Notion AIの使い方でつまずく方の多くは、機能そのものではなく「呼び出し方」で止まっています。
①ページの中で「スペースキー」を押す ②どこからでも「Shift+cmd/ctrl+J」で呼ぶ、覚えるのはこの2つだけです。
Notion AIは、別のアプリを開いて使うものではなく、いま書いているページの中から直接呼び出す形になっています。
そしてもう1つ、最初に知っておくと迷わないのが「無料プランでも試せる」という点です。
この記事は、2026年9月4日にNotionの公式ヘルプと公式の料金ページを確認した時点の記載にもとづいて、呼び出し方・無料の範囲・機能ごとの使い分け・つまずきどころを整理したものです。
Notion AIの使い方は「スペースキー」と「Shift+cmd/ctrl+J」の2つで始められます
結論からお伝えします。
Notion AIは、Notionのページの中に最初から組み込まれている機能です。
Notionの公式ヘルプ「Notion AIのよくある質問」を確認したところ、「Shift + cmd/ctrl + J のキーボードショートカットを使用して、必要なときにNotion AIを利用できるように設定されています」という記載がありました。
つまり、メニューを探し回る必要はありません。
- スペースキー…新しい行で押すと、その場で指示を書ける状態になる
- テキストを選択する…書いた文章をドラッグで選ぶと、要約や翻訳などの候補が出る
- Shift+cmd/ctrl+J…ページを開いていなくても呼び出せる。公式ヘルプに明記されているショートカット
この3つのうち、いちばん使う頻度が高いのは2つ目です。
すでに書いてある文章を選んでから呼び出すと、その文章を材料にして動いてくれるので、指示を長々と書かずに済みます。
「まっさらな状態から書かせる」より「自分が書いた雑なメモを整えさせる」ほうが、はるかに使いやすいと感じています。
Notion AIは無料プランでどこまで使えるのか【公式ヘルプの記載】
ここがいちばん誤解の多いところです。
公式ヘルプには、「Notion AIは、ビジネスプランとエンタープライズプランでのみご利用いただけます」という記載があります。
ここだけを読むと「無料では一切使えない」と受け取ってしまいますが、同じヘルプの中にもう1文あります。
「フリープランとプラスプランのユーザーは、限られた数の無料のAI回答を利用でき、Notion AI機能を試すことができます」という記載です。
無料プランは「使えない」のではなく「回数が限られている」という位置づけです。
試すぶんには無料で足ります。毎日の業務に組み込むなら、上限に当たった時点で上位プランを検討する、という順番になります。
この「限られた数」が具体的に何回なのかは、公式ヘルプには数字として書かれていませんでした。
回数の正確な数字が必要な場合は、最新の情報を公式サイトでご確認ください。
個人的には、無料枠で先に5回ほど試して「自分の仕事のどこに刺さるか」を掴んでから判断するのが、いちばん損のない進め方だと考えています。
Notion AIの料金プランを公式の料金ページの表示で整理
2026年9月4日にNotionの公式料金ページを開いて確認した表示を、そのまま並べます。
| プラン | 表示されていた料金 | Notion AIの扱い |
|---|---|---|
| フリー | $0 メンバー/月 | 体験版のAI機能(回数に制限あり) |
| プラス | $10 メンバー/月 | 体験版のAI機能(回数に制限あり) |
| ビジネス | $20 メンバー/月 | Notion AIの機能を利用できる |
| エンタープライズ | カスタム料金 | ゼロデータ保持のポリシーが適用される |
先に、正直にお伝えしておくことが2つあります。
1つ目は通貨です。日本語の料金ページでも、表示通貨はUSD(米ドル)でした。円換算の金額は、そのときの為替とお支払い方法によって変わります。
2つ目は税の扱いです。この料金ページには、税込か税別かの表記が見当たりませんでした。
申し込みの直前に出る確認画面で、実際に請求される金額をご自身で確かめてください。
なお料金ページには「月払い」と「年払い」の切り替えがあり、年払いにすると最大20%お得になる、という表示も出ていました。
- 月に数回、文章を整えたいだけ → フリーのまま試す
- チームの議事録や検索まで任せたい → ビジネス以上の範囲
- データの保持ポリシーを社内規程で問われる → エンタープライズの相談対象
Notion AIの使い方ステップ1|ページの中で文章を書かせる・整えさせる
まずは、いちばん基本の使い方からです。
- Notionでページを開き、新しい行にカーソルを置く
- スペースキーを押して、指示を書く欄を出す
- 「この箇条書きを、社外向けの案内文にしてください」のように、日本語で指示する
- 出てきた結果を確認し、採用するか書き直させるかを選ぶ
公式ヘルプには、インラインで使える機能として「要約の追加やページコンテンツの翻訳」が挙げられていました。
