
業務の自動化にZapierを使いたいけれど、プラン表を開いたら金額が「◯◯ドルから」としか書かれておらず、自分がいくら払うことになるのか読み取れない。
そう感じている方に向けて、Zapierの公式料金ページと公式ヘルプに書かれている内容だけを整理しました。
この記事の情報は2026年9月8日時点のものです。
金額も条件も変わりますので、最新の内容は必ずZapier公式の料金ページでご確認ください。
なお、Zapierの料金は「プラン名」だけでは決まらず、選んだタスク数のティアで変わる仕組みになっています。
【結論】Zapierの料金は無料の0ドルとProfessionalの月19.99ドルからの2段で決まる
結論から書きます。
Zapierの一般向けプランは、無料のFree、Professional、Team、Enterpriseの4段です。
公式の料金ページに表示されている金額は、Freeが月0ドル、Professionalが月19.99ドルから、Teamが月69ドルからです。
Enterpriseだけは金額が出ておらず、問い合わせでの見積もりとなっています。
「から」と書かれているのは、同じプランの中でも選ぶタスク数によって金額が上がるためです。
つまりZapierの料金は、プランを選ぶ工程と、月に何タスク必要かを選ぶ工程の、2段構えで決まります。
同じ金額はZapier公式の日本語版の料金ページにも日本語で掲載されており、表示は「19.99ドル/月」「69ドル/月」とドル建てのままです。
- Zapier公式の料金ページ(プラン名・金額・機能比較表)
- Zapier公式のタスク消費レートのページ(1タスクの数え方)
- Zapier公式ヘルプセンター(タスク計測と従量課金の解説)
Zapierの料金プランを一覧で比較する
公式の料金ページに載っている4プランを、金額と位置づけで並べます。
| プラン | 公式表示の金額 | 主な位置づけ |
|---|---|---|
| Free | 月0ドル(Free forever) | 月100タスクまで。2ステップのZapワークフロー |
| Professional | 月19.99ドルから | マルチステップ・プレミアムアプリ無制限・ウェブフック |
| Team | 月69ドルから | 25ユーザー・共有フォルダ・SAML SSO・優先サポート |
| Enterprise | 問い合わせ | ユーザー数無制限・高度な管理権限・年間タスク上限 |
表の金額はすべて米ドルで、日本円ではありません。
公式の料金ページには通貨の切り替えがあり、日本円(JPY)を含む19通貨が選べるようになっています。
公式は税の扱いを明記していないため、この記事では税抜表示とみて見積もる前提で読んでください。
実際の請求額には、居住国に応じた税が別途加わる可能性があります。
Zapierの無料プランは月100タスクまで使える
公式の料金ページによると、Freeプランには月100タスクが含まれます。
含まれるのは、Zapワークフロー・Tables・Formsの3つで、いずれも作れる数そのものは無制限です。
ただしFreeで作れるZapワークフローは「2ステップ」まで=トリガー1つとアクション1つの構成に限られます。
3つ以上のアプリをつなぐ多段の自動化は、Professional以上のマルチステップが必要です。
もうひとつ効いてくるのが、新しいデータを取りに行く間隔です。
公式の機能比較表では、ポーリング間隔がFree 15分・Professional 2分・Team 1分・Enterprise 1分と書かれています。
「無料でも動くが、反応が15分遅れる」という設計だと理解しておくと、後の判断が早くなります。
Tablesのレコード数も、Freeは1アカウント2,500件、Professionalは100,000件、Teamは500,000件と段が付いています。
Zapierを実際に触る手順はZapierの使い方の記事にまとめています。
Zapierの料金はタスク数のティアで階段状に上がる
Zapierの料金ページでいちばん重要なのが、金額表示の上にあるタスク数のスライダーです。
プランを選ぶ前に「月に何タスク必要か」を選ぶ設計になっています。
公式の選択肢として並んでいるティアは次のとおりです。
- 100タスク/月(Freeに含まれる枠)
- 750タスク/月・1.5Kタスク/月・2Kタスク/月
- 5Kタスク/月・10Kタスク/月・20Kタスク/月
- 50Kタスク/月・100Kタスク/月・200Kタスク/月
- 300K・400K・500K・750Kタスク/月
- 1M・1.5M・1.75M・2Mタスク/月、およびカスタムのタスク上限
公式は「タスクティアが上がるほど1タスクあたりの単価は下がる」と説明しています。
そのため、月19.99ドルという表示はProfessionalの最小ティアの金額であり、必要なタスクが増えれば同じProfessionalでも金額は上がります。
なお公式の注記には、ライブチャットのサポートは「Professionalの2,000タスクティア以上」で付くと書かれています。
料金だけでなくサポートの範囲もティアで変わる点は、見落としやすいところです。
Zapierの料金を左右する「1タスク」の数え方
料金がタスク数で決まる以上、何がタスクとして数えられるかを先に押さえる必要があります。
公式ヘルプの説明では、タスクが消費されるのはZapがデータを移す、またはアクションを完了させたときです。
トリガー(きっかけ)と、新しいデータを取りに行くポーリングは、タスクとして数えられません。
Zapier公式のタスク消費レートのページには、種類ごとの消費レートが表で示されています。
