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Otter.aiとは?AI議事録サービスの仕組みを公式情報で整理する

AI議事録という言葉をよく見かけるようになり、その代表としてOtter.aiの名前が挙がることが増えました。

ただ、日本語の情報が少ないため、結局のところ何をしてくれるサービスなのかが掴みにくい。

そこで、公式サイト・公式の料金ページ・利用規約・日本語向けページに実際に書かれている内容だけを読み解いて整理しました。

この記事の情報は2026年9月11日に公式ページを直接確認したものです。

最新の仕様は必ずOtter.aiの公式サイトでご確認ください。

目次

【結論】Otter.aiとは会議の音声を自動でテキストと要約に変えるAI議事録サービス

結論から書きます。

Otter.aiとは、会議・インタビュー・講義などの音声をリアルタイムで文字に起こし、要約と次のアクションまで自動で作るAIサービスです。

公式トップページでは「Your AI notetaker is now also your Conversational Knowledge Engine」=AIのノートテイカーであると同時に、会話を知識に変えるエンジンであると説明されています。

同じページには、Otterがすべての会議を文字起こしし、検索できる知識に変えてワークフローを動かすと書かれています。

単なる文字起こしツールではなく、会議の記録を後から検索・質問できる形で貯める道具というのが公式の位置づけです。

提供元はOtter.ai Inc.で、公式サイトのフッターには「© 2026 Otter.ai Inc」と表示されています。

Otter.aiとは何をするサービスかを一覧で整理する

公式ページに記載されている役割を、目的別に並べます。

やること公式ページでの記載確認したページ
文字起こし会議中にリアルタイムで音声をテキスト化する公式トップ・日本語ページ
話者の識別声紋を判別して、誰が何を話したかを記録する公式の日本語ページ
要約決定事項・アクションアイテム・インサイトを含む要約を自動生成する公式トップ
アクション管理次の行動を自動で抽出して割り当てる公式トップ
会議への自動参加Zoom・Microsoft Teams・Google Meetに参加してノートを書き共有する公式の料金ページ
質問応答Otter AI Chatが複数の会議と連携アプリを横断して回答する公式トップ
CRM連携商談の要点と次のステップをCRMへ自動で同期する公式トップ・連携一覧
整理チーム・案件・トピック単位でチャンネルにまとめる公式トップ

入口は音声、出口はテキスト・要約・タスク・CRMのデータという構造です。

AI議事録というカテゴリの中でも、記録した後の使い道まで用意されている点が特徴になります。

Otter.aiの仕組み:音声認識・キーワード抽出・音声とテキストの同期

仕組みについては、公式の利用規約に添付されたデータ処理の付属文書に明確な記述があります。

そこには、独自技術による自動音声認識(ASR)、キーワード抽出、音声とテキストの同期によって、録音された会話から読める形のノートを作ると書かれています。

つまり技術的には3つの層に分かれています。

  1. 自動音声認識(ASR)=音声を文字に変換する層
  2. キーワード抽出=どこが要点かを判定する層
  3. 音声とテキストの同期=再生位置と文字の位置を対応づける層

3つ目の層があるおかげで、公式ガイドにあるとおり、再生したい単語をタップするとその位置から音声を聞き直せます。

話者の識別についても同じ文書に記載があり、Otterは利用者を認識して文字起こしに名前を自動で付けるために声紋を処理する場合があると書かれています。

声紋は規約上「特別なカテゴリのデータ」として扱われている、という点は押さえておく価値があります。

Otter.aiでできること

公式の機能一覧ページと料金ページに挙げられている機能から、実務で効くものを抜き出します。

  • リアルタイム文字起こしと、録音後の音声とテキストを同期した再生
  • 話者名の識別と、後からの名前の付け替え
  • アクションアイテムとアウトラインを含む自動要約
  • キーワードと話者ごとの発言時間の集計
  • キーワード・話者・日付の範囲による検索
  • ZoomとGoogle Meetのライブ字幕
  • Zoomのクラウド録画とDropboxの音声・動画ファイルの自動同期
  • 録音中に撮影した写真を文字起こしにインラインで挿入する機能
  • mp3・txt・pdf・docx・srtでの書き出し
  • フォルダとグループによる整理と共有、メンバーによる同時編集
  • Googleカレンダー・Microsoft Outlook・iOSカレンダーとの接続

