AI議事録ツールを調べていくと、かなり早い段階でFireflies.aiという名前に行き当たります。
ただ、同じような名前のサービスが並ぶなかで、Firefliesが何をするものなのか、どうやって会議の中身を拾っているのかは、名前を眺めているだけでは分かりません。
そこでこの記事では、公式サイトと公式のナレッジベースに書かれていることだけを読み解いて、Fireflies.aiとは何かという輪郭を整理しました。
料金プランの細かい比較や、画面を触る手順ではなく、仕組みと立ち位置に絞ってまとめています。
この記事の情報は2026年9月15日時点のものです。
最新の仕様はFireflies.ai公式サイトでご確認ください。
【結論】Fireflies.aiとは、会議に参加者として入ってくるAI議事録アシスタント
結論から書きます。
Fireflies.aiとは、専用のボットを会議に参加者として送り込み、録音・文字起こし・要約・検索までを1か所でやってしまうAIアシスタントです。
公式ナレッジベースの「What is Fireflies.ai」というページには、Firefliesは会議を「キャプチャし、文字起こしし、要約し、検索する」ことを助けるAIノートテイカーのアシスタントで、それらをひとつの安全なワークスペースの中で行う、と書かれています。
公式サイトのトップページの言い方はもっと短く、「チームのすべての会話を、文字起こしし、要約し、検索し、分析する」です。
つまりFirefliesの立ち位置は、会議を文字にするところで終わらず、たまった会議の記録をあとから引き出す道具まで含んでいる、という点にあります。
ここが、単純な文字起こしアプリとの一番大きな違いです。
Fireflies.aiとはどんなサービスかを一覧で整理する
公式サイトと公式ナレッジベースに載っている基本情報を、先に1つの表にまとめます。
| 項目 | 公式サイト・公式ナレッジベースの記載 |
|---|---|
| 種類 | AIノートテイカー(会議の記録・文字起こし・要約・検索) |
| 会議への入り方 | ボットを参加者として招く(fred@fireflies.ai)/カレンダー連携で自動参加 |
| 対応する会議ツール | Zoom、Google Meet、Microsoft Teams、Webex、GoToMeeting、Zoom Phone |
| ボット以外の取り込み口 | Chrome拡張機能、デスクトップアプリ、モバイルアプリ、音声・動画ファイルのアップロード |
| 対応言語 | 100以上の言語(日本語を含む) |
| 録音 | する(ボットが会議を録音し、文字起こしと要約を作る) |
| 要約の中身 | キーワード、概要、箇条書きのメモ、時刻つきのメモ、アクションアイテム |
| セキュリティ認証 | GDPR、SOC 2 Type II、HIPAA |
| 無料プラン | あり(AIクレジット月20、ストレージ400分/席) |
この表の中でまず押さえておきたいのが、Firefliesは会議を録音するタイプだという点です。
同じAI議事録でも、ブラウザ拡張機能として動くTactiqのように、ボットを入れず録音もしない設計のサービスがあります。
Firefliesはその逆で、参加者としてボットが入り、音声を録って残すという作りになっています。
Firefliesが会議に参加する仕組みは「fred@fireflies.ai」を招くこと
Fireflies.aiとは何かを理解するうえで、いちばん分かりやすい入り口がこの部分です。
公式サイトのトップページには、「fred@fireflies.ai をライブの会議に招待するか、カレンダーの会議に自動参加させて、録音・文字起こし・要約をさせてください」という趣旨の案内が置かれています。
つまりFirefliesのボットには、人間の参加者と同じようにメールアドレスが与えられているわけです。
公式ナレッジベースのFirefliesを会議に招く方法のページには、招き方が複数並んでいます。
- カレンダーに直接招待する(GoogleカレンダーやOutlookカレンダーのゲスト欄にfred@fireflies.aiを足す)
- 自動参加の設定を使う(条件に当てはまる会議へ勝手に入ってもらう)
- Fireflies側のホーム画面で、これから始まる会議ごとにオンオフを切り替える
- すでに始まっている会議に、あとから入れる(Captureボタンから)
- Chrome拡張機能を使う
- デスクトップアプリを使う
- モバイルアプリで対面の会話を録る
入り口が7通りもあるのは、「会議」と呼ばれるものの形が職場によって違うからだと読み取れます。
オンライン会議だけでなく、会議室で向かい合って話す打ち合わせや、電話での商談も取り込み対象に入っています。
Firefliesの自動参加は4つの条件から選ぶ
自動参加の設定には、公式ナレッジベースに書かれている選択肢が4つあります。
| 設定 | どうなるか |
|---|---|
| All meetings with web-conf link | Web会議のリンクが付いた会議すべてに入る |
| Only meetings that I own | 自分が主催する会議だけに入る |
| Only meetings with teammates | チームメンバーが参加する会議だけに入る |
