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Tactiqとは?ブラウザ拡張で動くAI議事録の仕組みを公式情報で整理する

AI議事録ツールを調べていくと、必ず名前が出てくるもののひとつがTactiqです。

ただ、似た名前のツールが多く、何が違うのか、そもそもどういう仕組みで動くのかが分かりにくい。

そこで、公式サイトと公式ヘルプセンターに書かれている内容だけを読み解いて、仕組みと守備範囲を整理しました。

この記事の情報は2026年9月11日時点のものです。

最新の仕様はTactiq公式サイトでご確認ください。

目次

【結論】Tactiqとは、会議にボットを入れずに文字起こしするブラウザ拡張機能

結論から書きます。

Tactiqとは、ChromeやEdgeに入れて使うブラウザ拡張機能の形をしたAI議事録ツールです。

公式サイトのトップページには「AIのボットが会議に参加しなくても、ライブの文字起こしを取得できる」と書かれています。

ここが多くのAI議事録サービスとの最大の違いです。

録音機やボットが参加者として会議に入るのではなく、自分のブラウザの中で会議の字幕を拾って文字にしているという構造です。

提供元はオーストラリア・シドニーの企業で、公式サイトのフッターには「Made with ❤ in Sydney, Australia」と記載されています。

Tactiqとはどんなツールかを一覧で整理する

公式サイトと公式ヘルプに載っている基本情報を1つにまとめます。

項目公式サイト・公式ヘルプの記載
形態Chrome/Edge向けのブラウザ拡張機能と、macOS向けアプリ(ベータ)
対応する会議ツールGoogle Meet、Zoom、Microsoft Teams
ボットの参加なし(ブラウザ内で文字起こしするため別の参加者は入らない)
音声の録音しない(文字起こしはリアルタイムで行いテキストとして保存)
対応言語60以上の言語(日本語を含む)
無料プランあり(月10回の文字起こしと月5回分のAIクレジット、カード登録不要)
提供元所在地オーストラリア・シドニー

この表の中でとくに確認しておきたいのが、録音をしないという点です。

公式サイトのFAQには「Tactiqは会議の音声を録音も保存もしません。文字起こしはリアルタイムで行われ、テキストとして保存されます」と明記されています。

Tactiqが対応している会議ツールは3つ

推測を避けるため、公式ページに名前が書かれているものだけを挙げます。

公式サイトのトップページとダウンロードページに記載されているのは次の3つです。

  • Google Meet(ブラウザ拡張機能。公式ヘルプの専用ページあり)
  • Zoom(ブラウザ参加は拡張機能、macOSのデスクトップアプリはMac用アプリ。専用ページあり)
  • Microsoft Teams(ブラウザとPWAに対応。専用ページあり)

公式のダウンロードページのFAQには、ネイティブのMacアプリが文字起こしするのは現時点ではZoomのデスクトップ通話のみと書かれています。

Google MeetとMicrosoft Teamsについては、ブラウザ拡張機能を使うよう案内されています。

またMicrosoft Teamsのデスクトップアプリケーションは非対応だと、公式ヘルプのTeamsのページに明記されています。

つまり3つの会議ツールすべてをカバーするのはブラウザ拡張機能のほう、という整理になります。

Macアプリの位置づけは公式ヘルプのMacアプリのページに書かれています。

Tactiqが日本語に対応しているかを公式ヘルプで確認する

日本語で使えるかどうかは、公式ヘルプの言語一覧に答えが載っています。

対応言語のページには、会議ツールごとに文字起こし対応言語が列挙されています。

実際にページの一覧を確認したところ、Google Meet・Microsoft Teams・Zoomの3つすべてに日本語が含まれていました

会議ツール一覧での日本語の表記
Google MeetJapanese
Microsoft TeamsJapanese (Japan)
ZoomJapanese

公式サイトのトップページには「Tactiq supports over 60 languages!」という表示もあります。

さらにTactiqは日本語版のサイトも用意しており、公式サイト自体が日本語で読めます。

ヘルプセンターにも日本語の切り替えが用意されています。

ただし注意点が1つあります。

Tactiqは一度に1つの言語しか文字起こしせず、同じ会議の中で自動的に言語を切り替えることはありません

話す言語が途中で変わる会議では、手動での切り替えが必要だと公式ヘルプに書かれています。

Tactiqの文字起こしは会議ツールの字幕を使う仕組み

ボットを入れないのに文字が出てくる理由が、この部分です。

公式ヘルプのインストール手順のページには、「Tactiqは会議プラットフォームの字幕を使って文字起こしを作成します。会議中は字幕をオンのままにしてください」という注記があります。