公式の日本語ページには、録音中にホワイトボードやプレゼン資料を撮影して記録と一緒に残せることも説明されています。

用途別のページも用意されており、公式の教育向けページでは講義の記録、公式のセールス向けページでは商談の記録がそれぞれ想定されています。

Otter.aiでできないこと(公式に明記されている制約)

導入前に知っておくべき制約も、公式ページに書かれています。

  • オフラインでのリアルタイム文字起こしはできない(公式の日本語ページに、インターネット接続が必要と注記)
  • スマートフォンの通話録音は正式にサポートされていない(公式の日本語FAQに明記)
  • Android 9以上では、サードパーティのアプリで通話を録音できない(同FAQの注記)
  • 無料のBasicでは1回の会話が最大30分まで、書き出しはmp3とtxtのみ
  • SSOとSCIMは最低100ユーザーのライセンスが必要(公式の料金比較表の注記)
  • HIPAA準拠はEnterpriseのアドオン扱い
  • 使い切れなかった文字起こしの分数は翌月に繰り越されない(no rollover)

録音の法的な扱いについても、公式の利用規約必要な通知と同意を関係者から得る責任は利用者側にあると書かれています。

公式の日本語FAQも、録音に関する法律は管轄地域によって異なるため、利用者自身が調べて理解することを推奨するという立場です。

サービス側が同意を代行してくれるわけではない、という前提で運用ルールを決める必要があります。

Otter.aiが会議に入る経路は「ボットあり」と「ボットなし」の2系統

ここがOtter.aiの理解でつまずきやすい部分です。

公式トップページには「Choose how you capture meetings」という項目があり、会議を記録する経路が複数用意されていると説明されています。

経路会議への参加者が増えるか公式ページでの記載
AIミーティングエージェントを会議に送る増える(ボットが参加)Zoom・Teams・Google Meetに自動参加してノートを書き共有する
デスクトップアプリで録音する増えないMacまたはWindowsからボットを会議に入れずに録音できる
Chrome拡張で録音する増えないボットなしで突発的なGoogle Meet通話を記録できる
モバイルアプリで録音する増えない対面の会議やオンライン会議をその場で録音できる

社外との商談でボットの参加を避けたい場合は、デスクトップアプリかChrome拡張を選ぶのが公式に用意された答えです。

デスクトップアプリの動作環境は公式の連携一覧ページに記載があり、macOS 12.3以降、Windows 10以降となっています。

なお公式トップページには、会議に直接参加して質問に答えたりタスクを実行したりする「Otter Meeting Agents」という新しい形態も案内されています。

Otter.aiの日本語対応は、公式の中で記載が食い違っている

日本のユーザーにとって最大の関心事がここです。

結論から書くと、公式サイトの中で、日本語対応に関する記載が一致していません

2026年9月11日時点で確認できた内容は次のとおりです。

確認したページ日本語についての記載ページの日付
公式の料金ページ(比較表)AIによる文字起こしの対応言語として、英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・日本語・中国語を列挙2026年9月11日時点の表示
公式の日本語ページページタイトルが「Otterは英語音声の文字起こしアプリです」。本文も英語での会話を前提に書かれている2026年9月11日時点の表示
公式の日本語よくある質問「現在は英語、フランス語、スペイン語のみ対応しております。将来的には日本語を含め、多言語に対応する予定です」2020年1月15日付