| ステップの種類 | 消費するタスク数 |
|---|---|
| 標準ステップ(アプリのトリガー・アクション) | 1ステップにつき1タスク |
| Zapier内蔵ツール(Formatter・Paths・Filters・Delay・Looping・Sub-Zaps・Digests・Zapier Manager・Storage・Tables・Forms) | 0タスク |
| Lead Router | 1ステップにつき5タスク |
| Code by Zapier のコードステップ | 1ステップにつき1タスク |
| コードの延長実行時間 | プラン付与分を超えた30秒ごとに1タスク |
| Zapier MCP のツールコール | 1コールにつき2タスク |
| AI by Zapier(Standardモデル) | 1タスク |
| AI by Zapier(Advancedモデル) | 3タスク |
| AI by Zapier(Premiumモデル) | 5タスク |
フィルターや整形といった内蔵ツールが0タスクなのは、見積もりの上で大きく響きます。
条件分岐を増やしても、そこ自体では課金対象が増えないという設計だからです。
逆に、高性能なAIモデルを使うステップは1回で5タスクを消費します。
同じ1,000タスクでも、単純なアプリ連携なら1,000ステップ動きますが、Premiumモデルを挟むと200ステップで使い切る計算になります。
詳しい定義はZapier公式ヘルプのタスク計測の解説に書かれています。
AIを組み込む前提で見積もるなら、AIエージェントとはの記事もあわせて読むと役割の違いが整理できます。
ZapierのProfessionalプランが月19.99ドルからになる理由
Professionalは、Zapierの機能を一通り解放する最初の有料プランです。
公式が主な機能として挙げているのは次の6点です。
- マルチステップのZapワークフロー
- プレミアムアプリの無制限利用
- ウェブフック
- メールとライブチャットでのサポート
- AIフィールド
- 条件付きフォームロジック
Freeとの一番大きな差は、2ステップの制限が外れてマルチステップになることです。
業務の自動化は「受け取る→加工する→書き込む→通知する」と3つ以上の工程になることが多く、そこでFreeの上限に当たります。
シート数も1で、Professionalは個人が1人で使うプランという位置づけです。
コードステップの実行時間も、Freeの1秒からProfessionalは30秒に伸びます。
外部APIを叩くような重い処理を挟むなら、この差は無視できません。
ZapierのTeamプランは月69ドルからで25ユーザー
Teamは、複数人で同じ自動化を管理するためのプランです。
公式が挙げている主な機能は、25ユーザー、共有のZapワークフローとフォルダ、共有のアプリ連携、SAML SSO、優先サポートです。
シート数が1から25に増える点が、Professionalとの決定的な違いです。
Professionalを人数分契約すると1人あたり19.99ドルからが積み上がるため、人数が増えるほどTeamの方が管理も費用も見通しが立ちます。
ポーリング間隔も1分に短縮され、Tablesのレコードは1アカウント500,000件まで扱えます。
アプリの接続情報をチーム内で共有できるので、担当者が変わっても自動化が止まりません。
個人の作業効率ではなく、部署の運用として自動化を置くならTeamが基準になります。
ZapierのEnterpriseプランの料金は問い合わせ
Enterpriseの金額は、公式の料金ページに掲載されていません。
表示は「Contact for pricing」=営業への問い合わせによる個別見積もりです。
公式が挙げている主な機能は次のとおりです。
- ユーザー数無制限
- 高度な管理者権限とアプリのアクセス制御
- 高度なデプロイオプション
- 年間でのタスク上限(月ごとではなく年でならす)
- 可観測性(オブザーバビリティ)
- テクニカルアカウントマネージャー
- 画面共有に対応した優先サポート
「年間でのタスク上限」は、月ごとの繁閑差が大きい業務では効いてくる項目です。
月単位の上限だと繁忙月だけ超過してしまうケースを、年でならして吸収できるためです。
コードステップの実行時間も、Enterpriseは1ステップあたり2分まで伸びます。
Zapierの料金でつまずくのはタスク上限を超えたとき
見積もりで一番外しやすいのが、想定より多くタスクを消費した月の扱いです。
公式ヘルプの説明では、上限に近づいた時点と到達した時点の2回、メールで通知が届きます。
そこから先の動きは「従量課金(pay-per-task)を有効にしているか」で分かれます。
| 従量課金の設定 | 上限に達したときの挙動 |
|---|---|
| オン | 追加のタスクは基本料金より高い単価で課金され、Zapは動き続ける |
| オフ | Zapワークフローは次の利用期間の開始まで一時停止する |
従量課金の単価は、契約分のタスクより高い単価だと公式が明記しています。
止まっては困る業務なら従量課金をオンに、費用を固定したいならオフにして上位ティアへ移す、という選び方になります。
従量課金をオンにしている場合も、プランの最大タスク上限に達すればZapは停止します。
詳しい条件はZapier公式ヘルプの従量課金の解説に書かれています。
Zapierの年払いは33%割引になる
公式の料金ページには、支払い方法の切り替えが用意されています。