この構造から、次のことが説明できます。

  1. Zoomでは、Zoom側の「Automated captions」をオンにする必要がある
  2. Google Meetでは字幕(CC)のオンは不要だが、コンパニオンモードでは必要になる
  3. Microsoft Teamsの軽量版では、Teams側の「Meeting spoken language」を話す言語に合わせる必要がある
  4. ブラウザから離れる(デスクトップアプリで参加する)と、拡張機能は機能しない

会議ツールごとに前提条件が違って見える理由は、元をたどれば各ツールの字幕機能の違いに行き着く、ということです。

インストール手順の詳細は公式ヘルプのインストールのページにあります。

TactiqのAI機能でできること

文字起こしのあとに何ができるかを、公式の記載から拾います。

公式ヘルプのAIクレジットのページには、AI機能の用途としてこう書かれています。

  • 要約(Summary)の生成
  • アクションアイテム(誰が何をするか)の抽出
  • 決定事項の記録
  • フォローアップメールの下書き
  • 会議についての質問への回答(Ask AI)
  • AI Meeting Kitsに保存したプロンプトの実行

公式の料金ページには「1つのAIクレジットは、会議の要約の生成、アクションアイテムの作成、Tactiq AIへの質問といった単一のAIアクションをカバーする」と記載されています。

ただし同じ会議に対して何回AIを実行しても、消費するのは最大1クレジットという数え方です。

機能の一覧は公式の機能ページにまとまっています。

Tactiqのワークフローと外部ツール連携

Tactiqの守備範囲は、文字起こしと要約だけで終わりません。

公式サイトには「AI Workflows」という機能が挙げられており、会議のインサイトを他のツールやチームへ渡す仕組みだと説明されています。

公式サイトとヘルプセンターに名前が出ている連携先は次のとおりです。

  • Slack(文字起こしや要約の共有、チャンネルへの自動送信)
  • Notion(文字起こしの共有、ワークフローでの利用)
  • Linear(会議の内容から課題を作成)
  • HubSpot(会議の文字起こしから更新を生成・同期)
  • Google Drive(文字起こしの自動保存)
  • Google Calendar(会議タイトルの自動反映)
  • Salesforce/Pipedrive/Confluence/Quip/OneDrive/Dropbox/Zapier

自動化ツールと組み合わせる発想は、AI議事録を「書いて終わり」にしないための要になります。

自動化そのものについてはZapierの使い方の記事もあわせて読むと全体像がつかめます。

TactiqのMCPサーバーとAIアシスタント連携

比較的新しい仕組みとして、MCPサーバーが用意されています。

公式ヘルプのMCPサーバーのページには、Claude・Cursorなどのツールから会議のデータを直接読めるようにするものだと書かれています。

サーバーアドレスは https://mcp.tactiq.io で、認証はブラウザ経由のOAuthサインインであり、固定のAPIキーは存在しないと明記されています。

ただし、読める範囲はプランによって分かれます。

プラン公式が挙げるAIアシスタントの権限
FreeまたはPro会議の検索と一覧表示
Team以上上記に加えて、会議の詳細・要約・全文の読み取り

つまり要約や全文までAIアシスタントに読ませたいならTeam以上が必要、という線引きです。

公式の料金ページでも、Tactiq MCPとTactiq Claude ConnectorはBusinessプランの項目にベータ表記で並んでいます。

Claude側の使い方はClaudeの使い方の記事も参考になります。

Tactiqにできないこと(公式に明記されている制限)

できることより、できないことのほうが導入の判断を左右します。

公式サイトと公式ヘルプに明記されている制限だけを並べます。

  • 会議の音声は録音・保存しない(あとから音声を聴き返す用途には使えない)
  • Microsoft Teamsのデスクトップアプリケーションには対応していない
  • Macアプリが対応するのは現時点でZoomデスクトップ通話のみ
  • YouTube動画をTactiqの中で直接文字起こしすることはできない(無料のYouTube Transcript Generatorで文字起こしし、それをアップロードする形)
  • 文字起こしの書き出しは1件ずつで、複数をまとめて書き出すことはできない
  • 一時停止した区間・スキップした区間はあとから復元できない
  • Freeプランでは月10回を超えた分の文字起こしがプレビュー表示に制限される

YouTubeの扱いは公式ヘルプのYouTubeのページに、アップロードの条件はアップロードのページに書かれています。

アップロードできるファイルは2GBまでで、mp4・m4a・mp3・movなどの音声動画とvtt・txt・pdf・docxなどのテキストが対象です。

TactiqとChatGPTの関係

公式FAQに直接の質問項目があるので、そのまま紹介します。

「Does Tactiq use ChatGPT?」に対する公式の回答は「No.」です。

続けて「OpenAIのエンタープライズAPIを使っており、それはChatGPTとは別物です」と書かれています。

さらに「Will OpenAI use my data?」という質問に対しては「No」と答えたうえで、APIを通じて送信されたデータはOpenAIのモデルの学習やサービス改善には使われない、と説明しています。

