画像生成AIを仕事で使いたくてAdobe Fireflyを調べ始めたものの、料金の考え方が思ったより入り組んでいて手が止まる。
「月にいくら」だけ分かれば済むと思っていたのに、生成クレジットという単位が出てきて、結局いくら使えるのかが読み取れない。
そう感じている方に向けて、アドビの公式ヘルプに書かれている内容だけを整理しました。
この記事の情報は2026年9月11日時点で、公式ヘルプページを実際に取得して確認したものです。
最新の金額とプラン内容はAdobe Firefly公式のプラン比較ページでご確認ください。
【結論】Adobe Fireflyの料金は「プラン料金」と「生成クレジットの消費量」の2軸で決まる
結論から書きます。
Adobe Fireflyの費用を考えるときに見るべき数字は2つです。
1つ目は毎月のプラン料金、2つ目はそのプランに月いくつ「生成クレジット」が付いてくるかです。
公式ヘルプでは、生成クレジットは「アドビアプリケーションでFireflyを活用した生成AI機能を使用するための通貨」と説明されています。
つまり金額だけを比べても意味がなく、その金額で月に何回生成できるのかまでセットで見ないと判断できない設計になっています。
- プラン料金=毎月固定で払う金額
- 生成クレジット=そのプランで月に使える生成の回数枠
- 消費されるクレジット数=使う機能の種類によって1回1クレジットから100クレジット超まで変わる
この3つ目が曲者で、同じプランでも画像だけ作る人と動画を作る人ではクレジットの減り方がまったく違います。
詳しい定義は公式ヘルプの生成クレジットの概要に書かれています。
Adobe Fireflyの公式料金ページで、円建ての価格表は機械では読み取れなかった
先に正直に書いておきます。
Adobe Fireflyの公式料金ページは2026年9月11日時点で価格表を機械では確認できませんでした。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
理由も書いておきます。
公式のプラン比較ページを取得してHTMLの中身を調べたところ、価格の位置には差し込み用の記述が置かれているだけで、円の文字が1つも含まれていませんでした。
金額はページを開いたあとに読み込まれる仕組みのため、この記事では推測した金額を書きません。
そのかわり、公式ヘルプに数字がそのまま載っている生成クレジットの側を徹底的に整理します。
金額は公式のプラン比較ページで直接ご確認ください。
ここから先に出てくる数字は、すべてアドビの公式ヘルプページに実際に記載されているものです。取得日は2026年9月11日です。
Adobe Fireflyの個人向けプランに含まれる生成クレジットを一覧で比較する
まずFireflyという名前が付いたプランだけを並べます。
公式ヘルプの「生成クレジットFAQ」に載っている表が、いちばん判断しやすい形です。
| プラン | 月間生成クレジット | 標準の生成AI機能 |
|---|---|---|
| Firefly Free | 制限あり | クレジットを差し引く |
| Firefly Standard | プレミアム生成用に2,000 | 無制限アクセス(クレジットを差し引かない) |
| Firefly Pro | プレミアム生成用に4,000 | 無制限アクセス(クレジットを差し引かない) |
| Firefly Pro Plus | プレミアム生成用に10,000 | 無制限アクセス(クレジットを差し引かない) |
| Firefly Premium | プレミアム生成用に50,000 | 無制限アクセス(クレジットを差し引かない) |
ここで大事なのは、有料のFireflyプランでは標準の生成AI機能がクレジットを消費しないという点です。
公式ヘルプには「有料のFireflyプランのサブスクライバーは、Photoshopの生成塗りつぶしなどの標準画像およびベクター生成に無制限にアクセスでき、クレジットは差し引かれません」と記載されています。
つまりFireflyプランのクレジット枠は、実質的に動画や音声などのプレミアム機能のための枠です。
無料のFirefly Freeだけは、標準機能でもクレジットが減ります。
出典は公式ヘルプの生成クレジットFAQです。
Adobe Fireflyの「生成クレジット」は1種類しかない
クレジットの種類で悩む必要はありません。
公式ヘルプの「生成クレジットには異なる種類がありますか?」という項目には、「いいえ、アドビには1種類の生成クレジットしかありません」と明記されています。
