
業務の自動化ツールとしてMakeを検討したものの、料金表に並ぶ「クレジット」という単位が分からず、月にいくら払うことになるのか見当がつかない。
そう感じている方に向けて、Makeの公式料金ページと公式ヘルプに書かれている内容だけを整理しました。
この記事の情報は2026年9月8日時点のものです。
金額も条件も変わりますので、最新の内容は必ずMake公式の料金ページでご確認ください。
先に要点だけ言うと、Makeの料金は「プラン」と「月に使うクレジット数」の掛け算で決まります。
【結論】Makeの料金は無料の0ドルと有料のCore月12ドルからの2段で決まる
結論から書きます。
Makeのプランは、無料のFree、Core、Pro、Teams、Enterpriseの5段です。
公式の料金ページに表示されている金額は、Freeが月0ドル、Coreが月12ドル、Proが月21ドル、Teamsが月38ドルです。
この3つの金額には「月10,000クレジット分の価格」という但し書きが付いています。
つまり有料プランの金額は固定ではなく、月に必要なクレジット数を増やすと同じプランでも上がります。
Enterpriseだけは金額が出ておらず、問い合わせによる個別見積もり(Custom pricing)です。
公式は税の扱いを明記していないため、この記事では税抜表示とみて見積もる前提で読んでください。
- Make公式の料金ページ(プラン名・金額・比較表・FAQ)
- Make公式ヘルプのクレジットの解説(クレジットの定義と使い切ったときの選択肢)
- Make公式ヘルプのオペレーションの解説(オペレーションの定義)
Makeの料金プランを一覧で比較する
公式の料金ページに載っている5プランを、金額と位置づけで並べます。
| プラン | 公式表示の金額 | 主な位置づけ |
|---|---|---|
| Free | 月0ドル | 月1,000クレジット。アクティブなシナリオは2本まで |
| Core | 月12ドル(10,000クレジットの場合) | シナリオ数の上限が外れる最初の有料プラン |
| Pro | 月21ドル(10,000クレジットの場合) | 実行ログの全文検索・シナリオの優先実行 |
| Teams | 月38ドル(10,000クレジットの場合) | チームとロール・シナリオテンプレートの共有 |
| Enterprise | 問い合わせ(Custom pricing) | カスタム関数・24時間365日サポート・超過保護 |
表の金額はすべて米ドルで、日本円ではありません。
また、いずれの金額も「月10,000クレジット」を選んだときの価格である点に注意してください。
公式は連携できるアプリを「3,000以上の標準アプリ」と案内しています。
Makeの無料プランは月1,000クレジット・シナリオ2本まで
公式の料金ページによると、Freeプランには月1,000クレジットが含まれます。
公式が挙げているFreeの内容は次のとおりです。
- 月1,000クレジット
- ノーコードのビジュアルワークフロービルダー
- 3,000以上のアプリ連携
- ルーターとフィルター
- カスタマーサポート
- 実行間隔は最短15分
Freeでいちばん強く効いてくる制限は、同時に動かせるアクティブなシナリオが2本までという点です。
シナリオを作ること自体は制限されていませんが、常時オンにできる本数が2本に絞られます。
さらに1回のシナリオ実行にかけられる時間も、Freeは最長5分です。
有料プランではこの上限が40分に伸びるため、重い処理を含む自動化はFreeでは途中で切れる可能性があります。
実際の画面での組み立て方はMakeの使い方の記事にまとめています。
Makeの料金の単位「クレジット」とオペレーションの関係
Makeの料金を読むうえで避けて通れないのが、クレジットとオペレーションという2つの言葉です。
Make公式ヘルプのクレジットの解説では、クレジットを「購入して消費する通貨」にあたるものとして説明しています。
一方のMake公式ヘルプのオペレーションの解説では、オペレーションを「データを処理する、または新しいデータを確認するためのモジュールの1回の実行」と定義しています。
公式は、非AIのアプリと第三者のAIアプリについて「1オペレーション=1クレジット」と記載しています。
つまり通常のアプリ連携なら、モジュールが1回動くごとに1クレジットが減ります。
ただし1クレジットを超えて消費する機能には、公式側で専用のタグが付けられています。
公式が挙げている例では、Make AI Content Extractorは1オペレーションあたり2クレジットまたは10クレジットを消費します。
料金ページのFAQにも「シナリオ内のモジュールがアクションを実行するたびにクレジットを消費する」と書かれています。
