
動画生成AIのLuma AIを触ってみたいけれど、どこから手をつければいいのか分からない。
プロンプトを入れるだけと言われても、長さも比率も画質も選べるようで、最初の1本で何を決めればいいのかが見えない。
そう感じている方に向けて、Luma AIの公式ドキュメントに書かれている手順と設定だけを、工程の順に並べ直しました。
この記事の情報は2026年9月8日時点のものです。
仕様は更新されますので、最新の内容は Luma Agentsのクイックスタート でご確認ください。
【結論】Luma AIの使い方は「送る・待つ・受け取る」の3工程
結論から書きます。
Luma AIの動画生成は、公式ドキュメントで3つの工程として定義されています。
- 生成のリクエストを
POST /v1/generationsに送信する GET /v1/generations/{generation_id}で状態を確認する- 状態が
completedになったら、発行されたURLから動画を受け取る
公式はこれを submit(送信)・poll(確認)・download(受け取り)のパターン と呼んでいます。
画像生成でも動画生成でも同じ流れなので、1度覚えれば使い回せます。
出力はMP4として、期限つきの署名済みURLで渡されます。
つまりLuma AIの使い方でいちばん大事なのは、「送信してすぐ結果が返るわけではない」という前提を先に理解しておくことです。
Luma AIの使い方を工程順に一覧で見る
先に全体像を置いておきます。
| 工程 | やること | 公式に書かれている内容 |
|---|---|---|
| 準備 | APIキーを用意する | LUMA_AGENTS_API_KEY として設定し、公式SDKを入れる |
| 1. 送信 | 生成リクエストを投げる | POST /v1/generations に model・type・prompt を渡す |
| 2. 確認 | 状態をポーリングする | GET /v1/generations/{generation_id} を繰り返し呼ぶ |
| 3. 受け取り | 出力を落とす | completed になったら署名済みURLからMP4を取得する |
| 失敗時 | 理由を読む | failure_reason と failure_code が返る |
公式SDKはPython・TypeScript・Goが用意されています。
APIキーの発行と請求の管理は Luma API Platform から行います。
コードを書かずに動きだけ確かめたい場合は、公式が用意している Luma Playground を触るのが早いです。
公式ドキュメントも、キーフレームの効き方を確かめる参照用の画面として Playground を挙げています。
Luma AIの使い方で最初に決める5つの動画設定
プロンプトの次に決めるのは、出力の形です。
動画の設定は、リクエストの中の video という入れ物にまとめて渡します。
| 設定 | 指定できる値 | 既定値と注意点 |
|---|---|---|
aspect_ratio | 9:16/3:4/1:1/4:3/16:9/21:9 | 省略するとプロンプトとアンカー画像からモデルが選ぶ |
video.resolution | 360p/540p/720p/1080p | 既定は720p。360pは下書き向けでHDR不可 |
video.duration | 5s/10s | 既定は5s。10sはHDR・start_frame・end_frameと併用不可 |
video.loop | true/false | つなぎ目のないループ。生成時のみ有効で編集時は不可 |
video.hdr | true/false | 720pか1080pが必要。10sやloopとは併用不可で、料金も高くなる |
プロンプトは1文字以上6,000文字以内と決められています。
公式は、被写体・動き・カメラの動き・光・テンポを具体的に書くよう案内しています。
動画のモデルは ray-3.2 を指定します。
画像側は uni-1 と uni-1-max の2つで、uni-1-max のほうが出力品質が高いと モデルの一覧ページ に記載されています。
HDRを有効にした場合は video.exr_export でEXRファイルも書き出せます。
EXRの色空間は AP0(ACES2065-1)だと明記されており、カラーグレーディングを前提とした人向けの機能です。
Luma AIの使い方【手順1】プロンプトを書いて生成を送信する
最初の工程は、テキストから動画を作るリクエストの送信です。
必要なのは model・type・prompt の3つで、そこに解像度と長さを足します。
modelにray-3.2を指定するtypeにvideoを指定する(テキストからも画像からもこの値)promptに作りたい映像を文章で書くvideo.resolutionとvideo.durationで出力の形を決める
type が video のときは、テキストから作る場合も画像から作る場合も同じ値です。
既存の動画を編集するときだけ video_edit、比率を変えるときだけ video_reframe に切り替えます。