| Only when I invite fred@fireflies.ai | 自分でfred@fireflies.aiを招いたときだけ入る |
この4つが用意されているということは、「どの会議までAIに聞かせるか」を自分で線引きできる設計だ、と読めます。
社外の人が入る商談には入れたくない、あるいは逆に商談だけ記録したい、といった使い分けができる形です。
一番しぼった設定にすれば、自分が明示的に招いたときしか動きません。
始まってしまった会議にFirefliesを入れる方法は別にある
ここは公式が明確に注意を書いている部分なので、そのまま紹介します。
招待のページには、会議が進行中、あるいはすでに始まってしまったあとにfred@fireflies.aiを追加しても、Firefliesは参加しないと明記されています。
始まったあとで呼びたいときは、進行中の会議にFirefliesを追加する方法のページに書かれている手順を使います。
そのページによると、Firefliesにログインして画面右上のCaptureボタンから「Add to live meeting」を選び、会議のリンクと言語を入れてStart Capturingを押す、という流れです。
公式には、ボットが会議に入ってくるまで2〜3分ほど待つと書かれています。
また、自分が主催者でない場合は、主催者がFirefliesの参加を承認する必要がある、という注意も添えられています。
とくにGoogle Meetについては、主催者が承認しないとFirefliesは入れないと明記されています。
同じページには、Google側のセキュリティ更新の影響で、Firefliesが「潜在的なリスク」と表示されることがある、という記載もあります。
Firefliesが対応している会議ツールと連携先
推測を混ぜないため、公式ページに名前が書かれているものだけを挙げます。
招待のページに列挙されている会議ツールは、Zoom、Google Meet、Microsoft Teams、Webex、GoToMeeting、Zoom Phoneです。
公式の連携ページには「100以上のアプリとのシームレスな連携」という見出しが置かれ、カテゴリごとにサービス名が並んでいます。
- CRM系(HubSpot、Salesforce ほか)
- メモ・ドキュメント系(Notion、Google Docs、OneNote)
- 保管系(Google Drive、Dropbox、OneDrive、Box)
- 共同作業系(Slack、Microsoft SharePoint、Confluence)
- 採用管理系(Greenhouse、Lever、BambooHR)
- 電話・ダイヤラー系(Aircall、RingCentral、Zoom Phone、OpenPhone)
なお、ここは公式のなかで数字が食い違っている箇所です。
連携ページが「100以上」と書いている一方で、ナレッジベースの「What is Fireflies.ai」のページは「50以上のアプリとつながる」と書いています。
どちらが今の実数なのかは公式の記述からは判断できないため、ここでは両方をそのまま並べておきます。
FirefliesのChrome拡張機能はGoogle Meet専用という位置づけ
Firefliesにはボットとは別に、Chrome拡張機能という入り口があります。
ただし守備範囲がはっきり決まっていて、拡張機能のページには「この拡張機能はChrome上のGoogle Meetでのみ動作します」と書かれています。
ZoomやTeamsで使いたいときは、拡張機能ではなくFireflies Notetakerのボットを使うように案内されています。
さらにもうひとつ、拡張機能には録れるものの制限があります。
同じページには、拡張機能が録音するのは音声だけで、映像も残したいならNotetakerのボットを参加者として招く必要があると書かれています。
逆に言えば、拡張機能だけで録っているあいだは、参加者一覧にボットの名前は現れません。
Firefliesとは何かを一言で言いにくいのは、この「ボット型」と「拡張機能型」を両方持っているからです。
Firefliesは日本語に対応している
日本語で使えるかどうかは、公式ナレッジベースの対応言語のページに答えが載っています。
対応言語のページには、Firefliesは地域ごとの変種を含めて100以上の言語で文字起こしと要約に対応する、と書かれています。
そして一覧表のなかに、Japanese(言語コード ja)が含まれています。
言語の指定の仕方も2種類あると書かれています。
- Auto-Detect=その会議で主に話されている言語を自動で判定して文字起こしする
- Multi-Language(Auto-Detect)=同じ会議のなかで複数の言語を検出して文字起こしする
ただし、この複数言語モードのほうは対応が60以上の言語だと書かれており、全体の100以上より範囲が狭くなります。
もうひとつ、これから始まる会議ごとに言語を変える操作については、自分が所有または主催する会議にしか適用できないという条件が付いています。
Firefliesが会議のあとに作る要約の中身
Fireflies.aiとは何かを考えるとき、文字起こしよりもむしろこちらが本体だと感じる人は多いはずです。
公式ナレッジベースのAI要約のページによると、既定のGeneral Summaryというテンプレートは5つの部品でできています。