翻訳は、ページを丸ごと別言語にできるので、海外の取引先に共有する資料づくりで効いてきます。
ここで1つコツがあります。
「誰に向けた文章か」を1行足すだけで、返ってくる文章のトーンがはっきり変わります。
「社外向け」「社内の若手向け」「取引先の役員向け」と書き分けるだけで、そのまま使える確率が上がります。
Notion AIの使い方ステップ2|Notionエージェントにページやデータベースを作らせる
ここからが、単なる文章生成との違いが出るところです。
公式ヘルプには、Notionエージェントについて「ワークスペース内のコンテンツ(ページ、データベース、チャートなど)を作成または編集」できると書かれていました。
文章を返してくるだけでなく、Notionの中身そのものを作る側に回れる、ということです。
公式ヘルプには、データベースの作成と自動入力にも対応している旨の記載がありました。
「議事録のテンプレを作って」ではなく、「日付・参加者・決定事項・宿題・期限の5列を持つデータベースを作って」のように、列の名前まで指定します。
形が決まっているものほど、指示を細かく書くと一発で通ります。
逆に、抽象的な依頼はうまくいきにくいです。
「いい感じにまとめて」と頼むと、いい感じの一般論が返ってきます。
自分の頭の中で形が見えているものを言語化して渡す、という作業だけは人の側に残ります。
Notion AIの使い方ステップ3|エンタープライズサーチで社外のアプリまで横断して探す
Notion AIの中で、いちばん見落とされやすいのがこの機能です。
公式ヘルプには、エンタープライズサーチについて「SlackやGoogle ドライブなどのアプリに接続する」ことで、複数のソースを横断して検索できる、という趣旨の説明がありました。
ここが効いてくる場面は、はっきりしています。
「あの話、Slackだったかドライブだったか思い出せない」という探し物です。
資料が3つのアプリに散らばっている会社ほど、この機能の価値が上がります。
ただし、接続するということは、そのアプリの中身をNotion側から検索できる状態にするということでもあります。
どのアプリまで接続してよいかは、使い始める前に社内で線を引いておくほうが安全です。
データの扱いについては、Notionの公式セキュリティページに方針が案内されています。
Notion AIのAIミーティングノートとリサーチモードの使い方
会議まわりで効くのが、AIミーティングノートです。
公式ヘルプには「会議の文字起こしやミーティングのメモの要約」ができると書かれていました。
議事録づくりで時間を取られているなら、ここから試すのが早いです。
もう1つ、リサーチモードという機能もあります。
公式ヘルプの説明では「プロジェクトに関するレポートを作成したり、仮説を検証」できる、という位置づけでした。
- 会議前…前回の議事録を選んで「未解決の宿題だけ抜き出して」と頼む
- 会議中…AIミーティングノートで記録を任せ、人は話に集中する
- 会議後…「決定事項・担当・期限の3列の表にして」と頼み、そのままタスクにする
この3つ目まで通してはじめて、議事録が「読まれる形」になります。
要約で止めると、長い議事録が少し短くなっただけで終わってしまいます。
Notion AIの画像生成(ベータ版)には回数の上限があります
公式ヘルプには、画像生成がベータ版として案内されていて、図やフローチャートの作成にも使えると書かれていました。
ここは、数字が明記されている数少ない箇所です。
| 項目 | 公式ヘルプに記載されていた内容 |
|---|---|
| 画像生成の上限(24時間) | 10件 |
| 画像生成の上限(30日) | 30件 |
| そのほかの機能の上限 | ビジネスプランとエンタープライズプランにも、特定の機能に使用量の上限が設けられている |
30日で30件という数字は、資料づくりで毎日使うには少なめです。
社内資料の挿絵をすべてNotion AIで賄う、という設計にはしないほうが現実的だと考えています。
逆に、「この説明、図があったら一発で伝わるのに」という場面だけに絞れば、30件でも十分に回ります。
上限のある機能は、上限のある前提で使い道を絞る。これが、いちばん無駄が出ない考え方です。
Notion AIでそのまま使えるコピペ用の指示文5つ
そのままコピーして、【 】の中だけ入れ替えて使えるものを5つ用意しました。
共通しているのは「立場」「目的」「欲しい形」の3つを必ず書いている点です。
【1|雑なメモを社外向けにする】
以下のメモを、【取引先の担当者】に送るメール本文にしてください。
本題を先に書き、依頼事項は箇条書きにしてください。
前置きのあいさつは2行までにしてください。
【2|議事録から宿題だけ抜く】
このページから、決定事項ではなく「未解決の宿題」だけを抜き出してください。
担当者名と期限が書かれていないものは、末尾に「担当未定」と付けてください。
表の形にしてください。