料金ページの比較表には日本語が明記されているのに、日本語向けの案内ページは英語音声を前提にしたままという状態です。

日本語FAQは2020年1月付なので、更新が追いついていない可能性は高いと読めます。

ただしこの記事では推測で埋めず、確認できた事実だけを並べます。

日本語の会議で使うことを前提に検討するなら、無料のBasicで自分の会議を1本録って、出力を自分の目で確かめてから判断するのが確実です。

Basicは毎月300分まで無料なので、判断に必要な検証はコストをかけずに済みます。

日本語のAI議事録という観点でほかの選択肢も見たい方は、AI議事録ツールの比較記事を合わせてご覧ください。

Otter.aiと連携できるツール

Otter.aiが「議事録を貯める場所」として機能するのは、外部ツールとの接続が多いためです。

公式の連携一覧ページに掲載されている連携先を、カテゴリごとに整理します。

  • Web会議=Zoom、Microsoft Teams、Google Meet
  • カレンダー=Googleカレンダー、Microsoft Outlook
  • CRM=Salesforce、HubSpot、Microsoft Dynamics
  • 営業支援=Outreach、Salesloft、RingCentral
  • タスク・プロジェクト管理=Jira、Asana、ClickUp、Monday.com
  • ドキュメント・ストレージ=Google Docs、Google Drive、Dropbox、OneDrive、SharePoint、Egnyte、Amazon S3
  • コラボレーション=Slack、Notion、Airtable
  • 分析基盤=Snowflake、Glean
  • 自動化=Zapier、viaSocket

公式トップページには、Slack・Zoom・Salesforce・Claude・Google Driveなど多数の連携があると記載されています。

なおZapier連携は公式の料金比較表ではProプラン以上が対象となっています。

Otter.aiのAI ChatとMCPサーバーという新しい使い方

最近のOtter.aiで大きく変わったのがこの部分です。

公式トップページには、Otter AI Chatが複数の会議と連携アプリを横断して検索し、質問にその場で答えたり、フォローアップや報告書を作ったりすると書かれています。

さらにChatGPTやClaudeなどのAIチャットツールが、OtterのMCPサーバーを経由して会議の知識に安全にアクセスできると説明されています。

公式の料金比較表にも「MCP server integration for AI assistants」という項目があり、無料のBasicから利用できる扱いになっています。

AI Chatへの質問回数はプランごとに上限があり、Basicが1ユーザーあたり月20回、Proが50回、Business以上が200回です。

会議の記録を、別のAIから参照できる知識ベースとして使うという位置づけが、公式が打ち出している方向性です。

生成AIそのものの仕組みを先に押さえたい方は、生成AIとは何かを整理した記事AIエージェントの解説記事も参考になります。

Otter.aiのデータの扱いとセキュリティ

会議の音声を預ける以上、ここは必ず確認すべき項目です。

公式の料金比較表に記載されているセキュリティ関連の項目は次のとおりです。

  • TLSによる通信の暗号化(全プラン)
  • リアルタイムのコンテンツに対するAES-256の暗号化(全プラン)
  • 2要素認証(認証アプリ。Business以上は米国・カナダ限定でSMSも選択可)
  • 監査ログ、カスタムデータ保持期間、会話の一元管理(上位プラン)
  • HIPAA準拠はEnterpriseのアドオン

公式のEnterpriseページには、SSOとSCIMによるアクセス管理、管理者による権限設定、監査ログに加えて、AIモデルの学習から組織のデータを除外するオプトアウトが用意されていると記載されています。

学習利用については公式の日本語よくある質問にも説明があります。

そこには、利用者のデータを誰にも販売・共有しないこと(適法な要請等に応じる必要がある場合を除く)、独自のAI技術を訓練するために異なるユーザーの会話データを選択することがあること、記録された会話を人が書き起こす場合は利用者から明示的な許可を得た後に限ることが書かれています。

また公式のプライバシーポリシーは2026年6月16日発効となっており、データのラベリングを行う事業者に共有したデータが製品機能の訓練・評価データの作成に使われる場合があると記載されています。

機密性の高い会議を扱うなら、学習への利用を止める設定が使えるプランかどうかを先に確認するのが実務的な判断になります。

Otter.aiの料金体系の全体像(無料でどこまで使えるか)