なお公式ヘルプは、ルーターやエラーハンドラーのようにクレジットを消費しないモジュールがあることも示しています。
MakeのCoreプランは月12ドルから
Coreは、Makeの制限を最初に外す有料プランです。
公式表示は「月12ドル(10,000クレジット分の価格)」です。
Freeとの差は、金額よりも運用上の制限の外れ方に出ます。
| 項目 | Free | Core |
|---|---|---|
| 月のクレジット | 1,000 | 10,000から |
| アクティブなシナリオ数 | 2本 | 無制限 |
| 最短の実行間隔 | 15分 | 1分 |
| 1回の最大実行時間 | 5分 | 40分 |
| データ転送量 | 512MB | 5GB |
| 実行ログの保存期間 | 7日 | 30日 |
アクティブなシナリオが無制限になる点が、Coreを選ぶ最大の理由です。
自動化したい業務が3つ以上ある時点で、Freeの2本という枠には収まりません。
実行間隔が15分から1分に縮まることも、通知や問い合わせ対応の自動化では体感が変わる部分です。
MakeのProプランは月21ドルからで実行ログの全文検索が付く
Proの公式表示は「月21ドル(10,000クレジット分の価格)」です。
Coreとの差額は同じクレジット数で月9ドルです。
公式の比較表でProから使えるようになるのは、実行ログの全文検索とシナリオの優先実行です。
実行ログの全文検索は、自動化が失敗したときに原因を探す作業を短くするための機能です。
シナリオの数が増えるほど、ログを追う時間そのものが運用コストになります。
優先実行は、混雑時にどのシナリオから処理されるかの順番に関わる項目です。
動かすシナリオが増えて「止まったときにすぐ原因を知りたい」段階になったら、Proが候補になります。
MakeのTeamsプランは月38ドルからでチームとロールが使える
Teamsの公式表示は「月38ドル(10,000クレジット分の価格)」です。
公式の比較表でTeamsから使えるようになるのは、チームとチームロール、そしてシナリオテンプレートの作成と共有です。
チームロールは、誰がシナリオを編集でき、誰が閲覧だけできるかを分ける仕組みです。
自動化を1人で抱えず、部署の資産として置くための機能がここから解放されます。
シナリオテンプレートの共有は、同じ型の自動化を横展開するときに効果が出ます。
担当者が変わると自動化が止まる、という事故を避けたいならTeamsが基準になります。
MakeのEnterpriseプランの料金は問い合わせ
Enterpriseの金額は、公式の料金ページに掲載されていません。
表示は「Custom pricing」=営業への問い合わせによる個別見積もりです。
公式が挙げているEnterprise向けの内容は次のとおりです。
- カスタム関数のサポート
- エンタープライズ向けのアプリ連携
- 24時間365日のエンタープライズサポート
- Value Engineeringチームへのアクセス
- 超過保護(オーバーエイジプロテクション)
- 高度なセキュリティ機能とカスタムロール
- 実行ログの保存期間は60日
料金の観点で目を引くのは「超過保護」です。
クレジットを使い切ったときに自動化が止まる、あるいは想定外の追加費用が出る、という2つのリスクを契約側で吸収する項目だからです。
Makeの料金はクレジット数のティアで階段状に上がる
公式の料金ページには、金額表示の近くにクレジット数を選ぶスライダーがあります。
公式に並んでいるティアは、10k・20k・40k・80k・150k・300k・500k・750k・1M・1.5M・2M・2.5M・3M・4M・5M・6M・7M・8M・8M以上です。
有料プランの表示金額はすべて10kを選んだときの価格なので、20kを選べば金額は上がります。
料金を比べるときは、必ず同じクレジット数のティアで並べてください。
プラン名だけを見て「Coreは12ドル」と覚えると、実際の請求額と食い違います。
同じ理由で、他社ツールと比較するときも単位をそろえる必要があります。
料金体系の考え方が違うツールを並べたい場合は、Zapierの使い方やn8nの使い方の記事も参考になります。
Makeのクレジットを使い切ったときに料金がどう増えるか
見積もりで一番外しやすいのが、想定よりクレジットを消費した月の扱いです。
公式の料金ページのFAQには、クレジットが尽きるとシナリオは追加されるまで動かないと書かれています。
止まる前に気づけるよう、利用率が75%と90%に達した時点で通知が出る仕組みも案内されています。
公式ヘルプが挙げている、使い切ったときの選択肢は3つです。
- サブスクリプションを上位のティアへアップグレードする
- 追加のクレジットを買い足す