| 部品 | 公式の説明 |
|---|---|
| Meeting Keywords | 会議のなかで重要なキーワードや話題を抜き出す |
| Meeting Overview | 議論の全体像を高い視点でまとめる |
| Meeting Notes | 会話を箇条書きのメモに構造化する |
| Time-stamped Notes | メモを時刻つきの章に分け、文字起こしの該当箇所へ飛べるようにする |
| Action Items | 会議で出た「やること」を抜き出し、発言者と結びつける |
公式には、通話が終わるたびに自動で要約が作られると書かれています。
要約のテンプレートは18種類以上が用意されており、チームの定例、営業の商談、採用面接といった場面ごとの型が選べるとあります。
作られた要約は、短くする・もっと詳しくする・顧客の言葉の視点で書き直すといった手直しもできると書かれています。
なお、テンプレートを切り替えるだけならAIクレジットは消費しない、という説明も付いています。
FirefliesのAskFredとAIスキルとは何か
Firefliesには、会議の記録に対して質問を投げる仕組みも載っています。
公式ナレッジベースのGlobal AskFredのページには、AskFredは過去の会議を横断して検索し、連携アプリの情報を分析し、Web検索もして、ひとつの会話のなかで答えを返すAIアシスタントだと書かれています。
公式が挙げている用途は、過去の会議から決定事項や最新の動きを探すこと、複数の会議をまたいで要約とアクションアイテムを取り出すこと、繰り返し出てくる話題や傾向を見つけることなどです。
参照できる先として、Gmail、Slack、HubSpot、Asana、Google Drive、ClickUpといった連携アプリの名前が並んでいます。
使う言語モデルも選べると書かれており、Anthropic Claude、OpenAI、Google Geminiの名前が挙がっています。
ただし、Global AskFredはリクエストごとにAIクレジットを消費する、という条件も明記されています。
もうひとつの仕組みがAIスキルです。
AIスキルのページには、AIスキルは会議の記録を分析して、構造化された結果を自動で作る仕掛けだと説明されています。
用意された200以上のテンプレートから選ぶこともでき、自分で指示文を書いて作ることもできると書かれています。
走らせ方は3通りで、手動で実行する、会議のたびに自動で走らせる、日次や週次や月次でまとめて走らせる、という形です。
Firefliesの録音と保存の扱いを公式のセキュリティページで確認する
会議の音声をAIに預ける以上、ここを読まずに導入を決めるわけにはいきません。
公式のセキュリティのページには、保存されている会議メモと文字起こしには256ビットのAES暗号化、通信にはTLS暗号化を使うと書かれています。
データの扱いについては、すべてのベンダーやパートナーとのあいだで0日のデータ保持ポリシーを取っている、という記述があります。
そのうえで、会議のデータがAIモデルの学習に使われることはないと明記されています。
公式サイトのトップページにも、「あなたのデータが、AIの学習や、あなたのビジネス上の必要以外の目的に使われることはありません」という一文が置かれています。
また、いつでも自分のデータを削除できる、とも書かれています。
保存場所については、Enterpriseプランでプライベートストレージを使い、希望する場所に会議データを置けるという説明があります。
ただし、Enterprise以外のデータが具体的にどの国のどのデータセンターに置かれるのかは、このページの記述からは分かりませんでした。
Firefliesのセキュリティ認証に何が書かれているか
認証まわりも、公式の記述をそのまま並べます。
- SOC 2 Type II=データのセキュリティ、プライバシー、機密性について業界標準に沿っているという認証
- GDPR=欧州の規制に沿ったデータ保護とプライバシーの基準
- HIPAA=医療機関や教育機関向けの保護
これらは公式のセキュリティページに「GDPR、SOC 2 Type II、HIPAAへの準拠について認証を取得している」という形で書かれているものです。
なお、認証を持っていることと、自分の会社の社内規程で使ってよいかは別の話になります。
参加者の音声を録るサービスである以上、会議の相手に録音の了解を取るかどうかは、ツールではなく使う側が決める部分です。
Firefliesを無料で使える範囲はどこまでか
ここは金額の比較ではなく、無料でどこまで触れるかという範囲の話だけを書きます。
公式ナレッジベースの無料プランのページには、無料プランでも100以上の言語で会議を文字起こしできる、と書かれています。
そして目を引くのが、カレンダーの自動参加を有効にすると、無料プランでも文字起こしの回数に上限がなくなるという記述です。
公式の文字起こしクレジットのページを読むと、その理由が書かれています。
自動参加が有効なとき、無料プランのクレジットは要約を作るときにだけ使われ、文字起こしそのものには使われないという説明です。
一方で、無料プランには別の上限があります。
- AIクレジットは月に20(AskFredやAIスキルなどに使う)
- ストレージは1席あたり400分(録画・アップロード・ダイヤラー通話の合計)