【3|長い資料を読む前に3行にする】
このページの結論だけを3行で書いてください。
数字が出てくる場合は、その数字を必ず残してください。
感想や評価は書かないでください。
【4|データベースを作らせる】
「案件管理」というデータベースを作ってください。
列は、案件名/担当/ステータス(未着手・進行中・完了)/期限/メモ の5つです。
ステータスはセレクト、期限は日付の形式にしてください。
【5|社内向けにやさしく書き直す】
この文章を、【入社1年目の社員】が読んで分かる言葉に書き直してください。
専門用語を使う場合は、初出のときだけ短い説明を入れてください。
文の長さは、1文60字以内にしてください。
3番目の「感想や評価は書かないでください」の1行が、意外なほど効いてきます。
これを入れないと、要約のはずが「重要な資料だと言えるでしょう」のような一文が混ざってきます。
もう1つ、指示文を使い回すときのコツがあります。
よく使う指示文は、Notionの中に「指示文置き場」というページを1枚作って、そこに貼っておくのがおすすめです。
毎回ゼロから書くと、書き方が人によってばらつき、返ってくる文章の質もばらつきます。
チームで使う場合はなおさらで、指示文を共有しておくだけで、出てくるものの粒がそろってきます。
Notion AIの精度を上げるいちばん現実的な方法は、うまくいった指示文を捨てないことです。
Notion AIでうまくいかないときに見直す4か所
思ったものが返ってこないとき、原因はだいたい次の4つのどれかです。
| 症状 | よくある原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 一般論しか返ってこない | 材料になる文章を選んでいない | 元の文章をドラッグで選んでから呼び出す |
| 文章が長すぎる | 分量の指定がない | 「3行で」「300字以内で」と数字で指定する |
| トーンが合わない | 読み手の指定がない | 「取引先の役員向け」など、読み手を1行足す |
| 途中で止まる・使えない | 無料枠の回数を使い切っている | プランの利用状況を確認する |
4つのうち、いちばん多いのは1番目です。
指示だけを書いて、材料を渡していない。この形が、一般論しか返ってこない状態の正体です。
2番目の「数字で指定する」も、覚えておくと毎回の手直しが減ります。
「短く」ではなく「3行で」と書く。それだけで、返ってくる長さが安定します。
4番目に当たったと感じたときは、機能が壊れているわけではなく、単に回数の上限に届いただけということがあります。
Notion AIが向いている仕事・向いていない仕事
Notionの中に置いてある情報を材料にする、という性質があるので、向き不向きがはっきり分かれます。
| 仕事 | 向き | 理由 |
|---|---|---|
| 議事録の要約・宿題の抽出 | 向いている | 材料がNotionの中にそろっている |
| 社内資料の言い換え・翻訳 | 向いている | 元の文章を選ぶだけで指示が済む |
| 散らばった資料の検索 | 向いている | 接続したアプリを横断して探せる |
| データベースの雛形づくり | 向いている | 列の指定まで書けば一発で通る |
| 最新の市況・料金の調査 | 向いていない | 一次情報の確認は人が公式ページで行う前提 |
| 大量の画像づくり | 向いていない | 回数に上限がある(30日で30件) |
「Notionの中にある文章が材料になるか」で切り分けると、ほぼ外しません。
逆に、Notionの外にしか答えがないテーマは、別のAIツールや検索のほうが向いています。
道具を1つに寄せようとすると、かえって手数が増えることがあります。
Notion AIは「自分たちが書いたものを扱わせる道具」だと割り切ると、使い方が一気にはっきりします。
Notion AIを会社で使う前に決めておきたい社内ルール3つ
個人で使うぶんには気楽ですが、チームで使うなら先に線を引いておくほうが安全です。
SlackやGoogleドライブを接続できるということは、社内のやり取りをまとめて検索できる状態にするということでもあります。
- 接続してよいアプリ…どのアプリまでNotionに繋いでよいか。顧客の個人情報を含む場所を外すかどうか
- プランとデータ保持の条件…社内規程でデータの保持方針を問われる場合は、契約前に確認する
- 出てきた文章の確認担当…社外に出す文章は、必ず人が読んでから送る
3つ目を決めていないチームで、AIが書いた文章がそのまま社外に出てしまうのが、いちばん起きやすい失敗です。
逆に、この3つさえ決めておけば、あとは各自が自由に使って問題ありません。
ルールを細かくしすぎると誰も使わなくなるので、最初は3行のメモ程度で十分だと考えています。
詳しい仕様や最新のプラン内容は、Notion AIの公式紹介ページとNotionのヘルプセンターでご確認ください。
Notion AIの使い方でよくある質問
無料プランでもNotion AIを試せますか?