同じ1つのクレジットが、プランのアクセスレベルに応じて標準機能かプレミアム機能のどちらかに使われる仕組みです。
間違えやすいのがAdobe Stockクレジットとの混同です。
公式ヘルプには「Adobe Stockクレジットは生成機能には使用できません」と書かれています。
Adobe StockクレジットはStockのサイトからコンテンツをライセンス取得するためのもので、生成クレジットとはまったく別の財布です。
Adobe Fireflyの標準機能とプレミアム機能で、クレジットの減り方が変わる
生成クレジットの消費量は、機能が「標準」か「プレミアム」かで分かれます。
公式ヘルプはこの違いをゲームセンターのトークンにたとえて説明しています。
ピンボールは1トークンで遊べるが、VRのアドベンチャーゲームは複数トークンが要る、という説明です。
標準の生成AI機能のほとんどは、生成ごとに1クレジットを消費します。
Photoshopの生成塗りつぶしなどがこれにあたります。
一方のプレミアム機能は、動画を作る機能のように処理が重いものが該当し、使用ごとにより多くのクレジットを必要とします。
Google、OpenAI、ElevenLabs、Topazといったパートナーモデルもプレミアム機能に分類されると記載されています。
Adobe Fireflyのプレミアム機能が1回で消費するクレジット数
ここが費用感を左右する部分です。
公式ヘルプに数字がそのまま載っているものを抜き出します。
| 機能 | 条件 | 消費する生成クレジット |
|---|---|---|
| 動画を生成 | 1080p(24 FPS) | 1秒あたり100クレジット |
| 動画を生成 | 720p(24 FPS) | 1秒あたり50クレジット |
| 動画を生成 | 540p(24 FPS) | 1秒あたり20クレジット |
| Premiereの生成延長 | 4K(30 FPS) | 1秒あたり175クレジット |
| 動画を翻訳・音声を翻訳 | - | 1秒あたり5クレジット |
| 効果音を生成 | 48 kHz | 1回の生成あたり10クレジット |
| 音楽を生成 | - | 1分あたり20クレジット |
| スピーチを生成 | Firefly Speech | 1000文字あたり10クレジット |
| Firefly Image 4 Ultra | 1回1画像 | 1回の生成あたり20クレジット |
| Firefly Image 5 | - | 1回の生成あたり10クレジット |
| Photoshopのオブジェクトを回転 | 各オブジェクトの最初の回転のみ | オブジェクトあたり20クレジット |
| カスタムモデル(Beta)のトレーニング | - | 1回のトレーニングあたり500クレジット |
この表を見ると、動画を1本作るとクレジットが一気に減ることが分かります。
1080pで5秒の動画を生成すると、単純計算で500クレジットです。
Firefly Standardの月2,000クレジットは、5秒の1080p動画なら4本ぶんという規模感になります。
逆に画像だけなら、Firefly Image 5が1回10クレジットなので200回ぶんです。
自分の使い方が動画寄りか画像寄りかで、必要なプランがはっきり変わります。
Adobe Fireflyのクレジットは毎月リセットされ、翌月には繰り越されない
使い切れなかったぶんを貯めることはできません。
公式ヘルプには「いいえ、生成クレジットは翌月に繰り越されません」と書かれています。
生成クレジットの残高は、毎月配分された量にリセットされます。
リセット日は暦の月初ではなく、プランを最初に開始した日です。
公式ヘルプには「毎月のリセット日は、プランを最初に開始した、またはプランが割り当てられた月の日になります」と記載されています。
無料プランの場合は少し扱いが違います。
無料プランでは、Firefly機能を初めて使った時点でクレジットが配分され、配分から1か月後に期限切れになります。
15日に使ったなら翌月の15日に期限切れ、という説明が公式に載っています。
Adobe Fireflyのクレジットを使い切ったあとに選べる4つの道
月の途中で枠を使い切ったときの選択肢も、公式ヘルプに整理されています。
- 翌月のリセットまで待つ
- Firefly Standardを使っているならFirefly ProまたはFirefly Premiumへアップグレードする
- クレジット追加プランを購入して枠を足す
- 無料ユーザーの場合は有料プランを購入する
クレジット追加プランは、2,000・4,000・7,000・10,000・50,000という単位が公式ヘルプの表に載っています。