データの扱いを社内で説明する必要がある場合、この2つのFAQが出典になります。

詳細は公式のプライバシーポリシー利用規約で確認できます。

Tactiqのセキュリティ認証と導入規模

法人で検討する場合の判断材料をまとめます。

公式サイトのセキュリティの項目には、次の記載があります。

  • ISO 27001認証
  • SOC 2 Type IIの認証(attestation)
  • GDPRへの準拠
  • HIPAAへの準拠

公式の料金ページの比較表では、これらの項目が全プランの行に並んでいます。

導入規模については、公式サイトのトップページに次の数字が掲げられています。

公式サイトの表示内容
1m+毎週Tactiqで文字起こしされている会議数
1,000,000+Chrome拡張機能を導入しているユーザー数
4.8Chromeウェブストアでの評価(3,000件以上のレビューに基づく)
10,000+Tactiqを使っている企業数

数字は公式サイトの表示をそのまま引いたもので、第三者による検証結果ではありません

大規模導入向けの条件は公式のEnterpriseページに、プランごとの機能差は料金ページにまとまっています。

Tactiqとはどんな人に向くのかを公式情報から考える

ここまでの事実を、向き不向きの形に整理します。

こういう使い方公式情報から見た相性
ブラウザでGoogle Meet・Zoom・Teamsの会議に出ている拡張機能がそのまま使えるため相性が良い
会議にボットを入れたくない・入れられないボットが参加しない設計なので条件に合う
日本語の会議を文字起こししたい3つの会議ツールすべてで日本語が対応言語に含まれる
あとから音声を聴き返したい音声を録音・保存しないため用途が合わない
Teamsのデスクトップアプリしか使えない現時点で非対応のため用途が合わない
まず無料で試したいカード登録なしで月10回まで試せる

とくに「ボットを入れずに済ませたい」という条件が最初に来るなら、候補に入れる価値があります。

逆に音声そのものを残す必要がある運用では、公式の仕様と合いません。

AI議事録ツール全体の比較はAI議事録ツールのまとめ記事をご覧ください。

Tactiqとは何かについてよくある質問

Tactiqとは何ですか

ChromeやEdgeに入れて使うブラウザ拡張機能の形をしたAI議事録ツールです。Google Meet・Zoom・Microsoft Teamsの会議をリアルタイムで文字起こしし、要約やアクションアイテムをAIで生成できます。

Tactiqは会議を録音しますか

しません。公式FAQには、会議の音声は録音も保存もせず、文字起こしはリアルタイムで行われテキストとして保存される、と明記されています。

Tactiqは日本語に対応していますか

対応しています。公式ヘルプの対応言語一覧には、Google Meet・Microsoft Teams・Zoomのいずれにも日本語が含まれています。公式サイト自体にも日本語版があります。

Tactiqは会議にボットが入りますか

入りません。公式サイトには、AIのボットが会議に参加しなくてもライブの文字起こしを取得できる、と記載されています。

TactiqはChatGPTを使っていますか

公式FAQは「No」と回答しています。OpenAIのエンタープライズAPIを使っており、それはChatGPTとは別物だと説明されています。

Tactiqはどこの国の会社ですか

公式サイトのフッターには、オーストラリアのシドニーで作られていると記載されています。

Tactiqとは何かのまとめ

公式情報から読み取れた輪郭を、最後にもう一度並べます。

  • Tactiqとは、ブラウザ拡張機能として動くAI議事録ツール
  • 対応する会議ツールはGoogle Meet・Zoom・Microsoft Teamsの3つ
  • ボットが会議に参加せず、会議ツールの字幕を使って文字起こしする
  • 音声は録音も保存もせず、テキストとしてだけ残す
  • 日本語は3つの会議ツールすべてで対応言語に含まれている
  • 文字起こしのあとに要約・アクションアイテム・フォローアップメールをAIで作れる
  • SlackやNotionなどへのワークフロー連携と、MCPサーバー経由のAIアシスタント連携がある
  • 無料プランはカード登録なしで月10回まで

生成AIの全体像から押さえたい方は生成AIとは何かの記事もあわせてご覧ください。

公式ヘルプセンターはhelp.tactiq.ioです。

この記事の内容は2026年9月11日に公式サイト・公式ドキュメントで確認したものです。料金や仕様は変わりますので、最新の情報は公式ページでご確認ください。

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