試せます。公式ヘルプに「フリープランとプラスプランのユーザーは、限られた数の無料のAI回答を利用でき、Notion AI機能を試すことができます」と記載されていました。回数の具体的な数字は記載が見当たらなかったため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
日本語で指示しても大丈夫ですか?
日本語のまま指示して問題ありません。公式ヘルプにも、ページの内容を翻訳する機能が案内されています。日本語で書いた指示から英語の文章を作らせる、といった使い方もできます。
入力した内容がAIの学習に使われませんか?
公式ヘルプには、フィードバックについて「お寄せいただいたフィードバックは、Notion AIのトレーニングに使用されることはありませんが、Notionチームに共有されサービス改善のために活用されます」という記載がありました。また、エンタープライズプランにはゼロデータ保持のポリシーが案内されています。社内規程で確認が必要な場合は、契約前に公式のセキュリティ情報をご確認ください。
スマホのアプリからでも使えますか?
使えますが、最初の1回はパソコンの大きい画面で試すほうが、どこに何が出るかを掴みやすいです。慣れてからスマホで呼び出すと、移動中のメモ整理に使えます。
画像は何枚まで作れますか?
公式ヘルプの記載では、画像生成は24時間あたり10件、30日あたり30件という上限が案内されていました。数字は変わる可能性があるため、実際に使う前に公式ページでご確認ください。
出てきた文章をそのまま社外に出してよいですか?
そのままは避けてください。事実関係と数字は、元の資料や公式ページで人が確認してから出すのが安全です。特に金額や期限は、その場で書き換わることがあります。
Notion AIに慣れるまでの最初の3日のすすめ方
最後に、これから初めて触る方向けに、最初の3日の進め方を書いておきます。
- 1日目…すでに自分が書いた文章を選んで、要約と言い換えだけを試す。精度を自分の目で採点できる
- 2日目…直近の議事録を1本渡して、決定事項と宿題を表にさせる
- 3日目…列の名前まで指定して、データベースを1つ作らせる
1日目に「自分が書いた文章」を選ぶのがコツです。
知らないテーマでいきなり試すと、返ってきた文章が正しいのかどうかを判断できません。
自分が採点できる材料で一度当ててみると、どこまで任せてよくて、どこを自分で確かめるべきかの感覚がつかめます。
3日通してみて「使えそうだ」と感じたら、そこで無料枠の上限とプランを見比べればよい、という順番です。
まとめ|Notion AIの使い方は呼び出し方と無料枠の位置を押さえれば十分です
最後に、覚えて帰っていただきたいことをまとめます。
- 呼び出し方はスペースキー/テキスト選択/Shift+cmd/ctrl+Jの3つ
- フリー・プラスでも限られた回数のAI回答を試せる(公式ヘルプの記載)
- 本格利用はビジネス以上。料金ページの表示はUSDで、税の表記は見当たらなかった
- エージェントに頼むときは列の名前まで指定する
- 画像生成は24時間10件・30日30件の上限がある
Notion AIは、外から情報を持ってくる道具ではなく、自分たちが書いたものを扱う道具です。
だからこそ、Notionの中に情報が溜まっているチームほど効いてきます。
まずは無料の範囲で、自分が書いた文章を1本だけ選んで要約させてみてください。そこで手応えがあれば、あとは使う場面が自然に増えていきます。
ここまで読んで「AIを仕事にどう組み込むかを、もう少し体系立てて知りたい」と感じた方もいると思います。
その場合は、自分専属AI育成ウェブセミナーのような、手を動かしながら学ぶ形の講座を一度のぞいてみるのも手です。
この記事の内容は2026年9月4日に公式ヘルプと公式の料金ページで確認したものです。仕様や金額は変わりますので、最新の情報は公式ページでご確認ください。


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