
シニアのボランティアは、住んでいる市区町村の社会福祉協議会で相談し、無理のない回数から始めるのがいちばん確実です。
としかつ定年してから、誰かの役に立っている実感がなくてねえ…
ボランティアをしてみたいけど、この歳で今さら何ができるのかな。



その気持ちが、始めるいちばんの理由になりますよ
ボランティアをしている人の割合は、じつは65〜69歳がいちばん高いんです
長年の経験は、そのまま地域の力になります
ボランティアをしている人の割合は65〜69歳が23.4%でいちばん高い
探すなら、まず市区町村の社会福祉協議会のボランティア・市民活動センター
活動は、地域の見守り・子ども・環境・災害・国際協力など幅広い
後悔しないコツは回数と体力に合わせて小さく始めること
始める前に活動中のけがや事故への備えを受け入れ先に確かめる
この記事は、筆者が、総務省統計局・全国社会福祉協議会・JICAの公式ページを2026年9月24日に開いて確かめてまとめました。
この記事を読めば、自分に合うボランティアの見つけ方から、長く続けるための注意点まで分かるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
「もっと早く始めればよかった」とやらずに後悔しないための順番で書きました。
シニアのボランティアは65〜69歳がいちばん多い
シニアのボランティアは、特別な人だけがしているものではありません。
総務省統計局の調査では、この1年間にボランティア活動をした人の割合は、年代別で65〜69歳の23.4%がいちばん高くなっていました(出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活行動に関する結果 結果の概要」)。
| 年代 | 2016年 | 2021年 |
|---|---|---|
| 50〜54歳 | 29.3% | 18.8% |
| 55〜59歳 | 29.2% | 20.6% |
| 60〜64歳 | 28.6% | 21.7% |
| 65〜69歳 | 29.8% | 23.4% |
| 70〜74歳 | 30.0% | 23.0% |
| 75歳以上 | 20.0% | 16.4% |
| (参考)10歳以上全体 | 26.0% | 17.8% |
60代・70代前半は、全体の17.8%より高い割合で活動しています(出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活行動に関する結果 結果の概要」)。
仕事や子育てが一段落して時間ができる年代だからこそ、地域で役割を持つ人が多いといえます。
国の調査でいうボランティアとは
この調査では、ボランティア活動を「報酬を目的としないで、自分の労力、技術、時間を提供して地域社会や個人・団体の福祉増進のために行っている活動」としています(出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活行動に関する結果 結果の概要」)。
つまり、大きな団体に入らなくても、地域の清掃や子ども会の手伝いも立派なボランティアです。
5年前より活動する人は減っている
一方で、2016年と比べると、すべての年代で下がりました(出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活行動に関する結果 結果の概要」)。
10歳以上全体では、2016年の26.0%から2021年は17.8%へ、8.2ポイントの低下です(出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活行動に関する結果 結果の概要」)。
男女別に見ると、男性は6.8ポイント、女性は9.4ポイント下がっています(出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活行動に関する結果 結果の概要」)。
裏を返せば、今は多くの地域で、手を貸してくれる人を必要としているということでもあります。
男女で大きな差はない
2021年の割合は、男性が18.2%、女性が17.5%で、大きな差はありません(出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活行動に関する結果 結果の概要」)。
これまでは女性のほうが高い割合で推移していましたが、2021年は女性の下がり幅が大きく、男性のほうが高くなりました(出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活行動に関する結果 結果の概要」)。
「ボランティアは女性が多い」「男性は入りにくい」と思っている人も、気にせず参加して大丈夫です。
シニアがボランティアで後悔しやすい4つのこと
シニアのボランティアは、始め方をまちがえると「こんなはずではなかった」となることがあります。
よく聞く後悔を4つ紹介します。
回数を多く引き受けすぎた
最初に張り切って週に何回も引き受けると、体や家のことに無理が出て、続けられなくなりがちです。
はじめは月に1〜2回など、少ない回数から始めて、慣れてから増やすほうが長続きします。
体力に合わない活動を選んだ
屋外での作業や重い物を運ぶ活動は、季節や体調によっては負担が大きくなります。
自分の体力や持病に合わせて、無理のない活動を選ぶことが大切です。
活動の中身をよく知らずに申し込んだ
説明をよく聞かずに参加すると、思っていた内容と違って、気持ちが続かないことがあります。
申し込む前に、活動の中身・時間・場所・費用を受け入れ先に聞いておきましょう。
やらずに何年も過ぎた
「いつか始めよう」と思っているうちに、体力や気力が落ちて、始めにくくなることもあります。
迷っているなら、1回だけの活動に参加して雰囲気を確かめるところから始めてみてください。
シニアにできるボランティアの種類
シニアのボランティアには、次のような種類があります。
| 分野 | 活動の例 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 地域の見守り・支え合い | ひとり暮らしの高齢者の話し相手、配食の手伝い | 人と話すのが好きな人 |
| 子ども・子育て | 登下校の見守り、学習の手伝い、読み聞かせ | 子どもと関わりたい人 |
| 環境・まちづくり | 公園や道路の清掃、花壇の手入れ | 体を動かしたい人 |
