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Midjourneyとは?画像生成の仕組みと商用利用の範囲を公式情報で整理

Midjourneyとは?画像生成の仕組みと商用利用の範囲を公式情報で整理

画像生成AIの話題でMidjourneyという名前を何度も見かけるけれど、結局どういうツールなのかがつかめない。

そう感じている方に向けて、Midjourneyの公式ドキュメントと利用規約に書かれている内容だけを整理しました。

この記事の情報は2026年9月8日時点のものです。

参照した利用規約は、発効日が2026年5月27日と記載されている版です。

最新の内容はMidjourney公式ドキュメントでご確認ください。

目次

【結論】Midjourneyはテキストから画像と動画を作る月額制のAIサービス

結論から書きます。

Midjourneyは、文章(プロンプト)を入力すると、それに合う画像や動画を生成してくれるAIサービスです。

公式のはじめ方ガイドでは、midjourney.com のCreateページを開き、上部のImagineバーに作りたいものを打ち込んでEnterを押すと、1回の指示で4枚の画像が生成されると説明されています。

もともとはDiscord上のボットとして始まったサービスで、現在はウェブサイト上でも同じことができます。

そしてもうひとつ、押さえておきたい前提があります。

Midjourneyには、DiscordでもWebサイトでも無料トライアルが用意されていません(公式の Free Trials ページの記載)。

つまり、触ってみるところから有料の契約が必要になるツールです。

Midjourneyを1行で言うと
文章を書くと4枚の画像が返ってくる、月額制の画像・動画生成サービス。無料枠は用意されておらず、生成量は「GPU時間」という単位で管理されている。

Midjourneyの4つのプランを一覧で比較する

公式の Comparing Midjourney Plans ページには、Basic・Standard・Pro・Megaの4段階が掲載されています。

プラン月払い年払い(1か月あたり)Fast GPU時間Relaxモード
Basic10ドル96ドル(8ドル)月3.3時間(200分)なし
Standard30ドル288ドル(24ドル)月15時間画像は無制限
Pro60ドル576ドル(48ドル)月30時間画像とSD動画が無制限
Mega120ドル1,152ドル(96ドル)月60時間画像とSD動画が無制限

金額はいずれも米ドル建てで、年払いにすると20%割引になり、1年分を前払いすると明記されています。

公式は税の扱いを明記していないため、税抜表示とみて見積もるのが安全です。

日本から契約する場合は、決済時に為替と消費税の扱いが乗る前提で考えてください。

なおFast GPU時間を使い切ったあとは、1時間あたり4ドルで追加購入できると記載されています(全プラン共通)。

詳細は公式のプラン比較ページに一覧で載っています。

Midjourneyの仕組みは「プロンプト」と「GPU時間」の2つでできている

Midjourneyを理解するうえで押さえる要素は2つだけです。

1つ目がプロンプト=何を作りたいかを伝える文章です。

2つ目がGPU時間=生成にかかった計算時間を測る単位です。

公式のプロンプト解説では、Midjourneyへの指示は3つの要素で組み立てると説明されています。

  • テキストプロンプト=見たいものを言葉で書く部分
  • イメージプロンプト=画像を添えて、内容・構図・色味・作風を寄せる部分
  • パラメータ=縦横比などを指定する設定。プロンプトの末尾に置く

公式は「長い箇条書きや細かすぎる指示は処理を混乱させる」として、短く簡潔なプロンプトのほうが良い画像になりやすいと書いています。

言葉選びについても具体的な指示があり、「big」ではなく「huge」「gigantic」のようにより具体的な同義語を選ぶことがすすめられています。

「cats」のような複数形は曖昧なので「three cats」と数を指定する、という助言も載っています。

さらに「no cake」のような否定形は避け、欲しくないものではなく欲しいものを書くよう案内されています。

プロンプトの原則は公式のPrompt Basicsにまとまっています。

生成AIの前提そのものを整理したい方は、生成AIとは何かを整理した記事も合わせてご覧ください。

Midjourneyでできることを機能ごとに整理する

公式のはじめ方ガイドに列挙されている機能を、目的別に並べ替えます。

  • テキストから画像を生成する(1回の指示で4枚)
  • 生成した画像を動画に変換する(Video機能)
  • アップスケール・バリエーション・Zoom Out・Panで作った画像を作り込む
  • Editorで、画像と文章の指示を組み合わせて修正する
  • スタイルリファレンスで、別の画像の雰囲気に寄せる
  • ムードボードとPersonalizationプロファイルで、自分の好みを学習させる
  • Organizeページでフォルダ分け・並べ替え・ダウンロードをする

特徴的なのがDraftモードです。

公式のDraftモード解説によると、V8.1とV8.2でDraftモードを使うと、1回のプロンプトで512×512ピクセルの画像が24枚まとめて生成され、消費GPU時間は0.4分と記載されています。

