会議の議事録づくりを自動化したいと調べていると、必ず名前が出てくるのがNottaです。
ただ「AI文字起こし」とだけ説明されることが多く、何がどこまでできるサービスなのかは掴みにくいところがあります。
そこで、Nottaの公式サイトと公式の製品ページに書かれている内容だけで、実体を整理しました。
この記事の情報は2026年9月11日時点のものです。
仕様は更新されますので、最新の内容はNottaの公式サイトでご確認ください。
【結論】Nottaとは会話を記録してテキストと要約に変える音声AIプラットフォーム
結論から書きます。
Nottaとは、会議・商談・インタビューなどの会話を記録し、テキスト化して、AIが要点まで整理するサービスです。
公式の会社概要ページでは「音声AIプラットフォーム」と説明されています。
正確には「日々生まれるバーバルコンテンツを記録し、理解し、活用可能な知識へと変える音声AIプラットフォーム」という記述です。
つまり文字起こしは入口で、目的は「会話を業務で使える形に変えること」に置かれています。
録音して終わりではなく、要約・共有・外部サービス連携まで含めて1つのサービスになっています。
Nottaとはどんなサービスか、基本情報を一覧で整理する
公式サイトに記載されている基本情報を表にまとめました。
| 項目 | 公式サイトの記載 |
|---|---|
| 提供会社 | Notta株式会社 |
| 設立 | 2022年5月25日 |
| 代表者名 | Ryan Zhang |
| 資本金 | 900万円 |
| 所在地 | 東京都千代田区神田神保町1丁目13 J.NODE神保町 4階 |
| 従業員 | 150名(グローバル拠点含め・2026年8月時点) |
| 対応言語 | 日本語・英語など58言語 |
| 提供形態 | Web版/iOS・Androidアプリ/Windows・macOSアプリ/Chrome拡張機能/AIボイスレコーダー |
| 料金 | フリーは0円、プレミアムは年間プランで月あたり1,185円(税込)から |
日本法人が運営し、データも日本国内に保管されると公式に明記されている点が、海外製の文字起こしツールとの分かりやすい違いです。
会社としての情報はNottaの会社概要ページに掲載されています。
Nottaでできることは「記録・整理・行動・共有」の4段階
公式のトップページには、体験の流れが4段階で説明されています。
- 会話を文字起こしする(オンライン・対面・電話・音声ファイル)
- AIが重要なポイント、話者、決定事項、タスクを抽出する
- 議事録、フォローメール、CRM更新用データをテンプレートで生成する
- 元の発言を見返して確認し、そのまま共有・送信・システム連携へ渡す
公式が強調しているのは「元の発言を参照しながら、そのまま業務に使える下書きとして活用できる」という点です。
AIが要約した内容が正しいか、元の音声にすぐ戻って確かめられる構造になっています。
公式に主な機能として挙げられているものは次のとおりです。
- 動画・音声ファイルの文字起こし
- Web会議・対面会議の文字起こし
- 話者識別
- 翻訳
- ナレッジ検索・引用元確認
- テキスト編集、フォルダ管理、単語登録
- カレンダー連携、Notionに同期、CRMに同期
- モバイル録音、リアルタイム文字起こし
Nottaとは誰が作っているサービスなのか
提供元はNotta株式会社です。
公式の会社概要ページには、設立が2022年5月25日、代表者名がRyan Zhang、資本金が900万円と記載されています。
所在地は東京都千代田区神田神保町で、従業員はグローバル拠点を含めて150名とされています(2026年8月時点)。
公式には、適格請求書発行事業者の登録番号も掲載されています。
経費で使う場合に確認しやすい形になっています。
販売事業者としての情報は特定商取引法に基づく表示に別途まとめられています。
公式には、問い合わせ対応時間は土日祝日を除いた月曜日から金曜日の10時から19時までと記載されています。
Nottaの文字起こし精度は98.86%と公表されている
公式のよくある質問に、精度の数字が明記されています。
「フォーマルな会議など、発言が明瞭で整然と行われる場面では、認識制度は98.86%以上です」と記載されています。
ここで見落としやすいのが、この数字に前提条件が付いていることです。
公式の精度解説ページには、測定条件が数字で書かれています。
静かな会議室(環境音が約40db)で、話者と外部マイクとの距離が1m、4名の会話(発言がかぶらないようにする)をテキスト化した結果で、当社調べとされています。あわせて「実際の精度は話し方や音環境により大きく変わります」と明記されています。
98.86%は理想的な収音条件での数字であり、ざわついた場所では下がると公式自身が書いています。
検討するときは、この条件と自分の使う環境を比べる読み方が必要になります。
