTに聞かないほうがいいこと

ChatGPTは何でも答えようとしますが、聞かないほうがいい相談もあります。

危ないのは「聞くこと」そのものより、「答えをそのまま使うこと」です。

相談の内容避けたい理由代わりの相談先
薬の飲み合わせ体に関わる判断を間違えるおそれかかりつけ医・薬剤師
年金の受け取り方制度の細かい条件がある年金事務所
契約の解約契約ごとに条件が違う消費者ホットライン188
投資の銘柄選び利用規約が助言の代わりにしないよう求めている金融機関の窓口
家族の個人的な事情他人の情報を入力することになる家族と直接話す
ChatGPTに聞かないほうがいい相談と、代わりの相談先

こうした相談でも、「窓口で何を聞けばいいか」を整理するのに使うのは問題ありません。

たとえば「年金事務所に行く前に、聞いておくことを5つ挙げて」と頼めば、準備の手間が減ります。

答えを出してもらうのではなく、相談の準備に使うのが安全な線引きです。

ChatGPTの危険性を下げる聞き方

同じ質問でも、聞き方を少し変えるだけで、間違った答えをうのみにしにくくなります。

わたしがふだん使っている聞き方を紹介します。

危険性を下げる聞き方の例
  • 「分からない場合は、分からないと答えてください」と最初に書く
  • 「確かめるべき点があれば、最後に挙げてください」と添える
  • 「どこで確認できるかも教えてください」と頼む
  • 数字が出てきたら「その数字は何年の情報ですか」と聞き直す

こう頼んでおくと、ChatGPTのほうから「公式の窓口で確認してください」と添えてくることが増えます。

それでも間違いがなくなるわけではありません。

大事なのは、最後に自分で確かめる手順を、いつもの流れに組み込んでおくことです。

うさみほ

聞き方を工夫すると、答えの読み方も自然と慎重になりますよ。

ChatGPTの答えが間違う危険性

いちばん身近な危険が、答えの間違いです。

ChatGPTは、もっともらしい文章で、事実と違うことを答える場合があります。

利用規約にも明記されている

OpenAIの利用規約(2026年1月1日発効)には、アウトプットは常に正確とは限らないと明記されています。

さらに、アウトプットを唯一の情報源や、専門家の助言の代わりにしないよう求めています。

使う前に、人による確認を含めて正確さを判断するのは利用者の側、という立て付けです。

日付や場所の質問はとくに注意

OpenAIのヘルプでは、とくに日付・時間・場所に左右される質問で、重要な情報を確認するよう案内しています。

「今日」「明日」といった言葉は、使っている端末のタイムゾーンで解釈されます。

予約の日時などを聞くときは、日付を具体的に伝えるほうが確実です。

確かめるべき話題

答えをうのみにしない話題
  • お金:年金・税金・保険・投資の話
  • 健康:病気の症状・薬の飲み方・治療の選び方
  • 契約:解約の条件・法律の解釈・相続の手続き
  • 数字:日付・金額・電話番号・住所

こうした話題は、必ず公的な窓口で確かめるのが基本です。

ChatGPTは、窓口に相談する前に「何を聞けばいいか」を整理する道具として使うと、間違いの害を受けにくくなります。

うさみほ

わたしは「ChatGPTは物知りな友だち。
でも専門家ではない」と考えるようにしています。

ChatGPTに入れた情報が使われる危険性

2つ目は、入力した内容がどう扱われるかです。

ここは、公的機関とOpenAIの双方が説明を出しています。

個人情報保護委員会の注意喚起

個人情報保護委員会は、2023年6月2日に生成AIサービスの利用に関する注意喚起を出しました。

一般の利用者向けには、入力した個人情報が機械学習に使われ、不正確な内容で出力されるリスクがあると指摘しています。

あわせて、サービスの利用規約やプライバシーポリシーを確認するよう求めています。

学習に使わない設定がある

OpenAIのヘルプによると、設定の「データコントロール」で「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにすると、会話は学習に使われなくなります。

オフにしても、会話はチャット履歴に残るので、使い勝手はほとんど変わりません。

設定はアカウント全体に反映されるため、スマホで変えればパソコンにも同じ設定が反映されます。

  1. ChatGPTの画面でプロフィールのアイコンを押す
  2. 「設定」を開く
  3. 「データコントロール」を選ぶ
  4. 「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにする

一時チャットという選択肢

履歴に残したくない相談には、「一時チャット」を使う方法もあります。

一時チャットは学習に使われず、履歴にも保存されず、30日後にシステムから削除される仕組みです。

ただし、不正利用の監視のために確認される場合がある、とヘルプに説明があります。

どの設定でも「入れても大丈夫な情報だけを入れる」のが大前提です。

ChatGPTに入力しないもの
  • 住所・電話番号・マイナンバー
  • 銀行口座やクレジットカードの番号
  • パスワードや暗証番号
  • 家族や知人の個人的な情報

