Napkin AIの使い方は、覚えることがほとんどありません。
①文章を貼る → ②その文章の左に出る青いボタンを押す → ③出てきた候補から1つ選ぶ、この3手だけです。
むしろ差が出るのは、操作ではなく「どんな文章を貼るか」のほうです。
長い文章をそのまま貼ると、要素が詰まりすぎた図が返ってきます。短く区切って貼ると、そのまま資料に使える図になります。
この記事は、2026年9月4日に公式サイトと公式ヘルプセンターを実際に開いて確認した記載にもとづいて、手順・日本語の扱い・書き出し・料金プランを整理したものです。
Napkin AIの使い方は「文章を貼って青いボタンを押す」だけです
結論からお伝えします。
Napkin AIの公式サイトには、「アイデアをビジュアルやプレゼンテーションに変えるための、視覚的なコミュニケーションのためのプラットフォーム」という趣旨の説明が書かれていました。
公式サイトが挙げていた流れは、次の3ステップです。
- 文章を取り込む、または貼り付ける
- クリックして図を生成する(文章を解析して、合いそうな候補を出す)
- 好みの形に整えて、書き出す
ここで大事なのは、プロンプトを書く道具ではないという点です。
画像生成AIのように「こういう絵を描いて」と指示するのではなく、すでにある文章を渡すと、その中身を図の形に置き換えてくれます。
だから、資料の文章がもう手元にある人ほど早く使えます。
- 画像生成AI…絵を描かせる。文字は崩れやすく、資料の図解には向かないことが多い
- Napkin AI…自分の文章を、文字が読める図の形に置き換える
Napkin AIで作れる図の種類|図解・フローチャート・マインドマップまで
どんな図が出てくるのかは、使う前にいちばん気になるところだと思います。
公式サイトには、インフォグラフィック・ダイアグラム・フローチャート・マインドマップ・データチャートなどが作れると書かれていました。
実務でどう使い分けるかを、整理しておきます。
| 図の種類 | 向いている文章 | 使いどころ |
|---|---|---|
| フローチャート | 手順・工程を順番に書いた文章 | 業務マニュアル、申込みの流れ |
| ダイアグラム(関係図) | 要素どうしの関係を説明した文章 | 組織図、システムの構成説明 |
| マインドマップ | 1つのテーマを枝分かれで説明した文章 | 企画の全体像、研修資料 |
| インフォグラフィック | いくつかの要点を並べた文章 | 社内向けの要約、SNS投稿 |
| データチャート | 数字を含む文章 | 実績報告、比較 |
貼る文章の書き方によって、出てくる図の種類が変わります。
手順の図がほしいのに、要点を並べただけの文章を貼ると、箇条書きのような図が返ってきます。
逆に「1.まず〜する 2.次に〜する」という形で書いておくと、流れの図になりやすくなります。
Napkin AIの使い方ステップ1|貼る文章を先に整える
操作の前に、この工程がいちばん結果を左右します。
公式ヘルプの手順では、まず文章をドキュメントに貼り付けるところから始まります。
このとき、そのまま長文を貼るか、短く割ってから貼るかで、返ってくる図の質が変わります。
- 図1枚ぶんに区切る…1つの図に入れたい内容だけを、ひとかたまりにする
- 要素を5つ以内にする…10個並べると、文字が小さくなって読めない図になります
- 各行を短くする…1行が長いと、図の中の文字がそのまま長くなります
2番と3番は、日本語で使うときにとくに大事です。
日本語は英語より1文字あたりの情報量が多いぶん、同じ内容でも図の中では詰まって見えます。
英語のサンプルを見て「きれいだな」と思って同じ量の日本語を貼ると、想像より窮屈な図になります。
体感としては、英語のつもりの半分くらいの文字数に削ってから貼るとちょうどよくなります。
Napkin AIの使い方ステップ2|Generate Visualを押して候補から選ぶ
ここが実際の操作です。
公式ヘルプの「How to generate visuals?」に書かれていた手順は、次のとおりでした。
- 文章をドキュメントに貼り付ける
- 図にしたい文章のかたまりにカーソルを重ねると、左側に青い「Generate Visual」ボタンが出る
- そのボタンを押す(文章の一部だけを選択してから押すこともできる)
- 数秒待つと、その文章から作られた図の候補が一覧で出る
- 候補をスクロールして選び、さらにスタイルを選ぶ
- 使いたいものをクリックすると、ドキュメントに挿入される
「1回押すと、複数の候補がまとめて出てくる」という点が、この道具の性格を決めています。
一発で理想の図が出ることを期待するのではなく、出てきた5つ10つの中から選ぶ道具だと思ってください。
だから、最初の候補がしっくりこなくても、そこで諦める必要はありません。
候補の質が低いときは、ボタンを押し直すより貼った文章のほうを書き直すのが近道です。
要素を減らす、順番を明示する、対比なら「Aは〜、Bは〜」と並べる。文章の構造を整えると、候補の構造も変わります。
Napkin AIの使い方ステップ3|色・アイコン・スタイルを整える
挿入したあとは、細かいところを手で直せます。