精度が出ない原因として公式が挙げているのは、内蔵マイクのノイズ、話者との距離、8kHzの低いサンプリングレートにしか対応していないBluetoothイヤホンなどです。
詳しい対処は公式の音声認識精度を高めるページに載っています。
Nottaは58言語に対応している
公式のトップページには「日本語特化AIと58言語対応」と記載されています。
デスクトップ版の公式ページにも「日本語・英語など58言語に対応しています」と書かれています。
翻訳機能そのものは、本体プランとは別のアドオンとして販売されています。
公式の料金ページには、1か国語リアルタイム翻訳と2か国語文字起こし・翻訳の2種類が載っています。
どちらもプレミアム以上のプランでのみ購入できると明記されています。
翻訳ツール単体との使い分けはDeepLの使い方の記事もあわせて見ると判断しやすくなります。
Nottaの利用規模は累計1500万人と公表されている
公式のトップページに、利用実績の数字が掲載されています。
| 指標 | 公式トップページの記載 |
|---|---|
| 累計利用者 | 1500万人 |
| 導入企業 | 5,000社超 |
| 日経225銘柄 | 72%が利用 |
| ダウンロード | 200万ダウンロード突破 |
公式には、ITreview Grid Awardの「音声認識ソフト部門」「AI議事録自動作成ツール部門」「文字起こしソフト部門」への掲載が示されています。
公式の注記では、ITreview Grid Awardは投稿されたレビューをもとに四半期に一度ユーザーに支持された製品を表彰する場だと説明されています。
導入した企業の事例はNottaの導入事例ページにまとまっています。
Nottaとは1つのアプリではなく5つの入り口を持つサービス
Nottaを分かりにくくしているのは、製品が複数あることです。
公式サイトで案内されている入り口を整理しました。
| 製品 | 公式ページでの説明 |
|---|---|
| Notta Web版 | ブラウザで録音・文字起こし・AI要約をすぐに利用する |
| Nottaアプリ | スマホで録音からAI要約まで手軽に完結する |
| Nottaデスクトップ版 | PC作業中の音声をワンクリックで記録する。ボットなし録音とプライバシーモードに対応 |
| Chrome拡張機能 | Web上の音声をそのまま録音・文字起こしする |
| Notta Brain | 情報整理・分析・資料作成をAIでサポートするAIエージェント |
| Sales Agent | 商談記録の分析からフォローまでAIが支援する |
| Notta Memo | ネットがなくても録音できるカード型のAIボイスレコーダー |
有料プランはWeb版とアプリ版の両方に適用されると公式の料金ページに明記されています。
入り口ごとに契約を分ける必要はありません。
Notta Memoだけはハードウェアのため、公式の製品仕様に価格23,500円(税込)、発売日2025年6月16日と記載されています。
公式トップページでは、Type-Cケース付きの構成が25,500円(税込)と表示されています。
NottaのAIエージェント「Notta Brain」とは
文字起こしの先にある機能がNotta Brainです。
公式のNotta Brainページでは、情報の整理・分析をAIに任せる機能として説明されています。
公式に挙げられている動作は次のとおりです。
- 様々なファイルをアップロードできるデータベースを作り、必要な情報を引用・分析する
- 要約に留まらず、分析結果をスライドや画像として出力する
- Notta内の複数フォルダ、アップロードした画像・資料、インターネット検索結果を横断して分析する
- 会議に出ていなくても、リアルタイム要約で今の話題を確認する
Notta BrainのAI機能はクレジット制で、ナレッジベースQ&Aが100クレジット、画像生成が200クレジット、PPT生成が300クレジット、Excel/Word生成が200クレジットと公式に明記されています。
公式には「結果が正常に出力された場合のみ消費する」という原則も書かれています。
AIクレジットは全プランに月1,000クレジットが含まれると、公式の比較表に記載されています。
AIエージェントという言葉自体の整理はAIエージェントとは何かの記事をご覧ください。
Nottaのセキュリティ認証はISO 27001とSOC 2
法人で導入するときに最初に聞かれるのがここです。
公式のよくある質問には、2022年にSOC2認証報告書を取得したと記載されています。
2023年9月にはISMS国際標準規格「ISO27001」認証も取得したと明記されています。
Nottaのセキュリティページには、ISO 27001、SOC 2、HIPAA、GDPRが並べて掲示されています。
公式に記載されている技術的な対策は次のとおりです。
- バックアップデータを国内のデータセンターで保存し、災害復旧計画を立てている