送信すると、生成そのものではなくジョブの情報が返ってきます。
このとき返ってくる id は、あとで編集・延長・リフレームに使うので必ず控えておきます。
詳しいパラメータの一覧は 動画生成のガイド にまとまっています。
Luma AIの使い方【手順2】状態を確認しながら完成を待つ
2つ目の工程は、状態の確認です。
GET /v1/generations/{generation_id} を呼ぶと、そのジョブの state が返ります。
公式のサンプルコードは、completed か failed になるまで2秒おきに問い合わせる書き方になっています。
待ち時間は解像度と長さで変わりますので、短い設定から試すのが手戻りの少ない進め方です。
360pは「下書き用の階層」として、速くて安いプレビューという位置づけで説明されています。
構図と動きを詰める段階は360pや540p、確定してから720pや1080pという順番が、公式の設計に沿った使い方になります。
失敗した場合は failure_reason と failure_code が返ります。
エラーの種類ごとの対処は エラーハンドリングのガイド に、同時に投げられる本数の上限は レート制限のページ に記載されています。
Luma AIの使い方【手順3】完成した動画を受け取る
3つ目の工程は、出力の受け取りです。
状態が completed になると、出力の一覧に署名済みURLが入ります。
この署名済みURLは期限つきなので、生成しっぱなしにせず手元へ落としておくのが安全です。
動画はMP4として渡されます。
画像生成の場合はPNGとJPEGを選べると モデルの一覧ページ に記載されています。
受け取った動画をそのまま次の素材に使う流れも用意されています。
完了した生成の id を渡せば、その動画を起点に編集や延長ができます。
動画生成AIの比較検討をしている段階なら、Soraの使い方 や Runwayの評判 も合わせて読むと、どこが違うのかが整理しやすくなります。
Luma AIで画像から動画を作る使い方(start_frameとend_frame)
テキストだけでは狙った絵になりにくい場合、画像を起点にできます。
video.start_frame は最初のコマ、video.end_frame は最後のコマとして扱われます。
どちらに渡す画像も、指定の仕方は3通りです。
| 渡し方 | 書き方 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| URL | 公開されている画像のURLを渡す | すでにネット上にある素材を使うとき |
| base64 | data と media_type を直接埋める | 小さい画像のみ。大きいものは非推奨 |
| file_id | Files APIにアップロードして得たIDを渡す | 大きい素材や繰り返し使う素材 |
start_frameだけ・end_frameだけ・両方・どちらも無し、のすべてが有効な指定です。
両方を省略すると、テキストだけの生成に戻ります。
ただし制限が1つあります。
start_frameとend_frameは duration が10sのときには使えません。
10秒の動画を画像から作りたい場合は、次のキーフレームの機能を使います。
大きな素材の扱いは Files APIのガイド に整理されています。
Luma AIのキーフレームを使う使い方で動きを細かく指定する
公式が「Ray 3.2の動画を最も強く方向づけられる方法」として説明しているのが、複数キーフレームの指定です。
start_frameとend_frameが最初と最後だけを固定するのに対し、キーフレームは途中の任意の位置に画像を置けます。
使う値は2つで、必ず対で渡します。
video.keyframes=1枚から64枚までのガイド画像video.keyframe_indexes=それぞれの画像を置く「出力フレームの位置」
位置の数え方は「長さ×24fps」のグリッドで、5秒なら0〜120、10秒なら0〜240です。
2つの配列は同じ長さでなければならず、片方だけを渡すと400が返ると明記されています。
位置の値は重複させず、範囲の中に収める必要があります。
キーフレームは start_frame・end_frame・loop とは同時に使えません。
一方でキーフレームを使うと、10秒の長さやHDRといった、アンカー画像では使えなかった設定が解禁されます。
狙った動きを再現したい場合ほど、指定するコマ数を増やすほど意図に近づく、というのが公式の説明です。
Luma AIで動画をつなげる・編集する・比率を変える使い方
1本作って終わりではなく、作った動画を素材として使い回す道も用意されています。
完了した生成の id を generation_id として渡すと、前後に映像を足せます。
| やりたいこと | 渡し方 | 結果 |
|---|---|---|
| 後ろに続ける | video.start_frame に generation_id | 前のクリップが先頭になり、その続きが生成される |