表示は「Pay monthly(月払い)」と「Pay yearly(Save 33%)」の2択です。
日本語版の料金ページでも「年払い(33%割引)」と表記されています。
つまり、同じティアでも年払いを選べば実質的な月額が下がる設計です。
公式は「年払いにコミットすると月額が下がる」と説明しています。
Enterpriseについては、営業と話すことでさらに深い割引にアクセスできるとも書かれています。
使う量が読めている業務なら年払い、まだ量が読めないなら月払いで様子を見る、という順番が無難です。
Zapierのアドオン(Agents・Chatbots)の料金は本体と別
料金ページには、本体プランとは別のタブでアドオンの金額が並んでいます。
Zapier Agentsの公式表示は次のとおりです。
- Agents Free=無料。月400アクティビティまで
- Agents Pro=年額400ドル(月あたり33.33ドル)。月1,500アクティビティまで
- Agents Enterprise=問い合わせ。アクティビティ数はカスタム
Zapier公式は、アクティビティを「エージェントが行動やチャットで取るアクション、ウェブの閲覧、添付ナレッジの参照」と定義しています。
Zapier Chatbotsの公式表示は次のとおりです。
- Chatbots Free=無料。チャットボット2つまで
- Chatbots Pro=年額160ドル(月あたり13.33ドル)。チャットボット5つ、ナレッジソースは各10件
- Chatbots Advanced=年額800ドル(月あたり66.67ドル)。チャットボット20つまで、ナレッジソースは各20件、Zapierロゴの非表示
AgentsとChatbotsの上位プランは、公式ページ上で年額での請求として表示されています。
月額の数字は年額を12で割った表示が公式側に併記されているもので、月ごとに解約できる契約とは限りません。
Team契約の場合、Agentsのアクティビティはチームで1つのプールを共有すると公式に書かれています。
Zapierの料金を自分で見積もる4つの手順
ここまでの材料を、実際の見積もりの順番に並べ直します。
- 自動化したい業務を1本書き出し、トリガーを除いたアクションの数を数える
- そのZapが1か月に何回動くかを見積もり、アクション数を掛けてタスク数を出す
- 内蔵ツール(Filter・Formatter・Paths・Delay など)は0タスクなので引く。AIステップは1回1〜5タスクとして足す
- 出てきた合計を、公式のタスクティア(750・1.5K・2K・5K…)に当てはめて、必要なプランと金額を読む
3ステップのZapが1日10回動くなら、月のタスクは概算で600前後です。
この規模ならFreeの100タスクでは足りず、Professionalの750タスクティアが最初の候補になります。
逆に、月100タスク未満で収まる小さな自動化だけならFreeのままで運用できます。
Zapierは9,000以上のアプリと連携できると公式が案内しているので、まず1本作って実際の消費量を見るのが確実です。
競合ツールの費用感と並べたい場合は、Makeの使い方の記事も参考になります。
Zapierの料金についてよくある質問
Zapierは無料でも使えますか。
公式の料金ページによると、Freeプランは月0ドルで月100タスクまで利用できます。Zapワークフロー・Tables・Formsが含まれますが、Zapワークフローは2ステップまでという制限があります。
Zapierの一番安い有料プランはいくらですか。
2026年9月8日時点の公式表示では、Professionalが月19.99ドルからです。これは最小のタスクティアの金額で、必要なタスク数を増やすと同じProfessionalでも金額は上がります。
表示されている金額は税込ですか。
公式の料金ページには税の扱いが明記されていません。この記事では税抜表示とみて見積もる前提で整理しています。実際の請求額は公式の申し込み画面でご確認ください。
タスクは何をしたときに消費されますか。
公式ヘルプによると、Zapがデータを移すかアクションを完了させたときに消費されます。トリガーと、新しいデータを取りに行くポーリングはタスクとして数えられません。
タスクの上限を超えたらどうなりますか。
従量課金をオンにしている場合は、基本料金より高い単価で課金され、Zapは動き続けます。オフの場合は次の利用期間が始まるまでZapワークフローが一時停止します。
年払いにするとどれくらい安くなりますか。
公式の料金ページには「Pay yearly(Save 33%)」、日本語版には「年払い(33%割引)」と表示されています。具体的な差額は選ぶティアによって変わります。
Zapierの料金のまとめ
Zapierの料金を読み解く鍵は、金額そのものではなくタスクという単位にあります。
プランは無料のFree・月19.99ドルからのProfessional・月69ドルからのTeam・問い合わせのEnterpriseの4段です。
そのうえで、月に何タスク必要かを選ぶと最終的な金額が決まります。
1タスクの数え方は公式のタスク消費レートのページに表で公開されており、内蔵ツールは0タスク、AIステップは1〜5タスクです。
まずFreeで1本作り、実際に消費されたタスク数を見てからティアを決めるのが、いちばん外れにくい進め方です。
困ったときの一次情報はZapier公式ヘルプセンターに集まっています。
この記事の内容は2026年9月8日に公式サイト・公式ドキュメントで確認したものです。料金や仕様は変わりますので、最新の情報は公式ページでご確認ください。


コメント