公式ヘルプには、図の中のアイコンをクリックすると編集用のツールが出て、青いスパークのアイコンから別のアイコンに差し替えたり見た目を変えたりできるという説明がありました。
ここが、テンプレート型の作図ツールとの分かれ目です。
生成された図が「動かせない絵」ではなく、要素ごとに編集できる図として入ってくるので、あとから会社の言葉づかいに直せます。
調整するときの優先順位は、次の順番がおすすめです。
- 文言を直す…AIが要約した言い回しを、社内で使っている言葉に戻す
- 要素を減らす…入っているが説明しない要素は消す
- 色を合わせる…資料全体のトーンに寄せる
- アイコンを差し替える…意味が合わないアイコンだけ替える
1番を飛ばして色から直す方が多いのですが、資料の質を上げるのは圧倒的に1番です。
AIが選んだ言い回しは、意味は合っていても社内の呼び名とずれていることがよくあります。
Napkin AIの書き出し|PNG・SVG・PPT・PDFの4つの出口
作った図を、実際の資料に持っていく方法です。
公式ヘルプによると、図にカーソルを重ねるか枠を選択すると右上に書き出しボタンが出て、プレビュー画面からPNG・SVG・PPT・PDFのいずれかで書き出せると説明されていました。
それぞれの使い分けを整理します。
| 形式 | 向いている使い方 | 注意点 |
|---|---|---|
| PNG | 資料やブログに画像として貼る | 拡大すると粗くなる |
| SVG | 拡大しても崩れない。印刷物や大画面用 | 公式の料金ページでは有料プランの機能として案内されていた |
| PPT | PowerPointに持っていって編集する | 同上(有料プランの機能として案内) |
| そのまま配る・共有する | あとから中身を直せない |
無料プランで書き出せるのはPNGとPDFです。
公式の料金ページには、SVGとPPTでの書き出しは上位プランの機能として並んでいました。
ブログや社内資料に画像として貼るだけなら、無料のPNGで足ります。印刷物に使う予定があるかどうかが、有料を検討する分かれ目になります。
Napkin AIは日本語で使えるか|公式ヘルプで確認した言語の扱い
日本語で使えるのかどうかは、いちばん多い疑問だと思います。
ここは「作る中身」と「画面の表示」を分けて考える必要があります。
| どちらの話か | 2026年9月4日時点で確認できた記載 |
|---|---|
| 入力する文章・生成される図の言語 | 公式サイトに「60以上の言語」で作れると記載。日本語を含む多言語に対応しているとの案内あり |
| 画面(インターフェース)の表示言語 | 公式ヘルプに「現時点では英語のみ」との記載あり。公式サイト側では英語・フランス語・スペイン語・イタリア語・韓国語・ポルトガル語が案内されていた |
つまり、日本語の文章を貼って日本語の図を作ることはできますが、ボタンやメニューは日本語になりません。
1点だけ、正直にお伝えしておきます。
公式ヘルプの「Is Napkin AI available in my language?」では画面の言語について「現時点では英語のみ」と書かれている一方、公式サイトのトップページには複数の言語が並んでいました。
ヘルプの更新が追いついていない可能性があるため、画面の言語については実際にログインして確かめるのが確実です。いずれにしても、日本語の画面表示は案内されていませんでした。
ただ、操作するボタンは実質「Generate Visual」と書き出しの2つなので、英語表示のままでも困る場面は少ないはずです。
Napkin AIを日本語で使うときの注意点5つ
日本語で使ってみて、先に知っておくと損をしにくい点をまとめます。
- 1要素は10文字前後に削る…長い日本語は図の中で折り返して読みにくくなります
- 専門用語は略さない…略語は意味を取り違えた図になりやすいです
- 数字は半角で書く…全角の数字はグラフの数値として扱われないことがあります
- フォントの見え方を書き出し前に確認する…日本語フォントの表示は英語ほど選択肢が多くありません
- 出てきた文言は必ず読み直す…AIが要約した日本語は、社内の言い方とずれていることがあります
1番が、日本語で使うときのほぼすべてです。
「顧客からの問い合わせ内容を一次受付で分類する」ではなく「一次受付で分類」と書く。それだけで、図の見た目が変わります。
5番も見落としがちです。図になった瞬間に、内容まで正しく見えてしまいます。
図が整っていることと、書いてある中身が正しいことは別の話です。社外に出す資料なら、必ず自分の目で読み直してください。
Napkin AIの料金プラン|無料は週500クレジット(公式の料金ページ)
Napkin AIの公式料金ページを2026年9月4日に確認した時点の内容を、そのまま並べます。
| プラン | 表示されていた金額 | AIクレジット | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| Free | 0ドル(Forever=無期限) | 週500クレジット | 編集は無制限、ファイル取り込みも無制限(PPT・DOC・PDF・HTML・MD)、PNGとPDFの書き出し、Napkinのブランド表示あり |