| 文化・観光 | 観光案内、地域の歴史の案内、イベントの運営 | 地元にくわしい人 |
| 災害 | 被災地の片付けや物資の仕分け | 体力に自信がある人 |
| 国際協力 | 海外での技術協力、外国人住民の手伝い | 語学や専門の経験がある人 |
| 経験・特技を生かす | パソコンやスマホの相談、会計、広報の手伝い | 仕事の経験を生かしたい人 |
国の調査では11種類に分けている
総務省統計局の調査では、ボランティア活動を対象や目的で11種類に分けています(出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活行動に関する結果 結果の概要」)。
- 健康や医療サービスに関係した活動(献血、入院患者の話し相手など)
- 高齢者を対象とした活動(日常生活の手助け、レクリエーションなど)
- 障害者を対象とした活動(手話、点訳、朗読など)
- 子供を対象とした活動(子供会の世話、学校行事の手伝いなど)
- スポーツ・文化・芸術・学術に関係した活動(スポーツを教える、美術館ガイドなど)
- まちづくりのための活動(道路や公園の清掃、花いっぱい運動など)
- 安全な生活のための活動(防災活動、防犯活動、交通安全運動など)
- 自然や環境を守るための活動(森林や緑を守る活動、リサイクル運動など)
- 災害に関係した活動(被災した人に食べものや着るものを送る、炊き出しなど)
- 国際協力に関係した活動(海外支援協力、日本にいる外国人への支援など)
- その他(人権を守るための活動、平和のための活動など)
出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活行動に関する結果 結果の概要」
地域の見守りや子どもの手伝い
地域の見守りや、子どもの登下校の見守りは、家の近くで短い時間から始められる活動です。
顔見知りが増えるので、自分自身の暮らしの安心にもつながります。
災害に関わる活動
災害に関係した活動をした人の割合は、東日本大震災があった2011年は3.8%、2021年は0.8%でした(出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活行動に関する結果 結果の概要」)。
災害のボランティアは体力を使う作業も多いので、募集の条件をよく読み、無理のない範囲で参加しましょう。
海外での国際協力
JICA海外協力隊の一般案件は、20歳〜69歳が応募できると公式ページに書かれています(出典:JICA海外協力隊(公式))。
シニア案件(シニア海外協力隊など)は、実務経験15年程度以上等が目安で、派遣期間は長期が1〜2年、短期が1か月〜1年未満です(出典:JICA海外協力隊(公式))。
長く働いてきた経験を、海外で生かせる道もあるということです。
仕事の経験や特技を生かす
会計や広報、パソコンの操作など、仕事で身につけた力は、地域の団体でも役に立つ場面がたくさんあります。
「特別なことはできない」と思っている人も、今までの経験を書き出してみると、できることが見つかります。
シニアのボランティアの探し方
シニアのボランティアは、次の場所で探すと見つけやすくなります。
社会福祉協議会に相談する
全国の市区町村の社会福祉協議会には、ボランティア・市民活動センターがあります(出典:全国社会福祉協議会「地域福祉・ボランティア情報ネットワーク」)。
住んでいる地域のボランティアの募集や相談の窓口になっているので、最初に相談する場所として向いています。
「〇〇市 社会福祉協議会 ボランティア」と検索すると、窓口の場所や電話番号が見つかります。
市区町村の広報誌や掲示板を見る
市区町村の広報誌や、公民館・図書館の掲示板には、地域の活動の募集が載っていることがあります。
1回だけ参加できる清掃活動やイベントの手伝いなど、気軽に試せるものも見つかります。
NPOや地域の団体に直接聞く
関心のある分野のNPOや地域の団体が近くにあれば、直接問い合わせてみるのも1つの方法です。
見学や体験ができるかを聞いて、活動の雰囲気を見てから決めると安心です。
国際協力ならJICAの募集を見る
海外で活動したい人は、JICA海外協力隊(公式)の募集情報を確かめましょう。
募集の時期や条件は回ごとに変わるので、応募を考える人は早めに公式ページで確かめてください。
シニアがボランティアを始める手順
シニアのボランティアは、次の4つのステップで始めると迷いません。
仕事や家のことで身につけた経験、好きなこと、体力に合わせてできることを紙に書き出します。
あわせて、月に何回・何時間くらいなら無理なく使えるかも決めておきます。
住んでいる市区町村の社会福祉協議会のボランティア・市民活動センターに、電話か窓口で相談します。
書き出したメモを見せると、合いそうな活動を紹介してもらいやすくなります。
清掃やイベントの手伝いなど、1回だけ参加できる活動から試します。
活動の流れや、一緒に活動する人の雰囲気を確かめましょう。
合いそうなら、無理のない回数で続ける活動を決めます。
合わなければ、別の活動を試してかまいません。
最初に聞いておきたいこと
- 活動の中身と1回の時間
- 活動する場所と曜日
- 交通費や材料費などの自己負担があるか
- 活動中のけがや事故に備える保険があるか
- 休むときの連絡のしかた
シニアがボランティアで気をつけたいこと
シニアのボランティアを長く続けるために、次のことに気をつけましょう。
体調を最優先にする
体調がすぐれない日は、無理をせず早めに休みの連絡を入れることが大切です。
夏の屋外の活動などでは、水分をこまめにとり、休憩をしっかりとりましょう。
けがや事故への備えを確かめる
活動中にけがをしたり、人の物を壊してしまったりしたときに備えて、保険に入っているかを受け入れ先に確かめておきましょう。
保険の種類や入り方は、社会福祉協議会の窓口で相談すると教えてもらえることがあります。
知り得た個人の情報は外に話さない
見守りや訪問の活動では、相手の暮らしや家族のことを知る場面があります。
活動で知ったことは、家族や友達にも話さないのが基本のマナーです。
有償ボランティアとの違いを知っておく
活動によっては、交通費や少しの謝礼が出る「有償ボランティア」と呼ばれるものもあります。
お金が出るかどうかより、自分が続けられるかどうかで選ぶのが後悔しないコツです。
シニアがボランティアで得られること
シニアのボランティアは、相手のためだけでなく、自分の暮らしにもよい変化をもたらします。