またFirefly Premiumの利用者だけは、クレジットを使い切ってもビデオ生成をキューに入れられると記載されています。
その場合は完了時間が未指定のままバックグラウンドで処理され、一度にキューへ入れられるのは最大20件です。
21件目を生成しようとすると、制限に達したというエラーメッセージが出ると書かれています。
Adobe Fireflyのクレジットを消費しない機能もある
すべての生成AI機能でクレジットが減るわけではありません。
公式ヘルプは、現在クレジットを消費しない機能を名指しで挙げています。
- Adobe Express:テキスト効果を生成、プレゼンテーションを生成、クリップメーカー
- Apple Vision ProのAdobe Firefly:テキストから画像生成
- Lightroom:生成AI削除
- Photoshop:削除ツール
- Substance 3D Sampler:テキストからマテリアル生成、パターンを生成
- Substance 3D Stager:テキストから3D生成
- Substance 3D Viewer(Beta):テキストから3D生成
画像の不要物を消す作業が中心なら、LightroomやPhotoshopの削除系はクレジットを減らさないということになります。
ただしこのリストは更新される前提のものなので、作業の前に公式ヘルプで見直しておくと安全です。
Adobe Fireflyの「無制限アクセス」には条件が付いている
Fireflyの有料プランには「標準生成への無制限アクセス」という表記があります。
この言葉の意味も公式ヘルプに定義があります。
「無制限アクセスがあれば、生成AI機能を好きなだけ使用できます。生成クレジットは使用されたり差し引かれたりしない」と説明されています。
ただし続けて、自動スクリプト・アカウント共有・再販といった不正利用を防ぐガードレールを設けているとも書かれています。
使用パターンがこの保護に触れると、生成AI機能の使用に一時的な制限がかかる場合があるという記載です。
業務で大量に回す予定があるなら、この一文は先に読んでおいたほうがいい部分です。
Creative CloudのプランにもAdobe Fireflyの生成クレジットが含まれている
Fireflyという名前のプランを買わなくても、Creative Cloudの契約にクレジットは付いてきます。
公式ヘルプに載っている個人向けプランの数字を抜き出します。
| プラン | 月間生成クレジット(2025年6月17日以降に開始) |
|---|---|
| Creative Cloud Pro | プレミアム生成用に4,000+標準生成は無制限 |
| Creative Cloud Standard | 25 |
| フォト 1 TB | 1,000 |
| Adobe Express プレミアムプラン | 250 |
| Lightroom | 250 |
| Substance 3D コレクション | 100 |
| Creative Cloud フォト 20 GB | 100 |
| Creative Cloud 単体プラン(Photoshop、Illustrator など) | 25 |
| Acrobat Pro 単体プラン | 25(標準機能のみ) |
| Firefly モバイル版および web 版プラン | 750 |
注意したいのが契約した時期で数字が変わる点です。
公式ヘルプの表は「2025年6月17日以前にサブスクリプション開始」と「2025年6月17日以降にサブスクリプション開始」で列が分かれています。
たとえばPhotoshopなどの単体プランは、2025年6月17日以前の契約なら500、以降の契約なら25と記載されています。
同じプラン名でも契約した日によって枠が20倍違うということです。
複数のサブスクリプションを持っている場合は、各プランの割り当ての合計が使えると書かれています。
Adobe Fireflyのクレジット残数を確認する手順
いま何クレジット残っているかは、アドビのアカウントページで確認できます。
- アドビアカウントページに移動する
- ページの右上にあるプロフィールアバター画像を選択する
- 表示された生成クレジット数を確認する
カウンターには、毎月割り当てられたクレジット数と、このサイクルで使った数の両方が表示されると書かれています。
Photoshopのデスクトップアプリには「生成クレジット使用量」パネルが用意されており、アプリ内から残高を確認できます。