| Plus | 1人あたり月9ドル | 月10,000クレジット | Freeの内容すべて+PPTとSVGの書き出しが無制限、ブランドスタイル3つ、ブランド表示の削除、チーム管理 |
| Pro | 1人あたり月22ドル | 月30,000クレジット | Plusの内容すべて+限定デザイン、独自ブランディング無制限、フォントのアップロード、クレジットの追加購入 |
| Enterprise | 問い合わせ | 個別 | 営業への問い合わせで見積もり |
PlusとProについては、年払いにすると25%割引になるという案内も出ていました。
1点だけ、正直にお伝えしておきます。
この料金ページは米ドル建ての表示で、税込か税別かの表記は見当たりませんでした。
日本から申し込む場合は為替と決済手数料で円換算額が変わりますので、申し込み直前の確認画面で、実際に請求される金額をご自身で確かめてください。
ここは他のAIツールと少し違うところです。無料プランのクレジットは月ではなく週で回復する形になっています。
つまり、使い切っても翌週にはまた使えます。じっくり試したい人には、この形はありがたい設計です。
編集そのものとファイルの取り込みは無料でも無制限と案内されていたので、止まるのは「新しく図を生成する回数」だけ、という理解でよさそうです。
Napkin AIが向いている仕事・向いていない仕事
文章を図に置き換える道具なので、向き不向きがはっきり分かれます。
| 用途 | 向き | 理由 |
|---|---|---|
| 手順書・マニュアルの図解 | 向いている | もとの文章が順番に書かれているので、そのまま流れの図になる |
| 提案書の関係図・構成図 | 向いている | 要素と関係が文章に書いてあれば図に置き換わる |
| ブログ記事の挿絵がわりの図 | 向いている | 本文をそのまま渡せる。文字が読める図が出る |
| 写真のような画像がほしいとき | 向いていない | 図解の道具であって、画像生成AIではない |
| 厳密な作図(回路図・設計図) | 向いていない | 正確さが要る図面は専用ソフトの仕事 |
| デザイン性の高い1枚もの | 向いていない | 細部まで詰めるなら、デザインツールのほうが自由度が高い |
「文章で説明できているものを、図にしたい」かどうかで切り分けると、ほぼ外しません。
逆に、まだ自分の中で整理できていない内容を貼っても、整理されていない図が返ってくるだけです。
図が作れないときは、道具の問題ではなく、まだ言葉になっていないだけ、ということが多いです。
なお、公式ヘルプセンターには図解の機能とは別に、プレゼンテーションをまるごと組み立てる機能についての項目も用意されていました。図だけでなく資料全体を任せたい場合は、そちらも見ておくと選択肢が広がります。
Napkin AIを社内で使う前に決めておきたい3つ
個人で使うぶんには気楽ですが、会社で使うなら先に線を引いておくほうが安全です。
貼った文章はクラウド側で処理されるので、何を貼ってよいかの線引きが必要になります。
- 貼ってよい情報の範囲…顧客名・個人情報・未公開の数字を入力してよいかどうか
- アカウントの持ち方…個人アカウントで会社の資料を作らない、という線引き
- 社外に出す前の確認担当…ブランド表示の有無と、図の中の文言を1人が必ず読む
3つ目を決めていない会社で、Napkinのブランド表示が入ったままの図が客先に届いてしまうのが、いちばん起きやすい失敗です。
公式の料金ページでは、ブランド表示の削除は上位プランの機能として案内されていました。
社内資料だけに使うのか、社外にも出すのか。ここを先に決めておけば、プラン選びで迷わなくなります。
Napkin AIに慣れるまでの最初の3回のすすめ方
これから初めて触る方向けに、最初の3回の進め方を書いておきます。
- 1回目…すでにある社内資料の1段落を、そのまま貼って生成する。候補の傾向を見る
- 2回目…同じ内容を、要素5つ・各10文字前後に削ってから貼り直す。差を体感する
- 3回目…本番で使う資料の図を、2回目のやり方で作る
1回目と2回目を同じ内容でやるのがコツです。
別の内容で試すと、差が「文章の削り方」によるものなのか「テーマの相性」によるものなのか分からなくなります。
同じ内容で2回やると、削るだけでここまで変わるのか、というのがはっきり分かります。
無料プランのクレジットは週ごとに回復するので、この3回は無料の範囲で十分試せるはずです。
4回目以降は、自分の仕事でよく使う型を決めてしまうと早くなります。
手順の説明が多い仕事なら流れの図、比較の説明が多い仕事なら対比の図、というようによく使う1つか2つに絞ると、貼る文章の書き方も自然と固まってきます。
毎回ゼロから考えるのではなく、うまくいった文章の形をそのまま使い回すのがいちばん速いやり方です。
気に入った図が作れたときは、そのときに貼った文章のほうも一緒に控えておいてください。次に同じ形の図がほしくなったとき、その文章の型を真似るだけで済みます。
Napkin AIの使い方でよくある質問
日本語の文章を貼っても図になりますか?
