
Stable Diffusionの料金を調べると、「無料」と書いてある記事と「月額◯◯ドル」と書いてある記事が両方出てきます。
どちらも間違いではありません。
使い方が3通りあって、それぞれ料金の仕組みが違うからです。
この記事ではStability AI公式の料金ページとStability AI公式のライセンスページに載っている内容だけを使い、その3通りを分けて整理します。
公式に書かれていない金額は1つも書きません。
※本記事の情報は2026-09-04時点のものです。料金とライセンス条件は変更されることがあるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
Stable Diffusionの料金は「使い方によって3通りに分かれる」が結論です
先に答えを置きます。
| 使い方 | 料金の仕組み | ざっくりの負担 |
|---|---|---|
| モデルを自分の環境で動かす | コミュニティライセンス(条件を満たせば無料) | 0円+PC代と電気代 |
| 公式のクラウドサービスを使う | 月額サブスクリプション | 無料トライアル/$19/$50/要問い合わせ |
| APIで組み込む | クレジット制の従量課金 | 使った分だけ |
「Stable Diffusionはいくら?」という質問に1つの数字で答えられないのは、この3行があるからです。
自分がどの行にいるかを決めるのが最初の作業になります。
Stable Diffusionの料金を左右する3つの使い方
3通りをもう少し具体的に書きます。
- ①ローカル実行:モデルを自分のPCやサーバーにダウンロードして動かす
- ②クラウドサービス:Stability AIが用意した画面から使う
- ③API:自社のアプリやツールに組み込む
①はソフト代がかからない代わりに、機材と手間がかかります。
②は毎月決まった額で、準備がいりません。
③は使った量に応じて増えます。
Stable Diffusionを自分のPCで動かす場合の料金
モデル本体は公開されていて、Hugging Face の Stability AI 公式アカウントやStability AI公式のGitHubリポジトリから取得できます。
ソフトウェアの購入費という意味での料金は発生しません。
たとえばStable Diffusion 3.5 Large のモデルページは、モデルの重みが置かれている公式のページです。
ただし「無料」と言い切る前に、次の条件を読む必要があります。
Stable Diffusionのモデルを無料で使えるライセンスの条件
公式のライセンスページには、コミュニティライセンスの対象が書かれています。
要点は年間売上が100万ドル未満かどうかです。
| 対象 | 扱い |
|---|---|
| 研究者 | 無料 |
| 個人のクリエイター | 無料 |
| 年間売上100万ドル未満の企業 | 無料 |
| 年間売上100万ドル超の企業 | エンタープライズライセンス(要問い合わせ) |
公式のFAQには、100万ドル未満であればモデルの利用も配布も費用が発生しない、という説明が置かれています。
条件の原文はコミュニティライセンス契約の原文で確認できます。
コミュニティライセンスの対象には、Stable Diffusion 3.5 Suite のほか、SDXL Turbo、Stable Fast 3D、Stable Audio 3.0 が挙げられています。
Stable Diffusionの商用利用で年商100万ドルを超えるとどうなるか
公式の説明では、年間売上が100万ドルを超える組織が商用利用する場合、Stability AIへの登録とエンタープライズライセンスが求められます。
研究目的だけの利用は、売上の大小にかかわらずコミュニティライセンスの範囲に含まれるとされています。
自社がどちらに当たるか分からない場合は、Stability AI公式のエンタープライズ窓口から問い合わせるのが確実です。
なお、生成物の権利関係は国内の制度側の論点でもあるため、文化庁の著作権に関するページや特許庁の公開情報もあわせて確認してください。
Stable Diffusion公式サービスの料金プラン一覧
Stability AIが提供しているクラウド側のプランは4段階です。
| プラン | 月額 | クレジット | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| Trial | 無料 | 最初の1,000クレジットまで | クレジットを使い切るとトライアル終了 |
| Creator | $19/月 | 2,000クレジット/月 | 個人向け |
| Core | $50/月 | 5,000クレジット/月 | 本格的に使う人向け |