| 前に足す | video.end_frame に generation_id | 前のクリップが末尾になり、その手前が生成される |
| 部分的に直す | type を video_edit にする | 元の構図を保ったまま指定した箇所を変える |
| 比率を変える | type を video_reframe にする | 縦横比を変換する |
延長はSDR(標準ダイナミックレンジ)のみで、hdrとexr_exportは拒否されます。
ループを併用できるのは、後ろに続ける方向の延長だけです。
編集の詳細は 動画編集のガイド、比率変換は リフレーミングのガイド に分かれて書かれています。
編集時には loop が使えない点だけ、先に頭に入れておくと迷いません。
Luma AIの使い方でつまずきやすい設定の組み合わせ
公式ドキュメントを読むと、使えない組み合わせが明確に決められています。
最初の1本でエラーが出る原因の多くは、この組み合わせの制限に当たります。
| 使いたい設定 | 併用できないもの | 回避の仕方 |
|---|---|---|
duration: 10s | hdr/start_frame/end_frame/loop | 画像から始めたいならキーフレームを使う |
hdr: true | 360p/540p/10s/loop/延長 | 720pか1080pで5秒にする |
loop: true | 10s/hdr/end_frame/編集/キーフレーム | 5秒の生成で使う |
keyframes | start_frame/end_frame/loop | どちらか一方に寄せる |
exr_export | hdrがfalseのとき | hdrをtrueにしてから使う |
表を1枚持っておくだけで、原因の切り分けにかかる時間がかなり短くなります。
それでも通らない場合は、返ってきたコードを エラーハンドリングのガイド と突き合わせます。
同時に走らせる本数の上限は レート制限のページ に記載があります。
生成にかかる費用の考え方は 料金のページ にまとまっています。
HDRは通常より高い料率で課金されると明記されているため、試作の段階では有効にしないほうが無駄がありません。
なお、以前のDream Machine API向けの説明は Dream Machine APIのドキュメント に残っていますが、公式は新しいLuma Agentsのドキュメントを見るよう案内しています。
生成AIそのものが初めての方は、生成AIの初心者向けガイド から読むと前提がそろいます。
Luma AIの使い方についてよくある質問
Luma AIで動画を作る手順は何ステップですか
公式ドキュメントでは3ステップです。生成リクエストを送信し、状態を確認し、完了後に署名済みURLから受け取ります。
Luma AIのプロンプトは何文字まで書けますか
1文字以上6,000文字以内と記載されています。被写体・動き・カメラワーク・光・テンポを具体的に書くよう案内されています。
Luma AIで作れる動画の長さと画質はどれくらいですか
長さは5秒か10秒で、既定は5秒です。解像度は360p・540p・720p・1080pから選べ、既定は720pです。
Luma AIで画像から動画を作れますか
作れます。video.start_frame と video.end_frame に画像を渡す方法と、キーフレームを使う方法の2通りが用意されています。
Luma AIでコードを書かずに試せますか
公式が Luma Playground を用意しており、キーフレームの効き方を確かめる参照用の画面として案内されています。
Luma AIで作った動画をつなげられますか
完了した生成のIDを渡すと、後ろに続ける延長と、前に足す延長のどちらもできます。ただし延長はSDRのみでHDRは使えません。
Luma AIの使い方まとめ|最初の1本で決めることだけ押さえる
最後に、Luma AIの使い方で押さえるべき点を並べ直します。
- 手順は送信・確認・受け取りの3工程。結果はすぐには返らない
- 動画のモデルは
ray-3.2。プロンプトは6,000文字まで - 既定は720pの5秒。まず低い解像度で構図を決めてから上げる
- 画像から始めるなら start_frame と end_frame、細かく動かすならキーフレーム
- 10s・hdr・loop・キーフレームには併用できない組み合わせがある
- 完了した生成のIDを控えておけば、延長・編集・リフレームに使い回せる
最初の1本は、720pの5秒でテキストだけから作るのが、いちばん引っかかりの少ない入り口です。
そこで出力の傾向をつかんでから、画像やキーフレームで方向づけを足していくと、無駄な生成が減ります。
公式のリクエスト仕様は APIリファレンス に一覧化されています。
サービス全体の入り口は Luma公式サイト です。
この記事の内容は2026年9月8日に公式サイト・公式ドキュメントで確認したものです。料金や仕様は変わりますので、最新の情報は公式ページでご確認ください。


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