人の役に立つのはいいけど、自分の時間がなくなるのは困るなあ。



回数を自分で決めれば、時間を取られすぎることはありません
むしろ、生活にほどよいリズムが生まれますよ
地域に顔見知りが増える
同じ地域で活動する人と顔を合わせるうちに、あいさつを交わす相手が自然に増えていきます。
困ったときに声をかけ合える人が近くにいることは、年齢を重ねるほど心強くなります。
生活にリズムが生まれる
「毎週〇曜日の午前は活動の日」と決まっていると、外に出る理由ができます。
定年後に予定が少なくなった人ほど、ほどよい張り合いになります。
経験を次の世代に渡せる
子どもの学習の手伝いや、地域の歴史の案内などでは、長く生きてきた経験そのものが役に立ちます。
自分の知っていることを誰かに伝えると、「まだまだできる」という自信にもつながります。
シニアのボランティアに役立つスマホとAI
シニアのボランティアでも、スマホやパソコンを使う場面は増えています。
活動の連絡がLINEのグループで来たり、募集をインターネットで探したりすることもあります。
連絡や情報集めにスマホを使う
スマホでLINEやメールの連絡ができると、急な予定の変更にもすぐ対応できます。
スマホの使い方に不安がある人は、シニアのスマホ教室の探し方をまとめた記事もどうぞ。↓


チラシや案内づくりにAIを使う
イベントのチラシの文章や、案内の文面を考えるとき、ChatGPTのような話しかけるだけで使えるAIに下書きを手伝ってもらうこともできます。
ただし、日時や場所などの大事な情報は、必ず自分の目で確かめてから使いましょう。
AIを何から始めればいいか知りたい方は、シニアのAIの始め方をまとめた記事もどうぞ。↓