なります。公式サイトには60以上の言語で作れると記載されていて、日本語を含む多言語に対応しているとの案内がありました。ただし画面のボタンやメニューは日本語表示にならないので、その点だけ先に知っておいてください。
無料のままどこまで使えますか?
公式の料金ページによると、無料プランは週500クレジットで、編集とファイルの取り込みは無制限、書き出しはPNGとPDFに対応、Napkinのブランド表示が入る、という内容でした。クレジットが週ごとに回復するので、試すぶんには無料で足ります。
PowerPointに貼りたいのですが、どう書き出せばいいですか?
画像として貼るだけなら無料プランのPNG書き出しで足ります。PowerPointのファイルとして書き出したい場合は、公式の料金ページでPPT書き出しが上位プランの機能として案内されていたので、プランの確認が必要です。
生成された図の文字を自分で直せますか?
直せます。公式ヘルプには、図の中のアイコンをクリックすると編集用のツールが出て、差し替えや見た目の変更ができると書かれていました。生成されたあとも要素ごとに手を入れられる作りです。
思ったような図が出てこないときはどうすればいいですか?
ボタンを押し直すより、貼った文章のほうを書き直すのが近道です。要素を5つ以内に減らす、順番を数字で示す、対比なら「Aは〜、Bは〜」と並べる。文章の構造を整えると、出てくる候補の構造も変わります。
画像生成AIとは何が違いますか?
目的が違います。画像生成AIは絵を描かせる道具で、図の中の文字は崩れやすい傾向があります。こちらは自分の文章を、文字が読める図の形に置き換える道具です。資料の図解に使うなら用途が合っています。
図の中の情報は正しいと考えてよいですか?
図の見た目が整っていることと、書かれている中身が正しいことは別の話です。もとの文章を要約する過程で言い回しが変わることがあるので、社外に出す資料なら書き出す前に自分の目で必ず読み直してください。
まとめ|Napkin AIの使い方は「貼る文章を短く切る」で決まります
最後に、覚えて帰っていただきたいことをまとめます。
- 操作は貼る → 青いGenerate Visualを押す → 候補から選ぶの3手だけ
- 結果を決めるのは操作ではなく貼る文章。要素5つ以内、各10文字前後に削る
- 日本語の図は作れるが、画面の表示は日本語にならない
- 書き出しはPNG・SVG・PPT・PDF。無料はPNGとPDF
- 無料プランのクレジットは週ごとに回復するので、試すぶんには無料で足りる
図解が苦手だと思っていた人ほど、この道具で変わります。図が描けなかったのではなく、描く手間が大きすぎただけ、という場合が多いからです。
詳しい仕様はNapkin AIの公式ヘルプセンターに一次情報がまとまっているので、気になる機能はそちらを開いてみてください。
まずは手元にある資料の1段落を貼ってみるところから始めてみてください。数秒で候補が出てくるので、合うかどうかはその場で判断できます。
ここまで読んで「AIを仕事の中にどう組み込むかを、もう少し体系立てて知りたい」と感じた方もいると思います。
その場合は、自分専属AI育成ウェブセミナーのような、手を動かしながら学ぶ形の講座を一度のぞいてみるのも手です。
この記事の内容は2026年9月4日に公式サイトと公式ヘルプセンターで確認したものです。仕様や料金は変わりますので、最新の情報は公式サイトでご確認ください。


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