通常のSD画像が0.8分、HD画像が1.3分なので、試作の段階だけコストを半分に落とせる設計です。

なおDraftモードのV8.1・V8.2版は midjourney.com のみの提供で、Discordでは使えないと明記されています。

Midjourneyのバージョンは2026年9月時点でV8.2が既定

Midjourneyは「バージョン」という形でモデルが切り替わります。

公式のVersionページには、現在の既定バージョンはV8.2と記載されています。

バージョン公式が記載している日付公式が挙げている特徴
V8.22026年7月24日に既定として公開見た目の質とPersonalizationを強化。Edit Modelを搭載
V8.12026年4月14日公開(6月10日〜7月23日が既定)標準ジョブが従来比で約4〜5倍速い。2KのHD画像に対応
V8.02026年3月17日にアルファ公開2026年7月24日で提供終了。生成済み画像はギャラリーに残る

バージョンの指定は、プロンプトの末尾に --v と数字を付けるか、設定パネルで既定値を選ぶ形です。

V8.1で追加されたHD画像はアップスケールなしで2K解像度を生成でき、消費GPU時間は1.3分と書かれています。

一方で、HD画像にPan・Zoom Out・Edit/Vary RegionといったツールをかけるとSDに縮小される、という注意も併記されています。

バージョンごとの対応表は公式のVersionページで確認できます。

Midjourneyでできないこと・規約で禁じられていること

「とは」を理解するには、できないことを押さえるほうが早い場面があります。

利用規約の第1条には、次の禁止事項が並んでいます。

  • 競合する製品やサービスの開発・提供を目的とした利用
  • サービスや生成物のリバースエンジニアリング
  • 自動化ツールを使ってサービスにアクセスし、生成物を作ること
  • サービスやアクセス権の再販・再配布
  • 1つのアカウントを複数人で使うこと(1人1アカウント)
  • 他者の著作権・特許・商標を侵害する目的での利用

APIを叩いて自動で回す使い方は、規約の文面では認められていません

年齢についても、13歳以上であることと、居住国のデジタル同意年齢を満たしていることが条件と記載されています。

品質面の但し書きも率直です。

規約にはサービスの品質・安定性・稼働率・信頼性について何の保証もしないと明記され、生成物は現状有姿(AS IS)で提供されると書かれています。

さらに、著作権の相談についてはMidjourneyは著作権に関する助言を提供できないとヘルプに明記されており、法律の判断は各自で専門家に確認する前提になっています。

Midjourneyの商用利用は「年商100万ドル」が分かれ目

ここが実務でいちばん効く条件です。

公式の Using Images & Videos Commercially ページには、作った画像と動画はすべて自分のもので、サブスクリプションを解約したあとも所有権は続くと書かれています。

そのうえで、例外が2つ挙げられています。

  1. 他人が作った画像をアップスケールした場合、その画像は元の作者のものであり、使うには許可が必要
  2. 年間の総収入が100万米ドルを超える企業に属している場合、その企業の業務で商用利用するにはProプランまたはMegaプランの契約が必要

利用規約の第4条にも同じ趣旨が書かれており、年商100万米ドル超の企業とその従業員は、ProまたはMegaに加入していないと生成物を所有できないと記載されています。

裏を返すと、個人や小規模な事業者であれば、Basicプランで作ったものも商用に使える建て付けです。

プラン比較表の脚注にも「一度でも課金したことがあれば、生成物をほぼ自由に使える」と書かれています。

ただし著作権として保護されるかどうかは別の問題であり、そこは各国の法制度と裁判例の領域になります。

条文そのものは公式の商用利用ページ利用規約で確認できます。

Midjourneyに渡している権利と、作品が公開される既定値

見落とされやすいのが、利用者側がMidjourneyに与えているライセンスです。

利用規約の第4条には、入力した内容と生成物について永続的・世界的・非独占的・再許諾可能・無償・撤回不能の著作権ライセンスをMidjourneyに与えると書かれています。

このライセンスは、契約が終了したあとも存続すると明記されています。

公開範囲の既定値についても、はっきり書かれています。

規約には既定では自分のコンテンツは公開され、他の利用者がリミックスできる状態になるとあります。

これを止める仕組みがStealthモードです。

項目既定(Basic・Standard)Stealthモード(Pro・Mega)
生成物の公開公開され、他者がリミックスできる公開しないよう最大限努力すると規約に記載
利用できるプラン全プランProプランとMegaプランのみ
Discordの共有部屋同室の全員が見られる同室の全員が見られる(Stealthでも同じ)

表の3行目は特に注意が要る点で、規約にはDiscordのチャットルームなど共有空間で作ったものは、Stealthモードでも同室者から見えると明記されています。

仕事の企画段階の画像を扱うなら、プランの選択そのものが秘密保持の設計に直結します。

Midjourneyと他の画像生成AIとの違いをどこで見るか

比較の軸を、公式情報から取れる項目だけで挙げます。

  • 課金の単位=Midjourneyは「GPU時間」。1枚いくらではなく、計算時間の枠を月ごとに買う形
  • 無料枠=Discordとウェブサイトには無料トライアルがない
  • 公開の既定値=既定では公開・リミックス可。非公開はProプラン以上
  • 入り口=ウェブのCreateページとDiscordの両方が使える
  • 自動化=規約で自動化ツールによる生成が禁じられている