| Enterprise | カスタム | 要相談 | Brand Central、Producer Mode、SSO、シート数無制限 |
金額は米ドル表示です。
最新の内容はStability AI公式の料金ページで確認してください。
Stable Diffusionの無料トライアルで使える範囲
Trialは月額0ドルですが、期間ではなくクレジットで区切られています。
最初の1,000クレジットを使い切った時点でトライアルは終了します。
「1か月まるごと無料で使える」という形ではない点に注意してください。
まず触ってみたいという目的なら、ここから始めるのが分かりやすいです。
Stable DiffusionのCreatorプラン(月$19)の中身
Creatorは月$19で、毎月2,000クレジットが付きます。
個人のクリエイターが継続的に画像を作る想定のプランです。
1,000クレジットのトライアルでは足りなかった、という段階の受け皿になります。
Stable DiffusionのCoreプラン(月$50)の中身
Coreは月$50で、毎月5,000クレジットが付きます。
Creatorの2.5倍のクレジットに対して、金額は約2.6倍です。
| プラン | 月額 | クレジット | 1,000クレジットあたりの金額 |
|---|---|---|---|
| Creator | $19 | 2,000 | 約$9.5 |
| Core | $50 | 5,000 | 約$10 |
単価だけを見ると大きな差はありません。
月にどれだけ作るかで選ぶのが素直です。
Stable Diffusionのエンタープライズプランは問い合わせです
Enterpriseは金額が固定表示されていません。
公式ページに挙げられている内容は次のとおりです。
- Brand Central
- Producer Mode
- SSO(シングルサインオン)
- シート数無制限
チームで使う前提の機能がここに集まっています。
金額は組織ごとに変わるため、Stability AI公式のエンタープライズ窓口から相談する形になります。
Stable Diffusionのクレジットは翌月に繰り越せません
公式ページには、Creator と Core のクレジットについて繰り越しできない旨が明記されています。
つまり使わなかった分は翌月に持ち越せません。
「忙しい月にためて、暇な月に一気に作る」という使い方は成立しない、と考えておいてください。
月ごとの作業量が安定しない人ほど、下のプランから始めるほうが無駄が出にくくなります。
Stable DiffusionのAPIを使う場合の料金
自社サービスに組み込む場合は、Developer Platform を使う形になります。
こちらもクレジット制で、使った分だけ消費されます。
単価はモデルや解像度によって変わるため、Developer Platform の料金ページとDeveloper Platform の公式ドキュメントで最新の数字を確認してください。
この記事では、実際に表示を確認できなかった単価は記載していません。
Stable Diffusionの料金にPC代・電気代を含めて考える
ローカル実行を「無料」と考えると、実際の負担を見誤ります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| GPU | 十分なVRAMを積んだグラフィックボードが必要 |
| ストレージ | モデル1本あたり数GB。複数持つと膨らむ |
| 電気代 | 生成中は消費電力が上がる |
| 時間 | 環境構築とエラー対応の手間 |
月に数十枚しか作らないなら、クラウド側のプランのほうが総額で安く収まることもあります。
「無料か有料か」ではなく「総額でいくらか」で比べてください。
Stable Diffusionの料金を他の画像生成AIと比べるときの注意点
他社の画像生成AIは、多くが月額固定か生成枚数での課金です。
Stable Diffusionはモデルを手元に置ける点が違うため、金額だけを並べても比較になりません。
- モデルを自分で保持したいか
- 生成の内容を外部サービスに送らずに済ませたいか
- 環境構築の手間を負担できるか
この3つの答えが「はい」ならローカル実行、「いいえ」ならクラウド側、という分け方が実務的です。
Stable Diffusionの料金は米ドル表示です
公式サイトの表示通貨は米ドルです。
日本円での請求額は、そのときの為替とカード会社の手数料で変わります。
「$19だから約3,000円」と固定せず、幅を見ておいてください。
社内で導入コストを説明するときは、総務省『情報通信白書』や内閣府のAI戦略ページの資料とあわせて示すと通しやすくなります。