毎月のリセット日も、同じアカウントメニューでいつでも確認できると記載されています。
生成AIの料金の考え方そのものを整理したい方は、生成AIとは何かを解説した記事も合わせてご覧ください。
Adobe Fireflyのグループ版・エンタープライズ版でクレジットは共有されない
チームで使う場合の扱いも公式ヘルプに書かれています。
生成クレジットは、グループ版プランやエンタープライズ版プランのユーザー間でプールまたは共有されることはありません。
つまり1人が余らせても、別のメンバーがそれを使うことはできません。
例外として、Creative Cloudエンタープライズ版のエディション5、エディション4、エディション4(プレミアムストックを含む)のETLA契約者は共有クレジットを購入できると記載されています。
その場合、割り当てられたユーザーが個人の月間クレジットを使い切ると自動的にこのプールが適用される仕組みです。
法人向けのFireflyプランは、Firefly Proグループ版が4,000、Firefly Pro Plusグループ版が10,000、Firefly Premiumグループ版が50,000と公式ヘルプの表に載っています。
他の画像生成ツールの料金体系と並べて考えたい方は、Stable Diffusionの料金を整理した記事も参考になります。
Adobe Fireflyの料金についてよくある質問
Adobe Fireflyは無料で使えますか
Firefly Freeという無料の枠が公式ヘルプの表に記載されています。ただし生成クレジットは「制限あり」となっており、無料ユーザーは厳選されたモデルセットで毎日制限された数の無料生成が使えると説明されています。
Adobe Fireflyの生成クレジットは翌月に持ち越せますか
持ち越せません。公式ヘルプには「生成クレジットは翌月に繰り越されません」と明記されており、残高は毎月配分された量にリセットされます。
Adobe Fireflyのクレジットはいつリセットされますか
有料サブスクリプションの場合、プランを開始した請求日に毎月更新されると記載されています。暦の月初ではない点に注意してください。
Adobe Fireflyで画像を1枚作ると何クレジット減りますか
使うモデルによって変わります。公式ヘルプの表では、Firefly Image 4 Ultraが1回の生成あたり20クレジット、Firefly Image 5が1回の生成あたり10クレジットと記載されています。標準の生成AI機能のほとんどは生成ごとに1クレジットです。
Adobe StockのクレジットをAdobe Fireflyの生成に使えますか
使えません。公式ヘルプには「Adobe Stockクレジットは生成機能には使用できません」と書かれています。
Adobe Fireflyのクレジットを会社のチームで分け合えますか
分け合えません。公式ヘルプには、グループ版プランやエンタープライズ版プランのユーザー間でプールまたは共有されることはないと記載されています。
Adobe Fireflyの料金のまとめ:まず自分の使い方を動画寄りか画像寄りかで分ける
- 見るべき数字は「プラン料金」と「月間の生成クレジット数」の2つ
- 有料のFireflyプランでは標準の生成AI機能がクレジットを消費しない。クレジット枠は主に動画・音声向け
- Firefly Standardは2,000、Proは4,000、Pro Plusは10,000、Premiumは50,000クレジット
- 1080pの動画生成は1秒あたり100クレジット。画像生成は1回10〜20クレジットで、桁が違う
- クレジットは翌月に繰り越されず、プラン開始日を基準に毎月リセットされる
- Creative Cloudの単体プランは2025年6月17日を境に500から25へ変わっている
- 円建ての金額は公式のプラン比較ページで直接確認する
まず自分が画像だけを作るのか、動画まで作るのかを決めてください。
画像中心ならクレジットの消費は小さく、下位のプランでも足ります。
動画を作るなら1本で数百クレジット飛ぶので、上位プランかクレジット追加プランを前提に考えることになります。
実際の画面はAdobe Fireflyのアプリから確認できます。
プランごとの詳しい条件は公式ヘルプのAdobe Firefly FAQにもまとまっています。
この記事の内容は2026年9月11日に公式サイト・公式ドキュメントで確認したものです。料金や仕様は変わりますので、最新の情報は公式ページでご確認ください。


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