この5点は、他の画像生成ツールを検討するときにそのまま質問リストとして使えます

たとえば「1枚あたりいくらか」で比べようとすると、Midjourneyだけ単位が合いません。

Midjourneyは同時に走らせられるジョブ数と、Relaxモードで無制限に回せるかどうかがプランの差になっているためです。

Basicは同時3件、Standardは同時3件、ProとMegaは同時12件(Relaxなら3件)と公式表に記載されています。

料金体系が違うツールを並べるときは、別方式の画像生成AIの料金をまとめた記事と見比べると差が見えやすくなります。

実際の操作手順を知りたい方はMidjourneyの使い方をまとめた記事をご覧ください。

Midjourneyの無料トライアルと法人契約の扱い

無料で試したい、という要望への公式の回答は明快です。

Free Trials ページには、niji・journeyのiOS/Androidアプリに限定的な体験版があるものの、Discordとmidjourney.comには無料トライアルがないと書かれています。

法人での導入についても、専用ページに条件が並んでいます。

  • 非営利団体や教育機関を含め、組織向けの割引や無料プランは提供していない
  • 年間契約のProまたはMegaが50件以上必要な場合に限り、一括請求の相談に応じる
  • 一括請求でも、通常の年間プラン価格を超える追加割引はない
  • 座席管理・管理者機能・SSOログインは提供していない
  • 各アカウントは、組織のドメイン配下の別々のメールアドレスで作成する必要がある

SSOと座席管理が無いという点は、社内導入を考えるときの実務上の分岐点になります。

この条件は公式のGroup Plans & Corporate Billingページに記載されています。

Midjourneyについてよくある質問

Midjourneyは無料で使えますか。

公式の Free Trials ページには、niji・journeyのiOS/Androidアプリに限定的な体験版があるものの、Discordとmidjourney.comには無料トライアルがないと記載されています。2026年9月8日時点では、ウェブで使うには有料プランの契約が必要です。

Midjourneyで作った画像は自分のものになりますか。

公式の商用利用ページには、作った画像と動画はすべて自分のもので、解約後も所有権は続くと書かれています。ただし他人の画像をアップスケールしたものは元の作者のものであること、年商100万米ドル超の企業での商用利用にはProまたはMegaが必要であることが例外として挙げられています。

Midjourneyの画像は勝手に公開されますか。

利用規約には、既定では自分のコンテンツが公開され、他の利用者がリミックスできる状態になると記載されています。非公開にするStealthモードはProプランとMegaプランでのみ利用でき、それでもDiscordの共有部屋で作ったものは同室者から見えると明記されています。

Midjourneyのプランはどれを選べばよいですか。

公式表では、Relaxモードで画像を無制限に生成できるのがStandard以上、動画も無制限になるのがPro以上、非公開にできるのがPro以上と整理されています。生成量と公開範囲のどちらを重視するかで分かれるため、まずは自分がどちらを必要とするかを決めるのが近道です。

MidjourneyをAPIで自動化できますか。

利用規約には、自動化ツールを使ってサービスにアクセスし、やり取りし、生成物を作ってはならないと記載されています。2026年9月8日時点の規約の文面では、自動化を前提にした運用は想定されていません。

Midjourneyのバージョンはどれが最新ですか。

公式のVersionページには、現在の既定バージョンがV8.2であると記載されています。V8.2は2026年7月24日に既定として公開され、見た目の質とPersonalizationの強化、そしてEdit Modelの搭載が特徴として挙げられています。

Midjourneyのまとめ

ここまでの内容を、判断に使える形で並べ直します。

  • Midjourneyは、文章から画像と動画を作る月額制のAIサービス。1回の指示で4枚が生成される
  • プランはBasic・Standard・Pro・Megaの4段階。月払いで10・30・60・120ドル、年払いは20%割引
  • 課金の単位は「GPU時間」。使い切ったら1時間4ドルで追加購入できる
  • 既定バージョンはV8.2。Draftモードなら1回で24枚を0.4分のGPU時間で試作できる
  • 商用利用は原則自由。ただし年商100万米ドル超の企業はProまたはMegaが必要
  • 既定では生成物が公開・リミックス可。非公開にできるのはProプラン以上
  • 無料トライアルはniji・journeyアプリのみ。SSOや座席管理は提供されていない

読み終えて最初にやることは、自分が「年商100万米ドル超の企業に属しているか」と「生成物を非公開にする必要があるか」の2つを確認することです。

この2つでプランがほぼ決まります。

そのうえで、Relaxモードを使うかどうかで生成量の上限が変わります。

この記事の内容は2026年9月8日に公式サイト・公式ドキュメントで確認したものです。料金や仕様は変わりますので、最新の情報は公式ページでご確認ください。

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