ChatGPTのアカウントを乗っ取られる危険性

3つ目は、アカウントそのものを他人に使われる危険です。

乗っ取られると、これまでの会話の中身を見られるおそれがあります。

多要素認証を設定する

OpenAIのヘルプでは、ログインのときに2つ目の確認を加える「多要素認証(MFA)」の設定方法を案内しています。

設定の「セキュリティとログイン」から、認証アプリ・プッシュ通知・SMSなどの方法を選ぶ形です。

パスワードが漏れても、2つ目の確認がないとログインできないので、乗っ取りの防止に役立ちます。

身に覚えのないログインがあったら

同じ「セキュリティとログイン」の画面には、「すべてのデバイスからログアウト」という項目があります。

ヘルプによると、すべてのセッションがログアウトされるまで最大30分かかる場合があります。

そのうえでパスワードを変えておけば、ひとまず安心です。

自分で操作するのが不安なときは、家族に横で見てもらいながら進めると落ち着いて対応できます。

パスワードの使い回しをやめる

ほかのサイトと同じパスワードを使っていると、別のところから漏れた情報で入られてしまいます。

ChatGPTには、ほかでは使っていないパスワードを設定しましょう。

長さのある、推測されにくい文字の並びにしておくと、なお安心です。

紙に控える場合は、スマホやパソコンとは別の場所に保管するのがおすすめです。

ログイン方法を増やしすぎない

ChatGPTには、メールアドレスのほか、Googleなどのアカウントを使ってログインする方法もあります。

どの方法を使ったか忘れてしまうと、あとで入れなくなったり、別のアカウントを作ってしまったりしがちです。

最初に決めたログイン方法を、紙のメモに書いておくと迷いません。

そのメモにはパスワードそのものではなく、「Googleでログイン」のように方法だけを書いておくと、見られても困りません。

ChatGPTを名乗る偽アプリ・偽サイトの危険性

4つ目は、ChatGPTに似せたアプリやサイトです。

アプリストアには、名前やアイコンがよく似た別のアプリが並ぶことがあります。

本物かどうかを見分けるポイント
  • アプリの提供元が「OpenAI」になっているか
  • ブラウザで使うときは、アドレスが chatgpt.com か
  • 最初からカード番号の入力を求めてこないか
  • メールやSMSのリンクからログインしていないか

とくに気をつけたいのが、メールやSMSで届くリンクです。

「アカウントが停止されます」などと不安をあおる連絡は、リンクを押さずに、自分でアプリやブックマークから開き直してください。

入口を自分で選ぶだけで、偽サイトの被害はかなり防げます。

スマホで使うAIアプリの入れ方は、Geminiの例で詳しく説明しています。

Geminiをスマホで使う手順はこちら。↓

ChatGPTを口実にした勧誘の危険性

5つ目は、ChatGPTやAIの人気を口実にした勧誘です。

これは道具の危険ではなく、人による危険ですが、被害額はいちばん大きくなりがちです。

AI講座の高額契約

国民生活センターは、2026年9月16日にビジネス講座のトラブルについて注意を呼びかけました。

AI講座などのビジネス講座の相談は、2020年度の1,169件から2025年度には3,551件に増えています。

Web会議を使った勧誘では、平均契約額が87万円(2025年度)にのぼります。

相談事例には、SNSの広告からメッセージアプリに誘導され、説明会を受けてAI講座を契約したものの、内容が期待した水準ではなかったという例がありました。

有名人をかたる広告

警察庁の資料によると、SNS型投資詐欺という手口の被害額は、令和7年に1,288.0億円でした。

令和7年7月以降は、有名人の画像や動画を無断で使ったバナー広告による被害の増加が目立つとされています。

AIを使えば、本物そっくりの画像や声も作れてしまいます。

広告の有名人が「AIで資産が増える」と話していても、その場で信じないことが大切です。

勧誘にあったときの相談先
  • 消費者ホットライン:188(いやや)
  • 警察相談専用電話:#9110

ChatGPTに頼りすぎる危険性

6つ目は、便利さゆえに自分で考えなくなる危険です。

何でも聞けば答えてくれるので、判断までまかせたくなる場面が出てきます。

ChatGPTの利用規約でも、アウトプットを専門家の助言の代わりにしないよう求めています。

考えるための材料をもらう道具と割り切り、最後は自分で決めるのが健全な使い方です。

頼りすぎを防ぐ3つの習慣
  • 答えを聞いたら「本当かな」と一度立ち止まる
  • 大事な決めごとは、家族や専門家にも相談する
  • 自分の考えを先に書いてから、意見を聞く