- 追加クレジットの自動購入を有効にしておく
追加クレジットは1,000単位または10,000単位のバンドルで購入する形が公式に案内されています。
止まっては困る業務なら自動購入を有効に、費用を固定したいなら無効のままにして上位ティアへ移す、という選び方になります。
Makeの年払いは15%以上の割引になる
公式の料金ページには、月払いと年払いの切り替えが用意されています。
年払いの表示は「Save 15% or more」=15%以上の割引です。
同じクレジット数のティアでも、年払いを選べば実質的な月額が下がる設計です。
使う量がまだ読めない段階なら、月払いで1か月動かして実際の消費量を測る方が安全です。
1か月分のログを見てから年払いに切り替えても、割引そのものは受けられます。
逆に、毎月の消費量が安定している業務なら年払いを選ばない理由はほとんどありません。
Makeの料金を自分で見積もる4つの手順
ここまでの材料を、実際の見積もりの順番に並べ直します。
- 自動化したい業務を1本書き出し、シナリオに置くモジュールの数を数える
- そのシナリオが1か月に何回動くかを見積もり、モジュール数を掛けてオペレーション数を出す
- 非AIのアプリは1オペレーション=1クレジットとして換算し、クレジットを多く使うタグの付いた機能は個別に足す
- 合計を公式のクレジットティア(10k・20k・40k…)に当てはめて、必要なプランと金額を読む
5モジュールのシナリオが1日20回動くなら、月のクレジットは概算で3,000前後です。
この規模ならFreeの1,000クレジットでは足りず、Coreの10,000クレジットが最初の候補になります。
見積もりで見落としやすいのが、トリガーが複数のバンドルを返したときの増え方です。
公式ヘルプは、モジュールがバンドルごとに実行されるため、後段のモジュールがバンドルの数だけ走ると説明しています。
1回の実行で10件のレコードを拾えば、その後ろのモジュールは10回動く計算になります。
まずFreeで1本作り、実行ログで実際の消費量を確認してからティアを決めるのが確実です。
Makeの料金についてよくある質問
Makeは無料でも使えますか。
公式の料金ページによると、Freeプランは月0ドルで月1,000クレジットまで利用できます。ただしアクティブなシナリオは2本まで、実行間隔は最短15分、1回の最大実行時間は5分という制限があります。
Makeの一番安い有料プランはいくらですか。
2026年9月8日時点の公式表示では、Coreが月12ドルです。これは月10,000クレジットを選んだときの価格で、必要なクレジット数を増やすと同じCoreでも金額は上がります。
表示されている金額は税込ですか。
公式の料金ページには税の扱いが明記されていません。この記事では税抜表示とみて見積もる前提で整理しています。実際の請求額は公式の申し込み画面でご確認ください。
クレジットとオペレーションは何が違いますか。
公式ヘルプでは、オペレーションを「データを処理する、または新しいデータを確認するためのモジュールの1回の実行」と定義し、クレジットを購入して消費する通貨にあたるものとして説明しています。非AIのアプリでは1オペレーションが1クレジットにあたると記載されています。
クレジットを使い切ったらどうなりますか。
公式の料金ページのFAQによると、クレジットが追加されるまでシナリオは動きません。対処としてアップグレード、追加クレジットの購入、追加クレジットの自動購入の3つが案内されています。
年払いにするとどれくらい安くなりますか。
公式の料金ページには「Save 15% or more」と表示されています。具体的な差額は選ぶプランとクレジット数のティアによって変わります。
Makeの料金のまとめ
Makeの料金を読み解く鍵は、金額そのものではなくクレジットという単位にあります。
プランは無料のFree・月12ドルのCore・月21ドルのPro・月38ドルのTeams・問い合わせのEnterpriseの5段です。
有料3プランの金額はいずれも月10,000クレジットを選んだときの価格で、ティアを上げれば金額も上がります。
非AIのアプリなら1オペレーション=1クレジットなので、モジュール数×実行回数で必要量は概算できます。
まずFreeで1本作り、実行ログで実際の消費量を見てからティアを決めるのが、いちばん外れにくい進め方です。
困ったときの一次情報はMake公式のヘルプセンターに集まっています。
この記事の内容は2026年9月8日に公式サイト・公式ドキュメントで確認したものです。料金や仕様は変わりますので、最新の情報は公式ページでご確認ください。


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