最後に、どこまで無料で試せるかを整理します。

プラン月払い(1ユーザー)月間の文字起こし上限1会話あたりの上限
Basic無料300分30分
Pro16.99ドル1,200分90分
Business30ドル無制限4時間
Enterprise非公開(要デモ申し込み)無制限4時間

まず無料のBasicで毎月300分まで試せるので、導入の可否は課金せずに判断できます。

公式の日本語ページにも「Otterは、Basicプランでも毎月300分まで無料で録音ができます」と案内されています。

金額はすべて米ドル建てで、公式の料金ページには「Prices in USD」と明記されています。

利用規約には税金を含めて請求すると書かれているため、表示は税抜とみて、そこに税が加算される前提で見積もるのが安全です。

年払いにするとProは月8.33ドル、Businessは月19.99ドル相当まで下がります。

検討の順番
① 無料のBasicで日本語の会議を1本録って出力を確かめる ② 月に何分の会議を扱うかを数える ③ ボットを会議に入れてよいかを決める。この3つが決まれば、プランと使い方はほぼ自動的に決まります。

Otter.aiについてよくある質問

Otter.aiとは何ですか

会議・インタビュー・講義などの音声をリアルタイムで文字に起こし、要約とアクションアイテムまで自動で作るAI議事録サービスです。公式サイトでは、会話を検索できる知識に変えるエンジンとして位置づけられています。提供元はOtter.ai Inc.です。

Otter.aiは日本語に対応していますか

2026年9月11日時点の公式料金ページの比較表には、対応言語として日本語が列挙されています。一方で公式の日本語ページは英語音声の文字起こしアプリという位置づけのままで、2020年1月付の日本語FAQには英語・フランス語・スペイン語のみと書かれています。記載が一致していないため、無料のBasicで実際の出力を確かめることをおすすめします。

Otter.aiは無料で使えますか

無料のBasicプランがあります。1ユーザーあたり毎月300分まで、1回の会話は最大30分まで文字起こしできます。書き出せる形式はmp3とtxtです。

Otter.aiはどうやって会議の音声を取り込みますか

公式ページによると、AIミーティングエージェントをZoom・Microsoft Teams・Google Meetに参加させる方法のほか、MacやWindowsのデスクトップアプリ、Chrome拡張、モバイルアプリで直接録音する方法があります。後者はボットを会議に入れずに記録できます。

Otter.aiに預けた会議のデータはAIの学習に使われますか

公式の日本語FAQには、独自のAI技術を訓練するために異なるユーザーの会話データを選択することがあると書かれています。Enterpriseページには、組織のデータをAIモデルの学習から除外するオプトアウトが用意されていると記載されています。

Otter.aiで会議を録音するときに相手の同意は必要ですか

利用規約には、録音に関して必要な通知と同意を関係者から得る責任は利用者側にあると明記されています。公式の日本語FAQも、録音に関する法律は管轄地域によって異なるため利用者自身が確認することを推奨しています。

Otter.aiとは何かのまとめ

  • Otter.aiとは、会議の音声を自動で文字起こしし、要約とアクションアイテムまで作るAI議事録サービス
  • 仕組みは自動音声認識・キーワード抽出・音声とテキストの同期の3層(利用規約の付属文書に記載)
  • 会議への取り込み方はボットあり・ボットなしの2系統があり、商談では後者を選べます
  • 日本語対応は公式の中で記載が食い違っているため、無料枠で出力を確認してから判断するのが確実です
  • Slack・Salesforce・Notion・Zapierなど連携先が広く、MCPサーバー経由で他のAIからも参照できます
  • 無料のBasicで毎月300分まで試せます。表示価格は米ドル建てで税抜とみて見積もります

導入の可否は、実際に自分の会議を1本録ってみれば数分で判断できます。

登録は公式のサインアップページから行えます。

仕様や対応言語は更新される場合があります。

この記事の内容は2026年9月11日に公式サイト・公式ドキュメントで確認したものです。料金や仕様は変わりますので、最新の情報は公式ページでご確認ください。

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