とくに3つ目は効果的です。

先に自分の考えを伝えてから「どう思う?」と聞くと、ChatGPTが考えの穴を指摘してくれる使い方になります。

答えをもらうのではなく、自分の考えを深める相手として使うと、頼りすぎになりません。

ChatGPTをお孫さんや家族と使うときの危険性

ChatGPTを覚えると、家族にも教えたくなるものです。

そのときに知っておきたい決まりがいくつかあります。

年齢の決まり

OpenAIの利用規約では、ChatGPTを使えるのは13歳以上です。

さらに、18歳未満の場合は、親または保護者の許可が必要とされています。

小学生のお孫さんに自分のアカウントを貸して使わせるのは、この決まりに合いません。

一緒に画面を見ながら、大人が操作する形にとどめておくと安心です。

アカウントを共有しない

家族で1つのアカウントを使い回すと、それぞれの相談内容が履歴に混ざります。

自分の健康の相談を、家族に見られてしまうこともあり得ます。

ChatGPTは1人1つのアカウントで使うのが基本です。

家族の情報を入力するとき

家族の名前や病状、勤め先などを入力すると、本人の知らないところで情報を渡すことになります。

家族のことを相談したいときは、名前を出さずに「70代の母が」のように書き換えるのが一つの工夫です。

家族と使うときの決まりごと
  • 13歳未満の子どもには使わせない
  • 18歳未満は保護者の許可を取る
  • アカウントは1人1つにする
  • 家族の名前や病状はそのまま書かない

ChatGPTを安全に使うための設定

ここまでの内容を、今日からできる設定にまとめました。

どれも数分で終わるので、最初に済ませておきましょう。

設定場所効果
学習への利用をオフ設定→データコントロール会話がモデルの改善に使われない
一時チャット新しいチャットの画面履歴に残らず30日で削除
多要素認証設定→セキュリティとログイン乗っ取りを防ぐ
全デバイスからログアウト設定→セキュリティとログイン心当たりのないログインを締め出す
ChatGPTを安全に使うための設定(OpenAIヘルプより作成)

設定を変えたあとも、入力する内容に気をつけることは変わりません。

設定は守りの一部で、いちばんの守りは「入れていい情報だけを入れる」という使い方です。

うさみほ

設定は一度やれば終わり。
わたしは使い始めた日にデータコントロールと多要素認証を済ませました。

ChatGPTを安全に学ぶ方法

ひとりで設定や使い方を覚えるのが不安な方は、教わる場を使うのも一つの方法です。

ただし、先ほど紹介したように、AI講座の中には高額な契約につながるものもあります。

申し込む前に、参加費と、その後に有料の案内があるかどうかを確かめてください。

わたしのサイトでは、PCから参加できる無料のAIセミナーを紹介しています。

参加費は無料で、Zoomのライブで約2時間30分、参加特典としてAI教材がもらえる内容です。

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セミナーの見分け方は、別の記事でチェックポイントを並べています。

AIセミナーが怪しいかどうかの見分け方。↓

ChatGPTの危険性に関するよくある質問

ChatGPTを使うだけでウイルスに感染しますか?

本物のアプリやサイトを使っている限り、会話をするだけで感染するという説明はOpenAIの資料にはありません。

危ないのは偽のアプリやサイトなので、提供元とアドレスを確かめてください。

ChatGPTに話した内容は誰かに見られますか?

一時チャットでも、不正利用の監視のために確認される場合があるとOpenAIは説明しています。

見られて困る情報は入れないのが基本です。

学習に使われない設定にすると、使いにくくなりますか?

会話はチャット履歴に残るため、ふだんの使い方はほとんど変わりません。

ChatGPTは何歳から使えますか?

利用規約では13歳以上で、18歳未満は保護者の許可が必要とされています。

有料プランにすれば危険性はなくなりますか?

答えの間違いや勧誘の危険は、プランに関係なくあります。

どのプランでも、確かめる習慣と設定の見直しが大切です。

AIの勧誘で契約してしまったらどうすればいいですか?

すぐに消費者ホットライン188に相談してください。

国民生活センターは、Web会議での勧誘がクーリング・オフの対象になる場合もあるとしています。

まとめ|ChatGPTの危険性は設定と使い方で減らせる

ChatGPTの危険性は、答えの間違い・入力した情報・乗っ取り・偽アプリ・勧誘・頼りすぎの6つに分けると整理できます。

どれも、設定と使い方の決まりごとで大きく減らせるものです。

この記事のポイント
  • お金・健康・契約の答えは、公的な窓口で確かめる
  • 個人情報は入れず、データコントロールを見直す
  • 多要素認証で乗っ取りを防ぐ
  • 提供元がOpenAIか、アドレスがchatgpt.comかを見る
  • 「AIで稼げる」勧誘はその場で決めない

正しい使い方を一度まとめて知っておきたい方は、無料のセミナーで全体像をつかむのも近道です。

\参加費は無料・約2時間30分/

PCからの参加がおすすめ

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うさみほ

怖がりすぎず、油断しすぎず。
この記事の設定だけ済ませたら、あとは気軽に使ってみてくださいね。

無料で受けられるAIセミナーは、こちらの記事で比べています。

無料で受けられるAIセミナーのまとめ。↓

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