Stable Diffusionの料金を確認する公式ページ
| 知りたいこと | 見るページ |
|---|---|
| クラウドのプラン金額 | Stability AI公式の料金ページ |
| ライセンスの区分 | Stability AI公式のライセンスページ |
| ライセンス契約の原文 | コミュニティライセンス契約の原文 |
| APIの単価 | Developer Platform の料金ページ |
| APIの使い方 | Developer Platform の公式ドキュメント |
| モデルの入手先 | Hugging Face の Stability AI 公式アカウント |
| ソースコード | Stability AI公式のGitHubリポジトリ |
| 対象モデルの一覧 | コアモデルの一覧ページ |
| 画像生成モデルの紹介 | Stable Image の公式ページ |
| Stable Diffusion本体の紹介 | Stable Diffusion の公式ページ |
| 音声モデル | Stable Audio の公式ページ |
| 動画モデル | Stable Video の公式ページ |
| 法人向けの相談 | Stability AI公式のエンタープライズ窓口 |
| 最新の発表 | Stability AI公式のニュース |
Stable Diffusionの料金を決める手順(3ステップ)
ステップ1:自分が3通りのどれかを決める
ローカル実行か、クラウドか、APIか。ここが決まらないと金額は出ません。
ステップ2:ライセンスの条件に当てはめる
商用で使うなら、年間売上100万ドルの線を先に確認します。
ステップ3:月にどれだけ作るかを数える
クラウドを選ぶ場合、クレジットは繰り越せないので、平均ではなく少ない月に合わせるほうが無駄が出ません。
Stable Diffusionの料金でよくある勘違い
| よくある勘違い | 実際 |
|---|---|
| Stable Diffusionは全部無料 | モデルの利用は条件付きで無料。公式サービスは有料 |
| 無料トライアルは1か月使える | 期間ではなく1,000クレジットで終了 |
| 余ったクレジットは翌月に回せる | Creator・Coreとも繰り越し不可 |
| 商用利用は一律で有料 | 年間売上100万ドル未満なら対象外 |
| ローカル実行なら費用ゼロ | GPU・電気代・時間がかかる |
Stable Diffusionの料金に関するよくある質問(FAQ)
Q. Stable Diffusionは本当に無料で使えますか?
A. 条件を満たせば、モデルの利用に費用はかかりません。年間売上100万ドル未満の個人・企業が対象です。原文はコミュニティライセンス契約の原文で確認できます。
Q. 無料トライアルはいつ終わりますか?
A. 最初の1,000クレジットを使い切った時点で終了します。日数ではありません。
Q. CreatorとCoreはどちらを選べばよいですか?
A. 1,000クレジットあたりの単価はほぼ同じなので、月の生成量で選んでください。足りなくなってから上げるほうが無駄が出ません。
Q. APIの単価はいくらですか?
A. モデルと設定で変わります。Developer Platform の料金ページで現在の数字を確認してください。この記事では確認できなかった単価は記載していません。
Q. 生成した画像を仕事に使えますか?
A. ライセンス上の条件はStability AI公式のライセンスページに、権利関係の一般的な考え方は文化庁の著作権に関するページにまとまっています。用途が決まっている場合は両方を読んでから判断してください。
Stable Diffusionの料金まとめ
| 論点 | 結論(2026-09-04時点) |
|---|---|
| 料金の形 | ローカル/クラウド/APIの3通り |
| ローカル実行 | 年間売上100万ドル未満なら費用なし |
| 100万ドル超 | エンタープライズライセンス(要問い合わせ) |
| クラウドTrial | 無料。最初の1,000クレジットまで |
| Creator | $19/月・2,000クレジット |
| Core | $50/月・5,000クレジット |
| Enterprise | カスタム料金 |
| クレジット繰り越し | できない |
| 表示通貨 | 米ドル |
金額もライセンス条件も改定されます。
契約や導入の直前に、Stability AI公式の料金ページとStability AI公式のライセンスページをもう一度開いて確認してください。


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