- パスワードはすべてSHA256ハッシュアルゴリズムで処理し、ユーザーパスワードを転送・保存しない
- データセンターに保存された音声・画像・テキストはデフォルトで暗号化されている
- HTTPSを使用し、転送データは対称鍵暗号化と非対称鍵暗号化の組み合わせで暗号化されている
- 社内にCPO(最高個人情報保護責任者)とCISO(最高情報セキュリティ責任者)を設置している
公式には「すべてのデータは日本国内に保管されます」と明記されています。
法人向けの導入条件はNottaの法人向けページに案内があります。
Nottaで注意しておきたい範囲と条件
公式の記載から、先に知っておくと判断しやすい制約を挙げます。
- フリープランは1回につき3分まで、月120分までしか文字起こしできない
- 1回あたりの文字起こしは、有料プランでも5時間が上限
- 翻訳は本体プランに含まれず、プレミアム以上で購入するアドオン
- 「AI学習なし」を条件として選べるのはエンタープライズと士業向け特別プラン
- デスクトップ版のプライバシーモードはベータ版で、AI要約や企業向けの管理機能には対応していない
- 請求書払いはビジネスプランとエンタープライズプランのみで、プレミアムでは請求書を発行していない
- 解約しても利用料金の日割り計算による精算は行われない
とくに「プライバシーモードではAI要約が使えない」という点は、機密性の高い会議で使う予定なら先に確認しておく項目です。
公式は、この制約をデスクトップ版のページに自分で明記しています。
料金と条件の詳細は公式の料金ページで確認できます。
Nottaと汎用AIツールをどう使い分けるか
文字起こしそのものは、汎用のAIツールでもできる場面があります。
公式の情報から読み取れるNottaの位置づけは、会話を録るところから業務システムへ渡すところまでを一続きで扱う点にあります。
公式の外部サービス連携ページには、カレンダー・CRM・ビデオ会議・クラウドストレージなど20以上の連携先が掲載されています。
Salesforce、HubSpot、Notion、Slack、Zapier、Google Driveなどが名前を連ねています。
連携の一覧は公式の外部サービス連携ページで確認できます。
汎用ツールでの議事録づくりと比べたい場合は、ChatGPTで議事録を作る記事やAI議事録ツールの選び方の記事が比較材料になります。
Nottaとは何かについてよくある質問
Nottaとはどんなサービスですか
会議・商談・インタビューなどの会話を記録し、テキスト化してAIが要点まで整理する音声AIプラットフォームです。公式の会社概要ページでそのように説明されています。
Nottaはどこの国の会社が運営していますか
Notta株式会社という日本法人です。公式の会社概要ページには、設立2022年5月25日、所在地は東京都千代田区神田神保町と記載されています。
Nottaの文字起こし精度はどのくらいですか
公式には、発言が明瞭で整然と行われる場面で98.86%以上と記載されています。ただし静かな会議室で外部マイクとの距離が1mなどの条件下での当社調べであり、実際の精度は話し方や音環境で変わると公式に明記されています。
Nottaは無料で使えますか
フリープランが0円で用意されています。クレジットカードの登録は不要ですが、1回につき3分まで、月120分までという上限があります。
Nottaのデータはどこに保管されますか
公式のよくある質問に「すべてのデータは日本国内に保管されます」と明記されています。送信時・保存時ともに多重暗号化されるとも記載されています。
Nottaは何人まで同時に話者を分けられますか
公式は話者識別に対応していると記載していますが、人数の上限は公開されていません。精度の測定条件としては4名の会話が示されています。
Nottaとは何かのまとめ
- Nottaとは、会話を記録してテキストとAI要約に変える音声AIプラットフォーム
- 運営はNotta株式会社(2022年5月25日設立・東京都千代田区)
- 日本語・英語など58言語に対応し、公式の公表精度は条件付きで98.86%以上
- 入り口はWeb版・アプリ・デスクトップ版・Chrome拡張機能・Notta Memoの5つで、契約は共通
- ISO 27001とSOC 2を取得し、データは日本国内に保管されると公式に明記
- 料金はフリーが0円、プレミアムが年間プランで月あたり1,185円(税込)から
- 翻訳とNotta Brainはアドオンで別料金。プレミアム以上でのみ購入できる
文字起こしツールというより、会話を業務データに変えるための入り口と考えると位置づけが掴みやすくなります。
仕様と料金は更新されますので、導入前に公式ページで最新の内容をご確認ください。
この記事の内容は2026年9月11日に公式サイト・公式ドキュメントで確認したものです。料金や仕様は変わりますので、最新の情報は公式ページでご確認ください。


コメント