- ファイルのアップロードは1ファイル100MBまで、150分まで
- 文字起こしのダウンロードは有料プランの機能
プラン同士の細かい違いについては、Firefliesの料金プランを整理した記事のほうにまとめてあります。
Firefliesとほかのツールの違いはどこに出るか
ここまで読んだ内容を、ほかのAI議事録と比べる形で整理しておきます。
公式の記述から読み取れる、Firefliesらしさは3つです。
- ボットが参加者として入る=会議の相手からも見える形で記録が始まる
- 会議が終わったあとの引き出しが厚い=過去の会議を横断して質問できるAskFredがある
- ほかの業務ツールに流し込む口が多い=CRMや採用管理まで連携先に入っている
この3つめが、Firefliesが自分を単なる文字起こしツールではなく、会議の情報をチームで回すための場所として説明している理由だと読めます。
ほかのAI議事録も見比べたい方は、Otter.aiとは何かを整理した記事やAI議事録ツールの比較記事もあわせてご覧ください。
Fireflies.aiとはどんな人に向くのかを公式情報から考える
ここは公式に「こういう人向けです」と書かれているわけではないので、読み取れる範囲での整理だと先に書いておきます。
公式の仕様から素直に考えると、オンライン会議が多く、あとから中身を探し直したい人とは相性がよさそうです。
過去の会議を横断して検索できることが、公式の説明の中心に置かれているからです。
逆に、ボットが参加者として表示されること自体を避けたい場面では、設計が合わない可能性があります。
その場合はGoogle Meet限定になりますが、Chrome拡張機能で音声だけ録る道が公式に案内されています。
また、会議の本数が少なく、要約もめったに使わないのであれば、無料プランの範囲で足りる作りになっています。
Fireflies.aiとは何かについてよくある質問
Fireflies.aiとは何ですか
会議をキャプチャし、文字起こしし、要約し、検索できるようにするAIノートテイカーのアシスタントです。公式ナレッジベースにはそのすべてをひとつの安全なワークスペースで行う、と書かれています。
Firefliesは会議にボットが入りますか
入ります。公式サイトには、fred@fireflies.ai を会議に招待するか、カレンダーの会議に自動参加させて録音・文字起こし・要約をさせる、と案内されています。Google Meetでは主催者の承認が必要だと公式ナレッジベースに書かれています。
Firefliesは日本語に対応していますか
対応しています。公式ナレッジベースの対応言語のページには、地域の変種を含めて100以上の言語に対応すると書かれており、その一覧にJapanese(ja)が含まれています。
Firefliesは会議を録音しますか
します。公式サイトには録音・文字起こし・要約を行うと書かれています。保存されたメモと文字起こしは256ビットのAES暗号化で保護され、AIモデルの学習には使われないとセキュリティページに明記されています。
始まったあとの会議にFirefliesを呼べますか
呼べますが、招待メールを足す方法では入れません。公式ナレッジベースには、会議が始まったあとに fred@fireflies.ai を追加してもFirefliesは参加しないと明記されており、Captureボタンの「Add to live meeting」を使うよう案内されています。
FirefliesのChrome拡張機能はどの会議で使えますか
Chrome上のGoogle Meetだけです。公式ページにはZoomやTeamsで使いたい場合はFireflies Notetakerのボットを使うよう書かれており、拡張機能が録るのは音声のみだと説明されています。
Fireflies.aiとは何かのまとめ
公式情報から読み取れた輪郭を、最後にもう一度並べます。
- Fireflies.aiとは、会議を記録・文字起こし・要約・検索するAIノートテイカー
- 会議へはfred@fireflies.aiというボットが参加者として入る
- 自動参加の条件は4段階から選べ、招いたときだけに絞ることもできる
- 対応する会議ツールはZoom・Google Meet・Microsoft Teams・Webex・GoToMeeting・Zoom Phone
- Chrome拡張機能はGoogle Meet専用で、録るのは音声だけ
- 対応言語は100以上で、日本語が一覧に含まれている
- 要約はキーワード・概要・メモ・時刻つきメモ・アクションアイテムの5部品
- AskFredで過去の会議を横断して質問でき、AIスキルで定型の集計を自動化できる
- SOC 2 Type II・GDPR・HIPAAの認証があり、データはAI学習に使わないと明記されている
- 無料プランは自動参加を使えば文字起こしの回数に上限がなくなる
実際に画面を触る手順はFirefliesの使い方の記事にまとめています。
AI全体の見取り図から押さえたい方は生成AIとは何かの記事もあわせてご覧ください。
公式のナレッジベースはguide.fireflies.aiです。
この記事の内容は2026年9月15日に公式サイト・公式ナレッジベースで確認したものです。仕様や上限は変わりますので、最新の情報は公式ページでご確認ください。


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