シニアのボランティアについてよくある質問
シニアのボランティアについて、よく聞かれる質問に答えます。
- 何歳までボランティアはできますか?
-
年齢の上限は活動ごとに違います。
総務省統計局の調査では、70〜74歳の23.0%、75歳以上の16.4%がボランティア活動をしていました。
体力に合った活動を選べば、年齢を重ねても続けられます。
- シニアのボランティアはどこで探せばいいですか?
-
まず、住んでいる市区町村の社会福祉協議会のボランティア・市民活動センターに相談するのがおすすめです。
市区町村の広報誌や公民館の掲示板にも、募集が載っていることがあります。
- 特技がなくてもボランティアはできますか?
-
できます。
清掃や見守り、イベントの手伝いなど、特別な技術がいらない活動も少なくありません。
仕事や家のことで身につけた経験も、地域で役に立ちます。
- 海外でボランティアをすることはできますか?
-
JICA海外協力隊の一般案件は、20歳〜69歳が応募できると公式ページに書かれています。
シニア案件は実務経験15年程度以上等が目安です。
募集の条件は回ごとに確かめてください。
- ボランティア中のけがが心配です。
-
活動中のけがや事故に備える保険に入っているかを、受け入れ先に確かめましょう。
分からないときは、社会福祉協議会の窓口で相談してみてください。
ボランティアの次に新しいことを学びたいシニアにおすすめのAI講座
シニアのボランティアと一緒に、自分の学びも広げたい人に、同じ世代が多く集まるAI講座を紹介します。
チラシづくりや連絡など、ボランティアの場でもAIの力を生かせる場面があります。
スタートAI
スタートAIは、株式会社スケールエーアイ(東京都新宿区)が運営するAIの教室で、利用者の約9割が50代以上です(出典:産経新聞(2026年9月4日))。
動画講座とオンラインセミナーのほか、月に1、2回は東京都内などで対面の講習会があります(出典:産経新聞(2026年9月4日))。
学長の栗須俊勝さんは、シニア世代にとってAIが「第二の輝ける場」になることを目指しています(出典:産経新聞(2026年9月4日))。
受講料は198,000円(税込)です(出典:スタートAI公式 特定商取引法に基づく表記)。
料金のくわしい内容は、スタートAIの料金を調べた記事にまとめています。↓


申し込む前に確かめたいこと
入会の前に、2時間半の無料ウェブセミナーで講座の中身を確かめられます(出典:スタートAI 無料ウェブセミナーの公式ページ)。
セミナーはZoomのライブ形式のみで、参加しても入会の強制はないと申込ページのよくある質問にあります(出典:スタートAI 無料ウェブセミナーの公式ページ)。
無料ウェブセミナーを受けられるのは1人1回までなので、パソコンかタブレットを用意して、メモを取れる日に申し込んでください。
当日の流れは、スタートAIの無料セミナーを紹介した記事で確かめられます。↓


\まずは話を聞いてから決めたい人は/
入会の強制はないと申込ページに明記
参加無料・12冊のAI教材特典つき(2026年9月24日時点)
まとめ|シニアのボランティアは小さく始めて長く続ける
シニアのボランティアで後悔しないためのポイントをまとめます。
- ボランティアをしている人の割合は65〜69歳がいちばん高い(23.4%)
- 探すなら市区町村の社会福祉協議会のボランティア・市民活動センターから
- 地域の見守り・子ども・環境・災害・国際協力など活動の種類は幅広い
- 最初は1回だけの活動で雰囲気を確かめ、無理のない回数で続ける
- 始める前に活動の中身・費用・保険を受け入れ先に確かめる
「誰かの役に立ちたい」と思ったときが、始めるいちばんよいタイミングです。
まずは社会福祉協議会に電話を1本かけて、どんな活動があるか聞いてみてください。
\同じ世代と新しいことを学びたい人は/
パソコンかタブレットでの参加がおすすめ
参加無料・12冊のAI教材特典つき(2026年9月24日時点)
※統計と制度は、2026年9月24日時点の総務省統計局・全国社会福祉協議会・JICAの公式ページの内容です。
募集の条件は変わることがあるので、申し込む前に必ず受け入れ先や公式ページでもご確認ください。
AIの基本から知りたい方は、ChatGPTとは何かをまとめた記事もどうぞ。↓










コメント